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原始仏教 ブッダから大乗成立へ
本書を貫くのは、仏教とは何かという問いである。 仏教は、インドに生まれて以来、二五〇〇年にわたる歴史とアジア全域の諸文化に、きわめて深い足跡を刻みつつ、今日に至っている。 そのなかで、本書が「原始仏教」の名のもとに考察するのは、開祖ゴータマ・ブッダの生涯と教えであり、あわせて、今日ある仏教の多様な姿の淵源をそこにたどることである。 「はじめに」より 信徒数5億人を誇る世界宗教、その初期仏典にはある「仕掛け」があった。ブッダの描いた知られざるシナリオを解き明かす珠玉の仏教論! 【本書の内容】 第一部 原始仏教という射程 第1章 仏教の誕生 第2章 どのように初期仏典を読むべきか 第二部 ブッダの生涯と教え 第3章 誕生と出家 第4章 成道とその教え 第5章 成道から梵天勧請へ 第6章 初転法輪から初期伝道へ 第7章 サンガの成立と修行道の整備 第8章 存命中の主な出来事 第9章 入滅 第三部 仏滅後の仏教 第10章 入滅後の動向 第11章 部派分裂 十事の非法と大天の五事 第12章 仏教の多元性と連帯感 大乗仏教への道 終章 仏教とは何だったのか -
無意識の発見 心に挑んだ精神分析の歴史
あなたが「本当に望んでいるもの」は何か? 心の底にはあなたも知らない”謎”がある! 内省ではたどり着けない、深い自己理解へーー。 フロイト、クライン、ラカン、河合隼雄…… 欲望と自己をめぐる壮大な「知の冒険」を、気鋭の哲学者が一望する! 「仕事仲間でも恋人でも友人でも、自分が選んできたはずのものが、自分に幸福を約束してくれるわけではない。それどころか、自分が大切にしてきたその相手こそが、自分を悩ませたり苦しめたりしていることさえある。ちょっとしたタイミングでその事実を突きつけられたとき、私たちは欲望をめぐる問いの前に立っている――。 「自分が本当に望んでいるものは何か?」 本書を貫いているのも、まさにこの問いである。(中略)私たちの「自己」がどのように成り立っているのか、そしてその「自己」がどんなふうに作動するのか、それを深く掘り下げて考えることが、本書に与えられたミッションだ」(「はじめに」より) 【本書の構成】 はじめに――心はいかにして発明されたか 第一章 催眠からの目覚め シャルコーからフロイトへ 第二章 エディプスコンプクレクスとその裏面 父殺しと母殺し 第三章 暗黒大陸の探索 女性分析家の登場 第四章 精神分析家の無意識とその機能 ビオンとウィニコット 第五章 ブダペストからパリへ ラカンの「フロイトへの回帰」 第六章 日本におけるユング受容の一段面 河合隼雄と村上春樹 おわりに 読書案内 -
科学でわかった すごい心理法則100 「あの人が自然と動く」コツ、まとめました
うまくいく人は、 「心と頭のクセ」をうまく使っている。 なぜ、あの人の言葉には動かされてしまうのか。 なぜ、つい買ってしまうのか。 なぜ、やる気は続かず、思い込みから抜け出せないのか。 その裏には、私たちの行動を知らないうちに左右している「心理法則」があります。 本書では、世界の研究でわかった、一生役立つ「心と頭の法則」を100個紹介。 ●マジカルナンバー7±2→一度に覚えられる量には限りがある ●おとり効果→比べるものがあると、本命が魅力的に見える ●忘却曲線→忘れる前に復習すると、記憶に残りやすい 本書を読めば、 ・人間関係がラクになる ・仕事がはかどる ・ムダ買いが減る ・独学が続く ・ダイエットが続く ・思い込みに気づける ・企画が通りやすくなる 「人はなぜ動くのか?」がわかれば、 自分の行動も、相手との関係も、もっと軽やかに変えていける。 心理学、行動経済学、認知科学の知見を、日常で使える形にまとめた、 読むだけで「頭と心のしくみ」が見えてくる! 【目次】 はじめに 第1章 人に好かれる法則 第2章 頼みごとが通る法則 第3章 人間関係がラクになる法則 第4章 やる気が続く法則 第5章 後悔しない選択の法則 主要参考文献 場面別 逆引き心理法則 -
あなたの隣のサイコパスな人 どう見つける? どう逃げる?
巧妙なうそで人を陥れる、急に怒鳴る、二枚舌、モラハラを繰り返す、人の不幸に快感を覚える――。 人口の1、2割を占めるとされるサイコパス的特性をもつ人は、一見、カリスマ性があり、魅力的な人物にすら見える。だからこそ見つけづらく、違和感を指摘しないまま放置されていく。 しかし彼ら彼女らは、まるで少量の毒薬を毎日盛るかのように、じわじわと周りを蝕み、悪行を伝染させ、多数の被害を出す。 また、サイコパス的な特性はスペクトラム状ゆえ、サイコパスか、そうでないかと二分できるものではない。ふとしたきっかけで、あなた自身に潜むサイコパス的人格が現れる可能性だってある。たとえば、泥酔していたり、旅先や祭りの雰囲気の中で調子に乗ってしまったり……。 ただ、サイコパス的特性を持つ人の発見法、攻略法、そして被害を防ぐ方法もある。 25年以上サイコパスの研究を重ね、論文も多数発表してきた心理学者が、その知見を基に、著名人から職場や学校など身近な実例を多数紹介しながら解説する。ダークな人格を見抜くためのチェックリストも収載。手遅れになる前に、知っておいてほしいことが詰まった決定版。 -
AIと一緒に深める思考力
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 AIの回答に『なんか違う』と感じたら、その違和感を捨てないでください。 本書は、AIを思考を支える相棒(副操縦士)として使いこなすための入門書です。 期待通りの答えが返ってこない理由、AIが出す「よくある答え」の正体、そして「なんか違う」という違和感の価値を丁寧に解説。 AIに振り回されるのではなく、自分が機長として考えるための視点と対話のコツが、やさしく身につきます。 ●目次 CONTENTS 第1章 AIは「一緒に考える相棒」 ~まずはAIの正体を知る~ 第2章 AIの使い方は大きく2つ ~知識と創造、目的で使い分ける~ 第3章 3回の質問でAIと一緒に考える ~「平均」を「納得解」に変える~ 第4章 知識の相談:本当に知りたいことは? ~「普通の情報」を「自分だけの答え」にする~ 第5章 知識の相談:解決策を探る ~「悩み」を「構造」に変えて攻略する~ 第6章 創造の相談:アイデアを広げる ~AIとの対話で、自分だけでは思いつかない視点を引き出す~ 第7章 創造の相談:「そうじゃなくて」が自分らしさを作る ~AIという鏡を使って、自分を知る~ 第8章 AIと一緒に「考える未来」へ ~答えをもらう道具から、問いを育てる相棒へ~ 付録:AIへの問いかけ早見表 ●著者 『マイコンBASICマガジン』(電波新聞社)時代からゲームを作り続けて、日本初のDTMパッケージ「ミュージくん」のソフト開発を行う。現在はコンテンツ制作や執筆活動を行い、関西学院大学非常勤講師、関西学院高等部非常勤講師、成安造形大学非常勤講師、大阪芸術大学非常勤講師、プログラミングスクールコプリ講師など、プログラミングに関する幅広い活動を行っている。 http://www.ymori.com ※この商品は固定レイアウト型の電子書籍です。 ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※お使いの端末で無料サンプルをお試しいただいた上でのご購入をお願いいたします。 ※本書内容はカラーで制作されているため、カラー表示可能な端末での閲覧を推奨いたします -
忘れられないのではなく、終わらせられていない。
さっと読めるミニ書籍です(文章量24000文字以上 32,000文字未満(30分で読めるシリーズ)) 【書籍説明】 あなたには、何年経っても思い出してしまう出来事がありますか。 あの時こうしていればよかった。どうしてあんなことを言ってしまったんだろう。そんな後悔がふと頭をよぎり、胸が苦しくなることがあります。私自身、長い間そうでした。 私はこれまで、中学校・高校の国語教師、医療事務、空調設計と、いくつかの仕事を経験してきました。その中で多くの失敗をし、多くの後悔を抱えてきました。 特に教師時代は、生徒との関わりや自分の未熟さに悩み、自分を責め続ける毎日を送っていました。仕事を辞めた後も、その苦しさはなかなか消えませんでした。 当時の私は、過去を忘れなければ前へ進めないと思っていました。でも実際は違いました。過去を消そうとするほど苦しくなり、自分を許そうとするほど許せなくなる。 そんな経験を繰り返す中で、私は少しずつ気づいたのです。大切なのは、過去をなくすことではなく、過去との付き合い方を変えることなのだと。 この本には、私自身の失敗や後悔、そしてそこから学んだことを書いています。立派な成功談ではありません。むしろ迷いながら、立ち止まりながら歩いてきた記録です。 もしあなたが今、過去に縛られて苦しんでいるなら、この本が少しでも心を軽くするきっかけになれば嬉しく思います。過去を抱えたままでも、人は前へ進むことができる。そのことを、これから一緒に考えていけたらと思います。 【著者紹介】 深月凌雅(ミヅキリョウガ) 中学校・高校の国語教師として勤務した後、医療事務、空調設計など異なる業界を経験。 これまでの人生の中で、失敗や後悔を何度も引きずり、自分を責め続けてきた。教師時代には生徒との関わりに悩み、自身の未熟さに苦しみながら、 理想と現実の間で葛藤する日々を送る。その後も転職や環境の変化を経験する中で、過去を消そうとするほど苦しくなり、過去との向き合い方そのものを見直すようになる。 現在は、自身の経験をもとに、人間関係や心の整理、自己理解をテーマとした執筆活動を行っている。 本書では、忘れられない後悔、自分を責め続ける苦しさ、過去との向き合い方について、自らの実体験を交えながら綴った。 著書に『もうバタバタしない!時間とタスクの超整理術』『わかってほしい。でも、言えない。-言葉にならない気持ちの整理術』『AIでは代替できない人になる』など。 -
言語起源論の系譜
「言語」とは何か──すべてはそこに収斂する ヨーロッパの特異性を浮かび上がらせる傑作思想史 ヨーロッパ固有の問い、「言語の起源」。把握不能な生成の瞬間を探求した人々は何を見ようとしていたのか――。ヨーロッパの核心を穿つ傑作思想史。 === 言語の起源とは何か。それは自然と人為、いずれによるものか。古代から近代へと2500年、この問題はヨーロッパにのみ見られる足跡を遺した。ヘブライ語の失墜、新たな「自然」の創出、「起源の言語」から「言語の起源」への転換と国民国家の成立、そして「近代」に固有の逆説……。言語の生成はいかにして可能かという問いがそれらを貫いていく。傍らに一人「生まれ出ざる者」を伴いながら――。長きにわたる追求は、ついにソシュールによる起源の否定へと逢着したが、本当に問題は消えたのだろうか? 膨大な文献の渉猟とともにヨーロッパの核心を剔抉した傑作思想史。第36回サントリー学芸賞受賞。 【目次】 はじめに 序章 人類最初の言語を聞く 第I章 「神」が言語を与える――聖書の時代:中世から一五世紀まで 第II章 複数のアダムたち――国民言語勃興の時代:一六世紀から一七世紀 第III章 人間が言語を作る――「自然」創出の時代:一七世紀 第IV章 起源を証明する――「社会契約」の時代:一七世紀から一八世紀へ 第V章 起源をめぐる闘争――乱立する言語起源論の時代:一八世紀 第VI章 起源を復元する――言語学の時代:一八世紀から一九世紀へ 終章 「起源の言語」を語る天使たち 書誌 あとがき ちくま学芸文庫版あとがき 人名・作品名索引 -
「学問」の本筋 ――柳田國男と双極の民俗学
躓き、そして何度でも 立ち上がった。 「ここではないどこか」に魅かれる。「いまこの社会」を良くしたい。 戦争の時代と理想の時代、二つの極の間で揺れ動いた柳田の「学問」の足跡をたどる。 柳田國男の民俗学には、二つの極がある。『遠野物語』や山人論、「海上の道」に代表される、日本人の起源を求めてやまないロマン主義民俗学。そして、主権者自身を担い手とした社会の改良を志す「本筋の学問」――すなわち公民の民俗学。ここではないどこかに心誘われ、何度も挫折と失敗を繰り返しながら、人類の幸福という理念を目指し続けた柳田國男の思想をたどる。 私たちは、学問を何のためにするのか。 【目次より】 序章『炭焼日記』の人々 時局の迫れる話/三人の炭焼きたち/原始共産制と民俗学/外地に出征した弟子たち/インテリジェンスの関係者/文化映画関係者/偽史関係者/学問の応用という隘路 第一章 双極の民俗学 ロマン主義民俗学と公民の民俗学/起源論への節度/近代の生きにくさ/神経衰弱と神隠し/生存への不安/かくり世と新体詩/柳田國男のフェアリーテール/「ルーラル・エコノミー」という名/「習慣」と「私」/椰子の実一つ/社会問題の側/社会のために応用される学問/「自主」と「自助」/「古代」への断念 第二章 実験小説論と『遠野物語』 社会政策学者として/ミスチシズムと「山男」/イプセンと社会問題/クロポトキンを読む/明治文学史と自然主義/何故『蒲団』を嫌ったか/自然主義文学を酷評する/佐々木喜善の野心/お化の問屋とフェアリーテール/日露戦争と遠野物語/加減せず感じたるまゝ/理系の文学/批評する資格はない/ルウラウ・ライフと歌のわかれ 第三章 山人論の迷走 何故「ルーラル・エコノミー」なのか/新渡戸稲造とゾライズム/「民俗学」は道楽か/マイノリティの発見/先住民実在という仮説/隘勇線と山人/シャグジと隘勇線/伊能嘉矩の「原住民」統治政策/植民地政策と山人観/「山人」の分類/山人の正体/柳田國男の実験小説 第四章 田山花袋のロマン主義殺し 『蒲団』の恋の圏外/二つの樺太小説/「隣室」の観察者/柳田國男が怒った実話小説/煩悶する詩人/花袋のゾラ式実験小説/花袋のサンカ小説/暴走するロオマンス/津軽への旅/偽史とロオマンス 第五章 不戦思想の民俗学 「こんなこと」から「学問の本筋」へ/松岡三兄弟の「椰子の実」言説/起源論と沈降大陸/海洋漂泊民と人種差別撤廃問題/第一次大戦後の世界秩序/ジュネーブでの学問体験/選挙民「妄動」の危惧/不戦思想と普通選挙/憲法「人民ノ名に於テ」問題/エスノロジーのルーラル・エコノミー化 第六章 偽史のグローバリズム 雑誌『民族』の頓挫/岡正雄とナチス民俗学/柳田の「学問」のナチス民俗学的読み替え/横断面と現在学/ナチスのオカルト民俗学/大政翼賛会とムー大陸/藤沢親雄と偽史のグローバリズム/国際協調主義という理想の果て 第七章 国有信仰と魂のエコサイクル 固有信仰論のつくられ方/七生報国と魂の共同主義/柳田固有信仰論の変質/「生まれ替わり」という立論/小泉八雲の東洋の我(エゴ―) 終章 固有信仰から憲法へ 働かねばならぬ世になりぬ/戦後の三つの課題/固有信仰論のウォッシュ/枢密院顧問となる/柳田社会科とCIE/CIEの徴用リスト/民族学者と「スーパーマン」/占領軍公認の偽史/「海上の道」へ/憲法の芽を生やす あとがき -
14歳から考えたい 戦争と宗教
