ノンフィクション作品一覧

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  • ジェーン・バーキンの言葉
    4.7
    「若いころは四十歳になったら、もう何もかもおしまいだと思っていたけど、違ったわ」。フレンチ・シックという言葉がぴったりな、世界中の女性の憧れである女優、歌手のジェーン・バーキン。高級バッグ・エルメス「バーキン」の生みの親であり、永遠のファッション・アイコンである彼女は、二十一歳で運命の男、セルジュ・ゲンズブールと出逢う。人生を思うままにスキャンダルに生き、結婚、出産、離婚、そして娘の死という悲劇をのりこえ、見事に美しく「変容」していく。五十代、六十代、年齢に抗うことなくノーメイクでしわを隠さない。「自然体で美しい人」の言葉とは。
  • 自衛官の心意気 そのとき、彼らは何を思い、どう動いたか
    -
    著者が東日本大震災発生後の自衛隊の活動について取材・執筆した『日本に自衛隊がいてよかった』(産経新聞出版)は、多くの読者に絶賛された。だが著者は当初、同書の出版に前向きではなかったという。それは、国防を担う組織である自衛隊が災害派遣で活躍したことだけに注目するのは本意でなかったからだ。だが、その考えは近視眼的であることに著者は気づく。自衛官が過酷な環境下で黙々と活動を行った当時の様子は、周辺国には「脅威」と映った。つまり、「この国には、国土や国民を守るために、自らやその家族が犠牲になっても献身する者がいる」と知らしめることになり、日本侵攻の意志を挫くことに繋がるからだ。戦後に自衛隊が発足して以来、自衛官たちは苦悩の「戦史」を背負ってきた。また現在でも、法的な制約や人員・装備の不足など課題は多い。あらゆる危機の局面で、自衛官たちは何を思い、どう動いたのか――。感動の自衛隊ノンフィクション。

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  • 自衛隊員が撮った東日本大震災 内側からでしか分からない真実の記録
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 今回の東日本大震災の自衛隊の活動記録を陸海空それぞれの自衛隊員自らが写真撮影をしていた。 その貴重な写真を使用することにより、新聞、雑誌などでは伝えきれない、仲間目線から見た現場での隊員の生の活躍ぶり苦労ぶりがリアルに伝わって来る、全国民に勇気を与えるメモリアルブックとなります。 震災発生後、救助、捜索、支援、トモダチ作戦、そして福島原発20km圏内での活動を未公開写真を中心に公開。
  • 自衛隊海外派遣 隠された「戦地」の現実
    4.0
    自衛隊の海外派遣について定めた国際平和協力法(PKO法)が1992年に制定・施行されてから、2022年でちょうど30年が経つ。 この間、日本は40を超える海外任務に合計6万人以上の自衛隊員たちを派遣してきた。 しかしその活動の実態や危険さに関しては、十分な情報が公開されてきたとは言いがたい。 むしろ、政府は意図的な嘘や隠蔽を繰り返してきたのである。 本書は徹底した調査により今までの自衛隊海外派遣の「リアル」を総検証し、これまでの問題点を整理する。 そして今後の海外派遣のあり方をも提案した、渾身の一冊である。 内部文書や自衛官たちの証言から浮かび上がってきたのは、自衛隊は何度も銃弾が飛び交う「戦場」へと送り込まれ、死を覚悟してきたという衝撃の事実だった。 この国が隠してきた“不都合な真実”を暴き出した、驚きの告発! 《推薦》 国家にとって不都合な情報は隠され、国民には知らされない。 ウクライナの戦場で初めて真実を知った若いロシア兵の「悲劇」は、決して対岸の火事ではない。 ――望月衣塑子氏(新聞記者) 憲法9条を、命を賭けて守ってきたのは、“戦場”に送られた自衛官である。 ――伊勢崎賢治氏(東京外国語大学教授)
  • 自衛隊最高幹部が語る台湾有事(新潮新書)
    3.8
    現実味を増す台湾有事に備え、自衛隊の元最高幹部たちが「有りうるかも知れない有事の形」をシミュレーションしてみた。シナリオは、グレーゾーンでの戦いの継続、物理的な台湾の封鎖、全面的軍事侵攻、終戦工作の4本。実際に有事が発生したら政府は、自衛隊は、そして国民は、どのような決断を迫られるのか。リアルなストーリーを通じて、「戦争に直面する日本」の課題をあぶり出す。
  • 自衛隊最高幹部が語る令和の国防(新潮新書)
    4.2
    令和日本の最も重要な戦略的課題は、力による現状変更に躊躇しなくなった中国の封じ込めである。台湾有事は現実の懸念であり、その際には尖閣諸島や沖縄も戦場になる可能性がある。自衛隊は本当に国土・国民を守り切れるのか。日米同盟は機能するのか。そして国民に「有事への備え」はあるのか。陸海空の自衛隊から「平成の名将」が集結、「軍人の常識」で語り尽くした「今そこにある危機」。
  • 自衛隊指揮官
    4.0
    テロ、不審船、領空侵犯機…日本の危機に、指揮官たちはどう決断し、行動したか!――「自衛隊は、幸運なことに訓練しかしたことのない軍隊だった。では、本格出動すべき危機がなかったか、と言えばそうではない。危機は確実に存在した」……防衛大卒業後、新聞記者として防衛庁を担当してきた著者が、日本の安全が脅かされた「地下鉄サリン事件」「能登半島沖不審船事件」「ミグ25亡命事件」「12・9警告射撃事件」の真相を現場指揮官に直接取材! 苦悩する指揮官の肉声を伝える!
  • 自衛隊失格―私が「特殊部隊」を去った理由―(新潮文庫)
    4.2
    戦前生れの厳格な祖母から「女々しいことをするくらいなら死を選べ」と言い渡されて入隊した海上自衛隊。イージス艦「みょうこう」の航海長だった’99年、人生が一変する。能登半島沖で北朝鮮工作船と対峙したのだ。一触即発の事件を機に防衛庁初、特殊部隊の創設に関わることになる。日本人の奪還という迫り来る使命の為に全精力を傾けた8年間。『邦人奪還』の著者が本気(マジ)で明かす国防の真実。(解説・かわぐちかいじ)
  • 自衛隊史 ――防衛政策の七〇年
    4.6
    戦後長い間、自衛隊や防衛政策についての論議はタブーであった。冷戦終焉後、自衛隊の果たす役割が拡大してからも、その実態はあまり直視されてこなかった。自衛隊という世界にも類を見ない組織がなぜ成立したか。国民はそれをどう受容してきたのか。安全保障に関する議論、日本社会における防衛問題・軍事の位置づけ、現実の自衛隊の活動、という三層から、我が国の防衛政策の七〇年間の転変を描き出す。防衛をめぐる議論に不可欠な基礎知識を網羅した、初めての自衛隊全史。
  • 自衛隊は市街戦を戦えるか(新潮新書)
    3.7
    陸上自衛隊といえば総合火力演習。榴弾(りゅうだん)砲に迫撃砲、戦車がハデに撃ちまくる――だが、それで日本を守れるのか。サイバー戦に情報戦が加わった「新しい戦争」の時代、主戦場となるのは市街地ではないのか。「時代錯誤の突撃訓練」「独自の文化・銃剣道」「銃の取り扱い方も知らない隊員たち」……陸上自衛隊で作戦・教育訓練にたずさわり、「最強の部隊」を追求した元幹部が初めて明かす組織の内情と未来への提言。
  • 自衛隊vs.北朝鮮
    3.5
    第二次朝鮮戦争勃発! その時、自衛隊に何が出来るのか。何が出来ないのか。防衛庁が作成した極秘文書「K半島事態対処計画」にはその全てが書かれていた。北朝鮮軍の実力は? 原発がテロ攻撃されたら? 弾道ミサイルは防げるのか? 武装難民が大量に上陸してきたら? 隣国で「本物の戦争」が起きたときに、日本はどうなるのか。単なる戦争シミュレーションを超えた真実がここにある。

