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  • らんまんの笑顔 「人間・牧野富太郎」伝
    4.0
    2023年NHK朝ドラのモデル、牧野富太郎。 この男、天才学者か借金王か!? 「こんだけ評判が分かれる男はめったにおらんぜよ」 土佐史談の名手・谷是が土佐弁丸出しの臨場感で語り下ろす怒涛のエピソード「世界のマキノ」94年の生涯。 貧乏学者は、いかにして世界的植物学者になったのか。 秘蔵の牧野の肉声音源もプラスし、これまた土佐出身の名物編集者・谷村鯛夢が書き留めた。 「多面体」レジェンドのリアル――それは、ファンタジーでも偉人伝でもない――「人間・牧野富太郎」伝。 【カバーそでから抜粋】 学会から圧迫され、裕福な酒造家の実家をつぶし、 借金まみれになるも、なぜか協力者が現れる。 貧苦の連続なのに、なんだか明るい不思議な物語。
  • 生命の旅、シエラレオネ
    4.6
    ひとつでも多くの生命を救いたい。国境なき医師団の小児科医のエボラとの壮絶な戦いや葛藤、かわいい患者のこどもたちの姿を通し、生命とは何か、利他とは何かを問う感動のノンフィクション。2014年12月、西アフリカのシエラレオネ共和国。致死率の高さから「殺人ウイルス」と恐れられるエボラウイルス病の治療センターに、「国境なき医師団」の小児科医として著者は派遣される。あっという間に生命が奪われていく壮絶な現場で出会ったのは、家族をなくしながらも必死に耐えて明るさを失わず、他のこどもの世話を買って出るこどもたちだった。前任地の南スーダンでの活動によるPTSDに苦しみ、生きる意味を見出せなくなっていた著者は、彼らによって次第に再生へと導かれて行く――。第20回開高健ノンフィクション賞最終候補作。
  • 消えた冒険家
    4.5
    〈息子の身に何が起こったのか? 〉 雪山登山から氷河、ジャングルまで数々の冒険を共にし、興奮と喜びを味わってきた一家。 だが、単身向かったコスタリカで息子は消息を絶ってしまう。 無事を信じる父親による、命をかけた執念の捜索が幕を開ける。 冒険旅行の魅惑と、親子の固い絆を描くノンフィクション。 ---------------------- 生物学者で冒険家の著者は、妻と二人の子どもを連れ、雪山登山や急流下り、世界各地へ旅を重ねていく。 だが単身冒険旅行に出た息子がジャングルの奥で行方不明に。 「自分が冒険など教えなければこんなことにはならなかったのだろうか」という後悔の念を抱きつつ、父は必死に捜索を続けるのだが……。
  • それでは釈放前教育を始めます! 10年100回通い詰めた全国刑務所ワチャワチャ訪問記
    -
    受刑者に人気の本は「日本地図」! 塀のない刑務所がある!? 網走刑務所で飼っている動物って?―― 全国の刑務所で続けている釈放前教育の実体験を もとに書き下ろした、涙と汗の刑務所訪問記。 <目次> はじめに 第1章 刑務所、どうなっているの? 第2章 それでは釈放前教育を始めます! 第3章 所内で過ごす1日24時間 第4章 もう戻ってくるんやないで おわりに
  • 田坂広志 人類の未来を語る~未来を予見する「12の洞察」~
    5.0
    欧州最高の知性、ジャック・アタリ絶賛の書! あのベストセラー『死は存在しない』(光文社新書)の著者による未来論。弁証法と複雑系の思想によって、パンデミック、AI、遺伝子工学、資本主義、民主主義、宗教、科学、アート、そして「不死」の未来を縦横に語る。第一部 未来を予見する「十二の洞察」/第二部 未来を予見する「五つの法則」/第三部 人類が直面する「五つの危機」。
  • 羊飼いの想い イギリス湖水地方のこれまでとこれから
    4.5
    暖かな陽の光、きらめく小川、鮮やかな緑に輝く牧場。持続可能な手法で羊たちを養い、豊かな土地と生活を子供たちへと継承するための方法を、今日も探し続ける。オックスフォード大卒の羊飼いがイギリス湖水地方の理想と現実を描く、『羊飼いの暮らし』続篇。
  • サリエーリ 生涯と作品 モーツァルトに消された宮廷楽長 新版
    4.0
    映画「アマデウス」では、天才モーツァルトを嫉妬に狂って殺した凡人として描かれたアントーニオ・サリエーリ。人気のスマホゲーム「Fate/Grand Order」でも、復讐者のサーヴァントとして登場している。 18世紀ウィーン音楽界で、孤児から宮廷楽長にまでのぼりつめ、ベートーヴェン、シューベルト、リストなど多くの逸材を育てた大作曲家であるサリエーリ。 晩年、モーツァルト毒殺の犯人に仕立て上げられた彼の「真実の姿」を、イタリア・オペラ研究家として名高い著者が、確かな検証と詳細な研究により、余すところなく描き出す。 日本で唯一と言えるサリエーリ伝。第27回マルコ・ポーロ賞受賞作品。 このたび、新たな事実を加えた充実の20ページを増補し、“新版”として復刊。 「サリエーリ全作品目録」「サリエーリ年譜」「ディスコグラフィ」など資料性も高い。 ▼目次 第1章 誕生から宮廷作曲家就任までの歩み 第2章 オペラ作曲家としての名声の確立 第3章 モーツァルトとの確執とサリエーリの円熟 第4章 モーツァルトとの和解とオペラ作曲家としての危機 第5章 オペラ作曲家の終焉 第6章 教育者としての活動と晩年の日々 第7章 モーツァルト毒殺疑惑に汚された最晩年と死 補章 現代のサリエーリ復興 付録1 ヴィーンにおけるイタリア・オペラ上演 付録2 イタリアにおけるサリエーリ作品の流布 サリエーリ年譜 ディスコグラフィ サリエーリ全作品目録ほか ※本書は紙の書籍では付録等の参考資料は逆開きでの構成でございましたが、電子書籍版では、本編の後に継続して読み進める仕様となります。付録等の資料は横書きとなります。あらかじめご了承くださいませ。
  • 戦艦 マレー沖海戦
    -
    大木毅監修・シリーズ〈人間と戦争〉4 監訳・解説:戸髙一成(呉市海事歴史科学館〔大和ミュージアム〕館長) 1941年12月10日、日本海軍航空隊の索敵機は、イギリスの最新鋭戦艦プリンス・オブ・ウェールズと巡洋戦艦レパルスをマレー沖約50マイルにて発見した――日英両軍の資料を駆使して世紀の海空戦を克明に再現、海軍戦略を根本的に変えた2艦の最期を鮮やかに描く
  • 道化師政治家の時代 トランプ、ジョンソンを生み出したアルゴリズム戦略
    -
    トランプ、ジョンソン、ボルソナロ、サルヴィーニ……IT技術を駆使して大衆の中にある陰謀論思考や差別感情、被害者意識を掘り起こし台頭した支配者たちはどこへ向かうのか。国末憲人(朝日新聞編集委員兼論説委員)解説。

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  • 【特別描きおろし付き】美人画報ベスト 電子限定合本版
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【電子限定】あの大ヒット美容イラストエッセイ『美人画報』が、新表紙+描きおろし2編を加え、再編集&合本のベスト版として新装刊。400ページ超の大ボリューム決定版です! なぜ人はダイエットをするのか? 締め切りが近づくと食欲が増すのはなぜ? 今年の夏もいろんな買い物をした。美しい人の美しい所作の話などなど……安野モヨコが綴った、美容とファッションと美しさについてのイラストエッセイ51編が、令和に復活! 化粧品やサロンの情報は、なつかしさを感じるほど当時のままではありますが、キレイになろうとして失敗する、でもくじけない(こりない?)というこの情熱は変わらない! 初めて読む人もきっと楽しめる1冊です。 描きおろしでは、安野モヨコの最近の美容事情、そして仕事にまでなった着物についての2編を掲載。 連載当時からン十年を経て、人はそんなに変わらないということがわかります! 目次より一部抜粋 特別描きおろし 美人画報 令和版1 ・ついに50歳に……思えば遠くまで来たものです。なってわかる、似合うもの似合わなくなったもの 特別描きおろし 美人画報 令和版2 ・着物はついに、趣味をこえて自分のブランドをスタート。着姿にみる理想と現実……。 ・「手のひらから……ああ……なんかポワ~」 やせる気功実況中継  ・「おはよーニッポン」美しい女は美しい日本語から生まれる ・冬の完璧ボディ計画。彼と別れてキレーになる!? その極意は「逆境で爪を研げ!」 ・バンドエイドが突然開眼! シヴァリスへ。下着歴13年記マンガ家編 ・美しい足指。美しいかかと。フットケアは美しい。それは男女の仲促進にコーケンするかも!? ・パーティーと着物とマダムの関係。 今年こそは!「着物道入門宣言」 ・女の至福は指先に彩られる宝石。そう、ネイルのことよ! 他、全51編収録 本書は、文庫版『美人画報』(2004年)、文庫版『美人画報ハイパー』(2006年)、文庫版『美人画報ワンダー』(2006年)の電子書籍版を抜粋・再構成し、新たに描き下ろしを加えたものになります。それぞれの初出は以下の通りです。また、本書に掲載された化粧品・お店の情報などは単行本刊行当時のもので、現在は変更になっている場合があります。 『美人画報』:「VOCE」連載『美人画報』(1998年5月号ー2000年2月号)を加筆訂正し、1999年12月小社より刊行。 『美人画報ハイパー』:「VOCE」連載『美人画報』(1999年12月号―2001年8月号)を加筆訂正 し、2001年9月小社より刊行。 『美人画報ワンダー』:VOCE」連載『美人画報』(2001年9月号ー2003年8月号)を加筆訂正し、2003年11月小社より刊行 *******************************
  • コ・イ・ヌール なぜ英国王室はそのダイヤモンドの呪いを恐れたのか
    3.7
    英国王室の王冠で光り輝く、コ・イ・ヌール(光の山)と呼ばれる巨大なダイヤモンド。権力や富をもたらすと信じられたその宝石は、これまで数々の権力者に崇められると同時に、数多くの悲劇や凄惨な出来事を巻き起こしてきた──。豊富な資料を駆使して世界一有名なダイヤモンドの数奇な物語を描く、傑作ノンフィクション!/【目次】はじめに/第一部 玉座の宝石/第一章 インド前史のコ・イ・ヌール/第二章 ムガル帝国のコ・イ・ヌール/第三章 ナーディル・シャー イランのコ・イ・ヌール/第四章 ドゥッラーニ帝国 アフガニスタンのコ・イ・ヌール/第五章 ランジート・シング ラホールのコ・イ・ヌール/第二部 王冠の宝石/第六章 灰の町/第七章 少年王/第八章 イギリスへの道のり/第九章 万国博覧会/第十章 最初のカット/第十一章 ヴィクトリア女王の「忠実なる臣民」/第十二章 宝石と王冠/第十三章 「我々はコ・イ・ヌールを取りもどさねばならない」/謝辞/訳者あとがき/文庫化に寄せて
  • 不気味の穴 恐怖が生まれ出るところ
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 漫画界のアカデミー賞といわれるアイズナー賞を4度受賞し、アメリカ、フランスをはじめ世界中で大人気の鬼才・伊藤潤二。画業35周年を迎えたいま、はじめて自らの頭のなかをさらけ出す待望の一冊。名作が生まれた裏話から、アイデアの源泉、キャラ、ストーリーへの思いまで……。奇想天外・奇奇怪怪な世界の作り方をぜんぶ書く!