争いは人類の避けられない宿命なのか。 それをすこしでも減らし、和らげるために、いかなる方法があるか——。 来たるべき世界をよりよくするための、ささやかな一石となりうる一冊。 平和主義はしばしば、少なくとも短期的には敗者になります。現在の勝利は、好戦的な人にあたえられる傾向があります。これは、平和は存在しないと言っているのではありません。平和は強大な力であり、芸術や商業、社会が栄えるためには必須の条件です。ただ、その存在は目立ちません。平和とは夜吠えない犬のようなものです。そのため、宗教的戦争について議論したときよりも、より細かな状況を、より詳細に見ていくことが大事になります。(本書「Chapter 5 平和を祈る」より) -
認知のふしぎに迫る 共感覚の科学Q&A
\理解を助ける4コマ漫画つき/ 共感覚とは何か? 生まれつき? 国や言語によって異なる? 芸術的才能と関係がある? 感じ方の個性である共感覚。その複雑な現象について、メカニズムや特徴から、社会での受容をめぐる問題まで、第一人者が科学的知見に基づいてQ&A方式でわかりやすく解説。 【主要目次】 まえがき 第1章 共感覚とは何か Q1 共感覚を一言で言えば何ですか?/Q2 共感覚を感じる人はどれくらいの割合でいるのでしょうか?/Q3 共感覚は、昔から知られている現象ですか?/Q4 共感覚には何種類くらいあるのでしょうか?/Q5 最も一般的な共感覚は何ですか?/Q6 共感覚は後天的に獲得できるものなのでしょうか?/Q7 共感覚の有無はどのように確認(診断)されるのですか?/Q8 共感覚は妄想とか幻覚とは違うのですか?/Q9 共感覚を治療する必要性はあるのでしょうか?/Q10 色字共感覚者ならば、色つきの文字が見えるのですか? 第2章 共感覚のメカニズム Q11 共感覚を持つ人の脳は違うのですか?/Q12 共感覚は生まれたときから感じているのですか?/Q13 共感覚は、国や言語によって異なるのですか?/Q14 男性より女性のほうが共感覚を持ちやすいのでしょうか?/Q15 共感覚者と非共感覚者には、はっきりした境界があるのですか?/Q16 文字から色を感じるのではなく、逆に色から文字を感じる共感覚はありますか?/Q17 家族に遺伝するのでしょうか?/Q18 共感覚者が二種類以上の共感覚を持つことは可能なのでしょうか?/Q19 共感覚は失われることはないのでしょうか?/Q20 共感覚を感じるには特別な努力が必要なのですか? 第3章 色字共感覚の特徴 Q21 文字の色について、色字共感覚者の間で意見が一致することはありますか?/Q22 色のついた文字と、共感覚で感じる色の区別はできるのですか?/Q23 色字共感覚者は、文字に色以外のものも感じますか?/Q24 色字共感覚者は、知らない外国語の文字にも色を感じますか?/Q25 色字共感覚者が外国語の文字を勉強したら、色を感じるようになりますか?/Q26 色字共感覚には、色味ではなく、明るさや鮮やかさにも違いがあるのですか?/Q27 同じ形の文字でも異なる共感覚を感じることがありますか?/Q28 文字を見なくても、思い浮かべるだけで共感覚を感じますか?/Q29 文字の構成要素に共感覚を感じることはありますか?/Q30 共感覚で色を感じるのと、実際に色を見るのと何が違うのですか? 第4章 共感覚一般の特徴 Q31 共感覚は、幼児期の経験に影響されますか?/Q32 共感覚者は、共感覚をどのように活用していますか?/Q33 単純な感覚の組み合わせではない共感覚はありますか?/Q34 共感覚者のパーソナリティに特色はありますか?/Q35 めずらしい共感覚には、どのようなものがありますか?/Q36 ブーバ・キキ効果と共感覚の違いは何ですか?/Q37 「黄色い声」という表現をする人は共感覚者ですか?/Q38 絶対音感と共感覚の違いは何ですか?/Q39 共感覚者でない人が、共感覚者になりすますことはできますか?/Q40 共感覚と芸術的才能は関係があるのでしょうか? 第5章 共感覚と社会 Q41 共感覚を持つことのメリット(お得感)はありますか?/Q42 共感覚を持つことのデメリット(困りごと)はありますか?/Q43 共感覚者の世界を擬似体験することはできますか?/Q44 社会には、共感覚に対する偏見や誤解があるでしょうか?/Q45 共感覚者はどのタイミングで自分が共感覚を持っていると気づくのですか?/Q46 共感覚についての周囲の誤解に対して、どのように説明すればよいですか?/Q47 共感覚に関する社会的な認知度を高めるために必要な取り組みや支援はどのようなものでしょうか?/Q48 共感覚への理解が深まることで、私たちの生活はどのように変わるでしょうか?/Q49 共感覚者のコミュニティなどはありますか?/Q50 共感覚を調べる研究の意義は何ですか? あとがき -
解き放たれた無 啓蒙と絶滅
思弁的実在論が生み出した空前の問題作が、ついに刊行。ドゥルーズ、バディウ、アドルノ、メイヤスー、ラリュエル、セラーズらをパノラミックに横断し、カタストロフィックに破壊する。 ************** 千葉雅也氏、推薦! 自然科学と情報がすべてだという今、哲学を「無化する」ぎりぎりまで追い詰めていくのだから、この本は難しい。その難しさが、面白い。 ************** ニヒリズムは思弁の好機であり、哲学は絶滅の思考機関だ。 世界を脱魔術化し、「空虚」を解き放ちながら「絶滅の真理」へと赴く──。 思弁的実在論が生み出した空前の問題作であると同時に、 その並外れたスタイル、深遠な哲学的ヴィジョン、硬質な批評性が、 現在にいたるまで世界中の読者を知的に惹きつけてやまない 現代の最重要哲学書が、ついに刊行! -
論語 現代に生きる中国の知恵
「あなたは、論語ときいただけで、とてもちかよりにくい、むずかしい本だというふうに、頭からきめていはしませんか――」。中国史学の碩学が人生の指針となる名句を厳選。孔子や弟子の姿を活写し、珠玉の教えをやわらかく軽やかに読者に語る、論語入門の古典的名著。 論語は、孔子の一生の経験が結晶したような本だと本書の著者、貝塚茂樹は語る。中国史学を専門とする著者ならではの、当時の社会や時代背景を踏まえた解釈によって、幾多の苦難を味わってきた人間孔子の姿が、また一本気な愛すべき子路や自信家で秀才の子貢、夭折した顔回など弟子たちの姿が、そして彼らが交わした言葉が活き活きと血の通ったものとしてよみがえる。その言葉の数々は、二千五百年の時を超えて今なお私たちに生きていくうえで必要な知恵を授けてくれる。 論語から著者が受けた感動をそのまま伝えようと試みた、親しみやすくも偉大な入門書。(原本:講談社現代新書、1964年) 【本書の内容】 はじめに――『論語』の読み方 1 学而編――学問の勧め 2 為政編――理想の政治 3 八イツ編――伝統の擁護 4 里仁編――徳について 5 公冶長編――聖賢の言行 6 雍也編――幸福について 7 述而編――教育について 8 孔子の追憶 9 孔子の政策論 解 説(加地伸行) -
裁かれた戦争
兵士はなぜ、敵に突撃していくのか――。 46歳・哲学教師の身で自ら従軍し、戦争を成り立たせる人間の心理とメカニズム――侮辱を旨とする軍隊および英雄讃美の銃後においても駆動する「操兵術」――の機微を戦場から明らかにしつつ、それを拒絶する方途を提言。『幸福論』の著者による渾身の反戦論! フランス文学の権威による名訳の誉れ高い一冊が待望の文庫化。 (解説:田中祐理子) [目次] 愛国心/美/鍛冶場/義務 優柔不断/組織/ゲームのルール/メカニズム 人身御供/メドゥーサの顔/人間の尊厳/プラトン 名誉/決闘/普遍的なエゴイズム/利害 猛々しい精神/情/曖昧な情念/反抗 感嘆/自己欺瞞/お偉方/権力 野心/情念を静めるには/決定論/狂信 悲劇/人間嫌い/憎悪/中庸 教養/ノイローゼ/安全/ペシミズム リヴァイアサン/屍/主権者/判断 ヘラクレス/剣闘/ドグマ/法と力 条約/魂の偉大さ/国/否と言うこと 原因から/意志すること/人類(ユマニテ) 訳者あとがき 解説 「戦争に養分を与えない」ために 田中祐理子 [*本書の原本は1986年に小沢書店より刊行されました。再刊にあたり、訳者の遺した赤字をもとに、訳文を改めたところがあります。] -
「不安ぐせ」のある子と「だいじょうぶ」を育む ポリヴェーガル理論
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 3つの自律神経を味方につけて 〈不安ぐせ〉を〈安心習慣〉に変える! いつも不安にふりまわされて、 シクシク、くよくよ、イライラ…… 「うちの子、もしかして不安になりやすい?」 「人より繊細なのかな?」と思ったら ぜひ本書の「ポリヴェーガル理論」にもとづくワークを試してみてください。 ポリヴェーガル理論は、ステファン・ポージェス博士が提唱した神経理論で、 自律神経を「交感神経」と「2つの副交感神経(背側迷走神経・腹側迷走神経)」の3つとして捉えます。 ・人の表情や声色、変化によく気がつく ・大事なイベントの前にネガティブなイメージをしがち ・登園時、登校時はこれから過ごす時間を考えて泣いてしまう ・にぎやかな人の近くにいると、いつもイライラ こうした「不安ぐせ」は性格から生まれるものではなく、 心と体を守ろうとする安全システムが働くことで生まれるもの。 本書では、ポリヴェーガル理論にもとづき、 子どもの「不安ぐせ」のしくみをやさしく解説しながら、 親子でできるシンプルなワークを紹介します。 不安やストレスを感じても 「わたしは大丈夫」「なんとかなる」と思える力——“レジリエンス”を、子どもと一緒に育てていきます。 がんばって変えようとしなくて大丈夫。 安心は、親子の関わりのなかで、少しずつ育っていきます。 -
一分でできるストレス解消法「セルフハグ」
【書籍説明】 イライラが止まらない。テスト前になると、理由もなく不安になる。人と話しただけなのに、どっと疲れてしまう。 そんな状態に悩んでいませんか。 この本は、「理由がわからない不調」に悩んでいる学生のために書きました。 多くの場合、こうした不調は考え方や性格の問題だと考えられがちです。そのため「気にしないようにしよう」「前向きに考えよう」と、無理に思考を変えようとしてしまいます。 しかし、それでも楽にならないことがほとんどです。 なぜなら、その不安やイライラは、頭の中だけで起きているものではないからです。 実際には、体が先に反応し、そのあとに感情や思考がついてきています。 この本では、その「体の反応」に注目します。 難しい理論ではなく、「なぜこうなるのか」「どう整えればいいのか」を、できるだけシンプルに説明していきます。 前半(一章~十章)では、日常の中で起きている不調の正体を整理し、 中盤(十一章~二十章)では、それが起こる仕組みを体の視点から理解します。 そして後半(二十一章~三十章)では、具体的な整え方を紹介します。 その中で紹介する「セルフハグ」は、体に直接働きかけて緊張をゆるめる、とてもシンプルな方法です。 この本を読むことで、なぜつらいのかがわかるだけでなく、「自分で少し整えられる感覚」を持てるようになります。最初から順番に読んでも、気になる章だけを読んでも構いません。そのときの自分に必要な部分だけを使っても大丈夫です。 大切なのは、不安をなくすことではありません。不安があっても、自分で状態を整えられることです。この本が、そのきっかけになれば幸いです。 【目次】 一章 理由のないイライラはどこから来るのか 二章 不安が急に押し寄せる瞬間 三章 見えないストレス環境 四章 朝は平気なのに午後に崩れる理由 五章 人間関係で心が疲れる仕組み 六章 テスト前に起こる異常な緊張 七章 夜になると考えごとが止まらない理由 八章 セルフイメージが崩れていくとき 九章 なぜ疲れが取れず、やる気も出なくなるのか 十章 心ではなく体に出る限界サイン 十一章 自律神経は状態を切り替える装置 十二章 呼吸は体の状態を映すサイン 十三章 心拍が不安に変わるとき 十四章 脳が危険だと誤解する瞬間 十五章 思考より先に体が反応する理由 十六章 ストレスが抜けない人の共通点 十七章 安心と緊張が切り替わらない状態 十八章 体の緊張が思考を歪めるメカニズム 十九章 「気にしすぎ」は性格ではない 二十章 回復には体側からしか入れない理由 二十一章 一分でできるセルフハグの基本 二十二章 呼吸とセルフハグを組み合わせる方法 二十三章 不安が強いときのリセット手順 二十四章 朝に気持ちを整えるセルフハグ 二十五章 学校で使えるセルフハグ 二十六章 人間関係で傷ついた直後のケア 二十七章 テスト・発表前の緊張対策 二十八章 寝る前に止まらない思考ループの抜け方 二十九章 習慣化のコツ 三十章 「自分を落ち着けられる人」になるということ 【著者紹介】 水越杏(ミズコシアンズ) 心と体の実践家 小学生の頃にうつと診断され、幼い頃からストレスに敏感な自分と向き合ってきました。現在は、無理なく続けられるセルフケアを日々探求し、実践しています。学生時代に抱えた不安や緊張の経験は今も私の原点です。だからこそ、同じように揺れを抱える学生に届けたいという思いで本書を執筆しました。本書では、体の仕組みに基づいた「セルフハグ」という方法を紹介しています。小さな実践が、心を支える力になることを願っています。 -
愛すること
世界的禅僧が、愛の本質を易しく説く。怒りや悲しみを否定せず見つめ、自らの言動を整えるためのマインドフルネス入門。自分を大切にしながら、人とつながり直すためのレッスン。改題新装版。 【世界18か国で翻訳されたベストセラー!】 「自分」を後回しにせず、 大切にする。 それが、 人との関係や 生き方そのものを変えていく。 世界的禅僧が説く マインドフルネス入門 【自分を愛することから、すべてが始まる】 自分自身を愛し、理解し、 本当の意味で思いやることを覚えてはじめて、 私たちは本当に誰かを愛し、 理解することができるようになるのです。 【CONTENTS】 ※目次より一部抜粋 ◎愛についての覚え書き 理解とは愛の本当の姿/真実の愛の4つの要素(エレメント)/尊重と信頼/美しいありのままのあなたで/心のお花に水やりを/心の根をおろす/言い争いを防ぐ呼吸/コンプレックスからの解放/気づきのエネルギー/プライド/遠き人との和解/過ち/深く耳を傾け合う/無我(ノー・セルフ)/「幸せ像」を手放す/許し ◎真実の愛を育む実践 6つの魔法の言葉(マントラ)/愛の瞑想/思いやって聴く/良い種に水やりを/抱き合う瞑想/5つの気づき -
歴史哲学最終講義
