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  • パルチザンの理論 ――政治的なものの概念についての中間所見
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    ビジネス・実用

    4.0
    1巻1,287円 (税込)
    二〇世紀の戦争を特徴づける「絶対的な敵」殲滅の思想の端緒を、レーニン・毛沢東らの《パルチザン》戦争という形態のなかに見出した画期的論考。 === 王朝間の戦争を、傭兵を用い、「在来的な敵」を相手どって行なうゲームとすれば、ナポレオン軍に対抗したスペインのパルチザンは、史上初めて相手を、自らの実存を脅かす「現実の敵」と認識した。19世紀までのヨーロッパ公法は、主権国家と「正しい敵」(この「在来的な敵」と「現実の敵」)概念によって秩序づけられていた。20世紀はこの崩壊を目の当たりにする。一方、19世紀初頭以来萌芽状態にあったパルチザンは、レーニンと毛沢東によって革命と戦争の主役に躍り出るとともに、敵概念にも決定的変化をもたらした。爾来、「絶対的な敵」殱滅への道程が用意される。《パルチザン》をキーに20世紀の経験の変容を叙述した、シュミット政治学の白眉。 【目次】 はじめに 序論 Ⅰ この論文の出発点──一八〇八年から一八一三年まで Ⅱ われわれの考察の視界 Ⅲ パルチザンという言葉と概念 Ⅳ 国際法の状態への展望 理論の展開 Ⅰ パルチザン主義に対するプロイセンの不適合 Ⅱ 一八一三年のプロイセンの理想としてのパルチザンおよびその理論への表現 Ⅲ クラウゼヴィッツからレーニンへ Ⅳ レーニンから毛沢東へ Ⅴ 毛沢東からラウル・サランへ 最近の段階の局面と概念 Ⅰ 空間局面 Ⅱ 社会構造の崩壊 Ⅲ 世界政治との関係 Ⅳ 技術的局面 Ⅴ 合法性と正統性 Ⅵ 現実の敵 Ⅶ 現実の敵から絶対的な敵へ 訳者解説 第二刷への訳者あとがき

ユーザーレビュー

  • パルチザンの理論 ――政治的なものの概念についての中間所見

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    シュミット没後30年を迎えた昨年『 現代議会主義の精神史的状況 他一篇 (岩波文庫) 」』が文庫化されたのは、それが岩波文庫!ということも含めて画期的な出来事だったが、近年とみに高まるシュミットへの関心に比して、晦渋を極めるその諸著作について、専門書はともかく気の利いた一般向け解説書は少ないし、手軽に読める文庫本も限られているのが現状である。その中にあって本書はいち早く(1995年シュミット没後10年にあわせて)文庫化された。シュミットの他の著作に比して、立論はオーソドクスで奇をてらったところが殆どないのがその理由だろう。かつてクラウゼヴィッツが定義した外交の延長としての戦争から、ナポレオン戦

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    2023年12月29日
  • パルチザンの理論 ――政治的なものの概念についての中間所見

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    ネタバレ

    18世紀ドイツにおいては強い枠づけがなされることでの戦争の正規性が発展したため、敵はあくまでも慣習的な敵として深刻さを欠いた遊戯的な戦争であったのに対し、シュミットはナポレオンに対するスペインのゲリラ戦(パルチザン闘争)の非正規性、土着性に着目し、それが古典的な国家間による慣習的な戦争形態を変容させ、新しいラウム(空間)が開かれたとし、それを国家に代わる政治的なものの担い手として期待するのである。『パルチザンの理論』が「政治的なものの概念への中間所見」という副題をとっているのは、『政治的なものの概念』で示した、ヨーロッパ公法下での「慣習的な敵」と「絶対的な敵」という2種類の敵に加え、その間に「

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    2018年06月17日
  • パルチザンの理論 ――政治的なものの概念についての中間所見

    Posted by ブクログ

    カール・シュミットといえば、ごく短い時期とはいえ、ナチス側の第一の論客として活動したことがあり、戦後は危うく戦犯として処罰されかねなかった。もともと代議制の欠陥を強く指摘したシュミットは、あるいはニーチェと同様、いやそれ以上に、ヒトラー政権を生み出す機運に加担したと言えるかも知れない。
    それでもとりわけ近年はカール・シュミットに注目が集まっているように思える。それはやはり、緻密な社会・政治学思想として、そう簡単には看過できない独創的で秀逸な着想がそこに見られるからだろう。
    この本は1963年の刊行で、ナチズムとも代議制民主主義とも関係がない。
    ナポレオン軍が攻め入ったとき、スペインの民が、正規

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    2015年09月04日
  • パルチザンの理論 ――政治的なものの概念についての中間所見

    Posted by ブクログ

    パルチザンを「絶対的な敵」という概念で呼び、国家対国家の戦争での相手方とは異なり、国家間の武力行使を規律する枠組みにおさまらない対象となっていることを適切に表している(今はその枠組みの中に国家側は勝手に入れているわけだが。)。今の時代にあらためて読む意味のある本だと思った。

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    2009年10月07日

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