小説作品一覧
-
-「絶対に許さない」 私の仇は、私が討つ! ――処刑場から始まる、ぬれぎぬ王女の復讐ストーリー! 無実の罪で処刑された王女は、 復讐を誓って屍(しかばね)に転移する! そして、19歳で死んだ姫様の「やり直し」人生は 後宮の下働きからスタートする!? 心躍る「中華風ファンタジー」ここに誕生!! あらぬ謀反の疑いで、燿国(ようこく)の王女・薛瑶伽(せつようか)は父王と共に斬首された。 だが、冤罪への怒りがこもった魂は、幼い少女の遺体に乗り移り、後宮の宮奴(きゅうど)・瑜衣(はんゆい)として蘇った。 復讐に燃える瑶伽を支えるのは、彼女の「歪んだ魂」をこよなく愛する壺中仙(こちゅうせん)と、か つての婚約者である瑞華(ずいか)帝国の第六皇子・簫淵之(しょうえんし)。 果たして屍姫(しかばねひめ)は、父と自らを陥れた仇敵を討てるのか!? 「元婚約者皇子」と「変人壺中仙」、 美形ふたりに溺愛された「ぬれぎぬ王女」の反撃が始まる――!?
-
4.0呪術師には向いていないはずだったのに――。 皇室で相次ぐ病を呪いのせいとし、凡帝国の皇太后は南方の山岳地帯に住む呪術師を捕らえるよう青年将軍・泰峻に命じる。そうして後宮に連行されたのは呪術師見習いの少女・珂玲。お人よしがすぎて呪術に一度も成功したことがない彼女は、あろうことか処刑免除の代わりに呪いを封じる儀式を課せられる。そこで泰峻が目撃したのは、呪いが巻き起こす怪異と、珂玲の「本当の姿」だった――。 後宮にはびこる呪いの謎を解き明かす、中華後宮呪術ミステリ。
-
3.0
-
4.0
-
4.0黄鈴雨(こう りんう)は国で唯一、命ある人形「魂人形」を作ることができる。 けれど人が怖くて友達は魂人形の毛毛(マオマオ)だけ、祖母のくれた猫の仮面がないと人と話すこともできないひきこもりの十八歳だ。 ある日、帝から「不幸続きの後宮の妃たちを守れ」と勅命が下る。 鈴雨は猫の魂人形の毛毛を連れ後宮で働きはじめる。仕事はできるが感情が希薄すぎる官吏・李長雲に世話をやかれながら、妃たちと心を通わせ、鈴雨の世界は少しずつ広がっていく。 けれどその裏で国を揺るがす謀略が張り巡らされていて――。 絆と成長の傑作アジアン・ファンタジー、開幕! ※特典として、発売記念書き下ろし短編【毛毛散歩】を収録しています。
-
-
-
-
-
4.0
-
3.8【きっと見つかる、大切なもの。 ――実業之日本社文庫GROWからあなたへ。】 大帝国の末っ子皇子の相棒は、後宮最強の宝石オタク少女!? なんと!!! 後宮を揺るがす大事件を、名コンビが解決!! 「前を向くための背を押してくれる、 宝石のような彼女のことを、もっと知りたい」 ――小説家・沖田 円さん大絶賛! これぞ絶品! 中華風ファンタジー! 輝峰国の末の皇子・皓月にとって皇宮での日々は彩りに欠けたものだった。 しかし宦官のふりをして潜りこんだ父の後宮で、下働きの風変わりな少女・晶華に出会い、その猛烈な宝石愛に触れるうち、皓月の退屈な生活は波瀾万丈なものになってゆく。 自分に価値を見いだせない皇子と、どん底人生にもめげず明るく生きる少女の、痛快中華風ファンタジー!