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  • 地下足袋をハイヒールに履きかえて
    値引きあり
    4.0
    銀行もコンビニもないたった200世帯の小さな村、奈良・吉野山。 街に行くにはロープウェイで下山するという山奥で育った著者が、10代で選んだアルバイト、それは、山仕事や貯水池のフェンス張りをする「現場作業員」。 父親が知人の保証人として背負った借金返済のために選んだバイトだった。 学業とバイトの2足のわらじで、7年かけて大学を卒業。借金を返済し、喜んだのもつかの間、大きな悲劇に見舞われる。その時、救いの手を差し伸べてくれた、ある女性経営者の励ましに一念発起し、自ら起業を決意。 資金なし・コネなし・経験なし・資格なし。 ないものづくしで起業して15年、黒字経営を継続中。 現在銀座で3拠点3業態を運営する女性社長として、年齢を問わず多くの女性たちに寄り添い、「あなたはあなたのままで大丈夫」というメッセージを送り続けている。
  • 直筆の漱石―発掘された文豪のお宝―(新潮選書)
    4.0
    漱石自身の修正原稿や反古原稿、署名献呈本や原稿用紙裏の奇妙な落書き……。入手した多くの直筆を解明すると、活字資料からでは分からない「未知の漱石」が見えてくる。芥川や太宰の反古原稿も交え、作家の人間性や作品に斬新な発見をもたらす一冊。漱石が“文学の基礎学”や“作品と作家の人格”に言及した珍しい一文も収載。
  • 時空を超えた放浪者 未知への手紙
    -
    わたくしにとって、「いのちは永遠」でなければならなかった。ふつうの「勉学」では核心がずれる。「信教」による「教え」〈偉すぎる目線、と感じた…〉では、抵抗が生じる。知らぬ間に「思考停止」状態に陥ってしまう(本文より)。「人類の到達地点」と「生のあとの世界」を探し求め、書物を漁り、飽くなき思索を重ねた作者の魂の放浪記。
  • 事件現場清掃人
    3.8
    あなたの死に様、かなえます。 職業:事件現場清掃人 仕事:誰にも看取られずひとり亡くなった者たちの、この世に生きた痕跡を完全に消し去ること。 「事件現場清掃とは、その人の死に至るまでの人生を追体験するような仕事です。そういう意味では、どの現場も決して生やさしいものではありません。そんな中でも、私自身がもっとも苦しい思いをした現場のお話をしましょう...」 東日本大震災、度重なる災害、そして新型コロナ禍... 不安と孤独に蝕まれる現代の日本で、心ならずも倒れた部屋の主たち。 その“痕跡”から見えてくる、壮絶な生と死と、愛の物語。 閲覧注意! 本物の“事故物件”の間取り図・写真を多数掲載! 表紙イラスト:花沢健吾
  • 事件論
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 なぜ毒物は匿名の悪意を拡散させるのか?なぜ自殺幇助の概念は揺らいでいるのか?なぜ誘拐事件は恐喝事件に相貌を変えるのか?なぜミイラに治療を施しつづけるのか?なぜ"連続強姦殺人"は昭和とともに終焉したのか…?頻発する「事件」の不可解さに寄り添いながら、死と虚実をめぐる切実な「現在」の物語を読み解く、芹沢事件論のエッセンス。
  • 自己検証・危険地報道
    -
    3年4カ月の拘束から得た「教訓」とは? シリアで3年4カ月にわたって拘束された安田純平。本書は、安田と、彼の救出をめぐって苦悩したジャーナリストたちが、このような事態で何をすべきだったか、家族やメディアへの対応は適切だったか、そして、ジャーナリストの仕事について政府や社会にどう訴えていけばいいのか……など、危険地報道をめぐる課題について「本音で」討議した自己検証本である。安田本人による、2002年のアフガニスタンから15年のシリアに至る取材活動の「総括」も収録。◆危険地の現場を取材することの意義は本書でも多くの執筆者が触れており、言を俟ちません。具体的に実行するにあたって、今回の私や家族が経験したものが役に立ち、危険地においてよい仕事をする人が増えていってくれたらありがたいです。――安田純平(本文より)
  • 自己肯定感低すぎて嫉妬してるときの自分マジで化け物みたい
    4.5
    「急に既読つかなくなる男はなんなの? 死んだ?」 「倦怠期って何? こちとら倦怠期とかないんですけど? 毎日毎秒どんどん好きになっちゃうんですけど?」 恋愛ツイートが名言すぎるとメンヘラ女子が大絶賛! 元カノ大嫌い問題、浮気の上手い探り方、 マウント取ってくる女友達の対処法…など 恋の悩みがスカッと吹き飛ぶ メンヘラYouTuber・シイナナルミの恋愛論! 恋する女子の気持ちがわからない男たちよ、 シイナナルミの本を見な???? ◆第1章◆ メンヘラ的恋のはじめかた  ~他の女に目もくれないで私だけを見て欲しいって軽率に病む~ ◆第2章◆ メンヘラは好きピ中毒 ~重いって言わないで??? ただ好きすぎるだけなの~ ◆第3章◆ メンヘラ VS その他の女 ~自己肯定感低すぎて嫉妬してるときの自分マジで化け物みたい~ ◆第4章◆ メンヘラ周りのうざい男と女 ~マジで関係ないから引っ込んでな??~ ◆第5章◆ メンヘラの別れと復縁 ~クソキツいし病むけど恋の経験値は上がる~ Column なるみん物語 この世に存在する全人類の女の中で一番になりたい。
  • 自己流は武器だ。 私は、なぜ世界レベルの寿司屋になれたのか
    -
    インスタグラムのフォロワー数は13万人を越え、世界中からイベントオファーが殺到する北九州市戸畑区の寿司屋「照寿司」。 なぜ、地方都市の寿司屋が「世界一有名に」なり、世界中から客が殺到するようになったのか。 自分の欠点やコンプレックスを否定せず、自己流を「強み=武器」に変えて、SNSを駆使し世界に挑戦する思考法。
  • 地獄のドバイ
    3.5
    2007年11月、僕はアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ中央拘置所に拘留されていた。 拘置所内にいたとはいえ、この国で何か犯罪を犯したわけではない。それにも関わらず何百人ものパスポートを持たない不法就労者とともに手錠をかけられ、投獄されていたのである。 あの時、僕はまさに人生のどん底にいた。 「なぜ、こんなことになってしまったのだろう?」 この疑問に対する答えを明らかにするためには、オイルマネーで史上空前の経済発展を遂げたドバイの負の側面を語らなければならない。
  • 自殺
    3.9
    第30回(2014年)講談社エッセイ賞受賞 母親のダイナマイト心中から約60年――衝撃の半生と自殺者への想い、「悼む」ということ。伝説の編集者がひょうひょうと丸裸で綴る。笑って脱力して、きっと死ぬのがバカらしくなります。 「キレイゴトじゃない言葉が足元から響いて、おなかを下から支えてくれる。また明日もうちょっと先まで読もうときっと思う」――いとうせいこうさん 「優しい末井さんが優しく語る自殺の本」――西原理恵子さん 大人気連載、ついに書籍化! 世の中、自殺について醒めているような気がします。 おおかたの人は自分とは関係ない話だと思ってるんでしょう。もしくは自殺の話題なんか、縁起悪いし、嫌だと目を背けてる。 結局ね、自殺する人のこと、競争社会の「負け組」として片づけてるんですよ。 死者を心から悼んで、見て見ぬふりをしないで欲しいと思います。 どうしても死にたいと思う人は、まじめで優しい人たちなんです。(「まえがき」より)
  • 自殺死体の叫び
    3.7
    青木ヶ原で白骨化した死体が語る真実、自殺死体の行方、首つり自殺の落とし穴、一酸化炭素中毒の恐怖、家族の苦渋、21世紀の検死システムなど、変死体解剖歴30数年の著者が自殺死体から読みとった事実を明かす!
