酒井健の作品一覧
「酒井健」の「エロティシズム」「シュルレアリスム 終わりなき革命」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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ビジネス・実用
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Posted by ブクログ
皆さん、推し作家は居ますか?
では、推し翻訳者は?
私は酒井さんのバタイユ翻訳本がなにかと好きです。
なので訳者あとがきも毎回楽しみにしています。
本作はその推しが書いてくれたバタイユ入門!
酒井さんとバタイユ哲学のドラマチックな出会いから始まり、サクッとバタイユの過去経歴・そこから考えられる思想・そして人生の流れと共に変遷していく表現とその作品たち……と順に説明してもらえます。
とても良かった。
とても嬉しい。
本人の著作じゃわからない部分(バタイユと父親の関係とか)がわかるのとても助かる。
哲学者ってどういう生活してどんな活動してるのか、いまいち本読んでるだけだとわかってなかったんですよね。
バタイユさん、私の想定の10倍は活動的で、色んな組織を作って潰れて作って潰れてしている人だということが知れて良かったです。
というかお兄さん居たんだ、ジョルジュ・バタイユ。知らなかった。
自分で作った組織内儀式として人身御供を計画し、自分が生贄に立候補したけど誰も執行しなかったんだ、ジョルジュ・バタイユ……。
面白い男だ……。
第二次世界大戦周りのヨーロッパ情勢の知識が多少必要だなぁと感じましたが、丁寧に説明はされているのでざっくり理解するのには問題ないと思います。
本作のあとがきが酒井さんによる「おすすめのバタイユ翻訳本!」なの、自分の推しを布教するオタク仕草に見えたんですが入門書の慣例としてそういうのがあるんだろうか。
……(手元の本を確認)
特に慣例ではなさそうだな。
■最後に
「著者」と「訳者」って違うので、本の内容がものすごく好きでも訳者と解釈違いしていて驚愕、みたいなことが起こりうる。
貴方はどうしてこの解釈でこの訳文になったんだ。
そんな風に思いを馳せるのも海外の作品を読む楽しみです。
Posted by ブクログ
現代において「シュール」という語が,不条理や意味不明なものに対してよく用いられる。しかしそれは元の意味のほんの一部に触れているに過ぎない。
シュルレアリスムは第一次世界大戦を終えた1920年代,フランスで生まれた文化運動である。簡単に流れを言えば,偏った理性主義への批判から始まり,特に戦争体験より超現実を取得して,フロイトの精神分析を取り込み,マルクスの革命思想をも飲み込んで政治にまで拡張した。
本書では,主に「シュルレアリスム宣言」の著書であるブルトンに焦点を当てて解説している。また周辺においては,バタイユやアラゴンなど,フランスでの潮流がメインである。
難しいようにも思えるが,文学や絵画などに親しんでいる人であれば,多少なりともシュルレアリスムの要素に触れたことがあるはずである。また,シュルレアリスムは現代思想を知る上でも重要なポイントであろう。