-
3.5後宮の奥、漆黒の殿舎には人喰いの鬼が棲むという―― 泰山の裾野を切り開いて作られた綜国。十五になる沙夜は亡き母との約束を胸に、夢を叶えるため後宮に入った。 しかし、そこは陰謀渦巻く世界。ある日沙夜は後宮内で起こった怪死事件の疑いをかけられてしまう。 そんな彼女を救ったのは、「人喰いの鬼」と人々から恐れられる人ならざる者で――。 『座敷童子の代理人』著者が贈る、中華あやかし後宮譚、開幕!
-
4.0
-
3.3処刑寸前で救われた林花が連れてこられたのは、後宮鬼門に建つ漆黒の宮殿・臘月宮(ろうげつきゅう)。そこは死者に、成仏するための「最期の晩餐」を提供する冥府の宮殿だった――。 謎めいた力を持つ女主人・墨蘭のもと、林花は宮殿の料理人として働くことに。死者たちが安らかに旅立てるよう心をこめて食事を作る林花だが、ここへやってくる死者の想いは様々で……。 なぜか、一筋縄ではいかないお客達の願いを叶えることになった林花は、相棒・猛虎(犬)と共に後宮を駆け巡る――! 後宮鬼門の不思議な宮殿で、新米女官が最期のご馳走叶えます。 ◆人物紹介◆ 林花(りんか) 敵国のスパイとして処刑されかけたが、死霊を見る能力を買われ、臘月宮へやってきた。宮廷料理人だった父の腕を継いでいる。 黄辛(こうしん) 武神と呼ばれた父帝の跡を継ぐ、民からも絶大に支持される若く聡明な帝。林花とは、浅からぬ縁があるようで――? 猛虎(もうこ) 黄辛の命を救い、四品の位を賜った、帝の愛犬。人の顔をなめ回す悪癖があり、後宮の女官から恐れられている。
-
4.0極東ハウジングの中堅社員・日高は、ある日、自分が罠にはまったと気づいた。公共放送協会の番組『あなたの意見わたしの意見』への出演依頼を受けたからだ。番組は、電波を通じての私刑を大衆の名のもとに行なう、人民裁判の場だった。その背後には、財政官界の強力な後押しで設立された「公共考査機構」の存在が--。世論捜査の恐ろしさとニューメディア時代の悪夢を描いた、鬼才・かんべむさし、予言の書。<トクマの特選!>第一回配本。
-
3.6航空自衛隊航空中央音楽隊でアルトサックスを担当する鳴瀬佳音(なるせかのん)は、ちょっぴりドジだけど憎めない女性隊員。練習と任務の演奏会に明け暮れる中、数々の不思議に遭遇する。失われた楽譜の謎、楽器のパーツ泥棒、絵葉書に込められた見えないメッセージ……。個性豊かな仲間たちと共に“事件”を解決! クライシス・ノベルの名手が意欲的に描く、爽やかで心温まる物語!
-
3.8心の痛みに効く、とびっきりのカフェご飯! 東京の出版社をやめ、百合が原高原にカフェを開業した奈穂。 かつてペンションブームに沸いたが、今はやや寂びれ気味の高原にやってきたのは、離婚を承諾しないモラハラの夫に耐えかね、自分の生活を変えるためだった。 そんな背水の陣ではじめた奈穂のカフェには、さまざまな人が訪れる──。 離れた娘を思う父、農家の嫁に疲れた女性、昔の恋に思いを残した経済アドバイザー……。 「ひよこ牧場」のバターやソーセージ、「あおぞらベーカリー」の天然酵母のパンや地元の有機野菜など、滋味溢れる食材で作られた美味しいご飯は、そんな人々に、悩みや痛みに立ち向かう力を与えてくれる。 奈穂のご飯が奇跡を起こす6つの物語。 ジューシーなチキンのコンフィとモミジイチゴをのせたベビーリーフサラダ/ 高原野菜と鶏肉のチーズクリームシチュー/特製さくさくベーコンサンド/ “男前な口どけ”のイチゴ入り泡雪羹/5種類のお豆のカレー/ 蕪と水菜と胡桃のサラダ/百合根のポタージュ/薔薇のシロップに漬けたくずきり…etc. 女性を主人公に多くのベストセラーを輩出してきた著者が、自らレシピを試して「絶対においしいものだけ」がぎっしり詰まった連作集は、読者に栄養をたっぷり届けます。 解説は漫画家の野間美由紀さん。 ──人間の心の機微の中にはいつも謎が隠れている。そんな謎を優しい目線で描いたこの小説も、紛れもなく上質なミステリーなのである。(解説より) 料理研究家の高山かづえさんが作る高原カフェレシピも特別収録!
