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文明の内なる衝突 テロ後の世界を考える NHKブックスセレクション
9・11テロは、文明の「外的」が引き起こした事件というだけではない。私たちの内にもテロに呼応する側面があるのではないか。テロリストは、私たちの内なる欲望を映しだす鏡ではないか? 現代世界の深層に横たわる葛藤の根源的要因を、資本のグローバル化との関連で鋭く読み解き、この葛藤を克服するための方策を探る、スリリングな 1 冊! -
絵が殺した
雨あがりの早朝、富田林市の竹林から死体が発見された。ほとんど白骨化していたため、身元の確認は難航するかと思われたが、意外にも、一年前に丹後半島で海に落ちたという日本画家黒田理弘とあっさり判明した。身辺捜査に駆りだされることになった吉永誠一刑事は、新米の小沢慎一とコンビを組み、事情聴取に着手する。黒田が二十年前の奥原煌春贋作事件に関与していたことが明らかになったが――。長篇推理。 ※本作品は東京創元社、徳間書店で同一タイトルの作品が販売されております。本編内容は同じとなりますので予めご了承下さい。既に同作品をご購入されているお客様におかれましてはご注意下さい。 -
花嫁はプリンセス
ティファニーは少女のころからずっと父親の牧場の共同経営者であるキングに夢中だった。だが、三十代半ばになった今でも彼には家庭を築く気などなく、ティファニーはまったく相手にされていなかった。焦ったティファニーは自宅で開かれた誕生日パーティで、思いきりセクシーなドレスを着てキングを誘惑した。今日で二十一歳、何もためらう必要はない。ところがキングは彼女に熱いキスを浴びせたあと、冷酷に告げた。「ぼくはバージンと遊ぶつもりはないし、結婚する気もない」 -
最後の逢瀬
レベッカは五年前、トレース・アシュトンとつきあっていたが、彼の父スペンサーに手切れ金をつきつけられ脅されて別れ、写真家としてのキャリアを積むことに専念してきた。今別のワイナリーの仕事でナパ・バレーへ戻ると、トレースがふたたび近づいてきた。彼は私を憎んでいるはずなのにどうして?トレースはレベッカに再会してからというもの、仕事が手につかずにいた。これは単なる欲望に違いない。もう一度思いを遂げれば忘れられるだろう。彼はレベッカの誘惑を決意した。★RITA賞作家バーバラ・マコーリィが描く感動の作品です。スペンサーによって傷ついた人々に立ち直る日は訪れるのでしょうか?★ -
非情な救世主
ギリシア人実業家アレクシス・ペトラキスがパーティに現れるのを、リアナは震える思いで待っていた。父の会社を救ってもらうために。遅れてやってきた彼の堂々たる姿に、リアナは息をのんだ。緊張を押し隠し、折り入って話がしたいと頼み込むと、アレクシスが宿泊している豪華なスイートルームに連れていかれた。だが彼の魅力に圧倒され、仕事のことなど切り出せなかった。そして、気づいたときには彼にすべてを捧げていたのだ。翌朝、ようやく事情を打ち明けると、アレクシスの表情が変わった。「ぼくはベッドでビジネスはしない」そう言い放つと、彼は紙幣をベッドにばらまき、振り返りもせずに部屋を出ていった。 -
二つの顔を持つ恋人
官能的なボサノバのリズムが流れるパーティ会場で、クリスティーナは信じられぬ思いで元恋人アントンを見つめた。まさか、こんなところで再会するなんて!~三百年続く一族の血を、あなたの血でけがされたくないの~六年前、彼に浴びせた辛辣な言葉が脳裏によみがえる。愛しているからこそ、彼に別れを告げたつらい記憶が……。アントンは今や世界的に有名な銀行の頭取で、クリスティーナが経済的苦境にあることもすでに知っているらしい。「楽しかったあのころを再現しようじゃないか」復讐に燃える目でそう告げられ、クリスティーナは凍りついた。★〈ラミレス家の花嫁〉今回はミシェル・リードがお届けします。以前、愛した女性に裏切られたヒーロー。そんな彼のもとに届いた実父の遺言状が、止まっていた愛の歯車を動かします。★ -
情熱だけの関係
結婚披露宴で、アラナは夫リースの友人とダンスを踊っていた。すると驚いたことに、リースが嫉妬に満ちた視線を向けてきた。変ね、彼が嫉妬なんてするはずがないのに。結婚紹介所〈求む、妻〉を通じて愛情抜きの結婚をしたアラナは、リースにとって、飾り物の妻でしかなかった。二人が喜びとするのは、ベッドのなかでの行為だけ。だがその夜交わした愛は、今までとは何かが違っていた。もしかしたら、私たちの関係が変化し始めているの?それを確かめることはできなかった。翌日、アラナは交通事故に遭い、夫の記憶を失ってしまったからだ。 -
彼が結婚する理由