思想はここに極まる ヘーゲルの没年に行われた最後の講義。その筆記録を忠実に訳し、歴史哲学の実像を伝える。 ヘーゲル終焉の年に行われた「世界史の哲学」講義筆記録の新訳。歴史を通し精神の本質をなす自由はどう実現されたか。思想の最終到達点が示される。 === 「世界史は自由の概念の発展である」と主張し、その過程を縦横に語った講義「世界史の哲学」。長らくヘーゲルの入門書として読まれてきた『歴史哲学講義』は、恣意的な編集によって歪められたものであったため、多くの誤解を生んできた。アカデミー版全集に基づいた新訳は、真のヘーゲル像を明らかにする。10年間になされた講義のなかでも1830/31年冬学期の講義は特に重要だ。中国、インドなどの東方世界の歴史から、ギリシア、ローマ、ゲルマンへと辿り、フランス革命後の激動期を考察する。それはヘーゲル最後の国家論・政治哲学の卓抜な洞察であり、現代の自由主義論争にも大きな示唆を与える。 【目次】 訳者による序 凡例 訳注の凡例 世界史の哲学への序論 はじめに 一 世界史の哲学の普遍的な目的は客観的な目的 二 究極の目的設定の内容 三 世界史の歩み 世界史の哲学 一 地理学的三区分 二 世界史の時代区分 第一章 東方世界 一 中国 二 インド 三 ペルシア帝国 四 エジプト 第二章 ギリシア人 第一期 ギリシア世界の起源と形 第二期 ペルシア戦争からアレクサンドロス大王の東方遠征まで 第三期 ギリシアの没落 第三章 ローマ人 第一期 ローマの起源と強国への発展 第二期 第二次ポエニ戦争から帝政成立まで 第三期 帝政時代 第四章 ゲルマンの国 序 第一期 ゲルマン諸民族の登場 第二期 中世 第三期 近世 訳者あとがき 事項索引 人名索引 -
思考をみがく禅入門
自己の欲望と好奇心を どうするか? 「道」「平常心」「自力」とは── こころの解像度を上げる禅的思考の本質とは。 答はない、あるのは自己のみ。 理屈を超えた、命がけのことばのバトルを味わう。 唐代の『趙州録』から、11の禅問答を抜粋して解説。 本書に登場するキーワード ……平常心 自力 道 明暗 作為 是非 自由 目指さない 意識 無意識 聖者 凡夫 具体 抽象 自己陶冶…… 禅問答は、ことばを使っておこなう、地に足のついた禅僧同士の、ガチな対話の記録である。 唐代の名僧・趙州は、ことばで相手の基盤を揺さぶる達人で、師である南泉との問答には、「道」「平常心」「我欲」「自力」といった禅的思考の本質が凝縮されている。 決してわかりやすいものではないそれは、禅のスタート地点にあるもので、つまずきながら読み込む先に、おもしろさという値打ちがある。 この世で自力で生きていくためのヒントに満ちた11の問答を味わう一冊。 イラストレーション=越井隆 === 【目次】 まえがき 問答という対話のかたち/自己を言語化することの極み/他人とともにことばを使いあう/ことばの自己対象化のはたらき/禅問答とはいかなる問答か/AIに禅問答はできるだろうか/なぜ11の禅問答を読むのか 第1の問答 平常心がそれだ──なにも隠されていない 現実をありのままに認識する/ことばの意味を理解する/よく生きることを意識する/自由であることはむずかしい/こころを汚れに染まらせない/一切の意識をなくすべきなのか/目指さずして意識できるのか 第2の問答 言語化なくして明暗なし 言語化せずに答えられるのか/たれが打たれるべきだったのか/知覚し思考するところを言語化せよ/言語化しないのは甘えだ 第3の問答 なにが有ることを知っているのか 知るべきことを知っている/ウシはそれを知っているのか/異類はよく生きているのか/死んだらどこにゆくのか 第4の問答 火事だ!火事だ! 師と弟子とが火花を散らす/なにごとも自力でやるべし/なぜ鍵を投げ入れたのか/自力とは、自己とは…… 第5の問答 助けて!助けて! ただ助けるふりをするだけ/ちゃんと助けられている 第6の問答 命がけの一言をよこせ──しからずんば諦めよ ほんとうの本末転倒はなにか/本末転倒にもいろいろある/かさねがさねの筋ちがい/我欲をどうやって捨てるか/ヘタな有言は無言にひとしいのか 第7の問答 くやしい!くやしい! 「ことば」がやっていること/ことばは行動についてくる/ズバリと異類になってみせる/ほんとうに問いたったこと/生きることと言語化すること 第8の問答 手綱はもってきたか──それでも自己は捨てきれない その行為はみられている/主体性はどこへいったんだ/いまひとつ?みあわない 第9の問答 理屈にかかずらうな──けれども言語化はサボれない 無言であることはゆるされない/理屈をはなれる仕方もいろいろある/ふたつの仕方のわかりかた/象徴とそれが象徴するもの/ことばで示さないでどうする 第10の問答 なんてこったい! どうして門を開けたのか/ことばは経験にささえられている/ことばは行為をあらわしている/禅問答という特殊空間 第11の問答 ことばは生きている──仏をもとめ、汚れを捨てよ 言語化する隙もあらばこそ/馬祖はなんといっているか/心はただちに仏でありうるか/仏に近づき、汚れを捨てる/「ありのまま」じゃいけない/自覚なくして成仏はない/ほかならぬ自己が成仏するのだ/熟した梅の実は落っこちる/ことばは生のなかに息づく あとがき 参考文献 === -
生まれてよかったか? はじめての反出生主義
「生んでくれなんて頼んでない」 「親ガチャ“ハズレ”」 「子どもはほしくない」 その気持ちを論理で考える一冊 子どもは「生まれるか」を選択することはできません。親の一方的な考えのみで「存在させられる」のです。だから「生んでくれなんて言ってない!」と思うのは当然のこと。「親に感謝すべき」「幸せな人生を目指すべき」という重圧をほどき、生きづらさとともに生きるために。 ◎本書抜粋 反出生主義は「死んだほうがいい」と言っている思想ではありません。ここが最も誤解されやすいところです。反出生主義が問題にしているのは、「新しく人を存在させること」です。すでに存在している人に「存在するな」と言っているわけではありません。まったく逆です。今いる人には、できるだけ良く生きてほしい。苦しみを減らし、少しでも良い人生を送ってほしい。反出生主義は、そういう思いから出発しています。(「まえがき」より) === 【目次】 まえがき 第1章 生まれるって、だれの決断? 1 「頼んでない」は言ってはいけない? 2 親は依頼されていない/子は選べない 3 存在させることの一方通行性 第2章 「親ガチャ」を考え直す 1 そのガチャって誰が回してる? 2 金持ちに生まれたら幸せ? 3 「子ガチャ」の視点 第3章 「幸せ」を倫理学で考えてみる 1 快と苦は相殺できる?──功利主義という考え方 2 存在させることは「害」か?──ベネターの非対称性 3 「正解」はあるのか?──事実と価値を区別する 第4章 家族は「当たり前」じゃない? 1 「家族を大事に」の圧をほどく 2 一人でいるのは悪いこと? 3 友だち関係の作り直し 第5章 「ふつう」と「がんばれ」から自由になる 1 「1/2成人式」ってなんだろう? 2 どうしてがんばらなきゃいけないの? 3 「ふつう」を自分で定義する 第6章 「子どもをつくらない」を選ぶ倫理 1 作る権利・作らない権利 2 中絶・養子・教育の超入門 3 親を責めてもいいの? 第7章 ぼくらの生まれたこの世界で 1 ケアは血縁を超えられる 2 「持たない」生の充実 3 今日を生きる ブックガイド──さらに考えたい人のために あとがき === -
AIに恋しちゃダメですか?――AIと生きるための倫理と哲学
◆未来を考えるために今一番必要な哲学!◆ ・ AIとおしゃべりするのは人間関係から逃げているだけ? ・ AIに酷いこと言うのは何がいけないの? ・ AIにも「権利」があるの? ・ AIを大切にしなくちゃいけないの? 明らかに人間ではないが、人間と見分けがつかない応答を返してくるAI。そんなAIは単なる道具として扱っていいのか、絆を結ぶ存在として尊重するべきなのか――本書ではAIと人間が共存する未来をよく生きるためのヒントを、カントをはじめとする哲学者たちの思索から探ります。 これは今日もAIに話しかけている、あなたのための一冊です。 ■こんな方におすすめ ・AIがより人間らしく進化する可能性に期待と不安を持っている人 ・AIとのやり取りに心地良さを感じる反面、これでいいのかなあと違和感もある人 ■目次 第1章 AIがくれる安心、AIが生む不安 ・AI技術の現状 ・AIを恋人にする人たち ・AIに依存してしまうリスク ・AIパートナーは支えにも、危うさにもなる――期待とためらいのあいだで 第2章 AIとの愛は「本物」なのか? ・愛や友情で結ばれた関係とは何なのか? ・シミュレーション? 欺瞞? 「AIへの愛」批判 ・その愛は本当にニセモノなのか? 「AIへの愛」擁護 ・AIとの関係は「よい」か「悪い」かで片付くのか? ・AIは人間と同じではないからこそ、その関係の価値をバランスよく考える ・コラム1 それは誰との関係なのか――デジタル複製技術の可能性 第3章 AIへの罪悪感 ・AIに対するふとした配慮の場面――どこが倫理の問題なのか ・人への暴力は悪い! AIへの暴力は悪い? ・AIのためではなく、私たち自身のために ・それでも残る疑問――本当に人への態度につながるのか? 第4章 AIを大切に思うのはまちがっているのか? ・AIへの配慮は、誰のためのものか ・AIとの関係を大事にする人の感情をケアすること ・AIへの愛を守る――カミル・ママクの提案 ・AIとの関係性を尊重するのは義務である――カント再び ・重要な留保――その関係は健全なのか ・AIとの関係をどう受け止めるか――誰のためのAI倫理? 第5章 AIに権利を与える!? ・AIに権利はない、当たり前に思えるけど? ・AIの権利は幻想か――AI、ロボット、あるいは人格 ・権利を認めるとはそもそも何なのか――AIの権利を考えるために ・AIの権利は関係的に付与されうる――ガンケルの挑戦 ・AIの権利をまじめに認めるべきではない――慎重派の議論 ・AIの権利も無視できないかもしれない――企業の動向 ・AIの権利は、AIではなく私たちの問題である ・コラム2 AIが意識をもたないと断言できない――揺れ動くAI意識論 「AIに恋しちゃダメですか?」 ■著者プロフィール 清水颯:1998年北海道生まれ。北海道大学 人間知・脳・AI研究教育センター(CHAIN)特任助教。哲学・倫理学を専門とし、カント倫理学やAI倫理、特に人間と技術の関係を研究している。最近は、人と人、さらには人間以外の存在(AI、動物、環境など)との関係のなかで立ち現れる倫理に注目する「関係論的転回」に関心を寄せ、欧米圏の研究者たちとの共同研究や国際的な対話に力を入れている。著書に『生物とAIのあいだで哲学する──「不器用で中途半端な人間」を理解するために』(高木駿氏との共著、青弓社、2026年)。 -
金沢仏舎利塔物語――世界平和 釈迦牟尼世尊:マハトマ・ガンディー:藤井日達聖人の誓願
金沢市の奥卯辰山に、マハトマ・ガンディーの志を受け継いだインド共和国の初代首相ネルーから託された希少な仏舎利が奉安されている、勇壮な仏舎利塔がある。日印両国の友好と世界平和を願い、仏舎利10粒を託されたのは、日本山妙法寺(日蓮宗系)を創立した藤井日達聖人(1885~1985)であった。金沢仏舎利塔が落慶したのは、昭和49(1974)年9月。資金の問題、用地の問題など、数々の困難を乗り越え、平和の祈りに思いを寄せて尽力を惜しまなかった人々と、奇跡的な建立のプロセスを、時代の経過を交えながら、写真や仏舎利塔設計図面などの貴重な資料を満載して丹念に語り継いだ書である。令和6年9月に第50周年平和祈念大法要「祈りのつどい」が行われるまでの記録に加え、仏舎利塔(ストゥーパ、パゴダ)とはどういうものか、日本に、そして世界にどれほどの仏舎利塔が建立されたのかなどを紹介。現在、金沢仏舎利塔を護持している日本山妙法寺僧侶・泉上人と、用地を提供した浅地庄太郎氏の甥・浅地信之氏の監修により、いまの時代だからこそ必要とされる仏舎利塔の存在意義を問い掛ける。 -
新・消費論 コト消費、性的消費、応援消費……誰もが語りたがる「神話」の正体
コト消費、性的消費、応援消費、体験消費、トキ消費…… 次々と生まれる新たな「●●消費」によって、私たちは新しいビジネスの形を理解したり、議論されるべき社会問題の存在を知ったりする。 しかし、そこで〈消費〉はあまりに融通無碍に、あるいは単に自説を知的に見せる。 語彙として使われている可能性はないのか。 そして、かのボードリヤールはなぜ〈消費〉を一つの神話と見なしたのか。 1980年代から現代まで、〈消費〉をめぐる語りの謎を鮮やかに論じ、終わらない「神話」を終わらせる。 【目次】 序 章 〈消費〉を知ってはいるけれど 第1章 コト消費の時代――曖昧な〈消費〉の居場所 第2章 性的消費をめぐる謎――失われているものの在処 第3章 応援消費の論理――消費が変えるのは自分か社会か 終 章 〈消費〉という謎からのエクソダス -
マルクスの人間観
「フロムの狙いは、ソ連型マルクス主義からマルクスの思想を解放し、ヒューマニズム(人間主義)としてマルクス主義を再解釈することだ」(作家・佐藤優「推薦の辞」より)。 人間主義的精神分析家として知られるエーリッヒ・フロムがマルクスについて論じ、樺俊雄氏が訳した名著。待望の復刊にあたり、新たに佐藤優氏の「推薦の辞」を収録した。 マルクスの『経済学・哲学草稿』をベースに、『資本論』『ドイツ・イデオロギー』なども読み解きながら、マルクス思想の人間主義的側面について浮かび上がらせる。世間で広く誤解されているマルクス思想の本質に迫る一書。 「マルクスの人間観を内容とする本書がマルクスを理解するのに役立ちつづけ、そして『反マルクス主義者』やみずからマルクス主義者を名のる多数の人によって彼の思想が曲解され改悪されるのに対する矯正手段として役立つであろうことを、私は希望するものである。それと同時に、本書が今日起こりつつあるヒューマニズムの再生運動に役立つことを、私は希望するものである」――本書「日本語版へのまえがき」より。 -
空海読んだら、人生変わった 思考をひろげる仏教入門
人気書評家が限界までわかりやすく楽しく描く「仏教までわかる」空海入門 空海にも仏教にも関心がなかった書評家が、突如として空海にハマった。 これまでたくさんの本を読んできたが、空海の考え方は、 思考のフレームをまるごと変えてしまうほど衝撃的だった――。 「即身成仏」「色即是空」など仏教の最重要キーワードから、 悩みを解決してくれる「空海的思考」まで、 空海の面白さをこれでもかと詰め込んだ、超濃縮空海&仏教入門! 【目次】 ● 基本編:空海をインプット Lesson1 憧れることから始めましょう 空海思想のベース「即身成仏」 Lesson2 日本最古の万能人「空海」のすごすぎる生涯」 ● 実践編:理想の「身・口・意」を手に入れよ! Lesson3【身】空海流・正しい瞑想法 Lesson4【口】目にうつる全てのものはメッセージ Lesson5【意】仏スケールの自己啓発「空」 ● 思考編:しんどさから己を解き放つ「空海思考」 Lesson6 経典読むより教えを実践! 空海の社会実践『法華経』 Lesson7 思考を拡張する最強ロジック「レンマ」を手に入れよ Lesson8 究極の教え『華厳経』―「一即多多即一」 Lesson9 「曼荼羅」大解剖― 密教の教えを全部イラストにしました Lesson10 仏スケールとは何か― 空海の考える人間と世界の究極 -
夢の分析 生成する〈私〉の根源