-
3.0
-
-高原の静かなティー・タイムは、 にぎやかな劇を挟んで、再び画面にあらわれる。 小説においては、このような物語も可能なのか? そうだ、むろん、十分に可能だ、とでもいうような一編。 最初と最後に、1つの視点がある。 その視点はフィクスで、テレビ画面を観ている。 紅茶のCMが表れる。秋の高原のティー・タイムだ。 CMが終わったら、番組が始まるだろう。 こちらはうってかわってにぎやかだ。うるさいほど。 番組の背後にあるアクションの積み重ねも、せわしない。 やがて、人によっては「惨劇」と呼びたくなる場面を映したあと テレビは再び、高原のティー・タイムに戻る。 【著者】 片岡義男:1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
-
4.0
-
-時は2011年、高校生になった武井遼介は、関東の強豪サッカー部に入部。新入部員50名からスタートするが……(『高校サッカーボーイズ U-16』より)。Aチーム入りが叶わず、Bチームに留まる遼介は、インターハイで応援役に回ることに。このままでは絶対に終われない(『高校サッカーボーイズ U-17』より)。高校総体県予選を準々決勝で敗退してしまった遼介。ついにラストシーズン、ピッチで輝けるか(『高校サッカーボーイズ U-18』より)?高校1年から3年までの成長を辿る全3巻を収録。【収録作品】『高校サッカーボーイズ U-16』『高校サッカーボーイズ U-17』『高校サッカーボーイズ U-18』
-
3.9悪意は拡散する――。衝撃の結末が待ち受ける、『告白』以来の学校ミステリ! この作品を書けたことで、小説家として次のステージに一歩進むことができました。 ――湊かなえ 県下有数の公立進学校・橘第一高校の入試前日。新任教師・春山杏子は教室の黒板に「入試をぶっつぶす!」と書かれた貼り紙を見つける。迎えた入試当日。試験内容がネット掲示板に次々と実況中継されていく。遅れる学校側の対応、保護者からの糾弾、受験生たちの疑心。杏子たち教員が事件解明のため奔走するが……。誰が嘘をついているのか? 入試にかかわる全員が容疑者? 人間の本性をえぐり出した、湊ミステリの真骨頂!