「木曜のプレミア試写会には、ぼくがエスコートしよう」突然のニックからの申し出に、テスは動揺した。彼とは仕事上の関係に徹するようにしてきたのに、なぜ?しかもニックは、公然とテスと腕を組んで赤絨毯を歩くために、いまの女性関係まで整理すると言うのだ。戸惑うテスの脳裏にある考えがよぎり、彼女は凍りついた。まさかニックは、知ってしまったの?わたしが子どもを産んだことを。たった一夜の情事でできた、彼の子どもを……。 -
引き裂かれた一夜
不動産業界で働くキャリーは、地区の再開発を考え直してもらうため、業者の会長を訪ねた。だが現れた人物を見て、キャリーは恐怖と驚きにあえいだ。夫のニックが会長ですって?業者を買収したというの?挙式直後、夫の浮気現場を目撃し、屋敷を飛び出して一年。職を転々と変えながら行方をくらましたつもりだったけれど、夫の用意周到な罠に、ついに捕らわれてしまった。屋敷に戻って彼の跡継ぎを産めとニックは言う。素直に従えば、望みどおり地区の再開発を見直すとも。愛してもいないくせに、子供を産む道具として利用するつもりなのね!だが彼女には、もはや抵抗する力など残っていなかった。 -
強いられた結婚
スペインの伯爵である祖父の支配から逃れるため、リアは十八歳で恋人とアメリカに駆け落ちした。不幸な結婚の末に夫は事故で亡くなり、娘とふたり残された。今の貧しい生活では、心臓病を患う娘の手術費など賄えるはずもなく、スペインに戻って祖父に援助を請うしかなかった。だが祖父は手術費を払う代わりに、実業家のダミアン・マルケスと結婚しろと言う。先日出会ったばかりで、私にキスしてきた男性とですって?リアの胸は一瞬ざわめいたが、すぐに現実に返った。結婚なんてできない。妻の務めを果たせないのだから……。★昨年の日本デビュー以後、読者の熱い支持を受けているルーシー・モンローの新作は、身体的なコンプレックスを持つ女性に捧げられた意欲作です。物語の最後には、彼女から読者への温かいメッセージもありますので、ご期待ください。★ -
一夜の波紋
ティナは結婚の誓いを終えたあとも、ニック・レアンドロスの妻になったことを実感できずにいた。彼の異母弟バシリさえ事故で亡くならなければ、こんなおかしな事態にはならなかっただろう。いま、ティナのおなかにはバシリの子がいる。その子にレアンドロスの姓を名乗らせ、安定した生活を与えるべきだとニックに強く説得され、ティナは結婚に踏み切ったのだ。いまだ残る、選択を誤ったのではという不安を抑えつけ、これが最善の策なのだとティナは自分に言い聞かせた。だが結婚生活が始まると、思わぬ苦悩が生じた。 -
欺かれた夜
ソフィーは住む家を失い、友人宅に身を寄せるため雨の中を歩いていた。足を滑らせ排水溝に落ちたところを、車に轢かれそうになる。だがソフィーの不運はそれだけでは終わらなかった。車から降りてきた人物は、かつて愛した男性エットーレだったのだ。彼の姉の家で子守りとして働いていたソフィーを、彼は婚約者のある身でありながら誘惑し、そのあげく宝石を盗んだと濡れ衣を着せ、追い出したのだった。相変わらず狂おしいほどにハンサムな彼は、軽蔑もあらわに言い放った。「こんなうらぶれた姿で排水溝にいるとは、まったくお似合いだな」そしてソフィーが抵抗するのも構わず、むりやり車に乗せた。 -
買われた純潔
ネルは病院のベッドで目を覚ました。自動車事故を起こし、救急車で運ばれた記憶がおぼろげながらある。ベッド脇で夫のアレクサンドロスが見下ろしていた。急な知らせを受けて、久しぶりにロンドンに戻ったのだろう。二人は結婚して一年たつが、ネルは未だに無垢なままだった。アレクサンドロスが父の苦境を救ってくれたのと引き換えに嫁いだにすぎないから。それに夫には愛人がいる。こんな生活に耐えられず逃げだしたところを、事故に遭ったのだ。うわべだけの気遣いを見せる夫にネルは憤った。「あなたなんて大嫌い!」彼女はわっと泣きだした。 -
愛と疑惑の協奏曲
メルボルンの法律事務所で働くリアンは、ある大物の依頼人を担当するよう上司に言われた。その依頼人が現れたとたん、リアンは心臓が止まりかけた。離婚係争中の夫のタイラーがどうしてここに?有名モデルと夫の関係を知り、ニューヨークの家を出て、故郷で新しい生活を始めたのに……。彼がこの法律事務所を選んだのは、偶然とは思えない。欲しいものはなんとしても手に入れる男性なのだから。リアンの背筋に震えが走った。タイラーはどんな忌まわしいゲームを仕掛けるつもりかしら? -
涙から生まれた恋
シャーロットは空港で呆然と立ちつくしていた。明日、挙式の予定なのに、婚約者が現れなかったのだ。あまりのことに、人目もはばからずにしゃくり上げていると、ダニエルと名乗る男性に声をかけられた。彼はシャーロットの話をひとしきり聞いたあと、食事に誘ってきた。不誠実な男性とは、二度と関わりたくないわ!シャーロットは彼に渡された名刺を突き返すと、くるりと背を向けて歩き去った。翌日、ダニエルと結婚式を挙げることになるとは夢にも思わずに。★ハーレクイン・ロマンスはおかげさまで2100号を迎えました。読者の皆さまに心より感謝いたします。2003年に来日したときのミランダ・リーのコメントもあわせてお楽しみください。★ -