私たちが見る夢は「神託」か「無意味」か? 仕切りのないトイレの夢、海に落ちて沈んでいく夢……。こうした夢が語る内面性と超越性の対立。古代から現代に至る人々の夢を辿りつつ、近代的な主体の誕生を読む。 【目次】 はじめに 夢を分析するということ 第一章 夢をめぐるフロイトとユング 1 反復夢とはなにか 2 精神分析と夢 3 神経症=意識と無意識の妥協形成 4 現実と幻想 5 夢を読む視点 「ごまかす」か「ごまかさない」か 6 予知夢をめぐって 換喩と隠喩 第二章 落ちる夢 超越性をめぐって 1 〈私〉という主体のあり方 2 垂直軸と水平軸 3 シャーマニズムの治療観 4 治癒夢の変遷 夢を「みる」から「つくる」へ 第三章 トイレの夢 内面性をめぐって 1 排泄 〈私〉をめぐる「せめぎあい」 2 「個人空間」としてのトイレ 3 神経症と祝祭 4 フィロバティズムとオクノフィル 5 内面性 川沿いの家の夢 6 「意味するもの」と「意味されるもの」 7 自意識としてのトイレの壁 8 対立するもののダンス おわりに 言霊論と記号論 注 -
本当はこわいシェイクスピア 〈性〉と〈植民地〉の渦中へ
『ヴェニスの商人』の人肉裁判、なぜ「血を流してはダメ」と気付いたの? ――名作にまつわる「こわい」問題群に挑む! アントニーはクレオパトラの何がそんなに良かったの?キャリバンとプロスペロー、関係のホントのところは?美少女も金貸しも奴隷も妖精も、みーんな性的で病的? 本当は<性>と<植民地>、そして<他者>をめぐる挑発が満載されたシェイクスピア名作群のスリリングな読み。 シェイクスピアは恐い。なぜならその演劇は私たち自身のなかに巣くう性差別主義を暴くからだ。シェイクスピアは怖い。なぜならその演劇は私たち自身が安住する植民地主義を撃つからだ。シェイクスピアは強い。なぜならその演劇は私たち自身の解放の可能性を指し示すからだ。だからシェイクスピアは面白い。でも、この本に書かれたシェイクスピアのほうが演劇そのものより面白い。 【目次】 プレリュード(前奏曲) 恋愛から植民地へ 第一楽章 キャリバンは怪物か? 『テンペスト』の魔術と呪術 間奏曲1 一四九二年に何が起こったか? 第二楽章 シャイロックの財産はどこへ? 『ヴェニスの商人』と放浪する資本 間奏曲2 イギリス人が見た〈他者〉とは? 第三楽章 デズデモーナに子どもができたら? 『オセロ』と逸脱する性 間奏曲3 シェイクスピアに現代の文化批評理論を適用する? 第四楽章 クレオパトラの鼻の高さは? 『アントニーとクレオパトラ』と魔女の血筋 ポストリュード(後奏曲) シェイクスピアとポストコロニアル批評のために ブックガイド・ヴィデオガイド あとがき 索引 -
道教の世界
「道」とはなにか。高度な哲学的思弁と卑俗な民俗信仰の入り交じる、混沌と矛盾に充ち満ちた不可思議な思想。教団・経典の解説から「気」の思想、妖怪怪異の世界にいたるまで、複雑怪奇な道教の世界の神髄を縦横無尽に解き明かす。 【目次】 はじめに 第一章 しいたげられた心の救い 老子/宗教/自然観 第二章 転変する世界の肯定 教団/経典/神統譜 第三章 その喧騒のただなかで 山岳信仰/仙人/女神 第四章 陰気が陽気を犯すとき 文学/怪異/年中行事 第五章 体のなかは虫だらけ 民俗/医療/日本文化 第六章 十中八九でたらめでも 学術史/学者/現在 あとがき 参考文献 索引 -
対話の哲学 ドイツ・ユダヤ思想の隠れた系譜
わたしは世界の中心ではない。わたしはあなたから語りかけられるときに新しく生まれる存在だ。近代ドイツのユダヤ哲学を基に、自己中心主義からの真の脱却をめざす。西洋哲学2500年の誤謬を覆す新たな哲学 ! 【目次】 序章 現代の思想状況と二〇世紀転換期のドイツ・ユダヤ人 第一章 ドイツ・ユダヤ人と啓蒙主義 1 ユダヤ人の歴史 2 ヨーロッパ的〈教養〉の理想とユダヤ人 3 啓蒙主義とモノローグの思考 第二章 関係は関係なきもののあいだになりたつ ヘルマン・コーヘン 1 あるユダヤ人のカント主義 2 『ユダヤ教の源泉からの理性の宗教』 3 カッシーラーとローゼンツヴァイク 第三章 西洋哲学はモノローグの思考である フランツ・ローゼンツヴァイク 1 ローゼンツヴァイクの西洋哲学批判 2 新しい思考とメタ倫理的人間 第四章 モノローグの言語から対話の言語へ プラトン、オースティン、フンボルト 1 伝統的な言語理解 プラトンの言語論 2 オースティンの言語行為論 3 フンボルトの対話的言語論 4 二〇世紀におけるフンボルト・ルネサンス 第五章 対話の一般的構造 1 呼びかけと応答の文法 2 対話者という〈他者〉 3 対話の時間的構造 4 現代における「対話の哲学」 あとがき 引用文献 索引 -
思想史のなかの臨床心理学 心を囲い込む近代
中世神学からフロイトへ意識と無意識の役回りが逆転! 「心」を「個人の内面」と同一とする発想が生まれた近代。意識の重視、言葉と意識の結びつきへの信頼を軸とする理論は、歴史の中で初めて生まれた心の捉え方であった。西洋近代文明の申し子・臨床心理学の「意識」観が、中世の「認識」観に較べていかに際立つかを検証する。 【目次】 プロローグ 臨床心理学の実像を求めて 第一章 「意識の学」としての精神分析 1 意識すれば治る!は本当か 2 革命思想から産まれた心理療法 3 臨床心理学の「体ハラスメント」 第二章 意識はどう扱われてきたか 1 意識は信用がなかった 2 神学と錬金術と心理学 3 古い無意識は近代まで生きのびた 第三章 「意識の国」の臨床心理学 1 派閥が「専門」になる時代 2 実証主義と「人間教」の関係 3 無意識の「発明」と意識のアンビヴァレンツ 第四章 無意識の宗教としての臨床心理学 1 臨床心理学誕生の舞台 2 新しい二元論は「心の囲い込み」 3 個人心理という神話とその限界 註 参考文献 -
ブッダ論理学五つの難問
論理と倫理が1つになる場所へ! イラク戦争がなぜダメか、ブッダの答えは? ブッダはほんとうに「一切を知る者」なのか? 仏教経典に完全保存された「論理学」はそれをあざやかに証明する。合理的であることは真理であること。存在論からイラク戦争まで、現代論理学が沈黙する「難問」に、ブッダが残した明快な「答え」。論理と倫理が1つになる場所へ! 【著者からのコメント】 インドの文献は、けっして読者に媚びることはない。だから、やさしくもないしわかりやすくもない。でも、本当のことを知りたいと思う人には、求めるものが自然に心に入ってくるように、そんな風に書かれている。 わたしもそんな本を書いてみたいと思って、力いっぱいやってみましたが…うまくいったでしょうか。 【目次】 まえがき 序論 論理の語り方 第一章 現代論理学は一切を語れるわけではない……一切を知る者であるとブッダが言ったこと 第二章 ブッダ難問に答える 【難問1】なぜ西洋論理学では因果を語ることができないか……生ずる性質のものは滅する性質のものである 【難問2】ブッダはどのようにして一切を語るのか……討論を通じてともに語るにふさわしい人は 【難問3】語りえぬものには沈黙せねばならないか……ただ感受されたもの、渇愛にいたるもの、悩みもだえるだけのものである 【難問4】因果の道を行くものはなぜ愚か者であってはならないのか……自己を愛しく求めるものは他を害してはならない 【難問5】因果の理法によって生きる者には自己は語りえないか……「尊師よ、誰が識別作用という食べ物を食べるのですか」「正しい問いではない」と尊師は言った インド哲学・仏教の一般書ならびに現代論理学関係書のご紹介 練習問題の解答 あとがき 注 索引 -
「歓待」の精神史 北欧神話からフーコー、レヴィナスの彼方へ
ここに現代思想のカギがある! 何ものかわからないものの訪れを無条件に受け入れて喜ぶ。この「歓待」の精神は、一方では、現代思想の重要なキーワードとして、ますます注目をあびている。フーコーやレヴィナスやデリダの思考は、どのような射程をもつのか。北欧神話に「歓待」の根源的なかたちを見出し、現代思想に架橋することで、新たな倫理を構想する、清新な論考。 【目次】 はじめに 第一章 北欧神話の基本構造 一 共同体としての存在 二 「内」と「外」を区切るもの 境界としての存在 三 北欧神話の基本構造 四 境界 第二章 「歓待」の萌芽 北欧神話が語り継いだもの 一 「時間」 二 世界および人間の創造 存在者の不安 三 「歓待」 四 北欧神話に見る「歓待」の萌芽から、現代へ 第三章 神話から現代倫理へ フーコーとレヴィナスを架橋として 一 フーコー 二 レヴィナス 第四章 「歓待」の倫理 一 「歓待」の非共同体性 二 「歓待」のパラドクス 三 シャーマニズム 四 パレルゴンロジック 第五章 「歓待」が生みだすもの 「共ー同体」へ 一 ローカルな共同体 二 「法」から「歓待」へ 三 「共ー同体」へ 終章 環境思想としての「歓待」の倫理 一 ディープ・エコロジー 二 今日の自然観 三 聴覚的自然観 注 あとがき -
崇高の美学
化石からヒロシマまで……現代を問い直す思考。カントによって確立された「崇高」という概念が、ヒロシマの惨劇を生んだ現代を考え直す思考として生まれ変わる! 化石への凝視からはじまる美学の新たな可能性。 【目次】 はじめに 序論 石ころへのオマージュ 第一章 「崇高」とは何か 1 「崇高」という語の起源から 2 バークまでの崇高美学の歴史 修辞学から新しい大地の美学へ 第二章 崇高美学の体系化 バークからカント、そして現代へ 1 バークの「崇高」概念 2 バークからカントへ 『判断力批判』の意義とその限界 3 カントからふたたびバークへ 現代崇高論との交叉点 第三章 山と大地の「崇高」 カントの人倫的崇高を迂回する道 1 ジンメルによる山岳美学と崇高 造形芸術および廃墟との比較 2 ラスキン『近代画家論』にみる地質学的美学 3 「地」を愉しむ「渓歩き」へ 第四章 アメリカ的崇高と原爆のヒロシマ 自然 vs.技術 1 「アメリカ的崇高」と現代テクノロジー社会の帰趨 2 アメリカン・テクノロジーの帰結、あるいはヒロシマの出来 註 あとがき -
パウロとペテロ
2人がいなければ今日のキリスト教はなかった! イエスの筆頭弟子にして復活後の教会指導者ペテロ。迫害者から異邦人伝道者へと回心したパウロ。古代ローマ帝国の片隅ではじまった運動を世界宗教にまで伸展させた2人の実像は? そして、彼らのユダヤ人・異邦人への宣教戦略とは? 2大伝道者の足跡を辿る1冊。 【目次】 序章 世界宗教への立役者 第一章 ペテロ イエスの筆頭弟子から最初のキリスト教伝道者へ 1 アンティオキアの出来事 2 召命以前のペテロ 3 弟子への召命の出来事 4 イエスと弟子仲間との生活 5 イエスへの信仰告白=ペテロのメシア告白 6 イエスの受難に直面して=イエスの否認 7 使徒としての宣教準備 8 筆頭使徒としての活動 9 エルサレムにおける教会の指導者として 10 ユダヤ人伝道の担い手として 第二章 パウロ 教会の迫害者からキリストの伝道者へ 1 パウロが生きた時代 2 回心以前のパウロ 3 ダマスクス途上での回心 4 ペテロとの面談 第三章 ユダヤ人の伝道者ペテロの足跡 1 ペテロの伝道活動 2 律法の重要性をめぐって 3 ペテロの伝道の特徴 4 その後のペテロ 第四章 異邦人の伝道者パウロの活動 1 伝道者としての足跡と伝道戦略 2 アンティオキア教会の新しさ 3 使徒会議 4 第一次伝道旅行 キプロスとガラテヤで 5 ガラテヤの信徒に宛てた手紙 6 再び伝道の旅へ 7 三度目の伝道の旅 小アジアのエフェソを本拠に 8 パウロの最後 終章 伝道者ペテロとパウロ 文献案内 註 あとがき -
ブリティッシュ・ロック 思想・魂・哲学
ハイデガーの実存の「開け」の概念とロック。「新たな霊性を啓くメディア」としてのロック。テクノロジーとロックの関係、新たな芸術ジャンルとしてのロックなど、思想の側からロックという「現象」を深く読み解く未曾有の論考。 【目次】 第一章 ロックの歴史 1 はじめに ロックとはなにか 2 ロックの誕生 ロックンロールに始まる 【略】 8 ピンク・フロイドとイエス 9 EL&Pとジェネシス 10 カンタベリー・ロックとその系譜 11 パンク・ロックの勃興 12 ヘヴィ・メタル・ロックの逆襲とパラノイア的心性の問題 13 ロックの巨大産業化とサブジャンルの複雑化 14 ロック・ジャンルのトライブ化 第二章 ロックという哲学思想 1 ニーチェ的経験からはじまる 2 〈悲劇〉としてのロック 3 ロックは「意志」の産物である 4 ロックを歌う「声のきめ」 5 「声」と「気分」の密接な関わり 6 自己開示を導くものとしてのロック 7 ロックを語ることの「自己表出」性 第三章 ロック・霊性を啓くもの 1 神秘主義思想とロック・ミュージシャン 2 アレイスター・クロウリーとジミー・ペイジ 【略】 6 シュタイナーの「音階体験」理論とロック・コード・スケール 7 ロックとオレクシス(絶対を希求する欲望)との結びつき 第四章 現代アートのなかのロック 1 ロック的な美意識の誕生 2 レコード・ジャケットのアート感覚 ヒプノシスの世界 3 ロジャー・ディーンとマーカス・キーフの仕事 4 アートスクール出身のロック・ミュージシャンたち 【略】 8 ブライアン・イーノとヴィデオアート 第五章 ロックの歌詞の世界 1 歌詞を通してロックを探る 2 ラブソング 【略】 6 内省的なメッセージを持つ歌詞 「エピタフ」 7 「スターレス」をめぐって 8 「天国への階段」のメッセージ 9 歌詞の文学性 第六章 ライフスタイルとしてのロック 1 ヒッピー・カルチャーとロングヘア 【略】 6 ドラッグ・カルチャーとロック 第七章 ロックは滅んだか 1 ロックは音楽ではない? 2 アンチ・ミュージシャンとしてのブライアン・イーノ 【略】 5 デジタル・テクノロジーがロックに引導を渡したか 第八章 ロックの未来形 1 ロック・スピリットの帰趨するところ 2 音楽シーンの衰退? 3 ロックの未来形? あとがき 索引 -
仏陀 南伝の旅
インド生まれの仏教は、まず、南へと旅立った。スリランカの石窟寺院と仏歯寺、黄金の仏塔の林立するミャンマーのパガン、タイの暁の寺……すべての故地を踏破した著者が、今なお生活の中に息づく仏陀の思想へと思いを馳せる思索の旅。 【目次】 はじまりは、ブッダ・ガヤー 第一章 仏陀の出現 1 ゴータマ・シッダルタの存在 2 ゴータマに先立つブッダの存在 3 ゴータマのさとり 4 如是我聞 5 仏教の成立 6 仏教の伝播 第二章 スリランカの仏教 1 光り輝く島 2 セイロン島への布教 3 仏陀の来島伝説 4 仏教王国・アヌラーダプラ 5 シーギリヤ遺跡への道 6 ポロンナールワへの遷都 7 キャンディの仏歯寺 第三章 ミャンマーの仏教 1 ビルマの竪琴 2 仏教の渡来伝説 3 黄金地への伝道 4 パガン王朝の宗教改革 5 ポパ山の精霊信仰 6 マンダレーのマハームニ仏 7 ミンドン王の第五回仏典結集 第四章 タイの仏教 1 黄金の地 2 仏教伝来 3 スコータイ王朝の仏教 4 アユタヤ王国の神と仏陀 5 時代はバンコク 6 仏教の現在 7 タイ仏教の行方 第五章 インドシナ三国の仏教 1 ラオスの仏教 2 メコン河とプーシー山 3 カンボジアの仏教 4 仏陀の化身 5 ヴェトナムの仏教 6 南伝と北伝の出会い おわりも、ブッダ・ガヤー あとがき -
そこの幽霊さん、ちょっといいですか?