  • 牧野富太郎・植物を友として生きる
    -
    朝ドラのモデルとして話題! 小学校中退→実家が破産→極貧→世界的植物学者波瀾万丈すぎる男の生涯とは――牧野富太郎は、NHK連続テレビ小説『らんまん』の主人公のモデルとなった人物。本書は、牧野富太郎の歩みをハイライトごとに描き、まるでドラマを見ているかのように、その波瀾万丈の生涯をたどることができる。多くの苦難を味わいながらも、「日本植物学の父」といわれるほどの学者となった牧野の生涯は、多くの人々に勇気を与えてくれるはず! (本文より)これからはじまる本編を読むと、周囲を気にせず、ただひたすら我が道を行く富太郎の姿に、ときには苛立ちを覚えるかもしれない。特に壽衛の苦労を思うと、彼に嫌悪感を抱く方がいてもおかしくはない。だが、同時に、羨ましくも思えるのではないだろうか。誰に何を言われても、どれほど疎まれても恨まれても、ときには大事な家族に無理を強いてでも――けっして自分を偽らず、寝食を忘れて好きな植物に熱中する富太郎を、心のどこかで羨ましいと感じるのではないだろうか。
  • 私だけの北極点 北緯88度40分
    4.0
    地球のてっぺんに立ちたい。――素朴な憧れから、踏破計画を立て、肉体を鍛え、遠征隊を組織し、ついに氷に閉ざされた酷寒の地へ。北極点まであと一歩と迫りながら、無念の涙をのんだ和泉雅子が、大自然の厳しさ、美しさ、人々のあたたかな心、そしてどんな苦しみにも負けなかった忍耐と勇気を、爽やかに感動的に描く。
  • 牧野富太郎 草木を愛した博士のドラマ
    -
    【内容紹介】 2023年・前期連続テレビ小説『らんまん』のモデルは、日本の植物学の父、牧野富太郎(主演・神木隆之介)です。 本書では、牧野富太郎の①生涯、②家族や友人、大学の仲間など関係する人物、③出身地の佐川、高知、活躍した東京などの足跡を掲載し、牧野富太郎の人生と生きた時代に迫ります。 「第1章 牧野富太郎の生涯」では、高知県の佐川に生まれ、草木に興味を持った少年が上京し、東大の植物学教室に出入りして活躍する様子を描きます。富太郎の活躍の背後には、家族、友人たち、応援してくれる人がいました。そうした人たちとのかかわりの様子が見えてきます。 「第2章 牧野富太郎をとりまく人々」では、そうした人々について、詳しく紹介していきます。 そして「第3章 牧野富太郎の足跡案内」では、牧野富太郎ゆかりの地を紹介します。本書を片手に、訪れてみてはいかがでしょうか。 【目次】 はじめに 第1章 牧野富太郎の生涯  1 昭和天皇から届いた「アイスクリーム」  2 佐川の野山で草木を探しまわって  3 寺子屋・私塾などでの学び  4 佐川の教育が生んだ偉人たち  5 初めての上京、東京の学者たちとの交際スタート  6 学歴はなくても植物分類をめぐって友人と切磋琢磨  7 『植物学雑誌』発刊と『日本植物志』をめぐって  8 植物標本と精密画・印刷  9 一目惚れと恋愛結婚  10 矢田部良吉博士からの東大植物学教室出入り禁止とその後  11 困窮する富太郎を支えた愛妻寿衛子の地道な努力  12 膨大で貴重な採集品  13 植物好きの子どもたちとの交流と笑顔  14 スエコザサ  15 理学博士・日本学士院会員・文化勲章への路  16 研究者・富太郎の学問信条  17 ユニークな提言と植物学の日  18 草木の精  19 旅を終えて 第2章 牧野富太郎をとりまく人々  1 家族   牧野浪子/佐平/久寿  牧野寿衛子 牧野鶴代  2 佐川の人たち   伊藤蘭林  田中光顕 古沢滋  黒岩恒  土方寧  広井勇  堀見克礼  吉永虎馬    3 高知の人たち   板垣退助  永沼小一郎    4 当時の学者たち   小野蘭山  飯沼慾齋  シーボルト  伊藤圭介  川本幸民  マキシモビッチ  福沢諭吉  小野職愨  田中芳男  杉浦重剛  小藤文次郎    5 東大植物学教室の人たち   矢田部良吉  平瀬作五郎  松村任三  大久保三郎  染谷徳五郎  三好学  白井光太郎  伊藤篤太郎  池野成一郎  川村清一  服部広太郎  三宅騏一  田中貢一  松崎直枝  籾山泰一    6 東京帝国大学の人たち   浜尾新  菊池大麓  箕作佳吉  桜井錠二  岡村金太郎  五島清太郎  朝比奈泰彦    7 富太郎の支援者・教え子たち   太田義二  五百城文哉  渡辺忠吾  村越三千男  中村春二  安達潮花(初代)  昭和天皇  檜山庫三  上村登   第3章 牧野富太郎の足跡案内  1 佐川町   旧伊藤蘭林塾  金峰神社  佐川町立佐川地質館  佐川町立青山文庫  佐川文庫庫舎  青源寺  司牡丹酒造  牧野公園  牧野富太郎ふるさと館  名教館    2 高知市   高知県師範学校  高知県立高知追手前高等学校  高知県立牧野植物園  3 越知町   横倉山自然の森博物館  仁淀川  4 東京   飯田町  学士会館  神田錦町  小石川植物園  東京大学本郷キャンパス  上野恩賜公園  天王寺墓地  根岸  青山練兵場 荒木山  東京大学駒場キャンパス  小岩菖蒲園  練馬区立牧野記念庭園  成蹊学園  東京都立大学牧野標本館  5 各地   仙台市野草園  会下山小公園   おわりに 牧野富太郎略年譜
  • 名スカウトはなぜ死んだか
    -
    豪速球投手・新垣渚の入団交渉のさなか突然自殺したオリックス編成部長・三輪田勝利。イチローを発掘した男は「裏金1億円」に悩んでいた……。早大野球部同期の親友が「誠実無私の人柄、波乱の野球人生」を綴った鎮魂の書。 目の前には東シナ海に続く那覇港が広がっている。眼下に遺体が発見された1階のひさしがある。 「ケン、ここだったのか」 私たちが“ケン”と親しみを込めて呼んだ三輪田勝利が逝って、もう4年。心よりの哀悼の意を込めて霊前に捧げたい。 ●三輪田さんなくして、いまの僕はありえません……イチロー【シアトル・マリナーズ外野手】
  • ひとりも、死なせへん2
    4.3
    前作『ひとりも、死なせへん』に続き、 2021年8月より2022年5月までの、 長尾和宏のブログより主にコロナ関連の記述を 抜粋し加筆したものである。 なぜ長尾は、批判を承知でワクチン接種を取りやめたのか? ワクチン後遺症の人たちへの救済に走り出したのか? そしてこの10カ月、医療と、メディアと、国は何をして何をしなかったのか… 本書は、すぐに色々忘れてしまう我々国民が、 絶対に忘れてはならない10カ月の記録でもある。 「僕は陰謀論者でも右でも左でもない。これは、町医者が見た現実だ」 ◎国がコロナを「5類」にしたがらないのはなぜか?   ◎肥満・タバコ・高齢男性が重症化のリスク  ◎PCR陰性のコロナ肺炎はどうするの? ◎街角無料PCRは税金の無駄遣い!  ◎マスコミは「コロナで死亡」は大きく報じても 「ワクチン接種後死亡」や「ワクチン後遺症」は報じない。 ◎閉じ込めたら認知症が悪化するのは当たり前!  ◎若い世代への ワクチンは、デメリットしかない。 ◎関節リウマチなどの膠原病や帯状疱疹が急増中!  ◎誰も知らない「イベルメクチン」の不都合な真実……。 僕は大馬鹿者だったが、思い返すとあの頃は、仕方がない選択だった。 当院では、もう二度とコロナのmRNAワクチンを打たないことを決めた。 毎日のように届く「長尾死ね!反ワク!」という批判。 殺されるかなと思う夜もあるが仕方がない。自分に嘘はつけない。 専門家は、アホのひとつ覚えのように、 「ワクチンのメリットがデメリットを上回る」と言うが、 そんな全体主義の論理は、欺瞞だ。 「私の人生を返してください」という声に、国も向き合ってほしい。 コロナ禍で「思考停止」しているすべての人、必読の書。
  • DJふぉい フォトエッセイ 「#チラ裏」
    -
    日々、SNSやメディアを賑わせているYouTuber・DJ社長率いる5人組グループ「Repezen Foxx」。同グループの中でナンバー1のビジュアルを誇り、男性女性問わず人気を集めているのがDJふぉいだ。YouTubeでは自身の恋愛観や価値観に沿ったストレートな物言いで多くの支持を集め、普通なら彼を避けてしまうような「陰キャ男子」までもが恋愛を相談する不思議な関係性が出来上がっている。カッコイイけど嫌味じゃない、男も憧れるセクシーさは、ふぉいのどんなバックグラウンドや経験によるものなのか。NG一切なしのロングインタビューで、女性観、セックス観まで赤裸々に語り尽くす初のフォトエッセイ。撮り下ろしフォトパートでは、DJふぉいの危険な魅力を存分にパッケージしたスタジオ撮影、「もしふぉいとデートをしたら?」を女性目線で撮り下ろしたifデートロケグラビアも収録。
  • 北関東の異界 エスニック国道354号線―絶品メシとリアル日本―
    3.8
    群馬県高崎市から茨城県鉾田市まで北関東を横断する一本の道、誰が呼んだか「エスニック国道」は知る人ぞ知る異国飯の本場だ。外国人労働者が集まるレストランやモスク、ときには彼らの自宅で著者がふるまわれるのは、湯気立ち上る皿、皿、皿。舌鼓を打ちつつ目撃したのは日本の屋台骨を支える「見えない人々」の姿だった。この国道はひと味違うぜ!
