超孤独死社会 特殊清掃の現場をたどる

超孤独死社会 特殊清掃の現場をたどる

小説・文芸
1,500円 (税込)

7pt

特殊清掃、略して“特掃”。遺体発見が遅れたせいで腐敗が進んでダメージを受けた部屋や、殺人事件や死亡事故、あるいは自殺などが発生した凄惨な現場の原状回復を手掛ける業務全般のことをいう。そして、この特殊清掃のほとんどを占めるのは孤独死だ。著者の試算によると、わが国では現在およそ1000万人が孤立状態にある。これは、とてつもなく大きな数字だ。そして、孤独死の8割を占めるごみ屋敷や不摂生などのセルフ・ネグレクト(自己放任)は、“緩やかな自殺”とも言われており、社会から静かにフェードアウトしていっている。誰もが、いつ、どこで、どのように死ぬのかはわからない。けれども、死を迎えるに当たってあらかじめ準備をすることはできる。死別や別居、離婚などで、私たちはいずれ、おひとりさまになる。そんなときに、どんな生き様ならぬ死に様を迎えるのか。本書では、特殊清掃人たちの生き様や苦悩にもクローズアップしながら、私たちにとっての生と死、そして現代日本が抱える孤立の問題に徹底的に向き合う。

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超孤独死社会 特殊清掃の現場をたどる のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    孤独死は独身・一人暮らしの課題
    現状、独身者、一人暮らしが急激に増加した日本では、若い人も含め年間3万人の孤独死が発生しており、老人のみならず若い人でも死後の処理相談などに関して圧倒的に増えている、と言う。更に孤独死の予備軍が1千万人いる日本は社会問題化しており、一度「事故物件」(孤独死・自殺・殺害・病死)となった場合には周辺の住民、家族へのインパクトも費用負担も大きい。 それには少なくとも一人暮らしの人が絶え間なく社会との繋がり(民間サポート・SNS・支援団体等)を続けていく事が必須だ、と言うこと。今後はIT、生成AIなどの機器等による見守り緊急通報システムなどで孤独死が減ること、また孤独死保険等などで費用負担減にも期待したい。

    0
    2024年06月15日

    Posted by ブクログ

    内向的な人にはささりやすい内容と感じた。
    自分の死に方であったり、大切な人が急にいなくなったりと言う悲しみであったり。死を身近なものとして普段から感じているかどうかによってかなり感じ方が違うと思う。
    第二章で、家族が亡くなったがあまりにも遺体の損傷が酷いので会わない方がいい、という場面ががあったが自分ならどうするだろうか想像できるだろうか。自分はどんな姿になっていたとしても会いたい。どんなに変わリ果てた姿になっていたとしても直接お別れをしたいし、それが自分自身に対する一つの区切りになると思っている。

    色々考えさせられる本でした。

    0
    2022年05月27日

    Posted by ブクログ

    特殊清掃…殺人現場、遺体発見が遅れたせいで腐敗やダメージが進んだ部屋、ゴミ屋敷化した部屋などを掃除するお仕事。

    特殊清掃を請け負う5人の方の人生とその現場、
    そして亡くなった人の見え隠れする人生を描いたルポ

    まるで本からその現場の温度と臭いまでが伝わってくる…
    著者の思いまでもが伝わってくる…
    そんな文章と内容

    ペットボトルにひたすらためた尿
    体液をすって蛆だらけの布団
    天井までゴミだらけの部屋
    カビだらけの部屋
    腐って床が抜けそうな部屋

    「人が死んだらまず目玉にウジがわいて…」
    そうか…死ぬことっていうのは血液循環がなくなるから体が腐ってくるってことか…
    当たり前のことだけどそこに人という尊厳はなくなりモノになっていく

    人がモノになっていく、あるいはなった状態の部屋を淡々と片付ける特殊清掃人は多いし、そうでないとやってられないんだと思う。
    でも、取材したこの5人は亡くなった人の人生を慮って、その人生を汲み取ろうとしてくれているんだな~と思う。
    すごい。
    言うのは簡単だけど、なかなかできることではない。

    衝撃を受けたのが
    ゴミ屋敷化した部屋を親族に知られたことがわかり
    失踪してしまった女性の話

    親族にしたら「なぜ相談してくれなかったのか?」という後悔でいっぱいかもしれない。
    でも本人にしたら「誰にも相談できなかった」のだと思う。

    セルフネグレクトという言葉を最近よく聞く
    精神的に病み、自分自身をケアすることができなくなった状態のことである。
    お風呂に入れない
    トイレにも行けない
    みだしなみも整えられない
    何もできなくなる