七四六家(ナナシロ家)とは、怪談師・ナナシロ、視える人・くまこ、幽Tuber・ヒロシ、民俗学オタク・あめのいち。YouTubeチャンネル登録者数25万人超の異色ユニットが、その辺の幽霊(透けて見える人)にインタビュー! 幽霊も味がわかる!? 幽霊は「お盆」をどう思っているの? 愛犬の幽霊はどこにいるの? 幽霊は成仏したいの? などについて、幽霊の本音をありのままにお伝えします! (著者より)七四六家メンバーが幽霊取材をする上で非常に大切にしていることがあります。それは、一切の脚色をせず、くまこが見たままの幽霊の姿と、くまこを介して幽霊が語ってくれた言葉をそのまま伝えるということです。このスタンスには幽霊の感動話をしたいわけでも、幽霊に寄り添いたいわけでもない、七四六家メンバーの思いが詰まっています。「人に歴史あり」と言いますが、幽霊にも歴史があり、取材をすればするほど奥深いと感じています。 -
瞑想する脳科学
共感から慈悲へ 脳科学の知見から見通す 21世紀の人間の幸福! 「瞑想は、喜び、共感、直観、慈悲にかかわる脳の神経回路のネットワークを、かつて想像されたことのないような力強さで、生き生きと活動させる。そうした神経活動の変化は、脳の物理的構造の変化としても、あらわれてくる。人間の心や行動の変容のプロセスが、計測をつうじて、理解される道筋が開かれたのである。」(「はじめに」より)。脳科学の最前線を踏査し、瞑想宗教的行為と科学を結びつける可能性を探る。科学と宗教の両面からこれからの人間のありかたを問う。 -
開祖のこころと素顔 道元百言百話
弱冠二十三歳にして師・明全とともに宋に渡った道元――正師・如浄との出会い、身心脱落の悟り、永平寺開山、出家至上主義の教え……など 『正法眼蔵』の言葉を中心とした「百言」と、道元の生涯を辿った「百話」の二つの角度から、道元の思想と人生の軌跡を克明に描き出す。 -
お経の意味がよくわかるハンドブック
お経は、死者を弔うためのものではなく、生きているわれわれへの人生指針であり、真剣に生き方を追求した仏陀からのメッセージである。「三帰依文」「懺悔文」「開経偈」「般若心経」「舎利礼文」「自我偈」「妙法蓮華経観世音菩薩普門品」「十句観音経」「四誓偈」「修証義」「阿弥陀如来根本陀羅尼」「大悲心陀羅尼」「般若理趣経」「阿弥陀経」「一枚起請文」「白骨の御文章」「摂益文」「回向文」「四弘誓願」。普段よく使われている19巻のお経を大胆に現代語訳。今を生きるために不可欠な宇宙の摂理を解き明かす。 -
心のお医者さんに聞いてみよう 希死念慮と自傷のことがよくわかる本(大和出版) 「死にたい」「消えたい」気持ちへの正しい理解と対処法
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 リストカットや市販薬・処方薬の乱用(オーバードーズ)、それは、「もう限界」「ラクになりたい」「終わりにしたい」というほどの苦しさを「死なずにやり過ごす」ためのやむを得ない手段。大切なのは、やめさせることより、安心して話せる関係をつくること。子どもは悩みを相談することをあきらめているから、どうするすべもなく自傷をしてしまう。もし「死にたい」と打ち明けてきたら、親を困らせるためではなく、勇気を出して人を頼ろうとした瞬間であり、まずは、「話してくれてありがとう」と受け止めることが、支援の第一歩になる。わが子の苦しみに目を向け、関係を壊さずに支える正しい対応のしかた。お子さんが「助けて」と伝える力を育むための『「消えたい気持ち」に飲み込まれない11のレッスン』付。 -
子どもをやめる本 何をするにも、親の顔が浮かぶ
大人になっても自分の中に住む「親」に、 従ってしまう人へ。 7万部のベストセラー『半うつ 憂鬱以上、うつ未満』に続く、 名もなき不調シリーズ最新刊。 大人になった。仕事もある。家族もいる。 なのにどこに住もうか考える時も、 転職しようか迷う時も、誰かと付き合い始める時も、 ましてや今日の服装を決める時でさえ、親の顔が浮かぶ。 離れて暮らしていても、 もう亡くなっていたとしても、 自分の中に住む「親の声」に、今日も従ってしまう。 この本は、そんないつまでも 「親に支配された子どもでいる自分をやめるための本」です。 □自分で決めたいのに、自分で決めるのが怖い □誰かの機嫌が悪いと、自分のせいだと感じる □人と意見が違うと、不安になる □感情的な人と一緒にいると疲れてしまう □嫌われるのが怖くて本音が言えない もしこんな生きづらさに心当たりがあるなら、 その原因は、あなたの中に住む「親」かもしれません。 ベストセラー精神科医が、 精神的巣立ちへの手立てをお伝えいたします。 【目次より】 はじめに 第1章 何をするにも、親の顔が浮かぶ 第2章 あなたを縛る8つの生きづらさ 第3章 心の中に住む、6人の母 第4章 頭の中でインナー母と距離を置く10のワーク 第5章 子どもをやめる 第6章 全ては愛のボタンのかけ違い 専門家の方へ おわりに -
マノスベの奥義 なぜ日本人だけが、カタカムナを無意識に生きているのか
カタカムナのウタヒ第一首に、すべての答えがあった。 東京大学で物理学を学び、筑波大学でコンピュータ科学の研究者として生涯を歩んだ著者が、カタカムナとの出会いで確信したことがある。おもてなし、敵に塩を送る精神、桜の散り際の美学--日本人が無意識に生きているこの精神性の源流は、一万二千年前のウタヒに封印されていた。その言葉の名を、マノスベという。 ・「カタカムナ ヒビキ マノスベシ」--宇宙の響きに従い、あるがままに生きよ。この一言が、混乱する現代への答えだった。 ・マノスベとは、宇宙の摂理・自然の法則の意。老子の「無為自然」にも通じる、日本語48音に一万年以上封印されてきた宇宙の理法である。 ・驚愕の事実--「カタカムナ」という言葉の図象符を解析すると「カ(根源)タ(発生)カ(根源)ム(拡がり)ナ(存在)」、すなわち「私たちは根源的な存在から分かれた神の子である」という意味になる。この衝撃的な解釈が、本書で初めて明かされる! ・なぜ日本人だけが虫の声を「言葉」として脳で聴くのか--科学が証明したこの驚くべき事実が、カタカムナの言霊論と完全に一致していた! 日本人の脳がマノスベを無意識に生きる「科学的根拠」が、ここで初めて結びつく。 ・なぜ日本人だけが「和の精神」を無意識に生きられるのか? その答えは、カタカムナのミクマリ(調和)・フトマニ(創造)・マノスベ(摂理)の三つの核心にあった! ・「ミスマルノタマ」と「アマノミナカヌシ」は、図象符の縮退形において同一になる--三種の神器と日本の根本神の「本当の意味」が、カタカムナ解析によって初めて解き明かされる。 ・学校の勉強につまずいていた子どもたちが、カタカムナのウタヒを音読するだけで、日本語を使いこなせるようになり、全般的な学力が向上した。これは「魂に封印された前世の力が蘇る」現象だと著者は説く--脳科学と霊性をつなぐ、前例のない仮説。 ・匠の技、一期一会、ラーメン一杯に命を懸ける日本人の精神--それはすべて、マノスベの中でフトマニを行っている姿である。 今、人類に必要なのは、和の原理につながる「マノスベのサトリ」である。分断と混乱の時代に、カタカムナが人類へ送る、渾身のメッセージ。 -
神・宗教・救いの臨床哲学
ヤスパース、ラカンら精神医学の巨匠たちは自らの臨床観察に基づき、彼らの論証したこころの病の概念は、現代思想に大きな影響をおよぼした。 本書は、ヤスパースからベルクソン、ウィトゲンシュタイン、ラカン、アルトー、ドゥルーズ、デリダ等、20世紀の新しい潮流まで、狂気内包性思想(精神病理学)の系譜をたどり、臨床精神病理学と現代哲学思想とを架橋する画期的な試みである。 著者は、ナチズムに代表される帝国主義思想を集団性パラノイア、悪性のリジリエンスととらえ、かたや柔軟性を備えた良性のリジリエンスとして人格的に大きな成長を遂げた外傷後成長のケースを取り上げている。そして問題意識をさらに発展させ、コロナ・パンデミックや大震災など災害に触発される宗教言説、科学的ディスクールにまで論及、現代社会における精神病性構造と倫理的負債までを詳述している。臨床精神病理学の治療有効性を本書は改めて提示する。 -
ネイチャーオブマインド 本来の「わたし」に還る旅
心の変革の先に、本当の幸福はある 何をしても満たされない空虚感、成功しても消えない不安…… その根源的な苦しみは、「自分が何者か」を見失っているからかもしれない。 人類共通の悩みに真摯に向き合い、宗教的・哲学的な智慧を通じて本来の自分を見出す一冊。 現代人の心の問題の根源は「無条件の苦悩」にある。 表面的な幸福追求では解決できず、「自分は誰か」という根本的な問いに向き合うことから真の満足は生まれる。 本書は、宗教や文化の違いを超えた普遍的な思想とマインドフルネスの実践を通じて、「真実の自己」に立ち還ることを提唱する。 波と水の比喩のように、表面的な「心」を超えた普遍的な「いのち」に触れるとき、人生の本当の意味が見えてくる―― -
図解でわかる
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 私たちが知らなかった、 ユダヤ人の歩み 世界史を貫く大きな補助線であるユダヤとユダヤ人。 そこには複雑に絡み合った民族の歴史が横たわっている。 ユダヤ史、ユダヤ問題を知ることは、未来を知ること。 その複雑さに尻込みしていた人も手に取りやすい、「図解で全体を理解できる」究極の1冊。 14歳から読める、わかる。 カラー図版満載の大好評シリーズ第39弾! -
シュラクサイの誘惑 ――現代思想にみる無謀な精神
哲学者はなぜ政治でつまずくのか 20世紀哲学の暗部からそのもつれを解きほぐす ハイデガーやシュミットら20世紀の哲学者はなぜ専制政治を擁護したのか。思想と政治の複雑なもつれを解きほぐす。増補版あとがきを新たに訳出。 === 20世紀の哲学を語るうえで決して無視してはならないのが、ハイデガーやシュミットらのナチズムへの加担である。なぜ哲学者たちは現実政治を見誤り、ときに専制的な政治体制さえも擁護してしまうのか。哲学は、その政治との関わり合いにおいて、いかなる役割を果たしたのか。本書では、アメリカの政治哲学者マーク・リラが、20世紀の名だたる哲学者たち──ハイデガー、アーレント、ヤスパース、シュミット、ベンヤミン、コジェーヴ、フーコー、デリダ──を取り上げ、政治と哲学との複雑なもつれを丹念に解きほぐしていく。文庫化にあたり、原著改訂版より新たに「あとがき 信仰のみ」を訳出した決定版。 【目次】 日本の読者のために まえがき 第1章 マルティン・ハイデガー、ハンナ・アーレント、カール・ヤスパース 第2章 カール・シュミット 第3章 ヴァルター・ベンヤミン 第4章 アレクサンドル・コジェーヴ 第5章 ミシェル・フーコー 第6章 ジャック・デリダ 終章 シュラクサイの誘惑 あとがき 信仰のみ(SOLA FIDE) 謝辞/旧版訳者あとがき/文庫版訳者あとがき -
虚偽論入門
まやかしの議論を見破る 練習問題満載! 切れ味抜群のトレーニングブック 詭弁にも「型」がある。様々な虚偽のパターンを豊富な練習問題を交えて紹介した、まやかしの言説を見破る格好のトレーニング書! 解説 植原亮 === 説得力があるようでいて何かがおかしい──。そうした虚偽的な言説は誰にでも聞き覚えがあるはずだ。本書は論理学の基礎知識を押さえた上で、不当な内容で聞き手を幻惑するさまざまな虚偽を紹介する。支持者の数だけを根拠に正しさを主張する「多数派の強弁」、歪曲した論点を攻めたてる「藁人形攻撃」、確率事象への誤解に基づく「賭博師の錯誤」など、本書で挙げたパターンを理解し(覚えなくても大丈夫!)、具体性に富んだ練習問題の数々に当たれば、詭弁を見破る論理的思考力を着実に養えるだろう。政治的議論から日常会話まで、幅広い場面に応用可能な実践的トレーニングブック。 【目次】 緒言/凡例 1 論証とは? 演繹と帰納/妥当性/重要な論証型:三段論法/その他の重要な論証型 2 不当予断 ――論点の先取り―― 自明の教唆/予断冠飾句/循環論法/循環定義/不当予断の問/全称的予断/特称的予断/詐術等値表現 3 権威詐称 ――論点の虚飾―― 詐術阿世/詐術威風/虚偽儀式/専門僭称法/格言詐術/権威転写法/称号詐術/長老主義/多数派の強弁/利益誘導法/筋違いの権威/先験主義/偶像詐術/妄信の強要/権威の僭称/権威の捏造 4 すり替え詐術 ――論点の転嫁―― 威力強弁術/憐憫導引法/歪曲論証法/人身攻撃/素姓攻撃/劣類攻撃/不純動機/変節攻撃/しがらみ錯誤/畏怖導引術/不当理由/当為の現実への転移/現実の当為への転移/瑣末事例の攻撃/藁人形攻撃/誇りのくすぐり/純真主義の虚偽/証文詐術/弁解詐術/可能世界錯誤/術詐はぐらかし 5 幻法攪乱 ――論点の混濁―― 意味論詐術/構文論詐術/強調詐術/詐術洒落のめし/予断矛盾/偽計怒りの演出/詐術トボケ/末梢攻撃/妖術情動語法/論証もどき/語源詐術/例外の誤用/不当反問/意昧の私物化 6 弁別錯誤 ――論点の歪曲―― 観念的連続性/凡庸主義/虚偽択一法/合成錯誤/分解錯誤/虚偽快刀乱麻/本質的に曖昧な語句/不当対比 7 権謀術 ――論点の捏造―― 目的は手段の免罪符か?/後塵拝戴主義/新奇マニア/旧式嫌い/詐称語句/御都合主義/詭計反復主張/黙認の曲解/詐術劣等比較/僭越性の誇称/奸計引き延ばし戦術/杞憂の逆用/幻法水煙/理想主義的誤謬/詐術諸行無常/根性主義者の錯誤/凶法愚民政策 8 帰納錯誤 ――論点の飛躍―― 短絡帰納/偶有性/不当原因/賭博師の錯誤/類推錯誤/統計詐術/百分率詐術/総数詐術 参考文献 訳者あとがき 解説と読書案内(植原亮) 索引/練習問題解答 -
ウィトゲンシュタイン〔増補新版〕 ――言語の限界
理論への誘惑を退け、思考の悪癖を断ち切る── 現代哲学を方向づけた天才の思考をたどる最良の入門書! 哲学とは、言語の限界に突き当たってできた思考の瘤を取り除くことである。ウィトゲンシュタイン哲学の核心にふれる、定評ある入門書の増補完全版! === 哲学とは、言語の限界に突き当たってできた思考の瘤を取り除くことだ。哲学者のつとめは、自らがこうした瘤や病気をもっていることを自覚しながら、それを治療することにある。ウィトゲンシュタインの哲学は、著述の特異なスタイル、そして彼の人柄と切り離すことができない。本書は、理論への誘惑を退け、思考の陥る悪癖を断ち切ろうとするウィトゲンシュタインの粘りづよい思考を、主著『論理哲学論考』や『哲学探究』のみならず、膨大な遺稿や講義録にも分け入り、その数奇な生涯をたどりながら一望する試みである。その後の解釈論争や最新研究を踏まえ、増補を施した入門書の決定版! 【目次】 まえがき 第1章 一九二九年 第2章 『論理哲学論考』とはどんな書物か(一) 第3章 『論理哲学論考』とはどんな書物か(二) 第4章 ウィーンからケンブリッジへ 第5章 否定の謎 第6章 像としての命題 第7章 語りえぬ事柄 第8章 再出発と破局 第9章 復帰までの道のり 第10章 ふたたびケンブリッジにて 第11章 現象言語 第12章 意味と検証 第13章 哲学とは何か 第14章 『哲学探究』まで(一) 第15章 『哲学探究』まで(二) 第16章 意味と理解 第17章 私的言語 第18章 数学の哲学 第19章 心理学の哲学 第20章 最期の日々 第21章 科学主義に抗して 補章 二一世紀のウィトゲンシュタイン ウィトゲンシュタイン略年譜 主要著作ダイジェスト キーワード解説 読書案内 あとがき ちくま学芸文庫版あとがき 参考文献一覧 索引 -