  • 女の旅
    -
    小説家。人妻。五〇歳。 旧赤線街、ストリップ、ラブホテルーー日本全国の色街をひとり彷徨い、男と、セックスと、女の生き方を問う。 情念のハードボイルド・エッセイ。 <目次> なんば・・・ずっと男が怖かったのだということを、女性とセックスして思い出した。 広島・・・・人生は思い通りにならない。けれど、それが不幸だとは限らない。 渡鹿野島・・あんたたちだって、セックスしてんだろ? セックスして生まれてきたんだろ? 加太・・・・セックス、性欲は私にとっては自分の人生を破壊した罪悪だった。 岐阜・・・・彼女は誰のものにもならないまま、あるとき、永遠に皆の前から消えてしまう。 十三・・・・当たり前に「若い女」を享受している人たちとは、違う世界に生きているから。 彦根・・・・社会からこぼれ落ちた、まっすぐ生きられない人間ーーそれは、私自身だった。 六本木・・・痛めつけられたい、虐められたい、支配されたい。好きな男になら、何をされてもいいと思っていた。 五条楽園・・赤は女の色だ。毎月血を流す度に、そう思う。子も産まぬのに、まだ、血を滴らせている。 山形・・・・死の匂いが漂う場所で、自分が生きていることを確かめているのだろうか。 生駒・・・・人前に出ることは、傷つけてくれと言っているようなものだと、たまに考える。 小倉・・・・善と正義を掲げ、それに外れた人々を糾弾する声がネットや実社会にも溢れていて、しんどい。 梅田・・・・いっそ、そうして誰かに殺されるほうが、自死を選ぶより楽な死に方だと思っていた。 道後・・・・私の「幸せ」は、世間が言う「女の幸せ」ではないかもしれないけれど。 別海・・・・どうしてあんな醜い女が男たちからの金で働かずに生きられるの。 渋谷・・・・四十歳なんて、水の中で息を止めるように、一瞬だけ我慢して、乗り越えたらよかったんだよ。 姫路・・・・私は長い間、ラブホテルでしかセックスをしたことがなかった。 城崎・・・・暗鬱な日常から自分を救ってくれるのは、セックスだけのような気がしていた。 比叡山・・・愛や恋などではなく、ただ、男が必要だ。 鳥辺野・・・「女」として生きていたいから、男という存在への執着が強くなる。 別府・・・・「運転手とバスガイドって、デキてるんですか?」どうせなら、一回だけでもやっときゃよかったな。 芦原・・・・踊り子の裸は、女の人生が浮き彫りになる。だから私は、若くない踊り子のステージを見るのが、好きだった。 宮津・・・・私は、底辺なのだ。人としても、女としても、劣等生だというのを、思い知らされた。 長崎・・・・この世に、「女」であることで金銭を得たことがない者が、どれだけいるのだろうか。 高知・・・・背徳的な欲望を持った人間は、逃げ場を失って、どこに行けばいいのだろう。どうやって生きればいいのか。 恐山・・・・若い頃は、死にたいと思わない日はなかった。けれど私は図太く生きながらえてしまい、五十歳を迎えようとしている。 甲子園・・・人は弱い生き物だ。様々な鎧を纏って心身を守り、生きている。 飛田新地・・多くの人が、必死に取り繕っているだけで、正しく生きてはいないのだ。 祖谷・・・・私だって、綺麗な若い女だったなら、AVに出たかった。 熊野那智・・ああ、死後の世界はこんなふうに闇しかないのだと思った。地獄も極楽もない、ただの闇。 福島・・・・セックスでしか癒されない、セックスでしか救われないものが人にはある。 浅草・・・・めんどくさい「女」という性を捨てきれず、あがきながら、私は年を取る。 ーーーーーーーーーーーーーー ◉プロフィール 花房観音(はなぶさ・かんのん) 1971年兵庫県生まれ、京都府在住。2010年『花祀り』で第一回団鬼六賞大賞を受賞しデビュー。官能小説やホラー小説、エッセイほか執筆活動の傍ら京都観光のバスガイドを務めている。
  • 子どもたちの命と生きる―大河小学校津波事故を見つめて
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「学校が子どもの命の最期の場所になってはならない」。児童74名と教職員10名が犠牲になった大川小の「あの日」から、何を学ぶのか?遺族が涙した司法の「寄り添い」…12年目にして語る遺族の手記と、未来へ託すメッセージ。【推薦】尾木直樹(教育評論家)、竹下景子(俳優)、河上正二(法学者)、大谷昭宏(ジャーナリスト)
  • ルポ 差別と貧困の外国人労働者
    -
    日本経済にとって、外国人労働者は都合の良い存在であり続けた。企業の繁栄を支え、あるいは不況企業の延命に力を貸してきた。しかし日本は、その外国人を社会の一員として明確に認識したことがあっただろうか。低賃金、長時間労働、劣悪な環境、パワハラ、セクハラ……中国人研修生・実習生と日系ブラジル人を中心に、彼ら・彼女らの心の痛みを描きながら、日本社会をも鋭く映す、渾身のルポルタージュ。新原稿を加え文庫化。
  • 同人AV女優 貧困女子とアダルト格差
    3.5
    「性」と「金」の地殻変動に迫るルポ___ 2022年6月に成立したAV新法は、AV業界に大きな混乱を巻き起こした。 厳しい規制と1社独占の異常な搾取構造で、「仕事がない、稼げない、制限が多い」 の三重苦に見舞われるAV業界は、いまや地獄の様相を呈している。 そうした中、デジタルネイティブのZ世代の女性を中心に参入が相次ぐのが、「同人AV」というジャンルだ。 本書では、同人AV女優となったZ世代の元地下アイドル、コンサル出身のポルノハブ・プロデューサー、SNSを駆使して下着や動画を売る主婦――当事者の証言をもとに同人AV業界、性のデジタル化の実態に迫る。 取材で見えてきた「裸の格差」とは――。
  • 零戦の秘術
    3.3
    零戦は、なぜ強かったのか。その秘密とは? 天才的撃墜王・坂井三郎と名機・零戦の組み合せが人間と機械に想像を越えた能力を発揮させた。坂井は零戦をどのように駆使したのか。そして零戦は坂井にどう応えたのか。零戦の強さの秘密を科学的に解明するとともに、戦闘機乗りの超人的な精神と究極の技倆を明らかにする新たなる〈零戦伝説〉! 零戦のハイテクと、人間・坂井三郎の飛行技術を追究した著者渾身の書!!
  • 山下奉文大将、本間雅晴中将はどう裁かれたのかーBC級戦犯裁判とは何か
    -
    米最高裁の判断を初公開。「戦犯裁判」の法的根拠を粉砕。「靖国神社参拝は日本人の使命!!」。中西輝政氏大絶讃!! ●京都大学教授・中西輝政氏 この本は、対日戦犯裁判の違法性を完全なまでに証明している。そして、A級、B級、C級それぞれの戦犯の定義を豊富な資料から初めて法的に確定し、その後の「歴史観」に与えた影響までも論証している。また、GHQが押しつけた『太平洋戦争史』がとんでもないプロパガンダ本であるという事実、あるいは米最高裁が下したBC級戦犯に対する判断の内容などは、日本人にとっては正に目から鱗、ではないだろうか。一級の資料的価値ある好著。日本人必読の書である! ●1970年代から80年代にかけてのイギリスは「落日の大英帝国」と呼ばれたように、今の日本と同じ悩みを持っていた。学生の学力低下、少年犯罪の増加、就職を拒否する若者の増大などに悩まされていた。当時の教科書はイギリスの植民地支配を醜い豚のように描いた自虐史観であった。サッチャーはこれを学生たちが自国の歴史や文化、宗教に対して誇りの持てる教科書、教育へと修正し、「落日の大英帝国」を立ち直らせるのである。なぜ自虐史観ではだめなのか。間違いなくその国家は衰亡するからである。――<「プロローグ」より> 本作品は、2005年7月、小社より単行本として刊行された「南十字星に抱かれて―凛として死んだBC級戦犯の『遺言』」を改題し、電子書籍化したものです。
  • 還暦後の40年
    3.5
    長生きはリスク、そう感じている人が多いと思います。本当にそうでしょうか。本書はデータによって、老後の真実を描きます。
  • 近くて遠いままの国
    -
    「僕にとっての韓国」って、なんなのだろう? 在日コリアンに対するヘイトデモなどをモチーフとした小説と、自分と韓国との関わりを綴ったとエッセイで「作家・平山瑞穂にとっての韓国」を探る。
  • 白装束集団を率いた女
    4.3
    2003年4月末に突然あらわれた〝真っ白〟な集団。奇怪な装束と行動で話題をさらった千乃正法会/パナウェーブ研究所とは。彼らは何を信じ、何を求めていたのか。「教祖」である千乃裕子の生涯をたどり、その謎を解き明かす。
  • コロナ期の学校と教育政策
    -
    権力者は教育を支配する。だから、自由な人間は権力者の言葉を鵜呑みにしない。コロナ禍の日本。国、自治体、学校は子どもに何をしたのか。大人たちはどう対応したのか。元文部科学事務次官の著者が、コロナ期の教育を徹底検証する。
  • コロナショック・ドクトリン
    -
    新型コロナウイルスの感染が爆発するなかで、安倍・菅政権が打ち出し、岸田政権に引き継がれた経済政策。それは、コロナ禍を利用し、貧しい人々や中小企業を切り捨てる、新自由主義の攻勢を宣言する内容のものだった。気鋭の経済学者がその実像を探る。
  • 捨てる家族
    -
    母と娘だからこそ起こる、すれ違い、わだかまり、そしてゆがみ。でも、わたしは信じたい。悲しみ、傷つき、ぼろぼろになった二本の線が、やがて一筋の光のように重なる瞬間がくることを。親子の崩壊と再生を描くノンフィクション!