  • 「自殺社会」から「生き心地の良い社会」へ
    4.0
    毎年、自殺者が3万人を超える自殺大国・日本。1日100人が自殺する社会への処方箋とは? 生きづらい国日本の正体とは? 緊急対論! ――2004年、NPO法人「ライフリンク」を立ち上げ、「自殺対策基本法」成立の原動力となった清水康之氏と、「生きる意味」を問い続ける文化人類学者の上田紀行氏が、「自殺社会」日本の正体と、「生き心地の良い社会」への道筋を、徹底対論!〈文庫オリジナル〉 ◎日本では、毎日100人近くもの人たちが自殺で亡くなっています。未遂者は既遂者の10倍はいると言われていますから、この同じ時代に、この同じ社会で、毎日1000人もが自殺を図っていることになるわけです。それが、日本の「自殺の現実」です。 [年間自殺者3万人超 12年連続] [交通事故死者数の6倍] [イラク戦争で亡くなった米兵の10倍] [自殺による深刻な影響 国内で毎年200万人] [自殺死亡率 米国の2倍、英国の3倍]
  • 自殺って言えなかった。
    4.3
    「もう逃げない。堂々と生きていきたい!」 自殺で親を亡くした子どもたちが、社会に向けて語りはじめた。 日本全国の自殺者数は1998年から2004年まで、7年連続で3万人を超えています(警察庁調べ)。 その影には、何の罪もない「自死遺児」と呼ばれる子どもたちが、 毎年1万人以上も増えつづけていることをあなたはご存知でしょうか? 子どもたちは心に傷を負うだけでなく、経済苦や社会の偏見などと向き合わなければなりません。 彼らがいま伝えたいことは何か? 語りはじめたメッセージを受け止めてください。 ※以上は『自殺って言えなかった。』(サンマーク文庫)が刊行された 2005年9月当時にまとめられた紹介文です。 *目次より ◎声を出せないでいる遺児や遺族のために(山口和浩・21歳) ◎どうしたら父は死ななかったのだろう(藤田優子・19歳) ◎私が学生としてできることを(ツバサ・21歳) ◎お父さんへ(ショウ・10歳) ◎今まで言えなかったこと(ツグミ・16歳) ◎まだ子どもには話せません(マリコ・48歳) ◎「自殺」(ユミコ・37歳) ◎【座談会】たくさんの壁を乗り越えて。 ほか
  • 自粛バカ リスクゼロ症候群に罹った日本人への処方箋
    3.9
    『ホンマでっか!? TV』でおなじみの生物学者・池田清彦氏が放つ痛快エッセイ。自粛警察という同調圧力、感染者は徹底的にゼロを求めるリスクゼロ幻想、なんとなく多数派にのる政府と国民……コロナ禍で明らかになったのは日本の過剰な「ことなかれ主義」だった。他人にも自らにも過剰に「自粛」を求める結果が、現在の日本社会の閉塞感とも言える。日本という国が「後進国」になってしまった原因はここにある。
  • 辞書になった男 ケンボー先生と山田先生
    4.5
    「三省堂国語辞典」略して「三国(サンコク)」。 そして 「新明解国語辞典」略して「新明解」(赤瀬川原平著『新解さんの謎』でブームとなった辞書である)。 二冊ともに戦後、三省堂から刊行された辞書で、あわせて累計4000万部の知られざる国民的ベストセラーだ。 しかし、この辞書を作った(書いた)二人の人物のことは、ほとんど知られていない。 「三国」を書いたのが、ケンボー先生こと見坊豪紀(けんぼう・ひでとし)。 「新明解」を書いたのは、山田先生こと山田忠雄(やまだ・ただお)。 二人とも国語学者だが、「三国」と「新明解」の性格はまったく異なる。 「三国」が簡潔にして、「現代的」であるとすれば、「新明解」は独断とも思える語釈に満ち、 「規範的」。そこには二人の言語観・辞書が反映されている。 本書は、二人の国語学者がいかにして日本辞書史に屹立する二つの辞書を作り上げたかを 二人の生涯をたどりながら、追いかけたノンフィクション。 著者は同じテーマで「ケンボー先生と山田先生」(NHKBS)という番組を制作したディレクター。 同番組はATP賞最優秀賞、放送文化基金賞最優秀賞を受賞。番組には盛り込めなかった新事実や こぼれおちた興味深いエピソード、取材秘話なども含めて一冊の本にまとめた。 本書で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞している。
  • 〈辞書屋〉列伝 言葉に憑かれた人びと
    4.2
    長期間に及ぶ地道な作業が要求される辞書の編纂、そこにはさまざまなドラマがあった。世界最大の『オックスフォード英語辞典』、日本初の国語辞典である『言海』、ヘブライ語を死語から甦らせた『ヘブライ語大辞典』、カタルーニャの地位向上をめざした『カタルーニャ語辞典』、メキシコの不毛の開拓地でやむにやまれず作られた『西日辞典』……。〈辞書屋〉たちの長く苦しい道のりを、自らも辞書屋である著者が活写。
  • 地震前兆現象を科学する
    -
    地震には必ず、前触れがある!すでに、ここまではわかっている!日本は1100年ぶりの地震・火山活動期に入った。この列島にいる限り、大地震が避けられないのは常識なのだ。では、それをいかに早く、正確に予測するか。東日本大震災は想定外であったとされるが、はたしてそうか。予知研究の専門家である著者はその見解に反対であり、研究体制の不備が招いた惨事であるとした。地震の予知はどこまで進み、あとどれほどの時間で達成されるのか。科学的なアプローチに加え、動物、地下水、電気関係にまつわる前兆現象についても徹底検証。日本人が地震を恐れなくなる日は近い!
  • 地震と虐殺 1923-2024
    NEW
    -
    「朝鮮人が暴動を起こした、井戸に毒を投げ込んだ……」。関東大震災の発生直後、各地で飛び交ったデマによって多くの朝鮮人が命を奪われた。非常時に一気に噴き上がる差別と偏見。東京で、神奈川で、千葉で、埼玉で、悲惨な事件はいかなるメカニズムで起きたか。虐殺の「埋もれた歴史」は誰によってどのように掘り起こされてきたか。100年余りが経過した現在、何が変わり、何が変わらないのか。歴史的事実を葬ろうとする者たち、人災を天災の中に閉じ込めようとする政治家、差別行為にお墨付きを与える行政……。差別やヘイトクライムの問題を長年追ってきたジャーナリストが100年余り前と現在を往還し、虐殺事件が及ぼし続ける様々な風景を描く。
  • 地震は必ず予測できる!
    4.5
    地震学者は、目に見えない「地下」の動きを研究するのに対して、測量学の権威である著者は、人工衛星で測定した「地表の動きを記録した数値データ」を根拠とする、独自の地震予測法を開発した。そして、メルマガ発行を開始した2013年以来、伊予灘地震、伊豆大島沖地震、飛騨地方群発地震など震度5以上の地震を確実に“予測”し、警告を発してきた。画期的な地震予測のメカニズムが、本書で余すところなく明かされる!