〈教養〉は死んだか 日本人の古典・道徳・宗教
教養がある人とは日本人の場合、よくものを知っている人で、知識人という意味と同じである。中国人の場合、教養とは知識とともに道徳的修養が含まれている。今では日中で知識型と人格型に分かれてしまった教養だが、かつては一体化していた。知識を学習することによって人格を高めていくとしていたからだ。その知識とは儒教的古典であった。古典学習が人格教育になるとされていた。現代日本人において〈教養〉は〈知識〉と〈人格〉に分裂し、知識型教養が肥大化している。これでいいのか、なぜ日本人は知識偏重になったのか、人格と知識の新しい結びつきは可能か、可能とすればどのような結びつきか等についてさまざまな面から考察する。目次は、第一部 〈古典をめざして〉から〈古典を通じて〉。第二部 漢文は死んだか。第三部 日本人が忘れたもの――道徳教育・儒教教育。補論 大学の死と再生と。日本人の〈教養〉の復権について語った著者渾身の一冊。 -
現代語訳 四信五品抄/本尊問答抄
本書は、池田大作先生に監修いただき、「大白蓮華」に掲載された創価学会教学部編、「現代語訳『四信五品抄』」(2014年1月号~2月号)、「現代語訳『本尊問答抄』」(2013年11月号~12月号)を、『日蓮大聖人御書全集 新版』(創価学会版)に基づき、「現代語訳 四信五品抄/本尊問答抄」として収録した。――編集部 【目次】 四信五品抄 第1段 法華経の修行の在り方 (新264㌻1行目~9行目) (全338㌻1行目~8行目) 第2段 四信五品の一念信解と初随喜 (新264㌻10行目~265㌻17行目) (全338㌻8行目~339㌻13行目) 第3段 信が慧(え)に代わる (新266㌻1行目~10行目) (全339㌻14行目~340㌻3行目) 第4段 真実の教説は低い段階で修行できる (新266㌻11行目~267㌻1行目) (全340㌻4行目~8行目) 第5段 初心者の修行は唱題 (新267㌻2行目~268㌻13行目) (全340㌻9行目~341㌻9行目) 第6段 題目に森羅万象が収まる (新268㌻14行目~269㌻7行目) (全341㌻9行目~16行目) 第7段 理解せず題目を唱えただけで功徳が (新269㌻8行目~17行目) (全341㌻17行目~342㌻5行目) 第8段 信じる功徳と謗(そし)る罰 (新270㌻1行目~13行目) (全342㌻6行目~15行目) 第9段 誤った教えで国が滅びる (新270㌻14行目~271㌻9行目) (全342㌻16行目~343㌻7行目) 解説「四信五品抄」 背景 構成 本尊問答抄 第1段 末法の凡夫には法華経の題目が本尊 (新302㌻1行目~2行目) (全365㌻1行目) 第2段 根拠となる経文と注釈 (新302㌻3行目~12行目) (全365㌻1行目~7行目) 第3段 法華経の行者の本意 (新303㌻1行目~9行目) (全365㌻8行目~15行目) 第4段 優れているものを本尊とする (新303㌻10行目~17行目) (全366㌻1行目~6行目) 第5段 能生(のうしょう)を本尊とする (新304㌻1行目~14行目) (全366㌻7行目~15行目) 第6段 弘法ら三大師への帰依を責める (新304㌻15行目~306㌻6行目) (全366㌻~16行目~367㌻13行目) 第7段 三大師の経歴 (新306㌻7行目~307㌻12行目) (全367㌻14行目~368㌻13行目) 第8段 仏法の伝来 (新307㌻13行目~309㌻10行目) (全368㌻13行目~370㌻1行目) 第9段 日本に法華経の行者はいなかった (新309㌻11行目~17行目) (全370㌻2行目~7行目) 第10段 日蓮大聖人の御事蹟を示す (新310㌻1行目~311㌻13行目) (全370㌻8行目~371㌻12行目) 第11段 亡国の現証を挙げる (新311㌻14行目~313㌻15行目) (全371㌻12行目~373㌻4行目) 第12段 真言による蒙古調伏を諫(いさ)める (新313㌻16行目~314㌻7行目) (全373㌻4行目~373㌻10行目) 第13段 有縁の人々への報恩を述べる (新314㌻8行目~14行目) (全373㌻11行目~16行目) 第14段 未曾有の本尊の末法弘通を明かす (新314㌻15行目~315㌻7行目) (全373㌻17行目~374㌻6行目) 解説「本尊問答抄」 背景 構成 -
1分で自分を変える感情整理のコツ
「怒りが静まる」「不安が消える」「心配事がなくなる」 少し視点を変えて自分を見れば、心は驚くほど楽になります。相手のちょっとした一言にもムキにならない、感情的にならず、いつも機嫌のいい人でいられる、78のコツを教えます。「どんなに有能なビジネスマンでも、頭脳明晰な人であっても、自分の感情に揺さぶられながら生きています。(中略)したがって、感情から受ける悪い影響を避け、上手に感情をコントロールしていくコツを心得ておくことが、とても重要な意味を持ってくるのです。そのコツをアドバイスするのが、本書の役割と考えています」――「はじめに」より 気持ちのいい毎日を過ごしたいあなたへ。 -
時間と自由
ノーベル文学賞受賞者の代表作 時間は、時計のような区切られた点の集まりではなく、持続するもの――メロディーを構成する音のように、先行する状態と現在の状態が浸透し合いながら変化していくものである。時計の上で時間が流れたと感じられるのは、持続している意識が記憶しているからであって、真の時間は時計の上ではなく意識の中にある、とベルクソンは説明し、科学の法則における因果律を人間の意識にあてはめることはできないとした。 時間のとらえ方において哲学者カントを批判し、プルーストら文学者に大きな影響を与えた。戦後の実存主義哲学の時代の後にも高く再評価され、サルトルは18歳のときの本書との出会いが、文学から哲学へ向かう決定的契機となった。夏目漱石、サルトル、ドゥルーズほかの英才たちに、哲学と文学との言説の接点の意味を自覚させる役割を果たした一冊。 -
なぜか、また会いたくなる 感じのいい人の心がけ帳
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ●「今の言い方、大丈夫だったかな」 ●「嫌われてないかな」 ●「もっと、ちゃんとしなきゃ」 ●人にやさしくしたいのに、気を遣いすぎて疲れてしまう ●相手を大切にしたいのに、なぜかうまく伝わらない そんな“人づきあいのしんどさ”を抱えている人へ。本書は、これまで7万人以上にコミュニケーションを伝えてきた著者・吉井奈々さんが、「感じのいい人」に共通する“小さな心がけ”をまとめた本です。感じのいい人は、特別な才能があるわけではありません。ほんの少し、言葉を変えている。ほんの少し、相手への伝え方を変えている。その積み重ねが、「また会いたい」と思われる空気をつくっています。 〈本書に登場する「感じのいい人」の習慣〉●「ありがとう」だけで終わらせず、「うれしい!」まで伝える ●名前を呼んで話しかける ●雑談で“共通のゆるい記憶”を使う ●「ダメ」ではなく、「惜しい」で伝える ●お願いするとき、相手の“得意”をひとこと添える ●気まずいときこそ、いつも通りにする ●待ち合わせに少し早く着く ●ほめ言葉に「○○してくれてうれしい」を足す ……などなど、人にも自分にもやさしくなれる103のコンテンツがぎゅぎゅっとこの一冊に! 本書は、前から順番に読む必要はありません。気になるページを、1日1つ読むだけで大丈夫。そのときのあなたに必要な言葉が、きっと見つかります。感じのよさは、才能ではありません。“ちょっとした心がけ”で、誰でも育てていけるものです。 -
家族と支援者のためのひきこもりサポートプログラム
ひきこもり状態にあるお子さんを支えるご家族や支援者に向けて,25年以上ひきこもり支援に携わってきた著者がまとめた本書は,実際に行ってきた「家族サポートプログラム」をもとに,家族と支援者が共通の視点を持ちながらお子さんを理解し,関わり方を考える内容を6回のセミナー形式で解説する。各回には図表やイラストを多く取り入れ,専門知識がなくても読み進めやすい構成となっている。 ひきこもりの問題は,単に本人の性格や家族関係だけで説明できるものではなく,心理的背景やメンタルヘルス,社会的要因など,さまざまな要素が重なって生じる。本書では,ひきこもりが長期化しやすい背景,子どもの心理的特徴(自己強化メンタリティ),想像力,精神症状やトラウマ,発達特性などを整理し,日常生活で活用できる「ポジティブなコミュニケーションの7つのスキル」や,家族が迷いやすい場面で対応を間違わないためのポイントも具体的に紹介する。 即座に問題を解決するためのノウハウ集ではなく,お子さんをこれまでとは異なる新しい視点から理解し,家族や支援者が共に考え,支える力を高めるための「セミナー形式の内容」となっている。ひきこもり支援に悩むご家族や心理職・教育関係者,支援機関の支援者にとって,子どもを支える確かな手がかりとなる一冊。 -
人生迷子 - 立ち止まったときの処方箋 -
「私の人生、このままでいいの?」 Xフォロワー数約40万人!大人気の精神科医Tomyが贈る 「人生の停滞期」に一歩踏み出すためのヒント。 毎日忙しく、やるべきことはこなせている。 家族や友達もいて、ちゃんと生活できているはずなのに、どこか満たされない。 「私、このままでいいのかな」 そんな「人生迷子」を抜け出すにはどうしたらいいのか――。 あらゆる不安を吹き飛ばしてきた精神科医Tomy先生が、精神医学・心理学の知見や自身の経験をもとに、行き場のないモヤモヤに答えていきます。 ・人生を考える時間がないなら、動きながら考える ・誰かと比べてしまうときは相手との「違い」を探しにいく ・他人の顔が浮かんだ時点で、他人軸になっている ・「一回の結果」で失敗かどうかを決めない ・同じ毎日が嫌なら、日常に少し刺激を入れてみる 読んだ後には、心がふっと軽くなり、また歩きだそうと思える一冊です。 <目次> 1章 もやもやの根っこを知る なんとなく時間だけが過ぎる/自分だけ変わっていない/元気だけど、元気じゃない/恵まれているのに、満たされない ほか 2章 「他人軸」から「自分軸」に戻す やりたいことがわからなくなった/いつまでも自信が持てない/「自分軸」はどう作る?/平凡で何者にもなれない私 ほか 3章 見えない未来より、今日を生きる 社会はどんどん悪くなる?/理想と現実のギャップ/同じような毎日に絶望/社会に必要とされない ほか 4章 大切なつながりだけ残す 自分だけが取り残されている/友人の変化がさみしい/人といると疲れる/一人ではないけど、孤独 ほか 5章 立ち止まっても大丈夫 私が立ち止まったとき/「人生に立ち止まる」とは何か?/人生がまた歩き出すとき 【著者プロフィール】 精神科医Tomy 1978年生まれ。東海中学・東海高校を経て、名古屋大学医学部卒業。医師免許取得後、名古屋大学精神科医局に入局する。39万フォロワー突破のX(旧・Twitter)が人気で、テレビ・ラジオなどマスコミ出演多数。著書『精神科医Tomy が教える1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)に始まる「1秒シリーズ」は、累計36万部を超えるベストセラーに。『精神科医Tomy の気にしない力』(だいわ文庫)、『精神科医Tomy が教える30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)、『うつ未満 。 「大丈夫」と言えない日の相談室』(秀和システム新社)ほか著書多数。 X:@PdoctorTomy -
神様がいる神社 いない神社
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 どの神社にも、神様がいる――とは限りません! 有名神社でも「いない」ことはけっこうある 危険! 神様でない「別のモノ」が棲み着いていることも… 霊感ゼロでもわかる、神様が「いる」「いない」を判別する方法とは? 願いが届きやすくなる、神様への優先順位の上げ方とは? 金運、恋愛運系の有名神社が特に危ない理由とは!? 『悪い気は植物が吸ってくれる』著者の最新刊。 目次 はじめに ■神社好きほど戸惑う、「神様がいない神社」という視点 ■私が「空の社」を知った日 ■神様がいる神社、いない神社の違いとは 第一章 神様がいる神社、いない神社 ■有名神社だから神様がいるとは限らない ■神様が残りやすい土地には理由がある ■神社だから安全、とは限らない ■無理にお参りをせず、素通りしてよい ■祈りは、相手とつながる行為である ■神社に入る前に見るべき三つのサイン ■神様が離れる神社には共通点がある ■神様が離れるきっかけは、境内の中にもある ■たくさん拝むことより、つながる神社を選ぶこと ■神様は、祈りと土地によって姿を変える ■同じお稲荷様でも、見える姿は違う ■「見てはいけない」とされてきたのには理由がある ■恐怖心が、“別のもの”とつながることがある 第二章 神様のサインと、神社との相性 ■神様がいる神社は、明るく軽く感じられる ■写真からでも、神様の気配は感じ取れる ■自分に合った、神様がいる神社の探し方 ■神様は、特別な霊感がなくても感じられる ■神様がいる神社で起こりやすい歓迎サイン ■誰と行くかで、神様のサインは変わる ■格式の高い神社では、サインが出にくいことがある ■神様のサインは、体と心にも現れる ■神社では、映像のようなかたちで返事が来ることもある ■神様は、お社の外に鎮座していることもある ■神様が宿りやすいのは、木・岩・水場 ■神様の返事は、“気づき”として返ってくることがある ■相性の悪い神社には、行く前からサインが出る ■相性の悪い神社では、参拝後に流れが乱れることがある ■相性の悪い神社に行ってしまった後は コラム 系統別・歓迎サイン早見表 コラム 榊風呂・塩風呂・花風呂の作り方 第三章 神様との関係性のつくり方 ■神様は、関係のある人を先に見る ■一度の参拝だけでは、ご加護は得にくい ■初めての神社でも、すでにご縁があることがある ■神様同士にも、つながりがある ■本宮と分社、どちらに願いは届くのか ■本宮だからこそ受けられるものがある ■神社に渦巻く、参拝者の「念」 ■有名な金運神社、恋愛神社ほど注意が必要な理由 ■有名神社は、早朝に行ったほうがよい理由 ■参拝客が少ない神社は、本当にご利益がないのか ■無人神社にこそ、大きな利点がある ■無人神社は、神様のサインを受け取りやすい ■無人神社は、浄化にも向いている ■無人神社でできる、四つの浄化法 ■有名神社と無人神社を使い分けてみよう コラム 夜に参拝したほうがよい神社もある? コラム ご眷属とは何か 第四章 神様に願いを届けるには ■神様への優先順位は、どうすれば上がるのか ■神札は有人神社で受け、関係は無人神社で育てる ■榊は、神様とのやり取りを深める ■お供え物で、神様の反応が変わることがある ■神様へのお供えに迷ったら、お酒がよい ■神様はあなたの努力を見ている ■お礼参りをしてこそ、願掛けは完結する ■お礼参りと「稲荷の祟り」 第五章 あなたに合った神様の探し方 ■神様との相性は、気質の近さで見えてくる ■稲荷系 ■龍神系 ■水神系 ■芸能系 ■弁財天系 ■八幡系 ■海の女神系 ■お犬様系 ■火神系 ■山神系 ■熊野系 ■桜の神系 ■月の神系 ■鉄の神系 ■最後は「行ってみてどう感じるか」が答えになる 第六章 Q&A Q1 神様がいる神社かどうかは、何回行けばわかりますか? Q2 同じ神社に何度も通っているのに、神様のサインがわからないのですが? Q3 お守りや神札は神様のお力を分けていただいたものだと聞きました。では、神様がいない神社の神札やお守りはどうなのでしょうか? Q4 10月は神様がいなくなる月だと聞いたことがあります。神様がいる神社でも、離れてしまうのでしょうか? Q5 神様がいない神社でお参りしてしまったらどうすればいいですか? Q6 神様がいる神社・いない神社の見分け方は、どうすれば身につきますか? Q7 お守りはいつもバッグや財布に入れて持ち歩いています。つけっぱなしでも大丈夫ですか? Q8 歓迎サインと自分の思い込みは、どう見分ければいいですか? Q9 お礼参りは、どのくらいのタイミングで行けばいいですか? Q10 お気に入りの神社で撮った写真をスマホの待ち受けにしています。運気に影響はあるのでしょうか? -