  • 団地と共生
    3.0
    外国人の住人が多いことから、一時期は「チャイナ団地」と揶揄された埼玉県の川口芝園団地。高齢者と外国人が集住する場所としての「団地」で、30代で自治会の事務局長となった著者が、人々の共住と共生の可能性を探った2000日の記録。
  • 定点観測 新型コロナウイルスと私たちの社会 2022年前半
    -
    2021年末まで激減していた全国のコロナ感染者数は、年が明けると激増し、過去最大の10万4169人となった。オミクロン株の猛威が私たちに襲いかかるなか、政府のコロナ対策は止まっている。コロナ禍の日本社会を「定点観測」するシリーズの第5弾!
  • 文学・哲学・感染症
    -
    気鋭の研究者たちが、コロナ禍の文学と哲学、そして歴史について語る。コロナ禍でおこなわれた東京大学東アジア藝文書院オンラインワークショップの記録。
  • 沖縄の街で暮らして教わったたくさんのことがら
    3.5
    不条理に覆われた南の島での生活は、ときに明るく、ときにせつない。なぜ沖縄を選んだのか。どんな暮らしが待っていたのか。いまも押しつけられている「分断」。それを前提としながら「沖縄」を消費する私たち。「内地」と沖縄との二拠点生活を綴る。
  • 線上に架ける橋
    4.5
    平手友梨奈、三浦春馬、上野樹里、松岡茉優、木村拓哉、『鬼滅の刃』『いだてん』『翔んで埼玉』『エヴァンゲリオン』……。人物を、作品を、船を運ぶ透明な水のように、ていねいに伝達する。オンラインで活躍する著者の第1作目となる芸能時評!!
  • 定点観測 新型コロナウイルスと私たちの社会 2021年後半
    3.0
    東京オリンピック、デルタ株、総選挙、そしてオミクロンの兆候。コロナ禍における社会の動向を定点観測する企画の第4弾!
  • 日本の脱獄王
    -
    四つの刑務所を脱獄した白鳥由栄の手口は、神業といわれた。そして、その根底には、非人間的な看守がいると報復で脱走するという思想があった。漫画『ゴールデンカムイ』の白石由竹のモデルとなった脱獄王の数奇な生涯を、本人の証言を元に探る。
  • 香港存歿
    -
    中国の統制が強まる香港。自由が制限され、言論が弾圧されながら、ペンを剣にして政府に抗い、社会運動にも積極的に参加する哲学者がいる。香港は絶望から脱出することができるのか。渾身の力で発する張燦輝の言葉に、かすかな希望の光を感じる。
  • Japと呼ばれて
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日本人の血を受け継ぎながらも、米兵として出兵したという日系二世の数奇な運命をたどる。
  • 花嫁のアメリカ[完全版]
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日本を離れ、アメリカで暮らす「戦争花嫁」。数奇な運命をたどった女性たちを1978年に取材した江成は『花嫁のアメリカ』を、そして20年後に再び女性らの元を訪ねて『花嫁のアメリカ 歳月の風景 1978-1998』を刊行。本書では、この2冊を合本することにより、戦争花嫁たちの人生をたどる。
  • 日本一の幽霊物件 三茶のポルターガイスト
    5.0
    【三茶のポルタ―ガイスト】として映画化!  絶対に”なにか”いると噂の稽古場。これは一体、土地の因果か、誰かの怨念か――? 30年にわたって“出続けている”心霊現象を追う、リアル怪談ドキュメント。    「各階の間取りがすべて違う」。思えば最初から違和感はあった――。幼少期から霊感を持つ横澤は、主宰する劇団の稽古場を構えようと東京・三茶のビルを訪れる。その造りに不安を抱くも、駅近から契約を結ぶ。が、入居早々、エレベーターの床が水浸しに。そこには、大家から「絶対に話かけてはならない」と聞かされていた“異形”の者が立っていた……。【三茶のポルタ―ガイスト】として映画化! ”出る”と話題のヨコザワ・プロダクションの30年にわたる心霊現象を追った、怪談ドキュメント。
  • 金子みすゞと詩の王国
    5.0
    「人間・金子みすゞ」の真の姿に迫る 新しいみすゞ像と名詩60作を徹底解説! 金子みすゞの詩というと、優しくて可愛らしい作風を連想します。しかし残された五百余編は幅広いテーマを含み、意欲的に創作されたものです。一人で生まれ、一人で死んでいく人間の根源的な孤独、子ども心のあどけなさと寂しさ、小さな命の愛しさ、宇宙の成り立ち、さらに童謡詩の範疇(はんちゅう)を超えて、女性の生き方にも筆を広げています。これらの詩は、みすゞの人生の哀歓とも関わっているのです。 金子みすゞの希望と挫折の生涯、大正デモクラシーの理想から生まれた童謡詩の盛衰をたどりながら、珠玉の名詩60編を文学の視点から読解する新しいみすゞ論。NHK「100分de名著 金子みすゞ詩集」で指南役を務めた著者が、番組テキストに大幅に加筆。図版写真97点、実弟の日記を収載の決定版。心に響く暖かな言葉の王国へいざなう。 ◆金子みすゞ(かねこ・みすず) 詩人。本名テル。1903(明治36)年、山口県生まれ。下関の書店員だった20歳で詩作を始め、雑誌「童話」「赤い鳥」に投稿。詩人の西條八十に絶賛されるも、生前に詩集はなく、1930(昭和5)年に自死。代表作「私と小鳥と鈴と」「大漁」「蜂と神さま」「こだまでしょうか」。 ◆松本侑子(まつもと・ゆうこ) 作家・翻訳家。『巨食症の明けない夜明け』すばる文学賞。『恋の蛍 山崎富栄と太宰治』新田次郎文学賞。訳書に日本初の全文訳・訳註付『赤毛のアン』シリーズ(文春文庫)。著書に、金子みすゞの弟で脚本家の上山雅輔(かみやまがすけ)の日記から判明した新事実に基づいた伝記小説『みすゞと雅輔』。
  • つけびの村 ~山口連続殺人放火事件を追う~
    値引きあり
    3.6
    “うわさ”が5人を殺したのか?  この村では誰もが、誰かの秘密を知っている。  2013年7月、わずか12人が暮らす山口県の限界集落で、一晩のうちに5人が殺害され、2軒の家が燃やされる事件が発生した。凶行に及んだ男が家のガラス窓に残した貼り紙に書かれてあった「つけびして 煙り喜ぶ 田舎者」。メディアはこぞって「犯行予告」と騒いだが、真相は違った……。  気鋭のノンフィクションライターが、拡散された「うわさ話」を一歩ずつ、ひとつずつ地道に足でつぶし、閉ざされた村を行く。発表のあてもないまま書いた原稿を「note」に投稿したところ思わぬ反響を呼び、書籍化。事件ノンフィクションとしては異色のベストセラーとなり、藤原ヒロシ、武田砂鉄、能町みね子ら各界の著名人からも絶賛の声が上がった。  事件から10年という節目に、新章となる「村のその後」を書き下ろし加筆して文庫化する。
  • ハングルへの旅 新装版
    4.4
    『朝鮮民謡選』を読み耽った少女時代。30歳を過ぎた頃、心に残った仏像がすべて朝鮮系であることに気づく。50代で学び始めたハングルははたして魅力あふれる言葉だった。隣国語のおもしろさを詩人の繊細さで紹介する。
  • アウシュヴィッツで君を想う
    -
    妻とともにアウシュヴィッツ強制収容所に送られた、ユダヤ系オランダ人医師。絶望の中、彼女への愛だけが生きる希望だった。
  • 超・進化論 生命40億年 地球のルールに迫る
    5.0
    生命誕生40億年のあいだに出来上がった地球の生き物の見えざるルールが、最先端科学で次々と解明されている! 常識が180度くつがえる、生き物のネットワークや知られざる能力。 なぜ、生き物はこんなに多様なのか。そこから進化の秘密も見えてくる!? 植物は危険を感じ、仲間にも伝える。 植物は音も聞くし、ボディガードの昆虫も呼び寄せる。 種類の異なる木々が地下のネットワークで助け合う。 昆虫の小さな翅でなぜ飛べるのか、なぜ8割の昆虫が完全変態するのか。 そんな不思議な生態とともに、昆虫もまた地球の生命体や環境を支える大きな存在だとわかる。 微生物はコミュニケーションしていたと判明! ヒトも祖先が微生物によって絶滅をまぬがれ、今も、微生物が地球の50%もの光合成を担っていることもわかってきた。 環境問題や宇宙開発で微生物は欠かせない存在となっている。 地球の主人公はヒトではなく、植物・昆虫・微生物だとすら思えてくる。 カラー口絵とともに、NHKスペシャル全3集を一挙収録。 加えて、世界的研究者12名が生物の隠されたパワーを語る。
  • 東京拘置所 死刑囚物語
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「死刑囚が「死刑」について語る…希有な書!/「『死刑囚物語』には、現代における拘置所の内部の限界状況における生活が、著者の軽やかな筆致で、ときとしてユーモラスに、ときとして悲惨に描き出されている。」(加賀 乙彦・序文より) 目 次 ★第1章 ただいま「再審請求中」 第2章 わが死生観と獄中座禅20年 第3章 東京拘置所の死刑囚の仲間たち(1) 第4章 東京拘置所の死刑囚の仲間たち(2) 死刑確定者一覧表
  • 新型コロナで激変する日本防衛と世界情勢 今、そこにある脅威――北朝鮮の核ミサイルと中国軍――の超克
    -
    新型コロナ・ウイルスによるパンデミックで、米中の対立は一気に先鋭化しました。その一方で、北朝鮮の核ミサイルは、日本にとってもはや逃れようのない脅威となっています。本書は、軍事ジャーナリストである著者が新型コロナで激変する日本防衛と世界情勢について、最新の情報をもとにわかりやすく解説します。イージス・アショア撤回で岐路に立つ日本防衛、緊迫の中東・湾岸情勢など日本が生き残るための戦略がここにあります!