-
4.0突然会社の倒産を告げられ、無職になったデザイナーの遠山健一。安定した転職先を求めたはずが、なぜかコピーライター・天津と会社を設立することに。不安を抱えながらも当事者として仕事に向き合う二人の元に届いた、カタログのデザインをかけた“出来レース”のコンペ。結果は果たして――。仕事と人生への気力と熱意が高まる、爽快度100%お仕事応援小説。(巻末に佐久間宣行さん〈テレビプロデューサー〉との対談を収録)
-
3.8いい仕事、いい会社ってなんだろう? 若手デザイナーと敏腕(変人)コピーライターのコンビが大会社に挑む! 突然会社の倒産を告げられ、いきなり無職になってしまったデザイナーの遠山健一。 安定した転職先を求めたはずが、飛び込んだ職場はコピーライター・天津孔明の個人事務所――まさかのフリーランスだった。 「じゃあまずは、フリーでばんばん仕事してさ、そのうち法人化も考えていこうよ。晴れて法人化したら、Youは“遠山副社長”ってことで」 「えええ?」 変わり者の天津とコンビを組む事になった健一。そしてやってきた仕事は、大企業とカタログのデザインをかけた“出来レース”のコンペで・・・・・・!? 『100回泣くこと』、『デビクロくんの恋と魔法』の著者が描く、仕事と人生への気力と熱意が高まる、爽快「起業」エンターテイメント小説。
-
-1981年、大阪。弱小広告代理店の新人営業社員アサグレは、今日もサボって喫茶店。大学を卒業し、一人前の大人のつもりでいたが古い慣習を残す大阪の広告屋の世界で、その自尊心は木っ端みじんにうち砕かれた。かっこわるくてせつなくて、夢や希望に溢れない、自伝的サラリーマン物語。 ●浅暮三文(あさぐれ・みつふみ) 小説家。第8回日本ファンタジーノベル大賞最終候補を経て、1998年第8回メフィスト賞『ダブ(エ)ストン街道』でデビュウ。2003年第56回日本推理作家協会賞を『石の中の蜘蛛』で受賞。他作品に『実験小説ぬ』『ぽんこつ喜劇』、エッセイ『おつまミステリー』など多数。著作はイタリア、韓国で翻訳され、中学校教科書に採用された。日本文芸家協会、日本推理作家協会会員。
-
-
-
3.5犬並みの嗅覚をもちながら今までその能力を美味しいものを食べることにしか使ってこなかった秋山結月。 そんな彼女が大学で出会ったのは、古今東西の香りに精通する香道宗家跡取り・神門千尋(家出中)だった。 人嫌いの千尋に邪険にされつつも、結月は次第に香りの世界に魅了されていく。香水、精油、そして香木……。初めて耳を傾けた香りは、何より饒舌に秘密を語っていた。 「目に見えるものだけが、この世のすべてじゃない」──人々が香りに託した様々な想いを読み解いていく、ほのかなアロマミステリー!
-
-「ひびき」 私が 話したことで 私が 書いたことで どれだけの人が ほほえんでくれたんだろう。だけど 私が しゃべったことで 私が 記したことで どれだけの人を 傷つけてしまったんだろう。それを思うと 誰とも 会えなくなり 何も 書けなくなってしまう。話す必要のない所へ 行って 何もしないで 自然と向きあっていると 少しずつ 少しずつだけど 話したい とか 書きたい とか 思えるように なってくる。
-
-1巻792円 (税込)本書は日々の生活で疲れているあなたに、一粒の涙を届けるために作られました。 収録されているのは、(悲しいのではなく)感動して泣ける短編が12編。そこには、あなたの好みのストーリーがきっと見つかります。 本書では「交差点」にまつわる、出会いや別れのエピソードを掲載しました。 【掲載エピソードの一部】 「人生の地図」 人生に疲れ果て、ホームの端に立っていた俺は青年に腕を引かれ… 「青信号の46秒」 原宿で服を買い、美容室で髪を明るく。もう、今までの私とはお別れだ。 「楽園リミット」 家にはいつも、犬がいた。犬を連れてきたのは、唯一の家族である父だった。 「幕の向こうに綺羅星はある 熱血とかキラキラしたものには無縁だった人生。もう大学二年生の秋を迎える。 「最後の交差点」 松葉杖をついて、交差点で信号を待っていた飛路。しかし、渡ることはできない。 【執筆陣】 朝来みゆか 青信号の46秒 浅海ユウ ひまわりの君 一色美雨季 金魚供養 国沢裕 つないだ手 杉背よい 記憶が交差するところ 天ヶ森雀 楽園リミット 鳴海澪 親指の迷信 猫屋ちゃき 幕の向こうに綺羅星はある ひらび久美 最後の交差点 溝口智子 人生の地図 南潔 推し活スルースキル 矢凪 三丁目のおむすびや