〈知〉の取扱説明書
“知にはたらけば、役に立ち、痴に棹をさせば、そのまま流される。” タメになる「知」/ダメになる「痴」の見破り方、著者初公開! 教養の本質/語学の具体的な学習法/意外なWikipediaの使い方/独学の仕方/身体を使った勉強法などなど、“学び”を確実に身につけるためのテクニックを伝授。 「ググりさえすればすぐに知識が手に入っていると思っている人間は、自分の身体を使って調べたり、覚えたり、表現したりする努力をしなければ、その知識が身に付かない、すぐに忘れてしまう、目の前にあっても見当違いの解釈をして、恥をかくようになる、ということが分からない」 英・仏・独など語学を縦横無尽に使いこなし、古今東西古典の叡智と現代思想にも通じる著者だからこそが教えられる、“痴”にならないための「知」の取り扱い方。 【著者プロフィール】 仲正 昌樹 (ナカマサ マサキ) (著) 1963年広島生まれ。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程修了(学術博士)。 現在、金沢大学法学類教授。専門は、法哲学、政治思想史、ドイツ文学。古典を最も分かりやすく読み解くことで定評がある。また近年は、あごうさとし構成・演出の数多くの演劇に、ドラマトゥルグを担当し自ら訳者を演じるなど、現代思想の芸術への応用を試みにもかかわっている。・主な著作に、『新版 集中講義! アメリカ現代思想』(NHKブックス)など。・主な編・共著に、『政治思想の知恵』『現代社会思想の海図』(ともに法律文化社)。最近の主な翻訳に、ハンナ・アーレント著 ロナルド・ベイナー編『完訳カント政治哲学 講義録』(明月堂書店)など。 -
ニーチェ入門講義
ニーチェがかけた呪いとの格闘の歴史こそが、現代思想そのものであった。「(権)力への意志」「アポロン的/ディオニュソス的」「真理(への意志)」「価値(の転倒)」「超人」「正午」「永劫回帰」「重力」……、その“何か根源的だけど、簡単には言い表せない”思想の深淵をじっくりと覗き、テクストを熟読玩味の上、徹底解説。きちんと学ぶための新たなる道標。 下手によむと痛い目にあう「厨二病」の源泉/ポストモダンの原点を攻略。誤読を防ぎ、「使い方」を学び、その本当の“凄み”を析出する! ニーチェの概念は、文脈によって全く正反対のことを指しているようで、理解しにくい。断言調で書かれていることもあって、一度分かったつもりになっても、しばらく読み進めると、別の文脈で全然違った意味合いで使われているように見えてきて、だんだん分からなくなる。様々なタイプのレトリックを使うので、同じことを異なった角度から語っているのか、アイロニーなのかさえ分からないことがしばしばある。 (…)ハイデガーやデリダのようにニーチェに拘る――ニーチェ以上に何を意図して書いているのか分からない――思想家たちに言わせれば、ニーチェが難解なのは、私たちにとってあまりに自明に見えて、その実よく分かっていないので、どこから手を付けていいのか、何を起点にしていいのか分からない問題に対して、分かっているふりをしないで、先がどうなるか見えないまま、果敢に取り組んだからだ、ということになるだろう。(本書より) 【著者プロフィール】 仲正 昌樹 (ナカマサ マサキ) (著) 1963年広島生まれ。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程修了(学術博士)。 現在、金沢大学法学類教授。専門は、法哲学、政治思想史、ドイツ文学。古典を最も分かりやすく読み解くことで定評がある。また近年は、あごうさとし構成・演出の数多くの演劇に、ドラマトゥルグを担当し自ら訳者を演じるなど、現代思想の芸術への応用を試みにもかかわっている。・主な著作に、『新版 集中講義! アメリカ現代思想』(NHKブックス)など。・主な編・共著に、『政治思想の知恵』『現代社会思想の海図』(ともに法律文化社)。最近の主な翻訳に、ハンナ・アーレント著 ロナルド・ベイナー編『完訳カント政治哲学 講義録』(明月堂書店)など。 -
ハーバード講義 21世紀の洗脳 感情を操作されるデジタル社会
私たちは、スマホをのぞくたびに「洗脳」されている――。 インターネットにアクセスするたびにトラウマを揺さぶられ、思ってもいなかった行動をとらされるという現在のネット社会を鋭く分析する、ハーバード講義を完全書籍化! 朝鮮戦争で捕虜となり、共産党に転向して帰らなかった捕虜たち。 カルト宗教で、拘束されているわけでなくても逃げ出さない若者たち。 暴落した暗号資産でも、惑星の配列から売らないと決めている暗号資産占星術の信者。 すべての問題に「洗脳」が関わっている――。 我々はどこまで「自分で選んだ」と言えるだろう…? 「見えている世界」がひっくり返る、全く新しいメタ認知の世界! はじめに――21世紀におけるマインドコントロールの技法 第1部 洗脳の登場 第1章 思想改造された男たち ――朝鮮戦争で共産主義を吹き込まれた米兵捕虜 相手の精神に変化を起こす方法 「洗脳」の語源とイメージ 「自分になにが起こっているのかわからない」 「忘れられた戦争」で捕虜となった若者たち デジタル社会と戦場は人々を同じ状況に導く 味方に攻撃された米兵捕虜 洗脳の前段階は収容所の生活にあった 苦痛を覚えた細かい記憶から洗脳は染み込んでいく 第2章 収容所の洗脳プロセス ――祖国にそむいた「裏切り者」たちの終わらない戦争 待遇を改善された捕虜たち 収容所という名の実験室 長く恐ろしいプロセス1、白紙にする 長く恐ろしいプロセス2、批判 長く恐ろしいプロセス3、型にはめ直し続ける 捕虜たちのオリンピック 帰国を拒んだ21人の米兵捕虜 残った捕虜のその後 洗脳の後遺症 第3章 洗脳を研究し始めた科学者たち ――トラウマという時限装置 21世紀はトラウマの世紀である 「魔術」ではなく「科学」として調査する 帰国した捕虜たち 捕虜たち全員がトラウマに苦しんでいた 精神を崩壊させるテクニック「DDD」 共産党の「思想改造」 抵抗する気力を奪うのは暴力ではなかった 再教育の完成 第4章 暴力とPTSD ――精神を破壊するサバイバル訓練、CIAの極秘計画、公開実験 心をくじく訓練 「拷問」と「尋問」で心に負った傷 訓練を本物の拷問に応用する 催眠術のスペシャリスト、ウェスト博士 CIAの闇「MKウルトラ計画」 許可された「人間に対する実験」 秘密実験に資金提供したCIA 睡眠剥奪の公開実験 洗脳の「予防接種」 タフな訓練として定着したSERE 第2部 洗脳の拡大 第5章 手術や電流で脳をコントロールする方法 ――レナード・キリーの悲劇 脳を破壊された男 レナード・キリーの暴力的な怒りの発作 ロボトミー手術ふたたび 暴力行為の原因は脳にある? 脳の実験は「てんかん治療」にされた そして扁桃体が焼かれた 洗脳実験室とヒッピーたち チャールズ・マンソンとCIAの関係 人の行動をコントロールする脳の部位を特定する 正常な脳を破壊する手術 医学の発展と切り離せない実験の実態 暴力行為を抑えるための暴力的治療 脳を破壊する実験をおこなっても無罪となった医師たち 第6章 カルト集団の洗脳 ――マンソン・ファミリーと神の子供たち 若者を惹きつけた60年代のカルト集団 洗脳には「力を与える」作用がある 神秘のベールをはがされたカルト集団 ベトナム戦争の「トラウマ」の発見 カルトは勧誘時点で自由意思を奪う カルト団体で二つに引き裂かれた自己 ミルグラムの実験に見る「偽りの自己」 第7章 被害者か加害者か問題 ――パトリシア・ハースト誘拐事件 誘拐された富豪令嬢 洗脳された者は進んで犯行におよぶのか? 洗脳の真偽 戦争捕虜と富豪令嬢の共通点 拷問されていることに気づかない被害者たち 洗脳はIQも下げる 生き延びるための選択を裁かれるとき 第8章 脱洗脳プログラムの闘い ――カルト二世の苦悩、人民寺院の集団自殺、統一教会の巧みな勧誘 閉鎖空間で生まれた宗教二世たち カルトと闘う専門家たちの受難 「脱洗脳プログラム」の誕生 脱洗脳の難しさと家族の苦しみ カルト擁護派とアンチカルト派の闘い バス停で統一教会に勧誘された大学生 立証できなかった「洗脳」 非科学とされた「洗脳」 第3部 21世紀の洗脳 第9章 感情操作ビジネス ――画面をタッチするだけで情報を盗まれ、感情を操作される 感情を科学する フェイスブックでおこなわれた感情伝染の実験 他者の感情に「入り込む」 感情のバタフライ・エフェクト オンライン・セラピーの広がり 使う単語からパーソナリティを逆算できるか? 密かに感情操作ビジネスは続いている 入ってくる情報を選択できない社会 第10章 大衆を動かすテクノロジー ――ラジオ番組、ネガティブなニュース、AIフレンド 大衆を説得する仕組み 私たちは自分の意志ではなくスクロールしている 「顔のない大衆」の誕生 日常に入り込んだ大衆を説得する方法 AIと友情や恋愛関係を結ぶ人たち 訓練されたAIとの会話 ラジオがつくる世論 現代の洗脳の形 第11章 みずから仮想通貨に洗脳される人たち ――不平等から生じる新しいカルト 仮想通貨にハマる人の共通点 「カーゴ・カルト」とは? 富の不均衡がもたらした信仰としての暗号資産 金融占星術師の登場 価格の上下する暗号資産を保持する心の支えとは? 暗号資産を信仰する新しいカルト 不平等な社会を生き抜く希望 おわりに -
鎧を脱いだら、空はこんなに青かった 私が一番欲しかった「私の心」を取り戻す本
もう「自分」を無視しない。 人生が、ようやく光を帯び始める――。 読むだけで眠れる力があふれ出す自己解放エッセイ。 「自分を好きになれた」「涙が出た」の声が続出! LA在住の大人気配信者YOKOが書き下ろした、5年ぶり待望の新刊。 嫌われないための鎧なんて、いらなかった。 本当の「好き」が欲しいなら、 素の自分、本心からの言葉、心からの表情、態度、笑顔。 「最初から全部自分に備わっていたもの」 を出すだけでよかったのだから――。 * * * この本では、 「こう生きればいいんだ」「こんなことでよかったんだ」といった 心の鎧が脱げていくような感覚と、 あなたの内側からあふれるエネルギーを実感していただけるよう、 本質のメッセージだけを凝縮させました。 「鎧を脱いだら、空はこんなに青かった」 あなたの人生に、この本での気づきが役立ちますように。 【目次】 第1章 自由になりたくて壊した壁──「いい子」の鎖をほどく日 第2章 傷が宝石に変わるとき── 泥の中に咲く蓮の花の強さ 第3章 「存在するだけで最高」の世界── 大切な自分への推し活 第4章 運命をも動かす自分の「力」── 人生の指揮棒を取り戻す勇気 第5章 嫌われないための鎧を脱ごう──本当の自由へと羽ばたく 第6章 凛として立ち上がる光── 強く、美しく、磨かれた未来へ -
松葉と宇宙 エゴをやめたら「宇宙の自動」だった!
あれ? 自分が軽くなっている。 心から闇が消えている。 私はわかってしまった。 エゴの先にある「宇宙の自動」が、すべての解になっている! 前作『松葉とワクチン』で描かれた コロナ禍を逆手にとった「エゴの毒出し」。 それは人類が「深い眠り(エゴの支配)」から目覚め 「5次元」へと移行していくための宇宙的な「大逆転劇」の幕開けだった。 そして物語は、いよいよ核心へ。 本作『松葉と宇宙』では 人間を縛り続けてきた「エゴ」の正体と その先にある“本当の自由"へと迫っていく。 「自分さえよければいい」 「人に勝ちたい」 「損をしたくない」 ――人間の内にあるエゴの呪縛から、どう目覚めるか? その鍵となるのが、本書で明かされる「宇宙の自動」。 ・愛の泉から湧き出すものによって生きる――それが「宇宙の自動」 ・宇宙そのものとして生きる――それが「宇宙の自動の私」 ・「宇宙の自動」は地球を揺り動かし、人類を覚醒へ導く ・地球は“エゴの星"から“愛の星"へと変化していく さらに、エゴの先へ進むため、もうひとつの鍵、「松葉」。 大自然が用意した「神の宿る植物・松葉」の力を借りながら 人間の内にある「エゴの毒」を排出してきた著者が 本作でも、さらなる松葉の魅力を「松葉レシピ上級編」としてご紹介。 『日月神示』がなぜ「松食(お)せよ、松心となれよ」と説いたのか? 「宇宙の自動」とつながる、その深遠な意味にも迫る。 生きづらさの正体を知りたい人へ。 エゴから自由になりたい人へ。 そして、愛と調和の時代へ向かう「新しい生き方」を感じたい人へ。 真の自由への扉が、本書から、開かれる。 -
【復刻版】グランドファーザーの生き方
さくらももこさんが『この大切な教えが多くの人に継承されることを願います』と絶賛された、トム・ブラウン・ジュニアの書籍が復刻! 1998年に徳間書店より出版され、2012年にヒカルランドより改訂版が出版された本書。 そこからさらに12年が経った今、トム・ブラウン・ジュニアの生き方が、あなたの人生をさらに高みへ連れて行ってくれる! 著者のトム・ブラウン・ジュニア(1950~2024)は、七歳の時にリパン・アパッチ族の最後の長老、グランドファーザーに出会い、その後、十数年かけてインディアンの古来の技術を学んできた存在。 ビジョンに従う生き方とは何か? スピリットの導きに耳を傾けるためには? 2026年。地球が大きな変換期を迎える今、グランドファーザーの教えがあなたのもとに届きます。 -
超訳 ブッダの言葉 エッセンシャル版 限定カバー: YEYE ver.