  • 万引き 犯人像からみえる社会の陰
    4.0
    換金率が高い書籍を狙う書店の敵、コロナ禍の生活苦から食品をパクる高齢者、遊び半分の高校生、幼い子どもに万引きさせる親、レジ袋有料化で激増したマイバッグ万引き、躊躇なく暴力を振るう強盗のような万引きグループ、経営する飲食店の食材を盗む店主、万引きした商品で子どもの誕生日を祝う主婦、双子老女の連携プレー、高額商品を安値に変える詐欺の手口……。 捕捉したら、「店の防犯がなってないんだよ!」と居直るオヤジ、泣きわめく高齢女性、「金を払えばいいんでしょ」とにらみつける女性、「また、あんたかあ!」の常習犯、「キャ!Gメンに捕まった!」と喜ぶ女子高生、「あんたなんか死んじゃえ!」と毒づく派手な女性……。 アヤシイ挙動に声をかけ続けて20数年、総勢5,000人以上の万引き犯をアゲてきた敏腕Gメンが明かすびっくり仰天の手口と犯人像!
  • 第三の極地――エヴェレスト、その夢と死と謎
    4.8
    ──今も昔も人々の熱狂の渦のなかに聳え立つ、それがエヴェレストだ。 《ページを捲る手が止まらない、山岳ノンフィクションの新たな傑作》 ---------------------- 「そこにそれがあるから」 1924年6月、マロリーとアーヴィンは世界一の頂を目指し、二度と戻らなかった。 百年来の謎を解き明かすため、ベテランクライマーはかの地へ向かう。 そこで目にしたのは、この山に魅せられた人々の、それぞれの人生の物語だった。 ---------------------- 南極、北極に次ぐ「第三の極地」、ヒマラヤ山脈。 そこに鎮座する世界一の頂、エヴェレストに渦巻く熱狂と混乱、そして百年前の謎。 ---------------------- 【目次】 ■プロローグ ■第一部 熱狂への道  ・第一章………死者に囲まれて  ・第二章………モスクワ・ルール  ・第三章………上流社会  ・第四章………製品テスト界のはみだし者  ・第五章………忌まわしき異端 ■第二部 山に登る  ・第六章………雪の住処へ  ・第七章………奇跡のハイウェー  ・第八章………ファニの襲来  ・第九章………エヴェレストの急変 ■第三部 すべてを越えて  ・第十章………カムの闘い  ・第十一章……イギリスの空気  ・第十二章……遥かなる頂  ・第十三章……極限での捜索  ・第十四章……帰郷 ■謝辞 ■訳者あとがき ■資料に関する註 ■索引 ■著者によるペーパーバック版のためのあとがき
  • デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場
    4.1
    両手の指9本を失いながら“七大陸最高峰単独無酸素”登頂を目指した登山家・栗城史多氏。エベレスト登頂をインターネットで生中継することを掲げ、SNS時代の寵児と称賛を受けた。しかし、8度目の挑戦となった2018年5月21日、滑落死。35歳だった。彼はなぜ凍傷で指を失ったあともエベレストに挑み続けたのか? 最後の挑戦に、登れるはずのない最難関のルートを選んだ理由は何だったのか? 滑落死は本当に事故だったのか? そして、彼は何者だったのか? 謎多き人気クライマーの心の内を、綿密な取材で解き明かした第18回開高健ノンフィクション賞受賞作!
  • 990円のジーンズがつくられるのはなぜ? ファストファッションの工場で起こっていること
    3.1
    「世界の縫製工場」といわれるバングラデシュには、世界中のアパレル企業から大量に注文が殺到します。 世界に販売網をもつH&M、GAPも、日本のユニクロにとっても激安商品の供給国なのです。 1カ月4000円ほどで働く女性たちの生活から、グローバル化した世界の現実が見えてきます。
  • ある行旅死亡人の物語
    4.1
    はじまりは、たった数行の死亡記事だった。警察も探偵もたどり着けなかった真実へ――。 「名もなき人」の半生を追った、記者たちの執念のルポルタージュ。ウェブ配信後たちまち1200万PVを獲得した話題の記事がついに書籍化! 2020年4月。兵庫県尼崎市のとあるアパートで、女性が孤独死した。現金3400万円、星形マークのペンダント、数十枚の写真、珍しい姓を刻んだ印鑑鑑......。記者二人が、残されたわずかな手がかりをもとに、身元調査に乗り出す。舞台は尼崎から広島へ。たどり着いた地で記者たちが見つけた「千津子さん」の真実とは? 「行旅死亡人」が本当の名前と半生を取り戻すまでを描いた圧倒的ノンフィクション。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • Nuclear Focus:A Behind-the-Scenes Glimpse of the Atomic Ambitions of Pakistan,Iran and Wartime Japan(EnglishEdition)
    -
    This is an English translation of a long-term series titled, and a writing style of nonfiction “Kaku Kairo o Aruku”(Walking along nuclear corridors),which was carried in the Mainichi Shimbun daily. The series covered nuclear development in Pakistan, Iran and Japan. Attention: This content will be the same as the content distributed by other publishers in the past. Please be careful about duplicate purchases
  • 象徴として 天皇、皇后両陛下はなぜかくも国民に愛されたのか
    4.0
    両陛下30年の“静かな闘い”の記録。人はいったい何にひきつけられるのか――。唯一無二の立場で「象徴としての在り方」を模索し続けたお二人の歩みを、数々の証言で描いた一冊。毎日新聞で退位を前に連載された「象徴として」を単行本化されたものの電子版。両陛下と交流のあった人を各地に訪ね記者たちが取材した貴重なエピソードを多数収録しました。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • 枝野幸男の真価
    4.0
    野党再編を渦中で経験してきた枝野幸男が目指す、他党・会派に依存しない政党運営と政権奪取の方法論とは何なのか。「枝野立て!」から始まった結党・選挙戦の舞台裏から、野党再編史における立憲民主党の位置づけ、今後の展望までを毎日新聞歴代野党担当記者が検証するドキュメント。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • 生きてるだけで150点!