愛なきウエディング
フライト・アテンダントのルーシーはマルディビノ公国のプリンス、グイドと交際していた。世界各地で気ままな逢瀬を重ねるようになってから一年ほどたったある日、初めてグイドのアパートメントに招かれ、マルディビノ公国でおこなわれる彼の甥の洗礼式に招待された。身分が違いすぎると、彼との将来を悲観していただけに、ルーシーの喜びはひとしおだった。もしかして、わたしは愛されているの?だが、彼女の期待とは裏腹に、グイドの誘いにはある企みがあった。★地中海に浮かぶ島国マルディビノ公国の三人の王子たちの恋を描く三部作〈地中海の王子たち〉。二作めのヒーローは、公国を出て気楽な独身生活を送る第二王子のグイドです。★ -
ガラス越しの記憶
法律事務所勤務のマーラは、テキサスに引っ越してきたばかり。生き別れていた愛すべき双子の姉ジェイシーと再会し、ともに暮らそうとせがまれたからだ。ジェイシーは義理の家族に、いきさつをどう伝えるか悩んでいた。だから二人の血の繋がりは今のところ誰にも秘密だが、義理の兄ジェイクは訝しげにマーラにあれこれ尋ねてくる。自分だけを信じて孤独に生きてきたマーラは、妹思いのジェイクと話すうちに彼に惹かれ、混乱していた。そんなとき、ジェイシーの交通事故という最悪のニュースが飛びこんできて……。★実力派スーザン・フォックスの巧みなストーリーに、ページを繰る手が止まりません。過去にトラウマをもつヒロインを、さらなる試練が待ち受けています。失意の彼女を癒したのは、たくましいヒーローと二匹の猫との心の交流でした。★ -
いつかかなう夢
従妹の結婚披露宴で、一人ダンスの輪から外れていたマティは、そばでもの思いにふける男性が気になり声をかけた。彼はセバスチャンといい、ニューヨークの銀行家だった。男性とは楽しくつき合い、決して深入りをしないのが、マティのいつものスタイルだ。悲しいけれど、わたしみたいな人間にはそれがふさわしい。ハンサムなうえに、ウィットに富んだ会話のできるセバスチャンは、この場かぎりの話し相手としては最高だ。だがマティは考えてもいなかった。自分が彼の心に、強烈な印象を残してしまうことまでは……。★RITA賞はじめ数々の受賞歴を誇るリズ・フィールディングが、交通事故で車椅子生活を余儀なくされた女性をヒロインに据えて描く心温まるストーリー。★ -
初恋を抱きしめて
幼なじみのハリーが、一年ぶりに故郷に帰ってきた。彼と顔を合わせるなり、エマはいつもどおり、抱えあげられてくるくる振り回された――久々に会った小さな妹みたいに。いまや大富豪になったというのに、彼は昔とちっとも変わらない。少年のような瞳も、くしゃくしゃの髪も、私との接し方も。歓迎の笑みを浮かべながら、エマは決意を固めた。長いあいだ、彼への思いは胸に秘めてきたけれど、そろそろ私が大人の女性だってことをわからせなくちゃ。長すぎた初恋を実らせるときがきたのよ!★大都会メルボルンを舞台に、せつない初恋を描いた物語。ロマンチックな展開に胸がきゅんとします。★ -
公爵のプロポーズ
ジョアンナは遺跡調査のため、古い宮殿を訪れた。ここは元婚約者、グスターヴォの領地だ。何年も前、親の決めた結婚相手に、彼女はひと目で恋をした。だが式の直前、グスターヴォはほかの女性に夢中になった。彼の幸せだけを願って、ジョアンナはそっと身を引いたのだった。あのとき私の世界は音をたてて崩れ落ちたけれど、彼が今も輝いているなら、それでいい……。しかし再会したグスターヴォは、ひどく悩んでいるように見えた。ジョアンナは再び願った。彼の力になりたい、と。★RITA賞を二度も受賞しているルーシー・ゴードン。練りあげられた珠玉の物語で、熱い注目を集めています。本作では、ひたむきな女性の心を打ち砕いてしまったイタリア人公爵の葛藤を描きます。★ -
花嫁の孤独
あのホイットが、ついに身を固めることにしたんだわ。独身生活を謳歌していた、テキサス一のプレイボーイが。そう悟って、イーディは激しく胸が痛んだ。彼は身近にいる平凡な女には目もくれなかったけれど、私はホイットをずっと愛し続けてきた。この思いを永遠に封じ込めなくてはならないなんて。ところが、ホイットは思いもよらない言葉を口にした。「僕が結婚したい女性は君なんだよ」イーディの心は天まで舞い上がった――すぐさま無残に打ち砕かれ、絶望の淵に沈むとも知らずに。★揺れ動く乙女心を緻密に描いた物語で、熱い注目を集めているスーザン・フォックス。今回もヒロインのときめきと悲しみが最後まで読み手を引きつけます。2004年7月刊「花嫁の契約」(I~1689)、2005年9月刊「花嫁のためらい」(I~1772)の関連作です。★ -
帰ってきた初恋