  • 事実無根 私はこうして特捜に嵌められた
    -
    2019年12月25日、いわゆる「IR汚職事件」で、東京地検特捜部に収賄容疑で逮捕されたあきもと司・前衆議院議員。2021年9月7日には東京地裁において懲役4年の実刑判決が言い渡された。だが著者は「すべての容疑は事実無根である」と一貫して無罪を主張し続けてきた。著者はなぜこの事件に巻き込まれ、いかにして有罪判決を下されるまでに至ったのか。著者は言う。「検察はまず有罪ありきで物語を作る。物的証拠はほとんどないにもかかわらず自分たちに都合のいいように物語を創作するのです」。一方、著者は自らの無実の証拠に関してはいくつも列挙して見せる。贈収賄が行われたとされる時刻、移動距離、移動時間、スケジュール等、全てにおいて犯行が行われた形跡はなく、むしろ「犯行は不可能だった」という証拠が歴然と存在しているというのだ。本書は著者による冤罪の証明である。
  • 次世代に語りつぐ生体解剖の記憶 : 元軍医湯浅謙さんの戦後
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日中戦争下の中国で、日本軍は、生体解剖を軍命により実施していた。それは日常の業務であり、軍医、看護婦、衛生兵など数千人が関わっていたことが推定される。 湯浅謙さんが、生体解剖が犯罪であると認識したのは、戦犯として、収監されてからだった。特別軍事法廷で起訴免除され、日本に帰国後、湯浅さんは、自分の体験を、次世代につたえるため600回に及ぶ講演や、100回以上のテレビ出演をつづけている。 著者は、湯浅さんたちを変えた中国共産党の捕虜政策とは何だったかを追う。
  • 時速5キロの歩き旅 リヤカー引いてアフリカ縦断
    4.0
    リヤカー引いてアフリカ縦断徒歩の旅。 吉田正仁氏は、2009年1月に中国の上海からユーラシア大陸を横断すべく歩き始めました。 すべての荷物をリヤカーに載せて。1年9か月後にはユーラシア大陸最西端のポルトガル・ロカ岬に到着。 その後、2011年10月まで北米大陸横断、2012年6月までにオーストラリア大陸を縦断し、 東南アジアを経て上海に戻ったのが2013年8月。総歩行距離は4万キロを超えました。 このことで地元鳥取県から「鳥取県栄光のチャレンジャー賞」を授与されます。 2014年10月にはアフリカ大陸縦断を目指してエジプトに旅立ちました。もちろんリヤカーを引いて。翌年7月には南アフリカの喜望峰に到着。 その後も南米大陸縦断~北米大陸縦断と旅を続け、2018年4月に帰国しました。 本書は、吉田氏が今回の旅で最も印象的だったと言うアフリカ大陸のエピソードをまとめるものです。 ほぼ1年の旅で出会った人たちや、遭遇したアクシデント、言葉を失うほどの絶景などを存分に語ります。 時速5キロの徒歩旅だからこそのエピソードが満載です。 吉田氏は「小さな1歩であっても、それを継続し、積み重ねることで遙か遠くの目的地に達する」と言います。 ※この作品にはカラー写真が含まれます。
  • 時代を視る眼 本田靖春全作品集
    -
    『月刊現代』の連載(1991年~)「時代を視る眼」をまとめた時事批評集。マスコミと世相を比評しながら、差別と戦争責任を俎上にあげ、日本と日本人の有り様を視ている。その批判の眼は、いまでも古びない。新聞について、「私のいいたいことは一つ。宅配制度を守るために新聞休刊日を増やすのは本末転倒だということである。新聞社はあれこれいわず、毎日きちんと新聞をお出しなさい」と20年以上前から叱っていたのだから。【解説:後藤正治】
  • 自宅介護で「胃ろう」をやめた日
    -
    56歳の時、脳梗塞で倒れた夫。左半身に麻痺が残ったものの、リハビリの末に復職。しかし定年後に、心筋梗塞、腎不全、78歳で二度目の脳梗塞を発症し、今度は右半身が麻痺、ついには動くことも食べることもできなくなってしまう。著者である妻は病院から勧められるがまま「胃ろう」を決断。「胃ろう」とは、胃に穴を開けて直接流動食を流し込む治療法のこと。まるでロボットのように栄養を流し込まれる夫の姿を見て、もう一度人間らしく、自分の口からものを食べられるようにしてあげたいと思った著者は、自宅で懸命の嚥下訓練を開始。そして一年後、再び口から食べられるまでに回復させた。本書は、度重なる病に倒れた夫を、懸命な介護で甦らせた妻による、壮絶で希望溢れる介護の記録。どんな困難に遭っても、趣味を楽しみ、笑顔を絶やさない夫婦の姿から、生きることへの勇気と希望をもらえる一冊が、待望の文庫化。

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  • 自宅で親を看取る 肺がんの母は一服くゆらせ旅立った
    3.5
    とことん寄り添う。 そう覚悟を決めて臨んだ 最期の日々。 悔いはほぼ、ない。 病院から在宅へ――88歳の母と過ごしたかけがえのない時間。 自宅で穏やかに最期を迎えさせたい。 迷いはあったが、私は決意した。 母を退院させ自宅療養に切り替える、 そして、私が自宅で母を看取る。 この時点で私は覚悟を決めた。 病院から在宅へ――穏やかな看取りを実現するために何をすればよいか。ケア・マネージャーとの連携、在宅医/看護師との相性、公的支援を賢く使う方法など、自らの経験を明らかにすることで、読者に大きなヒントを与えてくれる一冊。
  • 時代劇入門
    4.0
    時代劇は『水戸黄門』『遠山の金さん』だけじゃない! 「勧善懲悪モノは一部に過ぎない」「異世界ファンタジーのように楽しむ」「専門用語は調べなくてよい」……知識ゼロからでも楽しめる、時代劇の教科書。
  • 時代小説の戦後史―柴田錬三郎から隆慶一郎まで―(新潮選書)
    3.0
    『眠狂四郎』『柳生武芸帳』『魔界転生』『死ぬことと見つけたり』……何度となく映画化やドラマ化されてきた時代小説の大ヒット作。しかし、創作の舞台裏は意外と知られていない。作家たちはいずれも過酷な戦争体験を有し、痛快無比な娯楽小説に昇華させていた! 名作の誕生秘話と作家の実像を文芸評論の第一人者が解き明かす。
  • 時代のカナリア 今こそ女性たちに伝えたい!
    -
    86歳の今も現役でラジオにテレビに活躍し続ける湯川れい子さん。戦後、女性初の音楽評論家としてDJとしてジャズやポップスを日本に紹介し、ラジオやテレビの寵児となった。ビートルズの単独インタビューやエルヴィス・プレスリー、マイケル・ジャクソン、シンディー・ローパー、オノ・ヨーコら世界の大スターとの交友でも知られ、この本ではジョン・レノンとオノ・ヨーコの秘話も明かしてくれた。作詞家としても「センチメンタル・ジャーニー」や「六本木心中」など、昭和を彩るスターたちの数々のヒット曲を手がけ、女性初の作詞家協会の会長にもなった。 そんな湯川さんが今、絶対的に伝えたいのが「戦争反対!」と「差別反対!」。太平洋戦争の最中に子供時代を過ごし、父と兄を失い、疎開も経験した。だからこそ無責任な命令と人命の軽い扱いには憤りを隠さず声を上げ続けてきた。さらに仕事上の「女性差別」や「いじめ問題」にも堂々と意見を公開してきた。フリーで仕事を続ける女性がキャリアを積む過程で直面した、さまざまな差別や壁を乗り越えた話には説得力があり、現代の働く女性への熱いエールともなる。また、86歳まで現役で働き続けるための健康法や生活の指針も興味深い。 この本は、夢を追い続ければきっとかなう!とひたむきに生きた働く女性の昭和史であり、現在のさまざまな問題への“正論”提起でもある。世の中が戦争へ歩むときの空気や、地球環境の変化・食料不足がもたらす情勢の変化などにも警鐘をならす。まさに時代のカナリアとしての「大切なことを伝えたい!」と願う渾身の一冊である。
  • 時代の証言者 日比谷公園 「松本楼」の110年 小坂哲瑯
    -
    「首都のオアシス」である日比谷公園に立つ「松本楼」。10円カレーで有名なこのレストランは、公園とともに誕生し、関東大震災での焼失や2・26事件、沖縄闘争の焼き打ちなど、数々の試練を越えて110周年を迎えた。3代目社長・小坂哲瑯さんは、波乱の道のりを語りながら、祖父と中国革命の父・孫文とをめぐる秘話や日中交流の裏話も紹介している。様々なエピソードを通して近代日本の歴史を垣間見ることができるだろう。
  • 時代の正体-権力はかくも暴走する
    4.4
    ネットで大拡散した『神奈川新聞』連載「時代の正体」を集大成。安保、集団的自衛権、米軍基地、ヘイトスピーチなど戦後70年の重大問題に焦点をあて、高畑勲、想田和弘、内田樹、高橋源一郎、辺見庸他、時代を問うインタビューを収録。やる気のあるマスコミはひと味違います!