    -
    ある日突然医師に告げられた「余命ゼロ」宣告。「俺はこの先、どうなってしまうんや!」激しく落ち込んだあとに到達した心境……それは「本当に怖いのはがんという病気ではない、がんに負けてしまう自分の心だ!」俳優・小西博之の生きる糧になっていたのは、「欽ちゃん」こと日本を代表するコメディアン・萩本欽一さんのこの言葉でした。 「人生のなかの幸せと不幸は50対50なんだよ。人は悪いことがあれば、嘆き、悲しみ、落ち込む。落ち込んでもいい。しかし、その不幸は拒絶せずにきちんと受け止めなければいけない。人生とはそういうものだ」。 がんに立ち向かうための心構え、あきらめない気持ち、言葉の力……がん患者の方、そのご家族はもちろんのこと、子どもからシニア層まで、どんな人の背中をも押す“超前向き”な感動の実話です。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • 世界を敵に回しても、命のために闘う ダイヤモンド・プリンセス号の真実
    4.0
    世界から批判を浴びた「ダイヤモンド・プリンセス号事件」。 その驚愕の真実が、今はじめて明らかに。 神戸大・岩田健太郎教授の「告発動画」は事実とは異なっていた。 官邸の圧力、マスコミ・専門家ら外野からの批判の中で、現場の医師たちは何と闘い、どのように結果を出していったのか。 ダイヤモンド・プリンセス号事件の危機対応の全てを克明に描き出した、迫真のノンフィクション! ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • だから、何。
    3.5
    桜散る昭和は遠くなりにけり――時代は何まわりもして、昔も懐かしいけど、やっぱり今がいちばんと思いたい! 平成から令和へ、年間映画ベストテン、貴景勝と炎鵬、イチロー引退、歌舞伎の子役たち、ラグビーW杯の快挙……いろいろあった2019年を総まくり。自筆イラスト&自作句もたのしい世俗観察コラム集です! ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • かけがえのないマグマ 大森靖子激白
    4.2
    「ネットでは、自分のことをなんて言われているか気になってエゴサーチばかりして、悪口は見つけて読んでおきたかった。ずっと、最初から、無名の言葉なら、表情なら、平気だなんて、思えなかった。1人1人の生きている時間。それ、そのものに敏感でいつづけることが私の音楽で。いつまでも、私はきみと1対1でいたい」――本書より 「大森さんはただ目の前の世界を生きて、その瞬間の自分を生きて、だからこそ、こうしてすべてのものをたった1つの身体に積み上げて、ここまで来た人だ。奇跡なんてない。すべては彼女の身体に、そして人生に、つながっていた。私は、この『日常』そのものをくりかえして、そして『奇跡』そのものになった人を他に知らない」――「あとがき」(最果タヒ)より ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • 世界少子化考 子供が増えれば幸せなのか
    4.5
    少子化が進む韓国、中国。少子化と無縁なイスラエル、支援の充実で少子化を防ぐヨーロッパ諸国…。 記者たちの徹底ルポで世界の少子化の現状と日本の行く末を考える。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • 誰が科学を殺すのか 科学技術立国「崩壊」の衝撃
    3.7
    ――「選択と集中」、そして「効率」を求める政策が研究力を低下させ、大学を破壊する。日本の学術に輝きを取り戻す必読の書。山極寿一・京都大学長 「平成・失われた30年」をもたらした「科学研究力の失墜」はなぜ起こったのか? 「選択と集中」という名の「新自由主義的政策」および「政治による介入」の真実、および疲弊した研究現場の実態とは? 毎日新聞科学環境部が渾身のスクープ! かつて日本は「ものづくり」で高度経済成長を成し遂げ、米国に次ぐ世界第二の経済大国になった。しかし「ライジング・サン」「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と言われたころの輝きはもはやない。日本メーカーが力を失い、経済が傾くのと並行して、大学などの研究も衰退している。政府による近年のさまざまな「改革」の結果、研究現場は疲弊し、大学間の格差も広がった。どうしてこんなことになってしまったのか。それなのになぜ政府はますます研究現場への締め付けを強めようとしているのか。そうした問題意識から、われわれの取材は始まった。(本文より) ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • 美智子さま その勁き声
    3.0
    折れず、弛まず、歩まれた60年。美智子さまと縁のある女性たちの、新証言の数々。新たな取材で掘り起こされた「あの事件」の真相とは? 美智子さまの苦悩の日々に隠された信念と決意が、今ここに明らかになる。著者渾身の取材で、平成の皇室に肉迫した次代に伝えたい濃密なノンフィクション! 「美智子さまは、どんな局面でも、人々との物理的な接触を厭わなかった。時には握手をし、肩に手を添え、そっと背中を抱いてあげる。深い哀しみや苦しみの底にいる被災者、病人、老人、その家族にとっては、美智子さまの励ましが生きる力となった」(あとがきより) ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • THE FOOL 愚者の魂
    4.0
    2006年にEXILE加入、いまやパフォーマーの司令塔的役割を果たすEXILE AKIRAだが、その過去が語られることはこれまでほぼなかった。本書では、サッカー選手という夢の挫折、ダンスへの目覚め、辛酸を味わった最初の上京、生死をさまよった事故、そしてEXILEメンバーと出会ってからの下積みの毎日……など、「何者でもなかった」苦節時代の焦燥や葛藤が、包み隠さず明かされる。また、「EXILE AKIRA」としての激動の12年についても、日本武道館での初ステージから、俳優業の開始、EXILE HIRO、MATSU、USA、MAKIDAIら偉大な先輩たちのパフォーマー勇退、覚悟とともに志願したEXILE THE SECONDへの加入、そして2018年のEXILE再始動……まで、その胸の内をあますことなく綴る。気鋭のポーランド人写真家、マチェイ・クーチャによる撮り下ろしフォトも30点以上収録。現在のAKIRAを形成したすべてがここに。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • 車いす犬ラッキー 捨てられた命と生きる
    3.5
    大宅賞作家の書き下ろしノンフィクション。 鹿児島県・徳之島で車いすの犬「ラッキー」の介護をしながら暮らす一人の初老の男性を主人公に、伝統や自然、人間模様を織り交ぜながら、犬と人の心あたたまる交流を描く。 殺処分寸前の犬をひきとり、不慮の事故のため下肢不随になっても飼い続ける姿は島の名物となっている。これまでペットに縁のなかった男が、不遇な犬を飼うことによって、筋金入りの愛犬家になっていく。 日本では年間20万匹以上の犬猫が殺処分されており、この問題への関心はいまだに高い。無名の人々のドラマを通じて、伴侶としてともに生きる大切さを訴える、「ドリームボックス」に続く“命の讃歌”。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • コロナに翻弄された家
    -
    90歳を前にした元NHKアナウンサーの著者がコロナ渦の初期に妹2名を失った。 政府による医療体制や政策についてジャーナリストとして問題提起した手記。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • 原発事故は終わっていない
    4.3
    福島原発事故から10年。 原子力の場にいた人間として、 私には原発をやめさせることが できなかった重い責任があります。 もちろん、原子力を進めてきた 国と電力会社には猛烈に 重い責任があります。 同時に、日本人一人ひとりにも 責任があると私は思っています。 原子力廃絶を訴え続けて半世紀、 反骨の科学者、渾身の書き下ろし。 2011年3月11日に起きた東京電力福島第一原発事故は、 10年経過した今も収束できず、被災者の苦難は依然として続いている。 一方、加害者である東京電力と日本政府は、 「原発事故の反省と教訓を風化させることなく、 福島への責任を果たしていく」と発言しながらも、原発を推し進めている。 本書では、福島第一原子力発電所の現状、 見逃してはならない原発にまつわる諸問題 (世界に逆行する日本の原発輸出政策/汚染水の海洋放出問題/ 原子力産業の現在/原発マネーに群がる人たち/ 放射性廃棄物、処分場誘致の動き〈北海道寿都町・北海道神恵内村〉/ 原発再稼働をめぐる立地自治体の葛藤 〈東日本大震災で被災した東北電力女川原発の再稼働・ 40年超の関西電力高浜原発、再稼働手続き開始〉)など、 著者だからこそ知り得た稀有な情報を取り上げ、解説する。 原発事故の風化に警鐘を鳴らし、原発の危険性を説き、 原発ゼロ社会実現への思念を綴った究極の反原発論。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • 超孤独死社会 特殊清掃の現場をたどる
    3.8
    特殊清掃、略して“特掃”。遺体発見が遅れたせいで腐敗が進んでダメージを受けた部屋や、殺人事件や死亡事故、あるいは自殺などが発生した凄惨な現場の原状回復を手掛ける業務全般のことをいう。そして、この特殊清掃のほとんどを占めるのは孤独死だ。著者の試算によると、わが国では現在およそ1000万人が孤立状態にある。これは、とてつもなく大きな数字だ。そして、孤独死の8割を占めるごみ屋敷や不摂生などのセルフ・ネグレクト(自己放任)は、“緩やかな自殺”とも言われており、社会から静かにフェードアウトしていっている。誰もが、いつ、どこで、どのように死ぬのかはわからない。けれども、死を迎えるに当たってあらかじめ準備をすることはできる。死別や別居、離婚などで、私たちはいずれ、おひとりさまになる。そんなときに、どんな生き様ならぬ死に様を迎えるのか。本書では、特殊清掃人たちの生き様や苦悩にもクローズアップしながら、私たちにとっての生と死、そして現代日本が抱える孤立の問題に徹底的に向き合う。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • 青森ドクターヘリ 劇的救命日記2 空飛ぶ院長、医療過疎を救う!
    4.0
    ドクターヘリ、ドクターカーに続き、日本初の移動緊急手術室(ドクターカーV3)を実現した今明秀は、今も現役ヘリドクターとして患者の元へ駆け付ける、日本で唯一の“空飛ぶ院長”だ。いまや日本屈指となった八戸ERの奮闘で、ドクターヘリの年間出動回数は800件超、ドクターカーの出動件数は年間1500件超と日本で1位、2位のレベルに達し、青森県の救命救急医療体制は劇的に改善、“短命県ワースト1”の地元にとって、なくてはならない存在となっている。本書は、今院長とへき地医療に挑む若き救命救急医たちの迫真のドキュメントである。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • 山本五十六の戦争
    -
    日米開戦回避の志に反して真珠湾作戦を指揮し、早期講和を念じながらミッドウェー海戦に臨む。撃墜死として美化された死の真実にも迫りながら、「悲劇の提督」の生涯を現代史のなかに刻む画期的な評伝! ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • 日本型「談合」の研究 和をもって貴しとなす、入札不正の裏側
    3.0
    定められたルールに従って粛々と進めればいいだけの入札で、なぜ談合が繰り返されるのか? 近年の談合史や背景を時系列的に整理し、自治体や官庁などが公表した調査報告書から発生原因を掘り下げる。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • 違和感ワンダーランド
    4.0
    迷走するコロナ対策、度重なる不祥事や利益優先、それでも上がらない投票率......。 世の中のあらゆる「違和感」に、愛とユーモアを込めて一刀両断! 大好評、毎日新聞別刷『日曜くらぶ』に連載中の「松尾貴史のちょっと違和感」書籍化。怒濤の時事コラム67本!巻末には、ミュージシャン・文筆家の近田春夫との対談、「違和感放談」を収録。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • 「わかる」でなく「できる」になる 話力1日10分集中講義
    -
    話力は鍛えられる! 話し方の本を今まで何冊も読んだのに、全く身につかない。自分には才能がないんだ。 そう思っているは、意外と多いのではないでしょうか。 でも、それは当然なのです。 野球の本を読んで知識を得ても、それを元に練習しなければ上手になりません。 話し方も同じで、知識を得て実践しなければ、身につかないのです。 本書は、話し方の知識習得と実践体得を第一に考えて作られています。 これからあなたはこの本をめくるたびに話力のテクニックを知り、コツを覚え、日常生活を練習の場にしていくのです。 さぁ、1日10分、話力について向き合ってみませんか? ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • アンダークラス2030 置き去りにされる「氷河期世代」
    3.7
    非正規雇用で所得が低い階級「アンダークラス」は現在1200万人。 その多くを占めるのが氷河期世代だ。 もはや自助努力では這い上がれない「時代の犠牲者」を救えるか? 日本の階級構造研究の第一人者が警告する驚愕の未来。 本書では、アンダークラスに属する者のうち、 氷河期世代(1994年から2007年に高校、大学を卒業した者)を中心に、 彼らの誕生から現在までの軌跡をたどる。 氷河期世代がひとつ前の世代とはきわめて異質であること、 そして学校を卒業した時点で正規雇用の職に つくことができなかった人々は、後々にまで深刻な影響を 受け続けることを明らかにする。 さらに、格差の構造が近未来においてどのような深刻な問題を生み出すのか、 こうした問題が生じるのを避けるためには何が必要かについて考える。 深刻な問題が生み出されるのを避けるためには、政治を変えねばならない。 したがって最大の問題は、どうすれば政治を変えられるかである。 ★アンダークラス:労働者階級が正規と非正規に分裂して出現した下層階級のこと。労働者階級の一部ではあるが、労働者階級としての基本的要件すら欠いているために、極端に貧困で、多くの困難を抱えている ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • 琉球アスティーダの奇跡
    3.7
    「世界で戦える“プロ卓球チーム"を沖縄から生み出す」 「人口2万人の沖縄県中頭郡中城村から上場企業を作る」 壮大なスローガンを掲げ、初年度、最下位だったチームをわずか3年でリーグ制覇し、日本一に。 さらにはスポーツクラブとして、初の上場を果たすなど、業界の常識や既定概念を次々と打ち破ってきた「琉球アスティーダ」。 その躍進の裏側には、それまでスポーツビジネスに一切関わってこなかった早川周作氏の強い「志」と、夢を現実化する「行動力」があったーー。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • すみれの花、また咲く頃―タカラジェンヌのセカンドキャリア―
    3.7
    早霧せいな、仙名彩世、香綾しずる、鳳真由、風馬翔、美城れん、煌月爽矢、夢乃聖夏、咲妃みゆ。トップスターから専科生まで、9名の現役当時の喜びと葛藤を、同じ時代に切磋琢磨した著者だからこそ聞き出せた裏話とともに描き出す。卒業後の彼女たちの新たな挑戦にも迫り、大反響を呼んだインタビュー連載、待望の書籍化!
