多田麻美のレビュー一覧

  • シベリアのビートルズ――イルクーツクで暮らす

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    好著です。
    新聞の書評で おもしろそうだなぁ
    と 思っていた一冊

    思っていた以上に
    深く 興味深く 読ませてもらいました。

    その土地に 暮らしてこそ
    見えてくる 風景がある
    聞こえてくる 意見がある
    考えられる 思考がある

    まさに 本書は
    そのもの ずばり

    体制に「風穴」を開ける
    アイコンとしての ビートルズの音楽(思想)
    が 見事に描かれています

    ロシアが… とか
    ウクライナが… とか
    ひとくくりにしては いけない!
    改めて 思わせてもらえる一冊です

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    2023年06月11日
  • 中国 古鎮をめぐり、老街をあるく

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    紹介されている街や通りを想像すると、歴史の中へタイムスリップできるみたい。ワクワク
    昔と変わらぬ一瞬がそこにはあるのかな。
    でも、日本の古い街もそうであるように、その多くが観光地として買い占められ開発されたり、反対に過疎化して風化していったり
    今あるうちに早く行ってみたいと思いました。
    でも、中国はとっても広い!!
    どの古鎮も遠くて、きっと個人では行けない‥
    張全さんの写真、もっと見たいな〜

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    2024年02月23日
  • シベリアのビートルズ――イルクーツクで暮らす

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    米国−(日本−)中国を経てロシアシベリアイルクーツクに流れ着き?そこで知り合った芸術家/ミュージシャンと結婚した著者が見たロシア辺境の人々の暮らし。

    ソ連時代でも首都モスクワから遠く離れたシベリアは、ビートルズ他の西側の音楽に触れられる場所で、(辺境であるがゆえに?)本場以上に熱心なファンが生まれた。

    貧しく自暴自棄なようで人間味(と酒と音楽の)ある暮らしは、ある意味人間生活の原点のようにも思える。

    最終章のウクライナ侵攻以降の生活はそれまでとはガラッとトーンが変わり、この戦争の不条理さを改めて思わされる。

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    2023年05月09日
  • 中国 古鎮をめぐり、老街をあるく

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     しばらくの間中国へ行っていないとまた行きたくなる。特に本書に紹介されているような、メジャーではないが何かひとつでも歴史の輝きがあるような街へ。新型コロナウイルスが収束して終息になるまで行けそうにないのが口惜しい。
     城壁の上に立って街を眺めてみたくなる、そんな気分になる。

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    2020年05月09日
  • 中国 古鎮をめぐり、老街をあるく

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    また大陸の行きたいところが増えてしまう。
    どんな老街、古镇を載せているのか興味深く思っていたけれど、意外にもマイナーな場所が多く必ずしも「観光地」でない所も紹介しており、楽しく読めた。
    やっぱり山西省は魅力やなあ。河北、河南、安徽は近いうちに絶対行きたいなあ。あー次大陸いけんのいつかなあ。

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    2019年10月02日
  • 中国 古鎮をめぐり、老街をあるく

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    急速に開発が進み、変わりつつある中国の地方や都市の姿を郷愁を持って歩く。
    過疎化が進んでいる地域もあるようで、日本だけの問題ではないことを知る。日本の地方での取り組みは最先端になっていくのだろう。

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    2025年03月29日
  • シベリアのビートルズ――イルクーツクで暮らす

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    ロックは、世界共通言語だ。シベリアのイルクーツクにいる、ビートルズ好きな画家を夫に持つ作家が描いたエッセイ。夫と自身の幼少期から今にいたるまでの、ホ身の回りの出来事や時代背景、家族や友達にまつわるエピソードなど、過ごしてきた世界はちがうのに、二人が音楽や芸術といった共通の趣味をもって いるので、国や文化を乗り越え直ぐ仲良くなれた。
    ウクライナとの戦争がはじまってからのロシアの地方都市の現状など、日本にいるとわからないことも書いてあり、 独裁政治の恐ろしさを感じた。1990年代のソ連崩壊前後のロシアは、ひどかったんだなー
    離婚する人やアルコール中毒の人や治安や政治体制など、思って以上にオソロシア

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    2024年03月13日
  • シベリアのビートルズ――イルクーツクで暮らす

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    ネタバレ

     多田麻美さん、1973年生まれ、京大大学院修了、米国、中国、ロシアで学び、生活を。逞しい秀才だと思います。無類のビートルズファンである画家のスラバと結婚し、2018年からイルクーツクで暮らす。イルクーツクの人々の生き方に寄り添うエッセイ集。「シベリアのビートルズ」、2022.11発行。ロシアのウクライナ侵攻まえから、ロシアでは情報統制、そして、侵攻への考え方は多種多様。分断が進むロシアだそうです。兵士になるかどうか。その決断で人生はがらりと変わる。人生紙一重と。

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    2023年04月05日
  • 中国 古鎮をめぐり、老街をあるく

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    古い町並みが残る中国。見つけられて観光化すると町並みが破壊され、そうでなければ誰にも手入れされないままになってしまう。
    知らない町がたくさん紹介されていて楽しい。もっと写真を載せてほしい。
    コロナが話題になり始めたころに書って少しずつ読んでいたけど、まさかこんな大騒ぎになるとは。

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    2020年03月16日