  • 時代を拓いた師弟:吉田松陰の志
    4.0
    「一誠兆人を感ぜしむ!」─誠をもって人を感化する。多くの英傑を育て、齢三十で散った明治維新の先駆者・吉田松陰。没後150年(2009年)を超えて、今なお人々を魅了する、熱く激しい、その人生に迫る! 松陰の生涯とエピソードを談話調で語り尽くし、巻末には簡潔な「松下村塾生列伝」と、小学校でも朗唱される「松陰先生のことば」18篇を付した。
  • 示談交渉人交通事故の恐るべき舞台裏
    -
    示談交渉のテーブルにおいて、私は幾多の修羅場を味わってきた。 怒り狂う死亡事故の遺族、法外な賠償額を要求してくる物損事故の被害者、保険に関する知識がまったくない保険会社の社員……示談交渉はドラマの連続である。 交通事故の裏の裏まで、とくとご堪能あれ。

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  • 自治官僚
    -
    知事、副知事、総務部長など、都道府県の重要ポストは自治官僚によって独占されている.地方から日本を支配する自治官僚。大蔵省も恐れるパワーの秘密を解く! ――地方から日本支配をたくらむ、自治官僚の全容をレポート。知事、副知事、総務部長はじめ、そのラインにつながる財政課長や地方課長など、都道府県を牛耳る重要ポストを占める自治官僚出向組の数には、目をみはるものがある。大蔵省が「最大の敵」と恐れる自治省パワーの秘密を解明する。
  • 実家じまい終わらせました!大赤字を出した私が専門家とたどり着いた家とお墓のしまい方
    3.8
    実家じまいで大赤字を出した松本明子さんが、 3人の専門家に聞いた――! これから実家じまいをする人に必ず役立つ 知っておきべき&やっておくべき”こと!! 両親が数十年前に建てた念願のマイホーム。 現在は、みなさんが独立されて、 故郷に親御さんだけが住まわれている、 ゆくゆくは実家に住む人が誰もいなくなってしまう、 そんな状況ではないでしょうか? とはいえ、日々忙しい中で、 頭の片隅に実家の後始末への心配はあっても、 現実の対処は先延ばしになってしまっている…… という方も多いでしょう。 しかし、そうして先延ばしにした結果、 タレントの松本明子さんは、 ●空き家になった実家の維持費:約1800万円 にもかかわらず、 ●売却時の初回査定額:約200万円 という大赤字を実際に出してしまったのです。 では、少子高齢化で空き家となる実家がますます増える中で、 これから実家じまいに取り組む方は、どうしたらよいのか――? 実家じまい体験者の松本明子さんが、 「あの時どうすればよかったのか?」 「これから取り組む人の注意すべきことは何なのか?」etc.を 【空き家の専門家】【家財整理の専門家】【墓じまいの専門家】 に質問して、教えてもらいました。 少しとっつきにくいテーマですが、 これから避けては通れないことばかり……。 松本さんと一緒に、初歩から 実家じまいについて、学んでみませんか? ――――――――――――――――――――――――――― こんな人は、いますぐこの本で 実家じまいの情報を知ってください! ●地方出身で、実家には老親が一人暮らしをしている●親が亡くなっても、誰も実家に住む予定がない●実家は貸せばいい、売ればいいと軽く考えている●実家の財産の相続税にいくらかかるかを知らない●家財整理やデジタル遺品に潜む問題に気づいていない●遠方の故郷に先祖代々のお墓がある●改葬にかかる費用や手続きの仕方がわからない●実家やお墓の管理でトラブルの火種を抱えている
  • 10歳から知りたいバリアバリュー思考 自分の強みの見つけかた
    -
    多様性の時代、「人と違う」「同じことができない」はダメじゃない! これからの僕らが、幸せに働き、生きるためには、「今」なにをするべきか? 弱点(バリア)と思われがちな特性を「自分だけの価値(バリュー)」にするために 必要な考え方が、漫画とイラストで学べる1冊。
  • 10歳で私は穢された
    4.0
    8歳。父のDVで両親が離婚。その後、ひとつ年上の兄は家出。「死にたい」と泣く母を前に、心を決めた。お兄ちゃんの分まで「いい子」になる、と。10歳。母の恋人から性的虐待を受けた。でも、誰にも言えなかった。「おじさん」がいなくなったら、ママは今度こそ死んでしまう。歯を食いしばって耐えた。18歳。不登校を乗り越えて高校卒業後、パフォーマーになる夢を抱きニューヨークに短期語学留学を果たす。だが、周囲との圧倒的なレベルの差に挫折して失意の帰国。「自分は生きていてもいい存在だと思いたくて」、気付いた時には男性と積極的に性的関係を持つビッチになっていた。完全な自傷行為だった。20歳の誕生日を目前に控えた20年1月。彼氏との些細ないさかいを機に心の病を発症し、アルバイトしていた飲食店等を休職。追い打ちをかけるようにコロナ禍に襲われ、店は休業・収入ゼロに。 もう、いやや。死のう。 いつしかベルトを首に巻いていた。病院で目覚めた――死ねなかった。やがて、憎しみの刃は最愛の母へと向かう。極寒の深夜2時、修羅場の幕はまさに切って落とされようとしていた。 橋本なずなさん、23歳。 現在はカウンセラーとユーザーを結ぶ出会いの場「Bloste(ブロステ)」を起業する傍ら、社会人大学生として生き直している。性的虐待、セックス依存、自殺未遂、母の呪縛……壮絶な過去から時に逃げ、時にもがきながら必死でつかんだ「明日」とは? そして見出した圧倒的な「希望の光」とは? 今、生きるのがしんどいすべての人に捧げる著者渾身のメッセージ!!