  • 不知火のほとりで 石牟礼道子終焉記
    -
    『苦海浄土』の本質に迫る。2018年2月に没した文学者・石牟礼道子。その晩年に誰よりも近く寄り添ったジャーナリストが描く知られざる「最期の日々」。 「道子さんのそばにいるのであれば、道子さんのことを書かねばならない。渡辺(京二)さんの言を待つまでもなく、書かないと消えてしまう。そうやって夢中で書いてきた日々の文章をまとめたのが本書である。日記、インタビュー、対話などスタイルは違っていても、石牟礼さんのことを書き残したいという気持ちは一貫している。私は書くことで道子さんのそばにいたかったのだ」(本文より) ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • 維新の商人 語り出す白石正一郎日記
    4.0
    明治維新150年史秘録。高杉晋作ら尊皇志士たちの「パトロン」として明治維新という革命運動に身を投じた長州の豪商・白石正一郎の数奇な生涯を追う。直木賞作家渾身のライフワークここに結実。下関の廻船問屋「小倉屋」8代目白石正一郎は、萩藩の支藩清末藩の役人も務め、西郷隆盛と親しく交流して薩長交易の道を拓くなど、重要な役割を果たしてきた。攘夷運動の発火点長州で、身分の差や藩の不公平など、社会に憤りを覚えていたであろう正一郎の屋敷には、いつしか数多のテロリスト、重要人物たちが訪れるようになった。 関門海峡で長州が外国艦隊から壊滅的な打撃を受ける中、24歳の高杉晋作が白石家を訪れ、身分を問わない志願兵による奇兵隊創設を訴えると、親子ほど年の違う52歳の正一郎は共鳴し、奇兵隊の本陣を白石邸に置かせ、自らも隊士となった。正一郎は自らが破産するまで奇兵隊を支援、高杉が世を去った後は、夢が消えたように表舞台から消え、1880(明治13)年、地元の神宮の宮司として静かに世を去った。享年69。 高杉はじめ、西郷隆盛、桂小五郎、久坂玄瑞、坂本龍馬ら100人を超える人物と交流し、燃えたぎる時代の只中にいながら、1枚の肖像画、肖像写真すら残さず、歴史から姿を消した「維新の商人」白石正一郎とは何者か。残された正一郎の日記を読み解き、これまでにない視点で維新史を問い直す。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • 命を守る水害読本
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【複数色を使用したコンテンツです。モノクロ端末では一部読みづらい場合がございます】近年、豪雨の局地化・集中化・激甚化が顕著である。そんななか毎年のように水害が発生している。水害への対応もハードだけでなく、ソフト面での施策についてもタイムラインの導入など、新たな局面見せているところであるが、まだまだ全国隅々の地方自治体に普及しているとはいえない。 本書籍は地方自治体の防災担当者へ向けた住民目線での水害対策について、ソフト面での対策を中心にわかりやすい内容とする。 ●巻頭対談では、松田毎日新聞特別顧問のコーディネートによる石井国土交通大臣と福田栃木県知事の対談を収録。●その他の主な内容:岩手県岩泉町、北海道豪雨、九州南部水害、鬼怒川の決壊、兵庫県佐用町、新潟・福島豪雨、紀伊半島豪雨、九州北部豪雨、神戸市都賀川水難事故、兵庫・和歌山の防災システム、北海道滝川市、三重県紀宝町、荒川下流域、庄内川、球磨川、大豊町、茨城県常総市、新潟県飯田市など全国の水害資料とその対策を網羅している。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • 迷える東欧 ウクライナの民が向かった国々
    -
    ポーランド、ハンガリー、ルーマニア——。 ロシアの侵攻後、ウクライナの人々をいち早く難民として受け入れた東欧諸国のしたたかな二面性とは? いま世界が最も注目する地域の現在・過去・未来を、戦争以前から各国で取材を重ねた記者がルポルタージュした1冊。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • オシント新時代 ルポ・情報戦争
    3.8
    「オープンソース・インテリジェンス(Open Source Intelligence)」、略して「オシント(OSINT)」。重要なことはすべて「公開された情報」の中にある。 身近な問題からウクライナ情勢、Qアノンまで、情報戦争の最前線を臨場感豊かに描くノンフィクション。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • 東京ルポルタージュ 疫病とオリンピックの街で
    3.9
    自粛警察ユーチューバー、デビュー40年目のミュージシャン、名指しされた夜の街...... 2020年から2021年。感染と祭典の街に生まれた31の物語。聴け、東京の声を―― ●上京して「正義」の自粛警察活動に勤しんだ、ユーチューバーの知られざる過去。 ●新型コロナの感染源と名指しされた「夜の街」、取り戻すために動き出した人々の想い。 ●東京オリンピック、最前線で感染症対策にあたった専門家たちが考えたこと。 ●薬物依存症の患者が直面した危機。やがて彼は小説を書きはじめる... ●「鬼滅の刃」だけが救いになった女性が選んだ道。 ●行政が機能不全に陥る中で、訪問診療で新型コロナ患者を救おうとした医師。 ●休業を選んだバーが、それでも営業をあきらめない理由。 ●デビュー40年目の佐野元春が武道館ライブで歌う、「今までの君はまちがいじゃない」。 困難に直面しても、人は集い、そして歩き始める―― 雑誌、ウェブなど様々な場で活躍中のノンフィクションライターが街を歩き、耳を澄まし、描き出す2020~2021年の東京。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • ヤングケアラー 介護する子どもたち
    4.4
    ほとんど知られていなかった若者による、家族の介護の実態。取材班の報道をきっかけに、自治体が調査を開始、そして国が動き出す―― 第25回新聞労連ジャーナリズム大賞・優秀賞毎日新聞連載「ヤングケアラー 幼き介護」の書籍化! 学校に通いながら、家族の介護をする子どもたちがいる。父母や祖父母、きょうだいに病気や障害があるために一番身近にいる若者たちがそのケアを担ってきた実態は、これまであまり知られていなかった。 家族だからという理由で「手伝い」としてしか見られてこなかった介護。しかし家族を支えるために、自らの学業や生活を犠牲にせざるを得ないこともある。 彼ら「ヤングケアラー」たちの存在を認知してもらうため、記者が丹念に取材し、追いかける過程を描いたノンフィクション。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • 権力は腐敗する
    4.5
    権威を疑え。自分の頭で考えろ。さもなくば、民主主義は終わる。 政権の「嘘」を暴き、糾弾し続ける元文部科学事務次官、待望の最新書き下ろし! 『面従腹背』から新たな闘争へ 。 学ばない国民は政府によって騙される。 愚かな国民は愚かな政府しか持つことができない。 愚かな政府は腐敗し、暴走する。 安倍政権から菅政権へと、露骨な国政私物化が続いている。菅政権になっても、「官邸官僚」主導の政治体制は変わらない。 しかし、官邸官僚が「一本化」されたことで、安倍政権よりも支配構造がさらに強くなってしまった。 愚かな国民は、愚かな政府しか持つことができない。賢い国民が育つために決定的な役割を果たすのは、メディアと教育だ。 メディア関係者と教育関係者が権威主義や事大主義に毒され、同調圧力に加担し付和雷同に走るなら、日本国民はますます蒙昧の淵に沈んで行くだろう。 安倍政権下で加計学園問題の疑惑を追及した自らの体験を交え、腐敗した日本の政治を問い質し、打開策を提示する。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • みんなのフィードバック大全
    4.5
    フィードバックなくして成長なし! 従来の概念――上司が部下の悪いところを指摘し、改善を促す――から脱却し、フィードバックを企業の成長戦略と位置づけた画期的な書。「上司から部下、部下から上司、同僚や部門同士」「ネガティブなことだけでなくポジティブなことも」「耳の痛い言葉を受け止める力を培う」。GPTW主宰「働きがいのある会社」ランキングで6年連続1位を獲得する企業が実践する珠玉のノウハウを惜しみなく公開!
