作品一覧

  • 原稿は来週水曜までに
    5.0
    1巻220円 (税込)
    刊行未定作品が予約できる時代、ベストセラー作家の身に何が起きる!? 『ヒガシイチガヤ・ユウスケの最新作(来週水曜発売)、予約受付中』  通販サイトの表示を見た、世界的ベストセラー作家ヒガシイチガヤ・ユウスケは、自分の目を疑った。――来週発売だって? まだ原稿は書き上がっていないのに!?  その時、ユウスケは締め切的にも人生的にもピンチだった。半年前に脱稿するはずの原稿はあがらず、脱稿したらプロポーズするはずができず、編集者は家に泊まり込み、彼女には愛想を尽かされかけている。なのに新刊予約受付中!?――それは人工知能が執筆速度を予測し、勝手に予約を取り始めてしまうという最新サービスの結果だった。発売情報は瞬時に拡散、世界情勢と彼女の精神性に影響を与え、彼女から「人工知能を使った執筆」を迫られることに……! あさってくらいの近未来に起こるかもしれない、作家と小説の関係の可能性を示唆している物語……のような、ラブ・ストーリー。 新城カズマ:著 賀屋聡子:編集 Novel Jam 2017 最優秀賞作品
  • 老人とプログラム言語
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    古いプログラム言語を操る老人と、介護アンドロイドの秘密とは…… 「世界中の滅びたデジタルの遺産を探している」「そんなことに意味があるのかね」「俺は外の人間だ。外から来て、空白を埋めて、帰る。それでいいと思っている」「あの子を外に連れて行ってくれないか」――突然現れたデジタル考古学者マコトと、ずっと一緒にいたミコロフ爺さんの会話。介護アンドロイドの少年は、部屋の外でそれを聞いた。  古いプログラム言語の仕事を、細々と請け負うミコロフ爺さんただ一人が入居者の老人ホーム。アンドロイドの少年は爺さんと二人、静かに過ごしていた。そんな暮らしが、“外の世界”から来たマコトの乱入で激変する。刺激に満ちた“外”の情報、疑問にも思わなかった、爺さんに発注される“仕事”の真相。珍しいプログラム言語を収集しているというマコトの行動は、爺さんと少年の日常を壊してしまうのだが……。「行け。お前には外の世界がある」――これは老人にそう告げられ、少年が外に旅立つまでの、とある物語。 松永肇一:著 賀屋聡子:編集 NovelJam 2017 海猫沢めろん賞作品
  • 原稿は来週水曜までに

    ネタバレ 購入済み

    さっくりライトで読みやすい

    もしもベストセラー作家の原稿を、人工知能が代筆できる時代になったらどうする?
    迫った締切に追い詰められる若き作家の苦境と悪ふざけに沸くネット界。そこから巻き起こる大混乱。
    近未来を舞台に繰り広げられる星新一的トンデモショートショートです。どこか退廃的でありながらラブコメ寄り。

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    2022年09月29日

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