恋もキャリアも失って茫然としたまま、ジュリエットはなんとか故郷にたどりついた。ずっと抜け殻のように暮らしているわけにはいかない。少しずつでも前に進まなければ。そう思いはじめた矢先、彼女は意外な人物と再会した。グレガー――あの白馬の騎士!彼は昔、いじめられっ子だった私を救ってくれた。けれどある日突然、町から姿を消してしまった。いつ戻ってきたのだろう? あのときいったいなにがあったの?闇に埋もれていたジュリエットの心が、静かに息を吹き返した。★RITA賞をはじめ数々の受賞歴を誇るリズ・フィールディング。話巧者らしい味わい深い物語です。★ -
聖なる恋
キリスト生誕の像が落書きされる事件が起き、警察官のマチルダは現場へ急行した。けしからぬ不敬行為に胸を痛めつつ教会に足を踏み入れると、通報者である牧師のデイヴィッドが彼女の到着を待っていた。マチルダは瞬時に胸のときめきを覚え、うろたえた。この危険な職業に就いたときから、生涯独身と心に決めている。それに聖職者に恋などしていいはずがない。だが、デイヴィッドに意味ありげな罪深い視線を送られ、彼女の決意は風前の灯火となり……。 -
秘書の片想い
タラは魅惑的なスーツを身にまとい、テキサスの拘置所にいた。無実の罪で拘留されたボス、ジョナスの保釈手続きのため、サンフランシスコから飛んできたのだ。鉄格子の向こうのジョナスの姿に、タラの胸は熱くなった。彼ははっとして、魅せられたようにこちらを見つめている。ピンクのスーツを着てきたかいがあったかしら。五年前、ジョナスは困っていた私に秘書の仕事を与えてくれた。今度は私が彼を助けて、一緒にいてあげる番。いいえ、それどころか今こそ彼の心を知る絶好のチャンスだわ。私がすべてを捧げたいと言ったら、彼はどうするかしら? -
裏切られたプリンセス
エマンド国王女のジェーンは慈善パーティに出席し、ボビー・キャラハンにひと目で惹かれた。彼女は衝動的な思いに驚きながらも彼を追いかけた。陰から見つめているのをボビーに気づかれてうろたえるが、逆に彼に誘惑され、そのままベッドをともにしてしまう。十日後、別のパーティで二人は偶然再会し、ジェーンがうれしさに舞いあがったのもつかの間、ボビーは彼女の兄が誰かを知るや、冷酷な人間に豹変した。いったい何が起きたの?ジェーンはただ戸惑うしかなかった。★砂漠のプリンセスが恋に落ちた相手は兄の敵で……。家族と恋の間で心を引き裂かれながらも気丈にふるまうヒロインの姿が切ない物語です。★ -
君主の誓い
~お金持ちでハンサムな男はみんなくず~男性不信のマライアは、日ごろからそう思っていた。最近、隣に越してきたザヤドと正面衝突したときも。異国の王を思わせる堂々たる立ち姿に惹かれつつも、そのみなぎる自信と傲慢さに反感を抱いていた。ある日、マライアは浴室で転倒して動けなくなる。助けを求めて大声でルームメイトを呼んでいると、物音を聞きつけたザヤドが浴室の外までやってきてしまった。裸で、しかもこんなにぶざまな姿を彼にさらすのだけは避けたい。入ってこないでと懇願したもののドアは容赦なく開けられ……。★ロマンスの王道を行く人気作家ローラ・ライトの作品をお贈りします。★ -
ボスへの想い
バイオレットは弁護士事務所で秘書として働いている。一年前からボスのブレイクに密かに恋をしていたが、ある日、ささいな発言で彼を怒らせてしまう。ブレイクは私生活に口出しされる覚えはないと息巻いたうえ、彼女が太り気味だということを暗に指摘した。バイオレットはボスの態度に傷つき、つらい気持ちや彼への想いを同僚にもらした。するとその会話をブレイク本人に聞かれていたことが発覚する。あまりの恥ずかしさに耐えきれず、意を決した彼女は辞表を手にボスのオフィスへ向かった。★今月はあの大人気ミニシリーズ『テキサスの恋』の最新刊をお贈りします!★ -
再会のクリスマスから
闘いもせずにあきらめたりしない。七年間の結婚生活と子供たちを守らなければ。夫からの突然の離別宣言をそのまま受け入れるわけにはいかないと、ロウィーナは夫の浮気相手に会いに、勤務先に出かけた。ところが会社に着くなり、最も会いたくない人物に出会ってしまった。夫の会社の社長、そして十一年前にロウィーナを捨てた男、キアだ。キアとロウィーナの兄は一緒に車に乗っていて事故にあい、兄は亡くなり、キアは重傷を負って、手術のためにアメリカに渡った。それきり連絡はとだえ、去年のクリスマスに再会したときには、世界がひっくりかえるのではないかというほどショックを受けた。それ以来、できるだけ彼から離れて暮らしてきたというのに……。近づいたらうっかり秘密を口にしてしまうかもしれない。三人の子供のうち一人は夫の子ではなく、実はキアの子だということを。 -
いくつものジェラシー