  • 実践イラスト版 スローセックス 完全マニュアル2 ふたりタッチ編
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 アマゾンで書籍総合1位となった前作に、待望の第2弾登場! どちらかが黙々と愛撫する一方的なセックスよ、さらば! 女性から圧倒的な支持を受けるスローセックスの「相互愛撫編」です! すべて実践イラスト付きで完全図解。わかりやすくてスグできる! 本書は前作を読んだ方が初級編から中級編へとステップアップするためのみならず、キスから体位に至るまでのすべての過程を、男女がともに愛撫しあう“ふたりタッチ”で楽しめるよう、それに必要な技術やポイントをくわしい図解で徹底解説した、他の指南書には類をみない画期的な一冊です。 “ふたりタッチ”とは、 性感マッサージをし合うように、一緒に愛撫し合って 同時に気持ちよくなれる相互愛撫のこと。 これにより、愛する女性を“イク”などというレベルを遥かに超えた、圧倒的なエクスタシーへと導きつつも、男性自身も心ゆくまでたっぷりと感じさせてもらえるという、理想的なスローセックスが可能になります。 このほか、バスルームでの愛撫法、女性から男性への極上テクニックなど、前作では扱っていない、今みんなが知りたいコンテンツも満載! ★ゆるぎない愛を育てたいカップルに! ★女性を本物のエクスタシーへと導きたい男性に! ★カレのハートを虜にしたい女性に! ★マンネリ対策、セックスレスからの脱出、早漏対策にも効果絶大! 目次より抜粋 ●第三章 ふたりタッチの実践スタイル ・愛が高まる15スタイル ・いちゃいちゃ添い寝/後ろ抱き添い寝/まったりソファタッチ/さくらんぼ合わせ/いたずら姫座り/ お誘いパジャマ/アダムタッチごっこ/お見合いラブタッチ/お気に召すまま/ヴィーナスの誘惑/ はにかみ小菊/聖穴タッチ/じらシックスナイン/シックスナイン/恥じらい素股バック ●第五章 ふたりで一緒にイケる交接 ・ふたりタッチ交接 ・座位の楽しみた/7大愛撫テクニック/バリエーション ・側位の楽しみかた/腰の動かしかた/側位3大スタイル ・騎乗位の楽しみかた/腰の動かしかた/感性で選べる7スタイル
  • 実現可能な五つの方法 琉球独立宣言
    -
    なぜ今、独立なのか? 現在、辺野古新基地建設で政府と対立を深める沖縄。戦後70年、"本土復帰"から43年経った今も、在日米軍基地の74%が集中する現実。沖縄において"戦争"は決して終わっていない。その現状、政府による差別の歴史、琉球国の歴史や民族独立運動、世界の独立運動などをふまえ、琉球人学者が独立の具体的な方法とその未来図を提案する。決して絵空事ではない、実現可能な政治的・経済的道筋が示される。
  • 実像 広島の「ばっちゃん」中本忠子の真実
    4.0
    聖人(マザーテレサ)にされた母は、「人間」でいたかった。  圧倒的な善行を施す一人の女性。だが、その原点は一切謎に包まれていた。  秘してきた情と業に迫り、偶像を求め、作り、弄ぶ時代を撃つ。 ●「ただいま」「おかえり」を知らずに育った子 ●小学生で覚せい剤を親からうたれた子 ●モヤシを盗んで飢えをしのいだ子 etc. 彼らを救ったマザーテレサと呼ばれる人がいる。 本名よりも「ばっちゃん」の通称で知られる女性、中本忠子。 彼女は広島市にあるアパートを拠点に約四〇年にわたり、非行少年をはじめ、 生きづらさを抱える人たちに無償で手料理を提供し、生活の立て直しを支援し続けてきた。 その圧倒的な善行はメディアに取り上げられ、意に反して急速に聖人化される。 ところが、肝心の活動の動機は一切謎のままだった。 本人、親族、そして「家」に集う人々へ取材を重ね、秘してきた情と業に初めて迫る。 それは、偶像を求め、作り、持ち上げては貶める時代の闇を払うことでもあった! 称賛か嘲笑か。二極化する時代、偶像化された者は、その虚像に囚われ続けなければならないのか!? 渾身のルポルタージュ! 【目次】 序 章 「ばっちゃん」と「中本忠子」――二十五秒のスピーチを聞いて 第一章 基町の家――卵焼きを囲んで 第二章 孤独と空腹――立ち直りのために「立て直す」 第三章 「木に登ったが下りられず」――ドーナツの穴を埋め続けて 第四章 平和都市ヒロシマの足下――人々は見捨てられてきた 第五章 母の背中――息子も里親になった 第六章 ルーツ――お嬢様から母に 第七章 遠いところで――祈りは皿に込められた 終 章 家族――よその子であれ、わが子であれ  あとがき  主要参考文献
  • じつは「おもてなし」がなっていない日本のホテル
    3.7
    2020年に開催が決まった「東京オリンピック」。 6年後に世界中からの巨大な需要が見込まれる観光業だが、実質的な競争のスタートとなるのは、2014年から始まる“第3次”ホテル戦争だ。遡れば、バブル時代を挟んでの外資系ホテルの上陸が“第1次”ホテル戦争であり、リーマン・ショックを挟んでのアジア系ホテルの上陸が、“第2次”ホテル戦争であった。だが、“第3次”ホテル戦争の幕開け直前に発覚したのが、世間を賑わせた食材偽装問題……。かくも「劣化」しきった日本のホテルが、失われた信用と信頼を取り戻し、外資系ホテルの再攻勢を迎え撃つことはできるのか?30年以上、ホテルを心底愛し利用してきた筆者だからこそ描ける、地に堕ちたホテル運営の現実と、6年後を見据えた“再生への道”。ホテル業界の最新動向から「観光立国ニッポンの未来」をも探る、憂国のルポルタージュ。

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  • 実はすごかった!? 嫌われ偉人伝
    7/5入荷
    -
    【内容紹介】 歴史上の人物のなかには、皆が認める偉業を成し遂げたヒーローたちがいる一方で、 世間で評判の悪い「嫌われ者」たちが存在しています。 「仲間を裏切った卑怯者」 「逆らう人をことごとく殺すような大悪人」 「わがままやサボりで周囲に迷惑をかけた厄介者」 「ヒーローたちの敵」 など、嫌われる理由はさまざまです。 しかし、そんな彼らのなかには、ひどい誤解を受けていたり、 評価できることもしているのに悪いところばかりが目立っていたりする人々がいます。 果たして彼らは、本当に悪いところだけの嫌われ者だったのでしょうか? あるいは、悪者と決めつけたままにしていないでしょうか? 本書は、さまざまな理由で一般的には『嫌われ偉人』とされている歴史上の人物たちについて、 実際はどんな人物でどんなことをしていたのか、その意外な側面も含めて紹介します。 【目次】 第1章 ワガママだから嫌われている?  蘇我入鹿 国の改革を邪魔して殺されたワガママ男?  藤原道長 ゴーマンでやりたい放題な貴族のトップ?  平清盛 政治を自分の思いのままにした暴君?  日野富子 応仁の乱を引き起こしたヤバい悪女?  淀殿 豊臣家を滅亡に追い込んだ親バカ女?  井伊直弼 「安政の大獄」でひどい弾圧をした暴君?  大久保利通 西郷隆盛を死に追いやった冷酷な独裁者? 第2章 ズルいから嫌われている?  藤原時平 優秀なライバルをワナにはめた卑怯者?  梶原景時 源義経をウソで陥れた最悪のチクリ魔?  明智光秀 天下統一を邪魔して混乱させた裏切り者?  小早川秀秋 気弱で優柔不断な頼りない指揮官?  徳川家康 苦労せずに天下を奪った「タヌキ親父」?  田沼意次 不正に金儲けしただけのワイロ政治家? 第3章 シッパイしたから嫌われている?  武田勝頼 名門・武田家を滅ぼした未熟なリーダー?  石田三成 義理人情が理解できないKY男?  今川氏真 名門を没落させたバカ息子?  織田信雄 織田家を衰退させたダメ息子?  徳川綱吉 犬や動物が一番!の過激な動物愛護者?  徳川慶喜 政治も戦争からも敵前逃亡した卑怯者? 第4章 イメージ先行で嫌われている?  北条政子 嫉妬深く出しゃばりな悪女?  吉良上野介 横柄な態度が原因で斬られたイヤミ男?  徳川家斉 子だくさんなだけの無能なダメ将軍?  芹沢鴨 酒癖が悪く半年で暗殺されたダメリーダー?  伊藤博文 総理大臣なのに女好きで頼りないお調子者?  松永安左エ門 電気料金を大幅値上げした「国民の敵」?

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  • 実は悲惨な公務員
    3.6
    グータラなくせにクビがない税金泥棒!――激しいバッシングを受けて、意気消沈する公務員たち。官から民に転職した著者が、「お気楽天国」の虚像と実像を徹底レポート。
  • 実務家ケインズ
    5.0
    官僚、政治家、実業家、投機家――。ケインズは現実経済の渦中に身を置いて活躍する。そのなかで培われた実感ないし現実認識と、自らが学び、祖述してきた古典派の教義との間の亀裂は次第に深まり、ついに『一般理論』で革命的なマクロの貨幣経済学を創り上げる。ケインズ経済学形成の背景にあるのは、痛切な実務経験なのだ。金融界から学界に転じた著者が、実務家としての共感をこめて、ヴィヴィッドに描き出す新しいケインズ像。

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  • 実力者の条件 この人たちのエッセンス
    -
    「実力者」と呼ばれる人間に共通する条件はなにか。昭和四十四年から四十七年にかけて、田中角栄、鹿内信隆、川上哲治、小林秀雄、今西錦司、糸川英夫、丹下健三、黒沢明、東山魁夷、武満徹など、一時代を画した実力者たちの周辺を徹底的に取材し、その人間的条件、および彼らをとりまく社会的条件を分析して、実力者たりうるためには何が必要か、すぐれた日本的実力者とはいかなる人間か、を追求した日本人論。「時代の質を語り続ける人物論」として、不朽の書といえる。
  • 実歴阿房列車先生
    4.5
    貴君、僕は大阪へ行って来ようと思う――。一九五〇年秋、この一言から汽車に乗りたかった内田百間の『阿房列車』シリーズは始まった。以後、五年間にわたる全行程に同行した〈ヒマラヤ山系〉こと元国鉄職員の著者。百鬼園の旅と日常を豊富なエピソードを交えつつ綴った好エッセイ。
  • 実録 朝日新聞水滸伝
    -
    好漢か悪漢か。正義か商売か。右翼か左翼か。群像劇で一気に綴る、新聞メディアの近現代史。渾身の書き下ろし決定版! 「朝日」は御用新聞なのか、それとも大衆迎合新聞なのか。巨大紙の相反する歴史を、個性豊かな記者たちの熾烈な戦いぶりから再現!