-
3.2
-
-
-
-幸せとは何? 願い事はどうしたら叶う? 不安、迷い、孤独で落ち込んでいた私が、夢の中で会ったふしぎな人物に導かれ、だんだんと心の色を塗り替えてゆくストーリー。こうしたら願い事が叶って幸せがやって来た? その秘訣は言葉とイメージ。心の中のイメージが自分にどんなふうに影響している? イメージを変えたらどうなった? 「幸せ」になった? なら、どうやってイメージを変えることができる? その方法の一つが「言葉」だった。そして言葉をうまく使うのに効果的なのが日記だった。願いを叶える日記を書いた私が幸せを感じられるようになるまでの心のストーリー。夢の中の出来事はあなたの現実にも起こる物語。
-
3.51944年2月、ナチス・ドイツの空襲がつづいているロンドン。13歳のバーティは空襲警報を受け、民間防衛隊の伝令係としてはじめての任務のため、街へ飛びだしていった。自転車のかごにのっている相棒は、救助犬のリトル・ルーだ。大あわてで自転車をこいでいたバーティは、女の子にぶつかってふたりとも転んでしまった。女の子が立ち去ったあと、バーティは通りで一冊のノートを拾う。それは秘密諜報員になるための訓練を受けた女性のもので、文章の後半は暗号になっていた。ノートを道に落としていったアメリカ人の少女エレノアに再会したバーティは、ノートを書いたフランス人女性・ヴィオレットが行方不明になったと知る。彼女を探すため、エレノアと探偵志望の友だち・デイヴィッドといっしょに、ノートの暗号の解読に取り組むが……。数々の文学賞に輝いた児童文学作家が贈る、子どもたちの勇気と謎解きを描くミステリ!
-
4.0昭和8年、一斉検挙・起訴された「赤化華族」のなかに岩倉具視の曾孫がいた――。出自と時代に翻弄された少女の哀しい運命を追う。 ※この電子書籍は1991年7月にリブロポートより刊行された単行本、および2000年10月に中央公論新社より刊行された文庫本を底本とした文春文庫版です。
-
-望んでもいなかった公爵位を継いだスコットランド人のアレックは、ずっと避けていたイングランドへ不本意にも出かける羽目になった。醜聞を起こした被後見人を救うためだ。そんな人物がいることすら初耳だったが、自分の庇護下にある者を見捨てるわけにはいかない。 被後見人のリリアンは、少女の頃に両親を亡くして公爵家の後見をうけており、住まいや生活は保障され不自由なかったが、誰にもかえりみられず忘れられて、ずっと孤独に暮らしていた。 しかしイングランド一の美女と名高い彼女は、有名な画家から絵画のモデルを頼まれた。やがて彼と恋に落ち、求婚を待っていたが、誰にも見せないと約束していた裸体画を展覧会に出すと宣言され、突き放される。アレックは失意の底にいる彼女を救えるのか?
-
-「勝ったら、きみの一週間をいただこう」 公爵が挑んだ賭けをソフィーは受けて立つが… RITA賞、ダフネ・デュ・モーリア賞に輝く作家のリージェンシーロマンス 12歳で両親を失ったソフィーは、祖父の子爵に寄宿学校へ入れられ、18歳になると援助も打ち切られ自立生活を余儀なくされる。わずかな貯えだけでロンドンへやってきたソフィーは、上流階級が集う社交クラブに身分を偽って出入りし、数学が得意で幼いころに父から教わったカードゲームで貯金を着実に増やしていた。そんな折、弟のギャンブル狂いをやめさせるためクラブへ来た堅物と評判のウェア公爵は、弟とゲーム中のソフィーに賭けを挑むことに…RITA賞作家のヒストリカルロマンス 原題:My Once and Future Duke