挙式前日に婚約者パウエルを親友に奪われ、壊れてしまうほど傷ついた9年前。心の痛みを癒せぬまま彼を愛し続けたアントニアは、不治の病を宣告されて…。★九年前アントニアは、ワイオミングの故郷の町で、大学進学と、恋人パウエルとの結婚を控え、希望に満ちた日々を送っていた。そのさなか、父の友人を愛人にしているという噂を立てられる。噂を信じたパウエルは、挙式前日に婚約を破棄したうえ、噂を流した彼女の親友と結婚してしまった。傷心のアントニアは故郷を逃げ出し、いまは、アリゾナで教師をしている。二度と帰るつもりはなかった、医師から不治の病にかかっていると宣告されるまでは。 -
仮面の女
仮装パーティーの会場で、カーリーはいたたまれない思いだった。こんなハーレム風のエロチックな衣装を着せられるなんて!仮面をつけてはいても、恥ずかしくてたまらない。そっと抜けだすと、プレイボーイのタイラーが追いかけてきた。いつもは私になんか見向きもしないくせに……。これがあの“冴えないカーリー”だとは気づいていないんだわ。タイラーは強引に迫ってくる。「君が欲しい。今すぐに」情熱的な言葉に舞いあがり、信じられないことにカーリーは、そのまま彼と愛し合ってしまう。そして翌日――。 -
愛は時空を越えて
6年前に最愛の夫と娘を事故で失って以来、メアリーは運命を呪い、まるで抜け殻のように生きてきた。そんなある日、ふと立ち寄ったアンティークショップで彼女は不思議と心ひかれるブルートパーズの指輪に出合う。何かに導かれるようにして指にはめると、突然世界が回りだし、意識が急速に遠のいていった……。気がつくと目の前には、事故に遭う直前の家族の姿があった。夢でも現実でもかまわない――夫と娘を救わなければ。わが身の危険も顧みず、とっさにメアリーは駆けだした。 -
南国の花嫁
深い眠りから覚め、カレンは目を開けた。そこはロンドンの自宅ではなく、太陽の光あふれる見知らぬ部屋だった。手を握られていることに気づき視線を上げると、ハンサムな浅黒い肌の男性がこちらを見つめている。「やっと戻ってきたね」男性が言った。どういう意味? それに、この人はいったい誰なの?カレンがその質問をぶつけると、彼は一瞬言葉を失ってから言った。「僕は君の夫だ」カレンは凍りつき、目を見開いた。■“記憶喪失の物語”――突然消え去ってしまった記憶。もどかしさと闘いながら、切ない愛をはぐくむ恋人たちの物語です。 -
よみがえる情熱
テキサス州ヴィクトリアは、アマンダが愛してやまない故郷だ。久しぶりにその小さな町に降り立ち、彼女は過去に思いを馳せた。上流階級の令嬢として何不自由なく育った幸せな少女時代。隣家に住むジェイスに手ひどく振られた16歳の誕生日……。その後、一家は悪質な詐欺に遭い、すべてを失ったのだった。町を去る日のジェイスの冷酷な仕打ちを思うと、今も胸が痛む。いつか私が彼の呪縛から逃れられる日はくるのだろうか?沈んだ気分で顔を上げると、銀色に光る瞳が彼女を凝視していた。ジェイス! アマンダは凍りつき、なすすべもなく彼を見返した。 -
愛だけが見えなくて
パリで人気モデルとして活躍するアレクサンドラは、妊娠したのに気づいて愕然とした。相手のギリシア人富豪ディミトリとは、一年前からつきあっている。結婚はしていなくても、彼に知らせなくては。ところが一カ月ぶりに会ったディミトリは、ほかの女性と結婚すると言い、いきなり別れを切りだした。「妊娠したの。あなたの子供よ」思わず打ち明けたアレクサンドラに、彼は冷酷に言い放った。おなかの子供は僕の子であるはずがない。きみはほかの男と寝ていただろう、と。 -
冷酷な口づけ
父の死後すぐに義母が家を売りに出していると知り、リビーは隣人のジョーダンに相談した。彼は、何かと力になってくれ、途方に暮れるリビーを支えた。そんな彼の優しさに、以前から抱く憧れはつのるばかりだ。ある日唇を求められてリビーは思った。もしかしてこの恋はかなうかもしれない……。だが、淡い期待はすぐにしぼんだ。ジョーダンは洗練された令嬢とつき合い始めたのだ。 -
ガラスの花嫁
会って1週間で婚約したイタリア人の恋人と挙式するため、ビクトリアは彼の故郷であるピエモンテの田舎町にやってきた。こんなに美しい町で家庭を築けるなんて、想像以上の幸せ……。ところが彼女を出迎えたのは、恋人の兄マウリツィオだった。家業を継いだ敏腕実業家で、誰も逆らえないと聞いている。彼は挨拶もそこそこに、弟とは結婚できないと彼女に告げた。幼なじみの女性を身ごもらせたため、責任をとらせるのだという。あまりの仕打ちに絶句するビクトリアに、彼はさらに言った。「僕はきみを侮辱した家族の長だ。償いとして僕が結婚しよう」 -
カサノヴァの素顔
ミッシェルのもとに、結婚式の招待状が送られてきた。差出人はなんと、彼女の10年来の恋人ではないか。ひどいわ、いきなりほかの女と結婚するなんて!泣き崩れる彼女を慰めてくれたのは、友人のタイラーだった。お金持ちで有能でハンサムで、あまりにも完璧すぎる彼に、かえって反発を感じて、昔から喧嘩ばかりしていたのに。彼のやさしさに触れたミッシェルは、ある計画を思いつく。タイラーに頼んで、一緒に式に出席してもらおう――とびきりすてきな、私の新しい恋人のふりをして。 -
