作品一覧 2022/08/26更新 シュルレアリスム 終わりなき革命 試し読み フォロー 「魂」の思想史 ──近代の異端者とともに 試し読み フォロー 呪われた部分 ──全般経済学試論・蕩尽 試し読み フォロー バタイユ入門 試し読み フォロー ロマネスクとは何か ──石とぶどうの精神史 試し読み フォロー 1~5件目 / 5件<<<1・・・・・・・・・>>> 酒井健の作品をすべて見る
ユーザーレビュー シュルレアリスム 終わりなき革命 酒井健 現代において「シュール」という語が,不条理や意味不明なものに対してよく用いられる。しかしそれは元の意味のほんの一部に触れているに過ぎない。 シュルレアリスムは第一次世界大戦を終えた1920年代,フランスで生まれた文化運動である。簡単に流れを言えば,偏った理性主義への批判から始まり,特に戦争体験より...続きを読む超現実を取得して,フロイトの精神分析を取り込み,マルクスの革命思想をも飲み込んで政治にまで拡張した。 本書では,主に「シュルレアリスム宣言」の著書であるブルトンに焦点を当てて解説している。また周辺においては,バタイユやアラゴンなど,フランスでの潮流がメインである。 難しいようにも思えるが,文学や絵画などに親しんでいる人であれば,多少なりともシュルレアリスムの要素に触れたことがあるはずである。また,シュルレアリスムは現代思想を知る上でも重要なポイントであろう。 Posted by ブクログ バタイユ入門 酒井健 西欧を西欧たらしめている思想の根を撃つ思想家バタイユ。マルクス、アウシュビッツなどその論は冴え渡っていた。 Posted by ブクログ 「魂」の思想史 ──近代の異端者とともに 酒井健 近代合理主義からこぼれおちる「闇」=「魂」の存在。 自明に思える現実や歴史を解体する視点。 ピカソのアヴィニヨンの女性は単なるキュビズム表現ではなかった。 ヘーゲルの弁証法に絡み取られない、生のあり方に固執したキルケゴール。 『古事記』すら新しい記述と喝破したハーンの感性。 ブランショ「誰かが、絶...続きを読む望に限定されて文章を書き始める。しかし、絶望は何ものも限定できないのだ」。 Posted by ブクログ ロマネスクとは何か ──石とぶどうの精神史 酒井健 円環する、自然の荒ぶる力と交感するキリスト教の歴史。人間、そして宗教とは本来どういうものなのか示唆に富んでいる。 Posted by ブクログ バタイユ入門 酒井健 五つ星の評価は、 著者の酒井氏への綿密な研究成果に対してです。バタイユ自体には、たいした興味はありません。こわいものみたさの好奇心だけです。バタイユの思想や評論は面白いものがあると思いますが、プラス・マイナス=ゼロと言ったカンジでしょうか。 この書籍の端々に、海外で、マイナーな思想家を研究するこ...続きを読むとの大変さがうかがえます。 Posted by ブクログ 酒井健のレビューをもっと見る