  • 実録 アングラマネー 日本経済を喰いちぎる闇勢力たち
    3.0
    格差社会の勝ち組と負け組を分かつものは、カネである。カネが唯一の尺度だという考え方が、広く世の中に蔓延している。ヤクザでも、カネ回りがいい奴に、人もカネも集まってくる。カネがあるヤクザが勝ち組、カネのないヤクザは負け組。オモテ社会と同様、ヤクザも格差社会だ。日本最大の指定暴力団・6代目山口組にも格差社会が進行している。
  • 実録!「裏稼業」騙しの手口
    -
    2013年、振り込め詐欺は被害額過去最悪を更新した。警察や銀行、メディアが連日注意喚起しながらも、手垢のついた手口になぜか騙されてしまう。内部の構造が見えにくい振り込め詐欺組織の全容から、誰も書かなかった脱法ハーブビジネスの裏側まで、実行犯に複数接触し裏稼業の最新事情を暴露する!
  • 実録!刑務所の掟 ~その驚くべき日常~
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『刑務所は最後のワンダーランドだ!』 有名人の逮捕や裁判のニュース報道が、TVなどマスコミをにぎわすのは日常茶飯事になっています。しかし多くの方々にとって、その後の刑務所で、受刑者が実際どのように生活しているかは意外と知らないのではないでしょうか。 この本は、入所体験者の著者が壁の向こうのワンダーランドを、イラストやグラフなども使用し、わかりやすく赤裸々に暴く体験ノンフィクションです。 目次一例:作業の時給はたった6円/紙のないトイレ/ム所の運動会/刑務官と目を合わせてはいけない/夕食は17時/実は臭くない?刑務所のメシ/週2回の入浴はたったの15分/なんとエロ本読み放題 などなど
  • 実録  詐欺電話 私はこうしてだまされた
    3.0
    ある日突然、だまし・恐喝の電話はかかってくる。そのとき、あなたはどうやって身を守るか。財テク評論家として著名な著者が、あろうことか、一度ならず二度までもATMに大金を振り込むことになった。その心理的葛藤と、憎むべき犯罪者の巧妙な手口、語り口。それらをあぶり出す渾身・異色のドキュメント。オレオレ詐欺、架空請求詐欺、還付金詐欺などの、いわゆる「振り込め詐欺」から身を守るための基礎知識が満載された一冊。
  • 実録死刑と懲役 刑務所の中の真実
    -
    刑務所の中は、刑罰の執行は公開しないという“秘密主義”によって、のぞくことができない。その実際を知っているのは刑務官だけである。刑務所のなかでは何が行われているのか? 刑務所・拘置所・少年院の違いとは? 死刑事件を起こした犯人の素顔とは? 元刑務官が記した衝撃のノンフィクション。 ●坂本敏夫(さかもと・としお) 元刑務官・ノンフィクション作家。NPO法人(受刑者の更生支援、こどのも健全育成等)理事長。1947年12月、熊本刑務所官舎で出生。高校卒業まで刑務所官舎で暮らす。母方の祖父、父に続き三代続いた刑務官。1967年大阪刑務所刑務官(看守)に採用される。神戸刑務所、大阪刑務所で係長勤務を経て、法務省法務大臣官房会計課、東京矯正管区で予算及び刑務所・少年院等矯正施設の施設整備を担当。1987年現場に復帰し、1994年広島拘置所総務部長を最後に退官。以後、作家、ジャーナリスト、タレントとして活動。『死刑のすべて』『刑務所のすべて』(文藝春秋)、『誰が永山則夫を殺したのか』(幻冬舎)、『囚人服のメロスたち』(集英社)、『典獄と934人のメロス』(講談社)など著書多数。映画・TVドラマの監修(一部出演あり)も多い。
  • 実録小説 神戸芸能社 山口組・田岡一雄三代目と戦後芸能界
    5.0
    三代目山口組・田岡一雄組長が戦後、山口組全国進攻の先兵として、「庶民に娯楽を」の名目で立ち上げた伝説の興行会社「神戸芸能社」の栄光の軌跡とその終焉を初めて描いた本作品。美空ひばり、鶴田浩二、田端義夫といった大物芸能人と田岡組長との知られざる関係が多くのエピソードと共に綴られている。歴史的資料となる戦後芸能史。
  • 実録・新宿ヤクザ伝 阿形充規とその時代
    -
    新宿の他に生きる場所はない――。名家の血筋に生まれながら、新宿・二幸裏で一番の不良少年となった阿形充規。彼は愚連隊・青龍会を率いて肩で風を切り、数々の歴史的事件の当事者になってゆく。やがて住吉一家日野六代目を継承するまでの彼の道行きは、時代の激動と共にあった……。血の滾りに己の全てを捧げ、命を燃やした男たちの傑作血風録。
  • 実録 田中角栄(上)
    -
    抜群の人心掌握術と行動力で空前絶後の大派閥を一代で築いた男。福田赳夫との「角福戦争」に勝利し、総理の座を射止めた際に彼を支えた秘書たち、「角栄軍団」と呼ばれた政治家たち。いままた脚光を浴びる天才政治家の足跡をたどる決定版。
  • 実録・中国投資家地獄めぐり
    -
    二〇一一年四月。日本で行き詰まった編集企画会社社長であるわたしは、自社の3D映像技術に投資してくれる投資家を求めて中国行脚を開始する。舞い込んだのは「もと国民党将軍」による「清朝の民族資産」からの「八〇〇〇億円の投資話」!?東京から重慶、上海、マカオに深セン。追い詰められて香港へ。煮ても焼いても食えない中国人投資家たちとの死闘の旅路。右も左も「アィヤー」な中国との仁義なき戦いが、いま、幕を開ける――。 「中国の人々がしばしば、思わず口にする言葉に「アィヤー」というのがある。突然起こった、自分にとってよくない出来事に驚き、がっかりする心情を表現する場合に、中国の人々が頻繁に使う言葉だ。わたしは、中国の「投資家」と称する奇妙な人々とドップリと付き合い、さんざん振り回され、そのあげく投資契約が実行されず、二三年間営んできた自分の会社を倒産させてしまった。それは、まったく、「アィヤー」なんていってられない深刻な出来事だった。」(本書「プロローグ」より抜粋)
  • 実録 ドイツで決闘した日本人
    4.1
    驚くべきことにドイツの学生結社は今日でも、鋭い真剣を用いた決闘が一部の学生の間で普通に行われている。一九八○年代初頭にドイツ留学した著者はふとしたことから学生結社に誘われ、そこで決闘を経験する。文豪ゲーテ、哲学者ニーチェ、政治家ビスマルクらはもちろん、現在の政財界を担うドイツのエリートの多くが決闘経験者という事実。本書は、武士道にも通じるゲルマン騎士の「高貴なる野蛮さ」を具現する決闘文化に迫るドキュメントである。【目次】プロローグ/第一章 ドイツの決闘/第二章 決闘の掟/第三章 学生結社の日常/第四章 伝承と継承 高貴なる野蛮/エピローグ/あとがき
  • 実録! 熱血ケースワーカー物語
    3.7
    車の当たり屋として保険会社から金を取りながら、生活保護費の不正受給をもくろむ覚醒剤常習者との対決。鉄道自殺した高齢者の遺体との対面。六時間もかかるゴミ屋敷の清掃。一升瓶で頭を割られ、血だらけのアルコール依存症患者の引き取り……。関西の福祉事務所で生活保護受給担当を十三年間務めた、熱く、強く、優しいケースワーカーの記録。
  • 実録・広島やくざ戦争(上)
    5.0
    戦後の混乱期、新旧やくざが抗争をくり広げ混迷を極めていた広島に関西の二大勢力「山口組」「本多会」が進出。兄弟の盃を交わした者同士でも闘争を余儀なくされた仁義なき街で、ひとりの男が頭角を現してきた。彼の名は山田久――。いまに続く「共政会」の草創期を支えた男の、血で血を洗う抗争の日々を実名で描いた長編ドキュメンタリー小説。
  • 実録 ブラック企業の真実
    3.0
    毎年、5、6月になると、恒例行事のように「入社して1ヶ月で辞めました」「思っていた会社とまるで違っていて、もう最悪です」などという挫折した新入社員たちの嘆きが耳に飛び込んでくる。 その嘆きは、多少の差こそあれ、あらゆる業界から聞こえてくるものであり、会社の規模や表向きの経営状態などからは推し量ることができないものだ。  ブラック企業に殺される!恐るべき20の職場の実態。

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  • 実録 水漏れマンション殺人事件
    3.7
    ある日突然、マンションで起きた水漏れ事故。その原因は上階で起きた殺人事件だった!? 巨額の工事費、悪徳業者の水増し請求、保険会社の出し渋り、傷アリ物件の処理、裁判、法律の壁……突然の災難にもめげず、女一匹、財産と権利を守り抜いた奮闘の物語。ところで、あなたのマンション、大丈夫ですか?