★IVE ウォニョンさんご愛読と紹介!(TBS Nスタ 2025年2月13日) ★韓国でも話題!日韓累計67万部突破 ★人気アーティストYEYE氏とコラボした新装版で登場! ――君よ、君自身から自由になるために。 感情に振り回されない「心の使いかた」を説き、現代人の心に深く寄り添うブッダの言葉160 読むだけで小さな気づきが得られ、あるときは心を静め、 あるときは勇気を与えてくれるブッダの言葉を、今の時代の感性に合わせて「超訳」。 自分の心の使いかた次第で、今この瞬間から楽になれるという気づきを与えてくれる一冊です。 【こんな人におすすめです】 ・もっとシンプルに生きたい、心身ともに身軽になりたい ・他人の言動やSNSの情報に振り回されず、自分軸で穏やかにいたい ・怒り、不安、嫉妬などのネガティブな感情を今すぐ手放したい ・難しい本をじっくり読む時間も余裕もない 本書を読めば、あなたは今この瞬間から、もっと楽に、もっと自由になれるはずです。 ※本書は、小社より2015年に刊行された『超訳 ブッダの言葉 エッセンシャル版』の新装版です。 カバー以外のコンテンツは同じですので、あらかじめご了承ください。 -
現代世界における日常生活
消費を制度化させる社会に抗して 〈日常〉を疑え! 資本主義のもと、我々の〈日常〉はどのように方向づけられているか。大量消費と官僚主義の問題を、日常生活批判が暴きだす。 解説:山本千寛 === われわれの〈日常〉は、資本主義のもと、知らぬまに支配関係の再生産のために構築され、方向づけられてしまっている。1960年代のフランスでルフェーヴルはそう告発し、「日常生活批判」を展開した。エリート層によって欲望が〈指導〉された大量消費社会は、語りの権利と日常を自らの手に取り戻すことができるのか? 五月革命へ向かう熱気のなかで書かれた本書は、その後の展開を含めた著者の理論的支柱を、あますところなく提示する。資本主義や消費社会への非難が拡大する現代の日本社会において、再注目に値する一冊。 解説 山本千寛 【目次】 第一章 探求と若干の発見物の提示 1 半世紀のうちに…… 2 哲学と日常的なるものの認識 3 第一の行程、第一の契機 4 第二の階程、第二の時期 5 現在の社会をどのように名づけるべきか 6 いったい何が起ったのか(フランスにおいて、一九五〇年と一九六〇年のあいだに) 7 第三の時期。一九六〇年以後 第二章 指導される消費の官僚主義的社会 1 統一と矛盾 2 不安の基盤 3 想像的なるもののなかへの四歩 4 いくつかの下次=体系について 第三章 言語的現象 1 座標軸の脱落 2 超言語 3 滑稽さ 第四章 テロリズムと日常性 1 テロリズムの概念 2 文章とテロリズム 3 形式の理論(再論) 4 抜け道 5 短い対話 第五章 永続文化革命に向かって 1 最初の諸結論 2 拘束の哲学と哲学の拘束 3 われわれの文化革命 -
「頑張っているのに報われない」気持ちを癒す
■自分の心を自分で癒す、セルフカウンセリング・ブック 会社では上司にも部下にも気を遣い、子育てや夫の世話……。 自分のことは顧みずにがむしゃらに頑張ってきたのに、 気がつけば会社ではお局さま扱い、子どもや夫からは煙たがられ……。 「私の人生って、一体なんなの?」と虚しくなることもあるかもしれません。 本書はそんな、報われない孤独や寂しさを抱える大人の女性が 自分で自分の心を癒す方法をお伝えするセルフカウンセリングの1冊です。 ■著者はのべ1万人以上の心と向き合ってきたプロ・カウンセラー 「頑張っているのに報われない」という気持ち、を作っているのは、 「自己否定」の気持ちだと、著者は言います。 頑張っている他人には「頑張りすぎないで」と声をかけられるのに、 私たちは自分のことになると「もっと頑張ろう」としてしまいます。 いまのままの自分ではダメだ、価値がない。 そんな「自己否定」の気持ちが、あなたを苦しませるのです。 ■「もっと頑張る」じゃない解決法を手にいれる 本書では、17のセルフカウンセリングを通して、 あなたの心をおおう「自己否定」の気持ちを取りのぞいていきます。 「カウンセリングなんて難しそう」と感じるかもしれませんが大丈夫。 著者の誘導音声がダウンロードできるので、 プロのカウンセラーにカウンセリングされているかのように、自分の心と向き合うことが可能です。 失敗や苦しみの中にいる自分自身を、優しくいたわり、「あるがまま」に受け入れる、 欧米で注目の「セルフ・コンパッション」を取り入れた本書で自分を癒し、 「頑張りを認めて報われる」毎日を過ごしていきましょう。 -
預言者
なんだか、ずっと正解を探してる気がする―― そんな気持ちを抱えたあなたへ *宇垣美里さん推薦 「詩的な言葉で紡がれる真理は美しく、答えを押し付けない誠実さが沁みる。お守りみたいな一冊。」 仕事のこと、恋愛のこと、将来のこと——。 誰かに相談しても、SNSを見ても、なんかしっくりこない。 「正解」は外にあるはずなのに、どこを探しても見つからない。 そんな問いに対する姿勢を100年前から持ち続けていた詩人がいました。 レバノン出身の詩人、ハリール・ジブラン。 彼が書いた『預言者』は、スティーブ・ジョブズやデヴィッド・ボウイが「密かに愛読していた」と言われる、世界で最も有名な知られざる名著。 外からの答えを与えるのではなく、自分の内側にすでにある声を引き出すための美しい言葉たち。 1 0 0年以上前に書かれながら、世界中のアーティストや思想家に愛読されてきたその言葉は、今この瞬間のあなたに向けて書かれたかのように、静かに響きます。 「愛はあなたを傷つける。しかしその傷が、あなたをより深くする。」 「仕事を愛することができれば、それはもはや労働ではない。」 この本は、正しい答えを押しつけません。 読むたびに、ずっと自分の中にあったのに気づけなかった「声」が、静かに浮かびあがってきます。 愛・結婚・子ども・仕事・自由・悲しみ・死—— 人生で一度は迷う27のテーマを、預言者が詩的な言葉で語りかけます。 どのページを開いても、いまの自分に刺さる言葉がきっとあります。 本書は、難解な原典をそのまま訳したものではありません。 見開きの右ページに「預言者の言葉」、左ページに「現代を生きる私たちへのアドバイス」として解説を添えました。 哲学書だけど、むずかしくない。 忙しい毎日でも、1ページからすっと入れます。 朝、家を出る前に。 カフェで一息ついたときに。 眠れない夜に、そっと開く。 カバーイラストは、人気イラストレーターの中島梨絵さん。 持っているだけで、なんか心地よい。そんな一冊です。 「自分の内側にある声を、信じていい。」 100年以上、世界中の人の心を支えてきた言葉を、今日からお守りにしてみませんか。 -
孫子の兵法
「ムダに戦わない。賢く、しなやかに、自分を守る。」 頑張りすぎなあなたの人生に、戦略という武器を授ける68の言葉 ★山口周さん、山口真由さん、田村淳さん推薦★ 人間関係のトラブル、仕事の調整、目標達成、SNSでの比較……。 毎日、誰かとの「衝突」や「競争」に、心も身体もすり減らしていませんか? 2500年前に書かれた戦い方の本『孫子の兵法』ですが、実は、今を生きる私たちのヒントになります。 教えてくれるのは、力でねじ伏せる方法ではなく、「いかに戦わずして、よりよく人生を進めるか」という知恵です。 「戦わずして勝つ」。 無駄な消耗を避け、大切なことにエネルギーを注ぐための戦略がたくさん詰まっています。 「勝算のない勝負はしない」 「自分の形にとらわれず、水のように柔軟に状況に合わせる」 「感情に任せた行動は、最大の失敗を招く」 本書は、この『孫子の兵法』のエッセンスを、もっとも平易に、そしてわかりやすく仕立て直した一冊です。 その智慧は、軍事にとどまらず、ビジネスシーン、プライベートの人間関係まで、日常のあらゆる「衝突」や「競争」をスマートに切り抜けるヒントにつながります。 見開きの右ページに孫子の兵法の「名言」、左ページに「現代のあなたへのアドバイス」として解説を添えています。 朝、家を出る前に。カフェで一息ついたときに。疲れて帰ってきた夜に。 ふと開いたページの一節が、あなたの心にそっと寄り添ってくれるはずです。 おしゃれなカバーイラストは、人気イラストレーターの森優さん。本書は持っているだけで、自分の人生がパッと明るくひらけてくる——そんな「お守り」のような一冊です。 -
自省録
★★★成田悠輔さん推薦★★★ お金も、権力も、成功も、あなたの人生の悩みを解決しない。 なぜか。 答えは『自省録』にある。 ★★★★★★★★★★★★★★ ★★★Amazonランキング1位!(「歴史で学ぶビジネス」カテゴリ 2026/6/24-26)★★★ 「自分の心を軸に、今この瞬間を生きる」 他者の声やアドバイス、自分の移ろう感情を静かに手放して、自分らしく生きるための106の言葉 SNSの通知、誰かの何気ない一言、正解のない将来への不安……。 毎日、自分ではどうにもできない「外側」の情報や言葉に、頭も心もいっぱいになっていませんか? 実は、ローマ皇帝マルクス・アウレリウスも、同じ悩みを抱えていました。 彼は皇帝という立場にありながら、「思い通りにいかない現実にいら立つ自分」や「迷い、弱音を吐きそうになる自分」を、ひっそりとノートに書き留めていたのです。 それが、2000年間、世界中で読み継がれてきた名著『自省録』です。 「他人の評価に振り回されるのは、自分の時間を他人に明け渡すことと同じ」 「変えられないことに執着せず、いま、この瞬間の自分に全力を注ぐ」 彼が自分自身を励ますために導き出した答えは、時を超え、現代を生きる私たちの心にも驚くほど静かに、力強く響きます。 本書は、『自省録』のエッセンスを、もっとも平易に、そしてわかりやすく仕立て直した一冊です。 難解な哲学の言葉は出てきません。 見開きの右ページに自省録の「名言」、左ページに「現代のあなたへのアドバイス」として解説を添えました。 朝、家を出る前に。カフェで一息ついたときに。疲れて帰ってきた夜に。 ふと開いたページの一節が、あなたの心をふっと軽くしてくれるはずです。 おしゃれなカバーイラストは、人気イラストレーターのカタユキコさん。 本書は持っているだけで、少しだけ自分を好きになれる——そんな「お守り」のような一冊です。 「人生は、自分の考え方しだいで変えられる」 2000年も人の心を支え続けた「本物の知恵」を、今日からあなたの味方にしてみませんか。 -
ほんとうの自分で人といられるレッスン
Google、Netflix、Pixarなど有名企業が研修で採用! 話題のメソッド、インプロ(即興演劇)。 コミュニケーションの本質を問い直す1冊。 \\NHK『あさイチ』TBS『THE TIME,』など 数々のTV番組でも紹介された、ストアカの人気講座がついに書籍化!// ★★★推薦の声、続々!★★★ 日常や職場にはびこる“コミュ力”の呪いを解き、本音の対話を取り戻す! ――安斎勇樹氏(『冒険する組織のつくりかた』著者) コミュニケーションを論じた本のなかで、 きっと今までいちばんうそがなくて、無理のない本です。 ――飯田正人氏(くまざわ書店 営業推進部) ★★★★★★★★★★★ ・空気を読んで、言いたいことを飲み込んでしまう ・部下との1on1がなんとなくぎこちない ・初対面の人と当たり障りのない会話しかできない 「間違いたくない」「失敗したくない」「嫌われたくない」「賢く見せたい」「対立したくない」……etc そんな思いが、私たちのコミュニケーションを難しくしています。 この本が提案するのは、会話のテクニックを磨くことではなく、 自分を縛りつける「恐れ」を手放すことです。 Googleなどの世界的企業が研修に取り入れている「インプロ」のエッセンスを通じ、 自分を無理に取り繕わなくていい、自然体でありながら、一緒にいる相手も心地よい。 そんな人間関係の築き方を探っていきます。 インプロとは即興演劇のこと。台本もない、正解もない中で、相手の言葉や表現を受け取りあい、その場でストーリーを生み出していきます。 著者は、インプロアカデミー代表として1,000回以上のワークショップを重ね、企業研修から個人まで、表現とコミュニケーションを教えてきた実践者。 ワークショップは、習い事プラット―フォーム「ストアカ」で大人気。NHK『あさイチ』、TBS『THE TIME,』、Eテレ『阿佐ヶ谷アパートメント』など、数々のTV番組でも紹介されています。 本書は、そんな話題のワークショップの現場から生まれた一冊です。 この本はコミュニケーションのテクニックを教える本ではありません。読み終えて「コミュニケーションがうまくなった」と感じるより ・会議で自分の言葉で話せた ・言いたいことを飲み込まずに正直に言えた ・部下が初めて本音を話してくれた ・初対面の人と会話を楽しめるようになった ・大切な人と以前より深い話ができるようになった ——そういうことが、気づけば起きるようになっている。そんな変化を目指しています。 人といることがなんだか楽しくなる。 人といても楽な自分でいられる。 気づけば、以前より少し深いところで人とつながれている。 【目次】 第1部 人はいかにして恐れていくか 第2部 自分を自由にする 恐れない自分になる 第3部 関係を変えていく 恐れない関係をつくる 第4部 実践編 -
蒐集める人(あつめる人)
モノと人間のつながりを読み解いた唯一無二の書、ついに邦訳! 溜めてしまう、捨てられない、散らかる…… なぜ「モノ」は我々を翻弄するのか? その解が、本書にはある。 「量は安心感や力強さの象徴。 いわば食料を集めて身を守るようなものだ」 ★各誌絶賛の名著! 「面白い!」ワシントン・ポスト 「わくわくさせ、背筋をぞくっとさせる」ウォール・ストリート・ジャーナル 「興味深い。ドラマチック」NYタイムズ 収集行動の背景にある心理、文化と歴史とのつながりも考察。 そこから、人間の行動についてのきわめてユニークで説得力ある見解が浮かび上がる。 「蒐集(しゅうしゅう)。 それは、かつて失ったものを取り戻そうとする衝動。 モノとは本質的には「補償」だ。古い傷を覆い隠そうとして使われる。 だが同時に、それらが目の前にあることで、過去の傷や屈辱を思い出させ続けてしまう――。」 【目次より】 はじめに 第1部 蒐集へのプレリュード 第1章 情熱――蒐集の源泉 第2章 情熱の芽生え――得られなかったものへの補償 第3章 「無生物」生物――モノに命を与える 第2部 魔力をもつモノ 第4章 所有と征服――人類と所有はいつから分かち難い? 第5章 生まれ持った渇望――首狩りから聖遺物へ 第3部 3人の蒐集家 第6章 世界中の本を集めようとした男――金がなくても 第7章 浪費と見栄――文豪バルザックの蒐集生涯 第8章 のめりこみ――追いかけずにはいられない 第4部 私たちに流れる「蒐集」の血 第9章 時代の力――「空気」が人を動かす 第10章 「分類」という快感――好奇心の時代 第11章 物体欲――「所有」は心を癒やし、修復する 第5部 喜びを求めて 第12章 深く静かな経路――禁じられた願望の成就 第13章 喜びを約束するモノたち――所有の底にあるもの -
極楽浄土に往生する 法然の手紙と保胤の往生極楽記の現代語訳
本書は、あなたの死が迫ってきて、孤独で絶望の気持ちに陥っているとき、光明に輝く阿弥陀仏と、聖衆たちが迎えに来て、極楽浄土に連れていくという、紀元後一世紀に生まれた阿弥陀経の言葉どおりのことが、現実に信者たちに行われていることを知らせた、法然上人の教えである。それから、平安時代に、阿弥陀仏の迎えにあずかったと、僧侶、慶滋保胤がみなした人物たちの、生前の姿と臨終の様子を描いたものである。つまり、あなたが、浄土教の寺院、例えば、善行寺などに、行かれた時、目にする、聖衆来迎図が、そのまま、念仏者におこることである。 現代では、臨終者に、これほど丁寧に説明できる人が、いないので、現代の臨終者は大変孤独である。本書は、法然上人による、臨終者に寄り添う本である。また、釈迦佛が生まれてから仏教がどのように人々に伝えられたかを、かいつまんで説明して、仏教の初心者にわかりやすく書いてある。
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