情熱の罠
友人と誕生日を祝った真夜中の帰り道、ベラは道に迷い、誤って対向車と正面衝突してしまった。幸い、相手に怪我はなかったらしく、運転席から男性が降りてくる。さっき見かけた人だわ!高級車に乗った、スペイン系の伊達男。国中の女性が憧れる富豪の銀行家だと友人は言っていたっけ。彼はなぜかベラを売春婦と決めつけ、侮辱の言葉を並べたて始めた。こんな男とかかわってはだめ。あとは保険会社に任せよう。ところが翌日、保険が切れていたという恐るべき事実が判明した。屈辱的だけれど、彼にもう一度会って話をしなければ……。 -
鏡の中の迷宮
天涯孤独のクリスティは亡き養父母の思い出をたどるため、二人がハネムーンを過ごしたパリの高級ホテルを訪れた。自分が他の客に比べて見劣りする服装をしているのは確かだが、それにしても従業員たちが彼女を見てうろたえる様子は不可解だ。ふとロビーを見回すと、気品と男らしさが漂う男性に目が留まる。気づけば、まるで彼を知っているかのように強烈に惹きつけられ、そばの女性に嫉妬すら覚える不思議な感覚にとらわれていた。すると突然、彼が振り返って怒りも露わにクリスティを凝視した。初めて会う人なのに、いったいなぜ私をそんな目で見るの? -
献身
元見習い看護師のマーリンは、美しい南の島に降り立った。この島には、かつて彼女が働いていた病院で外科医として活躍していたポール・ファン・セタンが住んでいる。天才の名をほしいままにした彼だったが、それももはや昔のこと。正看護師が調合し、マーリンが手渡した点眼液のせいで、彼は視力と、外科医としての将来を失ってしまった。世間の冷たい目にさらされ、彼女は罪の意識に苛まれ続けた。そのポールが今、著作をまとめるための秘書を募集している。マーリンは身元を隠して彼のために尽くすことを決心するが……。 -
恋の計算いたします
ジェーンは今年の初めに交通事故にあった。車を運転していた父親は亡くなり、同乗していた彼女も体を痛めてしまった。数々のロデオ大会で優勝してきた彼女は、競技生活から引退するほかなくなったのだ。父が遺した牧場を引き継いだものの、経営は赤字続き。そんなとき彼女はトッド・バークという男性に出会い、牧場の経理係として雇うことにした。彼がある目的で彼女に近づいてきた大富豪だとは知りもせずに。 -
忘れえぬ情熱
受賞式に出席したウィローは、熱い視線を感じたほうへ目をやり、凍りついた。テオ・カドロスとここで会うなんて!十八歳のとき、ウィローはパーティで出会ったテオに一目で惹かれた。ギリシア人男性らしく情熱的に求められて純潔を捧げたけれど、翌朝、テオの婚約者の存在を知ってしまう。そして恥ずかしさに震えながら、逃げるように屋敷を出た。苦い経験は癒しがたい傷となった。二度と恋などするものですか。今、彼は瞳をきらめかせ、自信に満ちた足取りで近づいてくる。ウィローは恐怖と当惑を気取られないよう、視線を引きはがした。★新しい命の存在を伝えたくても伝えられないヒロインの、切ない愛の物語。断ち切れない絆を描きます。 -
白いベールは偽りの色
幼くして両親を亡くし、伯父夫婦に育てられたアリソンは、伯父の経営する銀行が経営難で存亡の危機にあると知らされた。ある日彼女は、牧場主のブルーを訪ねるよう伯父から命じられる。ブルーは貧しい生まれながら油田を当てて大富豪になった人物で、数回すれ違っただけだが、厳しい表情と青い瞳が印象的だった。その彼が、銀行を救う代償に彼女との結婚を申し入れたという。世間の信用を得たいからって、妻をお金で買おうとするなんて!そんな結婚は論外だが、伯父への恩を思うと簡単には断れない。なんとか話をつけようと、アリソンはブルーに会うことにした。 -
スペインの愛人
突然鳴った一本の電話が、残酷にもいとこの事故死を告げた。声の主はドン・ルイス・デラカマラ、いとこの夫である大富豪だ。悲しみと思い出がないまぜになり、ソフィーは激しく動揺した。数年前、ロンドンで初めてルイスに会ったソフィーは、彼の魅力とあからさまな誘惑の視線に思わず反応してしまった。直後に彼がいとこの婚約者だと知ってときめきは封印したものの、今、またルイスの声を聞いただけで、熱い想いがあふれ出す。いとこへの罪の意識とほとばしる情熱をかかえて、ソフィーは葬儀に出席するため、真夏のスペインへ旅立った。 -
キャンセルにご用心
ある日、重役秘書のテッサが出社すると上司から急を告げられた。社長の大事な出張に随行するはずだった秘書が入院したため、代わりとしてテッサを推薦しておいたというのだ。敏腕社長のブレイズは全女性の夢の化身と言われる人物。そんな世界の違う男性につき従うのは荷が重いと感じる一方、彼への憧れの気持ちも否めず、テッサは引き受けることにした。宿泊先で仕事をしていると、突然ブレイズが髪に触れてきた。驚きのあまり頭が真っ白になりながらも、テッサは心に思った。たとえ一夜で終わっても、夢のような思い出が残せるなら……。 -
