Posted by ブクログ
2020年05月30日
イラクのフセインは、イライラ戦争の後はクウェート侵攻、とせわしなく周辺国に攻め入った。そのときのアメリカ大統領、パパブッシュは、キリスト教の国がイスラム教の国を攻撃する十字軍の構図になってしまってはいけないと感じ、サウジアラビアも動かしてアラブ連合軍といっしょにクウェートを守るためイラクを攻撃した。...続きを読むしかし息子のブッシュは父の想いを完全に蔑ろにして、十字軍っぽく単独でイラクを攻撃してしまった。
フランスの移民政策は、徹底的に同化政策。政教分離。かつてフランス革命で平民がカトリック教会と王族から権利を奪い取ったから、聖職者は民衆の敵イメージが強い。
フランスではヒジャブや十字架は禁止。
ベルギーはヨーロッパの縮図と言われる。なぜなら、公用語として三言語あり、それぞれの言語ごとに警察が存在するが意思疎通できない。情報共有ができないので、テロリストの温床となっていた。
ハンガリーはベルリンの壁崩壊のきっかけを作った国。もともとオーストリアとハンガリーの間には鉄条網が張り巡らされていたが、1989年に民主化で鉄条網を撤去。すると、東ドイツからハンガリーへ観光名目で出た人々が、ハンガリーから西ドイツまで亡命できるようになった。
東西冷戦のきっかけは、ヤルタ会談(ルーズベルト、チャーチル、スターリンの会談)の約束をスターリンが破って、ポーランド、ハンガリー、ルーマニア、ブルガリアなどをドイツ軍から奪って勝手にソ連が占領し、ソ連よりの国を作った。
冷戦中、ロシアはひそかにアメリカに声をかけて、「今なら中国の核兵器は大したことないから一緒に攻撃してしまおうぜ」と誘ったらしい。しかしアメリカはソ連と中国が結託してアメリカへの抵抗勢力となるのを何より恐れていたので、新聞社へリークして中国とソ連を仲違いさせた。
プーチンはピョートル大帝をリスペクトしている?
ピョートル大帝は、それまで東ヨーロッパの弱小勢力に過ぎなかったロシアを大国にした、ロマノフ王朝最後の皇帝。造船ノウハウを得るために船大工見習いとして労働者と働いたエピソード。
アメリカでは、民主党を支持するのが黒人やヒスパニックなどの移民、高学歴エリート、女性、マイノリティなど。共和党の支持者は、北東部の富裕階級と、南部の低学歴の白人。
大統領選挙がアイオワからスタートするのは、最初の州なので全世界の注目を浴び、ホテル収入や広告収入がすごいから。
プロテスタントの人々は、労働こそ救済手段と考えて仕事に精を出す。資本主義はここから生まれた。
中国がAIIBを作ったのは、元を基軸通貨にするため。基軸通貨にはまだなれていないが、SDRには入れた。SDRとは、IMFが蓄えている擬似国際通貨で、外貨不足で困った加盟国にはIMFがSDRを貸し出し、他国に渡せばドル、ユーロ、ポンド、円、プラス人民元に替えてくれる。
元はドルベッグ制を取っていて、人民元が下がれば手元資金のドルを売って人民元を買って、人民元の価値を引き上げる。最近は中国経済の減速懸念から人民元が売られているので、どんどんドルを売ってしまって、手持ちの外貨準備が少なくなっている。
中国が社会主義を貫きながら資本主義を取り入れ出したのは、鄧小平の時代。
人民解放軍が名前を変えていないのは、国民党軍を駆逐した後も、台湾を解放するためにまだ使っているらしい。
京都議定書で定められた目標値6%減は、既に省エネが進んでいる日本では達成が難しかった。しかしリーマンショックで工場閉鎖などの不況になり、皮肉にもそのせいで達成してしまった。
太平洋戦争のきっかけ。日中戦争を非難されアメリカから石油購入の道を絶たれた日本はまず、インドネシアを油田を狙ってシンガポールを攻めた。真珠湾より先。
ウランを濃縮して原爆を作った副産物が劣化ウラン。
日米安保についていつも首を突っ込んでくるのが、アーミテージとナイの知日派。
安倍の新三本の矢は、①GDPを600兆円にする→算出方法を変えるというトリッキーな手段で切り抜けようとしている。②子育て支援、希望出生率1.8
③介護離職ゼロ社会
日本銀行に口座が持てるのは、一般人ではなく銀行のみ。金融機関だけが当座預金口座を持てて、その区分は「所用準備額」‥もし取り付け騒ぎなどが起こり一般人が一斉にお金を下ろしたときの最低限の準備金、と「超過準備」‥所用準備額の上限を超えた分の預金。こちらには金利がかかり、現在はマイナス金利である。
第一次世界大戦はなぜ起こったか?セルビアとオーストリアは、ボスニアの領土問題でくすぶっていた。ボスニアはセルビア人が多く住む土地だが、勝手にオーストリアが自分の国に併合してしまう。セルビアと同じスラブ系のロシア、またロシアと同盟関係のフランスがセルビア側につき、オーストリアにはドイツがつき、第一次世界大戦の構図になった。
アメリカは「干渉しないから、アメリカ大陸にも干渉しないで」という感じだったが、ドイツの持つ潜水艦でイギリスに出入りする船が狙われて、イギリスと多く交易をしていたアメリカ籍の船がたくさん攻撃され、ついに参戦した。