  • 名将前夜 生涯一監督・野村克也の原点
    4.5
    野村はあれだけの大監督でありながら、中学野球でも指揮を執った異色の経歴を持つ。 その名を「港東ムース」という。そして、このチームは途轍もなく強かった。 未だ破られていない伝説の全国4連覇。その裏には、野村と少年たちの濃密な日々があった。 さらに、このチームには古田敦也よりも先に野村の薫陶を受けた一人の捕手がいた。 野村と「0番弟子」の知られざる物語。 [目次] 序章  飾られなかったユニフォーム 第一章 野村克也の下に集いし少年たち 第二章 「ID野球」を少年たちに 第三章 少年たちに伝授する「野村の教え」 第四章 野村克也の胴上げ 第五章 日本野球、世界の頂点に 第六章 「野村監督は、僕のお父さんのような人です」 第七章 スワローズ2連覇、ムース4連覇! 第八章 港東ムース、無念の消滅─ 終章  港東ムースが遺したもの おわりに
  • それでも食べて生きてゆく 東京の台所
    4.3
    朝日新聞Webマガジン「&w」大人気連載が書籍化。 さまざまな喪失を経験した人々が、食をきっかけに人生をつかみ直す。「台所」を通して市井の人の希望と再生を綴るノンフィクション。 11月中旬には本書を原作としたコミックが小学館より発売予定。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • 特権を問う ドキュメント・日米地位協定
    4.0
    東京都心を異常低空飛行する米軍ヘリ。本土に復帰した後も、基地に悩まされる沖縄。日本各地でまかり通ってきたアメリカの「特権」。取材班が目にした状況とは―― 2021年度、新聞労連ジャーナリズム大賞受賞の連載、書籍化! 日米地位協定は「在日米軍によるさまざまな被害の元凶」と言われながら一度も改定されたことがない。(略)ある記者は米軍関係者による事故のその後を追い、ある記者は炎天下の東京でカメラを構えて米軍機を待ち続けた。基地が集中する沖縄からも、深刻な被害が続く実相を伝えようと力を注いだ。 2022年2月、ロシアがウクライナに軍事侵攻し、多くの命が奪われる惨劇を世界は止められなかった。私たちは国際的な緊張が張りつめたこの時代を生きている。だからこそ、安全保障体制を構成する柱である地位協定のあり方に目を向け、議論を深めなければならないはずだ。 本書は、地位協定によって生まれている実 態と真実をあぶり出そうともがいた記者たちの記録である。 (本文より) ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • アジアからみるコロナと世界 我々は分断されたのか
    -
    アジアのリアリティから導き出される、国際秩序を考えるための新たな視点とは? 第一線で活躍する研究者が、日本を含めたアジア諸国の新型コロナ対策やコロナ禍における社会の変化への鋭い分析を通して、激動する国際政治の姿と、そのなかでの日本の姿を明らかにする。 日本国内では、SDGs(持続可能な開発目標)が話題となってきた。 SDGsの描く「誰も取り残さない」世界が、ほかならぬ「取り残されているかのように見える」人々自身によって支えられている様相を紐解き、欧米中心に国際政治を見るレンズに偏った視点により、視野に入ることが困難になっていた国際政治の姿と、そこに焦点を当てるためのもう一つのレンズを提示する。 リアリズムに偏る世界の中で、日本をリアルに考える上で必携の一冊。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • アメリカ 分断の淵をゆく 悩める大国・めげないアメリカ人
    4.1
    アメリカ50州をくまなく歩いたボーン・上田記念国際記者賞受賞記者による渾身のルポ。 ワシントン、ニューヨーク、ロサンゼルスなど中心地だけを観測しても見えてこない大国の実像とは。 各地に根を張って生きる人々の物語を通じて、現代のアメリカを描く。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • 混沌を生き抜く ミュージシャンたちのコロナ禍
    -
    音楽とは何か、文化とは何か、「生きる」とは何か。 かつてない自粛要請により、不要不急とされた「ライブ」の現場。 あの時、彼らは何を想い、どう動いたのか――。 表現者たちが語った2年間と未来への記録。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • はやぶさと日本人 私たちが手にしたもの
    3.0
    2022年、JAXAのはやぶさ2プロジェクトチームは解散し、はやぶさから始まったプロジェクトの幕が下りる。 はやぶさとはやぶさ2がつむいだ「物語」とは、私たちにとって何だったのか。 誰よりも熱く、プロジェクトを追い続けた科学記者が描く、知られざる人間ドラマ! ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • 追跡!謎の組織日米合同委員会 別のかたちで継続された「占領政策」
    -
    従米構造を作り上げた「日米合同委員会」の正体を暴き、事実上、米国による占領が続く戦後日本の核心に迫る画期的ルポルタージュ。日本はいまだ米軍「占領下」にある。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • 最後の一年 緊急事態宣言―学生アスリートたちの闘い
    3.0
    会中止に追い込まれた苦悩、先行き不透明な状況への戸惑い、募る焦り……。 競技生活の集大成となる最終学年選手たちに焦点を当て、逆境をバネに歩み続ける彼らの胸中に迫る。 陸上競技短距離(ミズノ所属) 飯塚翔太選手推薦! コロナ禍で最後の一年を迎える選手や家族たち。スポーツの存在と強い気持ちで乗り越える姿に背中を押されます。 2021年、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、スポーツ大会は相次いで延期、中止となり、いつ日常を取り戻せるか不透明な状況に陥った。 本書では、駅伝、野球、ラグビー、アメリカンフットボール、視覚障害者向けのフロアバレーボールなど、さまざまな競技に取り組む小学校から大学までの最終学年選手たちが主人公だ。彼らにとっては二度と戻ってこない「最後の一年」。大会中止に追い込まれた苦悩、無念、先行き不安定な状況への戸惑い、焦りを抱えながらも、失意の中で懸命に歩み続ける選手たちの力強い姿を追い、その胸中に迫る。 かつてないコロナ禍という危機を、学生スポーツ選手たちがどう乗り越えていったのかがわかる貴重な記録である。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • 少年タイムカプセル
    3.7
    12歳でジャニーズ事務所に入所、1985年「仮面舞踏会」でデビューした少年隊の〝ニッキ〟こと錦織一清。盟友・植草克秀と東山紀之、時代を超える名曲、ダンス論、そして恩師・ジャニー喜多川……。「ジャニーズの最高傑作」が、栄光から挫折まで〝仮面〟を脱ぎ捨てて語る初の自叙伝。タイムカプセルに封印した記憶を今解き放つ!
  • 思い邪なし 京セラ創業者 稲森和夫
    4.4
    「フィロソフィ」「アメーバ経営」の原点はここにある!「新・経営の神様」稲盛和夫氏、初の完全評伝!京セラ株式会社名誉会長・稲盛和夫氏は同社を創業して世界的な大企業に育てあげ、創業以来60年間ずっと黒字経営を継続するという偉業を達成した、日本が世界に誇る希代の名経営者である。 京セラのほかにも、電電公社(現NTT)民営化時に第二電電(DDI)を設立し、日本の通信料金引き下げに大きく貢献。 その際「動機善なりや、私心なかりしか」と、新会社の設立が自分の私利私欲を満たすためではなく、広く公益に資するためであることを、何度も自問自答したという。経営を志す者ならば誰もが知るエピソードである。 また経営破綻したJALの再建を引き受け、徹底した意識改革によって同社をV字回復へと導いた経営術は、「奇跡」とまで称された。 本書は、「経営の神様」松下幸之助に続く、「新・経営の神様」の呼び声も高い稲盛和夫氏の初の完全評伝である。 『白洲次郎 占領を背負った男』で第14回山本七平賞受賞に輝く作家・北康利が、膨大な資料の綿密な考証と、本人へのロングインタビューを元に、「利他の経営者」の全貌に迫る。 「売上を最大に、経費を最小に」「経営は〝トップの強い意志〟で決める」「値決めは経営なり」など、稲盛氏本人の経営思想が生まれた背景やエピソードを、高度経済成長期からバブル華やかなりし頃まで、日本経済が活況を呈していた時代の風景とともに、迫真の臨場感をもって描き出す。 稲盛氏が「利他の経営」を提唱し、その生涯をつうじて「思い邪なし」の境地を追い求め続けたのはなぜか。 その答えこそ、経営塾「盛和塾」の解散を宣言した稲盛氏が、時代の転換期を生きる日本人に贈る「最後のメッセージ」となる。 (毎日新聞に連載、大好評を博した連載「思い邪なし」に大幅加筆し書籍化) ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • この国の危機管理 失敗の本質 ドキュメンタリー・ケーススタディ
    5.0
    戦争、災害、事故、感染症。その時、現場で何が起きていたのか? ミッドウェー海戦から東日本大震災と原発事故、そしてコロナ禍まで「なぜこの国は重大事件が起こるたびに危機管理の戦略戦術の失敗を繰り返すのか」。 徹底的な調査と検証で、日本の組織を蝕む「負の遺伝子」をあぶり出す。危機の時代のゆくえを追う、渾身のドキュメント。作家活動50年間の総決算! ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • 最後の角川春樹
    4.1
    『人間の証明』、『セーラー服と機関銃』…活字と映像を交錯させて、表現の力で社会を揺り動かした戦後最大の出版人、その魂の軌跡。幾多の受難から立ち上がった角川春樹、新たな闘争が始まる。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • 愛は魂の奇蹟的行為である
    5.0
    2020年12月23日に死去した昭和歌謡の巨星、直木賞作家であり孤高の「平和の語り部」であったなかにし礼、最後のメッセージ! 食道がんとの闘いの中で続けていたサンデー毎日連載「夢よりもなお狂おしく」(~2020年3月)単行本未収録分に加え、美輪明宏、黒柳徹子、北島三郎、石川さゆり、市川海老蔵、坂東玉三郎、千住真理子、ジェジュン、保阪正康、村松友視、青木理、松尾潔ら、多数の芸能者による珠玉の「なかにし論」を収録。時代を代表する著者最後の著作であるとともに、最速最強の追悼本。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください

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