パートナーは億万長者
マギーは最近、ヘルスクラブで見かけるゴージャスな男性に憧れ、彼とのロマンスをひそかに夢想して楽しんでいた。そんな折、長年町を出ていた高校時代の友人マットから突然電話がかかってくる。彼は父親から条件つきで会社と巨額の遺産を相続するらしく、弁護士であるマギーを雇いたいと言うので、話を聞くためにマットと会うことにした。だが待ち合わせ場所で彼女を待っていたのはあの憧れの男性だった。彼は呆然とするマギーに言った。「やあ、来てくれて嬉しいよ」■“億万長者との恋物語”――リッチで傲慢なヒーローの華やかな輝きと、隠れた素顔の魅力を描いた、ゴージャスな恋物語。 -
愛なき砂漠
22回めの誕生日プレゼントとして、クレアはロンドンの最高級ホテルに招待された。幼い弟を独りで育ててきた彼女を案ずる名付け親の好意だ。しかし、名付け親は急用で帰ってしまう。残されたクレアがおずおずとホテルの食堂に入ると、十数人のアラブの男たちが熱心に議論をしていた。側にはむずかる赤ん坊と、ゆうべ出会った緑色の瞳の男がいる。男の冷たく傲慢な視線に反発を感じながらもクレアが何気なく赤ん坊を抱きあげると、突然、銃声が轟いた。 -
置き去りの恋
アニーがカバーモデルを務める高級モード誌が、世界的な宝飾デザイナー“エダマス”との契約に成功した。だが素顔が謎に包まれた彼は、一つの条件を提示してきた。撮影は彼が指定する地で、極秘裏に行うこと。不安を覚えつつも、アニーは指示どおりに飛行機を乗り継いだ。そうしてたどり着いた孤島には、思わぬ人物が待っていた――先日、あるパーティで怒りに満ちた視線を浴びせてきた謎の男。まさか、あの人が“エダマス”だったなんて! 驚くアニーに、君を呼んだのは復讐のためだ、と彼は告げた。 -
とっておきのキス
ジュリーが秘書を務める教授が退官することになり、新しいボスとして、世界的権威の医師、シモンがやってきた。長身の魅力的な姿に心をときめかせるジュリーだったが、彼は仕事に一途で何かにつけ厳しい態度で接してくる。その冷たさと、たまに見せる笑顔との落差に戸惑いながらも、彼女はボスの要求に応えようと懸命に働いた。ある日、仕事でオランダへ行くという彼に同行を命じられ、ジュリーは二人きりになる不安とともに密かな喜びを感じた――そこで、淡い恋心がはかなく散ることになるとも知らずに。 -
風少女
赤城下ろしが吹きすさぶ、寒い2月。父親の危篤の報を受けた斎木亮は、前橋駅に降り立った。そこで初恋の女性の妹・川村千里と偶然に出会う。彼女の口から初めて聞かされる、姉・麗子の死。睡眠薬を飲んで浴室で事故死、という警察の見解に納得のいかない、亮と千里は独自に調査を開始する。最近まで麗子と付き合いのあった中学時代の同級生を、訪ねるが――。調査の過程で再会する、中学時代とは変わってしまった同級生の姿に困惑しながらも、亮は真相に辿り着く。著者の地元、前橋を舞台に、一途な若者たちを描いた青春ミステリの傑作。約20年ぶりの大幅改稿で贈る決定版。 -
プラスチック・ラブ 柚木草平シリーズ8
枯れた公孫樹の葉がアイスダストのようにふりそそぐ十二月、中学の同級生・竹田寛子が、ラブホテルで殺害された。高校二年生の木村時郎は、かつて一日だけデートしたことがあった寛子が、最近どうしていたのかが気にかかり、彼女の高校の同級生を訪ねる。すると寛子は、交際中の相手について、“プラスチック・ラブ”という謎の言葉を残していた。その帰り、時郎は事件を調査している柚木草平と出会う――。『刺青白書』に先駆け柚木草平の姿を客観的に描写した表題作「プラスチック・ラブ」など、時郎の目から八つの事件を綴った連作短編集。青春私立探偵シリーズ番外編。 -
晩夏に捧ぐ 成風堂書店事件メモ2
駅ビルの書店で働く杏子のもとに、かつての同僚・美保から一通の手紙が届いた。長野に戻り、地元の老舗書店に勤める彼女からの手紙には、勤務先の「まるう堂」こと宇津木堂書店に幽霊が出るようになり、店が存亡の危機だということが書かれていた。ついては名探偵のアルバイト店員を連れて助けに来い、というのだ。気が進まぬながらも多絵を連れて、信州へ赴いた杏子だったが、そこで彼女たちを待ち構えていたのは、二十七年前に弟子の手によって殺されたという、老大作家の謎だった……!元書店員ならではの鋭くもあたたかい目線で描かれた、本格書店ミステリ。人気シリーズ番外編。 -
仔羊の巣 ひきこもり探偵シリーズ2
