配信予定・最新刊

作品一覧

  • イラストで出会う 女性たちのいる美術史
    NEW
    -
    1巻2,999円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 なぜ偉大な女性芸術家は「いなかった」のか? アルテミジア・ジェンティレスキ、マリア・ジビーラ・メーリアン、葛飾応為、ベルト・モリゾ、フリーダ・カーロ、リー・クラスナー、ルイーズ・ブルジョワ…… イラストとマンガで学ぶ、23人の語られなかった「美術の物語」。 ルネサンス、バロック、浮世絵、印象派、バウハウス、シュルレアリスム、現代美術まで── 本書は美術の歴史における重要な出来事や潮流を解説しながら、13世紀から現代にいたる23人の女性芸術家の歩みをたどり、これまでの美術史の「もう半分」とも呼べる世界を浮かび上がらせます。 「北斎の娘」とは、「マネのミューズ」とは、「ロダンの恋人」とは、「ポロック夫人」とは、誰だったのか。 男性の名前の影に隠されてきた女性たちを、ひとりの芸術家として見つめ直し、それぞれが驚くべき創造へと至った軌跡を明らかにします。 本書はまた、美術史家リンダ・ノックリンの立てた問い「なぜ偉大な女性芸術家はいなかったのか?」に対して、個々の芸術家の背景を踏まえて応答します。 女性たちを「美術の物語」から退けてきた社会の構造や制約を、フェミニズムの視点から解き明かしています。 豊富なイラストとマンガで、世代を超えて楽しめる、新しい美術史入門。 あなたの世界を広げ、知的好奇心を刺激し、ときには勇気づけてくれる一冊です。
  • シベリアのビートルズ――イルクーツクで暮らす
    3.8
    1巻1,980円 (税込)
    《俺たちのアイドルは、レーニンじゃない。レノンだ!》 ソ連時代、ロック少年だった画家スラバと結婚し、ロシアに暮らし始めて5年。 そこに暮らす人々は破天荒でやけくそに明るい。 戦争が始まって、ロシアの人々は何を思う? ──ロシア暮らしの「いま」をリポートする。 ---------------------- 著者は、無類のビートルズファンである画家のスラバと結婚し、2018年からイルクーツクに暮らす。 西側の情報が入らないソ連下で、ロック少年として暮らしたスラバは、ペレストロイカをくぐり抜け、激変する社会を生き抜いてきた。 彼の波乱に満ちた人生と、自らの人生を重ねながら、別の価値観で動く社会のなか、人々はどのように暮らしているのか、アートや音楽や文学は、彼らをどのように支えているのか。 〈イルクーツクの人々の本音や生き方に寄り添う、海外事情エッセイ集〉 ---------------------- スラバの数奇な半生を主旋律とし、そこに私の半生を対旋律のように織り交ぜつつ、両者が響き合うよう試みた。ドラムやベースの響きも聴こえてくるように、社会背景も適宜盛り込んだ。曲の合間には、個性あふれるスラバの友人たちの物語も、間奏のように挟み込まれている。──「はじめに」より ---------------------- 【目次】 ■はじめに 01.スラバの部屋 ■1……シベリア、イルクーツク、Z通り一番地 ■2……ビートルズで結ばれたきずな ■3……愉快でマイペースな仲間たち 02.ソ連に生まれ、ロシアに生きる ■4……サバイバルの時代 ■5……ペレストロイカ・ノスタルジー ■6……夢見がちな野心家たち 03.二一世紀のビートルズ ■7……自分らしい表現を求めて ■8……遠ざかるソ連ロック・ビート ■9……過去との出会い ■10……戦争の暗雲 ■あとがき
  • 中国 古鎮をめぐり、老街をあるく
    3.6
    1巻2,090円 (税込)
    北京でも上海でもない、中国の奥深さを行く。 国を挙げて大開発が進む中国。地方都市には高層ビルが建ち並び、人々の生活は豊かになっている。しかし同時に数百年単位で続いてきた「暮らし」が一瞬で消えていく。 天空に浮かぶ村「窯洞」、昔日の繁栄を今に残す城壁の街、伝統劇や伝統武術を継承する人たち、変わりゆく水郷、その地方ならではの味……。 独特な文化が残る町や村の変わりゆく姿を丹念に描いた味わい深い紀行エッセイ。 【目次】 はじめに 1章 キャラバンの通った道 2章 埠頭でつながる港町 3章 脈々と続く伝統文化 4章 商人たちの汗と涙 5章 開発と保護の狭間 6章 今と昔の交差点 7章 信仰が支えた町 8章 消えがたい戦の記憶 あとがき

ユーザーレビュー

  • シベリアのビートルズ――イルクーツクで暮らす

    Posted by ブクログ

    好著です。
    新聞の書評で おもしろそうだなぁ
    と 思っていた一冊

    思っていた以上に
    深く 興味深く 読ませてもらいました。

    その土地に 暮らしてこそ
    見えてくる 風景がある
    聞こえてくる 意見がある
    考えられる 思考がある

    まさに 本書は
    そのもの ずばり

    体制に「風穴」を開ける
    アイコンとしての ビートルズの音楽(思想)
    が 見事に描かれています

    ロシアが… とか
    ウクライナが… とか
    ひとくくりにしては いけない!
    改めて 思わせてもらえる一冊です

    0
    2023年06月11日
  • 中国 古鎮をめぐり、老街をあるく

    Posted by ブクログ

    紹介されている街や通りを想像すると、歴史の中へタイムスリップできるみたい。ワクワク
    昔と変わらぬ一瞬がそこにはあるのかな。
    でも、日本の古い街もそうであるように、その多くが観光地として買い占められ開発されたり、反対に過疎化して風化していったり
    今あるうちに早く行ってみたいと思いました。
    でも、中国はとっても広い!!
    どの古鎮も遠くて、きっと個人では行けない‥
    張全さんの写真、もっと見たいな〜

    0
    2024年02月23日
  • シベリアのビートルズ――イルクーツクで暮らす

    Posted by ブクログ

    米国−(日本−)中国を経てロシアシベリアイルクーツクに流れ着き?そこで知り合った芸術家/ミュージシャンと結婚した著者が見たロシア辺境の人々の暮らし。

    ソ連時代でも首都モスクワから遠く離れたシベリアは、ビートルズ他の西側の音楽に触れられる場所で、(辺境であるがゆえに?)本場以上に熱心なファンが生まれた。

    貧しく自暴自棄なようで人間味(と酒と音楽の)ある暮らしは、ある意味人間生活の原点のようにも思える。

    最終章のウクライナ侵攻以降の生活はそれまでとはガラッとトーンが変わり、この戦争の不条理さを改めて思わされる。

    0
    2023年05月09日
  • 中国 古鎮をめぐり、老街をあるく

    Posted by ブクログ

     しばらくの間中国へ行っていないとまた行きたくなる。特に本書に紹介されているような、メジャーではないが何かひとつでも歴史の輝きがあるような街へ。新型コロナウイルスが収束して終息になるまで行けそうにないのが口惜しい。
     城壁の上に立って街を眺めてみたくなる、そんな気分になる。

    0
    2020年05月09日
  • 中国 古鎮をめぐり、老街をあるく

    Posted by ブクログ

    また大陸の行きたいところが増えてしまう。
    どんな老街、古镇を載せているのか興味深く思っていたけれど、意外にもマイナーな場所が多く必ずしも「観光地」でない所も紹介しており、楽しく読めた。
    やっぱり山西省は魅力やなあ。河北、河南、安徽は近いうちに絶対行きたいなあ。あー次大陸いけんのいつかなあ。

    0
    2019年10月02日

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