    現在の日本の家族関係から「孤独死」は避けて通れない社会問題となっている。
    だけどそれに対しての解決策はない
    あとがきを読むと、そんな問題に立ち向かっている人々の話があった。
    「おせっかいおばちゃん」の小さな一歩が社会を動かすことになるかもしれないし、行政も動き始めているという。さらに、孤独死や見守りなどを踏まえた保険なども登場しているという。

    孤独死は他人ごとではない
    もちろん私もそう

    死んだらおしまい…ではない
    死んだ後の問題も怖い
    部屋の清掃代、火葬代、火葬のその後など…お金の話もリアルで怖い

    この本を読んで「私、カンケーないもん」なんて言える人っているのか?

    それ考えると「孤独死」ってすごく身近な問題だし、リアルに怖いし考えさせられる。

    0
    2020年09月26日

    Posted by ブクログ

    壮絶な内容でした。少なくとも身近な人セルフネグレクトにならないよう、ゆるーい関係でも作っていきたいと思います。

    0
    2019年06月04日

    Posted by ブクログ

    何気なく読み始めたが、ずっしりと心に重くのしかかってくるような内容だった。人と人との付き合いが希薄になり、誰にも気づかれないうちに亡くなってしまう。どうしたら、そんな状態を防ぐことが出来るだろうか。考え続けなくてはいけない。

    0
    2024年09月18日

    Posted by ブクログ

    特殊清掃をする人や孤独死に至る前にサポートする人にも迫っている。
    孤独死が特殊なものではなくて、生きづらさは元々の性格だけでなく、セルフネグレクトは様々なことがきっかけになる。
    自分自身にも家族にも有り得ることに感じて怖くなった。

    子供がいても、親や兄弟と定期的に会っていてもごみ屋敷になっている可能性はある。
    助けを求めない、問題ないという相手にどこまで突っ込んでいけるものなのか、社会福祉として公的に出来るのがベストだけど。
    時々ある成年後見人の弁護士が横領とかのニュースを思い出すとひとつに頼りきりも怖いような。

    0
    2023年11月03日

    Posted by ブクログ

    起きて、出かけて、帰ってくる。家には誰もいない。語らいながら食事をする相手もいない。生きる気力が失せ、朽ち果てていく。いつしかゴミも溜まっていく。悪化していく持病。逃れようにも体の自由が利かない。助けが来るあてもない。苦しみ抜いた末にやっと訪れる死の境地。なきがらが悪臭を放つ。染み出た体液が床を汚す。幾日も経ち誰かが気づく・・2040年には単身世帯が4割。希薄化する人間関係。増え続ける孤独死。特殊清掃の需要も上がる。その現場で慮られる故人の末日。尊厳あるはずだった人生。壊れていく社会。絆の大切さを知る。

    0
    2022年06月17日

    Posted by ブクログ

    社会で表舞台には出ないけれど、必ず、そして今やものすごく需要のある業種だと思う。
    このような業種を特殊清掃ということを初めて知った。
    かなりしっかり書いてあるので、読むのが苦手な人もいるかもしれないが、増えてこればそれだけ悪徳業者もいる、この本に載っているような良心的な業者もいる、見極めが難しい。

    見分けるための業者に星をつけての義務でもできたらいいのに。

    自分の時や親がこのようになったら、と思うと、
    1度調べて見ないと行けないと思う。

    だけどこのような事態を生まないことが1番なのか…

    0
    2021年01月12日

    Posted by ブクログ

    特殊清掃の人は利益度外視でやっているということが分かり、大変恐縮したような気持ちで本書を読み終えましたとも…! 社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    まあ、中にはぼったくりとも言えるような金額を遺族に吹っ掛ける業者も居るようですがね…本書に登場した自称スーパーマンの男性なんか尊敬と言う言葉じゃ足りないくらい尊敬に値しますねぇ…社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    孤独死を無くすためにAIを活用するとか本書には様々な案が取り上げられていますが、結局のところ、人は人の間だけでしか生きられない…だからこそ人間!と書くのであってね、近隣の人が見つけてあげられるのが一番じゃないでしょうかね…日頃からのお付き合いが重要というわけですな…さようなら…。

    ヽ(・ω・)/ズコー

    0
    2020年11月30日

    Posted by ブクログ

    子と同居しているのに親の死に1週間も気が付かないというのが衝撃だった。同居していてそこまで疎遠な関係というのがちょっと理解できないし、これで孤独死が起こるのなら対策の立てようがない。

    0
    2019年10月09日

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