季節はめぐり、僕、坂木司と鳥井真一の間にもゆっくりと変化の兆しは訪れていた。ひそやかだが確実な羽ばたきの予感、それが僕を不安にさせる。鳥井がひどい風邪をこじらせたある日、僕は同僚の吉成哲夫から、同期の女性の様子がおかしいと相談される。病気の鳥井に代わって慣れない探偵役をつとめることになった僕は・・・・・・。また、木工教室を開くようになった木村栄三郎さんのもとで出会った男性、そして地下鉄の駅構内で見掛けた少年が抱える悩み、そして僕自身に降りかかる悪意の連続、それらの真実を鳥井はどう解くのか――。坂木と鳥井に加わる、新たな仲間と風。ひきこもり探偵シリーズ第二弾。 -
暗闇のセレナーデ
有名彫刻家に嫁いだ姉の家を訪ねた、美大生・美和と友人・冴子。そこで瀕死の状態の姉・雅子を発見する。病院に運ばれた雅子は、一命は取り留めるものの記憶喪失に陥った。雅子が運び出された後のアトリエは密室状態、そして夫は行方不明。自殺未遂、殺人未遂の両面で警察の捜査が進む中、美和は、冴子とともに独自の調査をはじめる。姿を消した義兄の行方を追う中で、事件の意外な真相が明らかになっていく。美術界の暗部で起こった事件に、女子大生コンビはいかなる推理を導き出すのか――。軽妙なタッチでつづられた黒川博行の初期本格作品。 ※本作品は東京創元社、徳間書店で同一タイトルの作品が販売されております。本編内容は同じとなりますので予めご了承下さい。既に同作品をご購入されているお客様におかれましてはご注意下さい。 -
象の背中 完全版
著者初の新聞連載、映画もヒットした長編小説の電子化。肺ガンで余命半年と宣告された48歳の男は残された時間を何に費やすか―。死ぬことより忘れられることが怖いと考えた男は、思いを伝えられなかった初恋の人や、ケンカ別れした旧友をはじめ過去の忘れがたい人々を訪ねてゆく。主人公を亡くした家族らの心情を産経紙上に書き下ろした短編6編を特別収録。 -
誇大毛想
「ハゲは大人になるチャンス。神様が言っているんですよ、大人になれよと」山田五郎、「ハゲというのはだんだんハゲていくから怖い。それがハゲのプロセス」久住昌之、「カブると外すのが大変。カブるのは三日、外すことを決意するまでに三年かかった」杉田淳、「モテないハゲは弱気が原因。オネエちゃんに『もうダメ、ハゲてなきゃ』って言わせないと」佐々木勝俊、「僕は思うけど、ハゲるに任せようというのは、ゆるやかな悲しさですよね」上杉清文、「ハゲでギラギラ感がなかったら、もうこの人終わってる、ハイ消えた!って思われますよ」倉田真由美。と、ハゲについておかしくも真面目に徹底頭論!した好著。 -
白夜のプリンセス
なんてこと! この私がプリンセスですって――…!? 保育園で働くエリがある日帰宅すると、見知らぬ黒ずくめの男性が部屋で待ち伏せていた。驚く彼女の前でその男性はひざまずき、自分は王の戦士で、北欧の王国グランドリア王家の血をひくエリを迎えに来たのだと言う。言葉こそ柔らかいものの拒否を許さない態度と鍛え上げられた肉体――彼から逃れられる人なんているのかしら? 攫われるようにグランドリアを訪れたエリを、北欧の地で待っていた運命とは!? -
美女と悪魔
貧しくも心やさしい娘アンジェラの前にある日、隣の伯爵家の跡継ぎダヴェントリ卿が訪ねてきた。戦場で負った醜い傷のある顔を仮面で覆い隠し、人目を避ける彼は村人から“悪魔”卿と恐れられていた。そのダヴェントリ卿が私にいったいなんの用だろう? アンジェラが警戒しながら用件を尋ねると、ダヴェントリ卿は重い口を開き、唐突に結婚を申し込んだ。死が迫る祖父を喜ばせるため、期限つきの偽りの婚約を…。心を閉ざした男に惹かれるとも知れず、アンジェラは承諾した。 -
駆け引きは薔薇色
マーニーは、3年前に最愛の夫を亡くしてシングルマザーになってから、忙しく働くことで人生をやり過ごしていた。心配する母の強い勧めもあって、久しぶりに休暇をとり、ひとりメキシコの小さな村に出かけた。「かわいそうな疲れた未亡人のマーニー」じゃない場所で過ごしたかったのだ。ビーチに家を借りたまではよかったが、隣に住んでいるアメリカ人男性が相当に怪しい。マーニーを見るなり「君は何者だ、何が狙いだ?」と押しかけてきた。あなたこそ何者なの? -
マドンナによろしく
ロスのヘアサロンで働く加世子は、ハンサムな腕利き編集者マーティと出会う。情熱的な彼を前に、彼女はかつて自分を振った白人を思い出し、心にブレーキをかけるが…単行本未収録の表題作のほか、「JAPAN発アイラブYOU」「女のため息男の吐息」「摩天楼の神話」を収録の愛蔵版! -
シーサイド・ラバーズ
ハンサムなお金持ちとのロマンチックな恋…大学生の絵里香も、そんな恋に憧れる乙女の一人。でも現実は程遠く、がさつでお金もないまさとと交際して半年。ところが、まさとの浮気が発覚、サイパンへ傷心旅行に出かけた絵里香の前に、理想の美男子が現れて…!? 表題作「シーサイド・ラバーズ」ほか、森園みるくの多彩な物語世界をまとめた作品集!!
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