-
4.0ヘイドリアンは5歳で父を亡くして母親から引き離され、地方に住む後見人の伯爵の家で厳格に育てられた。成人して公爵の爵位を継ぎ、ロンドンに戻ったが、ある日、長年顔も見ていない許嫁に会いに行くことにする。母は息子に愛ある結婚をしてほしいと望んでおり、後見人に決められた縁談に従うことに反対しているが、ヘイドリアンは、公爵の妻の座を狙って近づいてくる女性たちに辟易していたので、身分に申し分のない女性と早々に身を固めればそれでいいと思っていた。 しかし旅の途中の宿屋で偶然出会った、おせっかいなアメリカ人女性のナタリーのことが、ヘイドリアンは気になって仕方がない。彼女は教師で、両親を亡くした教え子を英国貴族の祖父のもとへ送り届けようとしていた。愛など信じなかった公爵の心はゆらぎはじめ……
-
-暗殺者に命を狙われる公爵夫人 護衛するのは8年前に別れた恋人 アマゾンやUSAトゥデイのベストセラー作家、日本初登場! アラミンタは、アイルランドの独立をめざし活動する過激な秘密結社により、公爵であり政治家でもあった夫をアイルランド国内で暗殺された。そのため、アラは幼いひとり息子とともに急きょイングランドへ帰国する。ところが、その過激な組織がイングランド政府に脅迫状を送り、アラの命をも狙っていることを表明。政府は彼女に護衛をつけることにしたのだが、護衛の長としてアラの屋敷へ送りこまれた男は、8年前、生涯の愛を誓いながらもアラを捨てたクレイだった……話題のヴィクトリアン・ロマンス。 原題:Nobody's Duke
-
5.0
-
-内容 甲斐国は怪ノ国! 武田信玄のお膝元、美しき山々に囲まれたフルーツ王国山梨県のご当地怪談集。 山中湖の湖上に浮かぶ白い女 白装束の亡者=七人ミサキに襲われる都留市の佐伯橋 県東部のリニアの工事現場で起きる怪事件と山に棲む猿に似た異形 昇仙峡で聞こえる不気味な呻き声、自殺志願者が樹海で迷い込む幻の病院 あの世への誘い?忍野八海に現れる謎の怪婦人 武将団の魂が宿る最強スポット飯富八幡神社 車のトランクにつめた着物が濡れる花魁淵の怪現象 清里高原のペンション入口に立つ祟り地蔵 身延山久遠寺の枝垂桜の下で袖を引く童の霊 夜叉神峠で連鎖する家族の死 異界の廃村に通じる道が出現するフルーツ農園 大菩薩峠で車を取り囲む亡者の群れ ほか、オール実話書き下ろし全32話収録!
-
3.0
-
-北海道の開墾地で兄と働く近代娘の千早。消息を絶っていた許婚のハガキを手に千葉へ向かうが、そこは刑務所で彼は殺人罪で服役中だった。そしていろいろと周囲に話を聞くうちに、事件を取材した新聞記者が会社を辞めていたり、不可解なことが出てきた。だが、彼は脱獄を……。赤木圭一郎、長門裕之らで映画化された傑作。
-
-濃霧のロンドンを疾走する一台の車。だがハンドルを握っていたのは喉を切られた黒人運転手の死体であった……17世紀イギリスの首切り役人の名刺を持つ男が出没し、今はなき幻の「破滅の街」が忽然と現われる。そこには不気味な絞首台が立っていた。怪奇と魔術と残虐恐怖をガラス絵のような色彩で描く、カーの初期作品を代表する雄編。
-
3.8蝶の翅が生えた人型アバターが生息するVR空間〈バタフライワールド〉、通称BW。BWでは非暴力が徹底され、アバター同士が傷つけ合うことは不可能だ。現実生活の辛さからBWに住み続けたいと願うアキは、ログアウトしない者たちが暮らすという〈紅招館〉に、相棒のマヒトと共に向かう。アキとマヒトは、館に宿泊させてもらえることになるが、翌朝、住人の一人がナイフの刺さった死体となって発見される。さらに第二の事件が……。非暴力が絶対のルールの世界で起きる不可解な謎に、重厚なロジックで挑む傑作本格ミステリ! ※本作品は2021年8月に小社より刊行された単行本『Butterfly World 最後の六日間』を文庫化に際し、改題したものです。
-
4.0
-
3.6
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。