加藤寛幸の作品一覧
「加藤寛幸」の「生命の旅、シエラレオネ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「加藤寛幸」の「生命の旅、シエラレオネ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
あくまで個人的な勝手な感想として、V.フランクルの「夜と霧」に似たものを感じた。
エボラウイルスという脅威のおかげで、明日も知れぬ患者たち。でも、そんな中でも、見ず知らずの他人の手助けをする、まるできょうだいのように面倒を見るなど、人間の尊い部分が見られる。
また容赦なく命を奪っていくエボラに対し、著者である加藤先生の苦悩がリアルに伝わってきて、心を揺さぶられる。
「あとで」や「また明日」が通用しない世界があることを知り、これまで「あとでいいや」「明日でいいや」が常習化している自分を猛省。
明日が来ることを当たり前と思わず、一日一日を真剣に生きていかないといけない。
この本も、今年出会えて
Posted by ブクログ
私にとってとても重い大切な事が書かれていました。国境なき医師団の名前は知っていても、毎月寄付をしてはいても、その活動実態を知る機会はなかなかありません。この本は一人の医師が人間として実際に活動に参加された時の日記を元にしています。そのことが漠然と名前だけ知っている団体から現実に私達を引き戻してゆきます。そして読み進める中で同じように葛藤し不安を共有してゆくことで、遠い国の出来事から自分自身の問題へと思考を誘います。
人道援助は無意味なのか?無駄なのか?だかといって本当に援助をやめてもよいのか?
繰り返されるこの問の答えが全てとは言いませんが此の本の中にあるように感じます。
以下、抜粋
人
Posted by ブクログ
2014年にシエラレオネでエボラウイルスの治療現場に入った筆者の克明な記録。今般のガザ情勢もあって、紛争地や貧困地域での国境なき医師団の活動に関心があり手に取った。
筆者が日々つけていた日記が元になっていて、現地で誰に出会い、何を考え、何をしたのか、とてもリアルに記されている。35℃以上にもなる現地で防護服や二重のグローブを着けて活動する難しさ、汗による視界の悪さ、想像しただけで凄まじい。
現地での活動方針をめぐるメンバー間の意見の不一致などは、人道援助に関わる人たちも聖人ではなく、個々の思いや人格を持った人間であるということがわかる。一人でも多くの子供を救いたいという強い思いから積極的医
Posted by ブクログ
国境なき医師団のリアルが分かる本。
著者が他のスタッフから警告を受けたり、意見が合わないこともある。
最後はどうやって自分のやりたい仕事にアサインされるかという問題が出てきて、そこは会社で働くのと何ら変わりはないなあと思った。
世界一命が短い国の状況を知り、いやそれは許せないだろうと思う。
私たちは普段、自分の生命が脅かされる状況はなくて、日々の色々は自分のせいではないよと思っている。
そうしないと自分自身を保てないから。
Medicines Sans Frontiers
国境なき医師団のロゴは、患者のもとにすぐに駆け付けるという意味を持っている。Proximtyの原則のもとに、遠くか