  • 実録・嫁さらい婿さらい~昭和の時代まで続いた略奪結婚の記録~
    -
    私の郷里には、嫁さらい・婿さらいの風習があった。私の母は父にさらわれて結婚し、親しい女性は青年団に頼んで屈強な男性をさらって結婚した。 嫁さらいは応仁の乱のころにはあったとされている。その風習は500年以上続いて、なくなったのは昭和の時代だった。 これは、それらの体験者に話を聞いてまとめた証言集である。

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  • 実録ルポ 介護の裏
    4.0
    あなたの老後も真っ暗かも? 「うちはまだまだ大丈夫」「いざとなれば何とかなる」 現実から目をそらし続けてきた筆者のもとに、突如降りかかってきた母親の介護問題。 なぜ介護の仕組みはこれほど複雑なのか? なぜこんなにお金がかかるのか? 一体誰が得をしているのか? 制度について一から調べ、全国の現場を訪ね歩いてみると、深くて暗い業界の「裏側」が見えてきた―― 知らないままでは損をする、誰も教えてくれない「介護のリアル」を徹底ルポ。 【介護の世界は矛盾とナゾだらけ】 ●「ケアマネ」選びが全てを左右する ●介護保険でできること、できないこと ●老人ホームは入居金だけで数千万という現実 ●「老人は歩くダイヤモンド」。介護ビジネスはなぜ儲かるのか? ●こんな施設は要注意! 施設職員が語る3つのチェックポイント ●「介護離職」は年間で10万6千人にも ●2025年度には介護職が32万人不足……崩壊はすでに始まっている
  • 自伝的戦後史(上)
    -
    恐怖からの解放、自由と正義のための闘いの書。自由の敵・戦争の原因たるファシズムとの闘争に一生をかける著者の抵抗と革命への意志。たぎる情念が我々を闘いへと駆り立てるダイナミックな予見者の書。――アウシュビッツの大量虐殺が、なぜ起こったか? 本書は、この現代における人類の絶望からの解放なくして、人類の未来の希望はありえない、と偽りの平和を生きる我々に、忍び寄るファシズムの恐怖を訴え、自由と正義のための闘いに読者を駆り立てる、情念の書。また、困難な時代にこそ、繰り返しひもとかれるべき現代の聖書。<上下巻>
  • 自伝 若き日の狂詩曲
    -
    幼年時代、義兄ガントレットに西洋音楽の手ほどきをうけた耕作は、やがて東京音楽学校に入学、岩崎小弥太の後援をうけ、日本人で初めてベルリンの王立音楽院に入学する…。童謡・オペラの作曲を始め、わが国交響楽運動の創始者として、近代音楽史に輝かしい足跡を残した、山田耕筰の破天荒な青春記。  〈解説〉井上さつき
  • 自動車会社が消える日
    4.0
    いま自動車産業では100年に一度のパラダイムシフトが進んでいる! 生き残る会社はどこだ? クルマの「スマホ化」が進み、EV(電気自動車)、自動運転車の開発にはIT企業や新興企業が相次いで参入。技術力をつけた巨大部品メーカーも台頭している。 トヨタ、日産、ホンダ、マツダ、VWは、この大変革にどう立ち向かうのか。 〈第1章 スマホ化するクルマ〉 「鉄の塊」ではなく「ソフトウェアの塊」となったクルマ。海外ではプラットフォームの座をめぐる争いが始まっている。 〈第2章 バーチャル・エンジニアリングという脅威〉 ユーザーには見えない開発・製造プロセスもデジタル化で変わり、日本の強みである「匠の技」が弱点に? 〈第3章 合従連衡 2000万台の攻防〉 開発コストの増大にともない中途半端な規模のメーカーは厳しい。スケールメリットと新技術を目当てに世界ではM&Aが加速する。 〈第4章 トヨタ自動車 巨人の憂鬱〉 環境の変化に合わせて先端事業の強化、系列再編、異業種との提携など矢継ぎ早に手を打つが……。「トヨタの敵はトヨタ」なのか。 〈第5章 VW 史上最大の改革〉 ディーゼル不正問題を機に改革へ乗り出した日本車の最強ライバル。社内では「我々が車を作る必要性があるのか」という議論が。 〈第6章 日産 ゴーンが抱く世界一という野望〉 ひと足はやくEV戦略を展開し、三菱自の買収を皮切りにM&Aにも意欲的。その活力を探ると「ダイバーシティ」に行きあたった。 〈第7章 ホンダ ソフトバンクに刺激されるDNA〉 迫りくる「規模の危機」を前に、自前主義を捨ててオープンイノベーション戦略を打ち出した。創業者が持っていた起業家スピリッツは蘇るか。 〈第8章 マツダ 危機こそが革新を生む〉 いち早く最先端の手法を導入して経営危機から復活。そのプロセスには日本の製造業が学ぶべきテーマが詰まっている。
  • 自動車と建築
    -
    自動車の登場は、わが国にどのような「環境」を生み出したのか?ハイウェイ、スカイライン、パーキング、ロードサイドの建築をとおして、自動車をめぐるデザインを見直す画期的な論考。
  • 自動車に夢を賭けた男たち~明治の若き群像~
    -
    明治30年代、広島。日本で初めてバスの運行が始まった。舟や馬車の時代から自転車、オートバイ、自動車へと新しい乗物が登場していく中、乗合自動車に情熱を傾けた男たちの物語が動き出す。
  • 自動車保険金の不正・不当請求事件を暴く
    -
    損害保険会社に三十年以上勤務し定年退職しましたが、最後の十数年は保険金の不正・不当事故を調査する担当となりました。ほんの一部の契約者が偶然の事故と偽って申告し、実際は保険金詐欺であったり不当に保険金を請求する事件が後を絶たないのが現実。 こうした事件について事故の内容を解析して、如何に事故を捏造したのか、故意の事故を立証して保険会社から契約者に対して保険約款上、支払できない旨を伝えたり、状況によっては民事訴訟となり裁判の結果保険金支払いをストップさせますが、こうした経緯について書いたもので、12話の構成となっています。
  • 児童養護施設 施設長 殺害事件 児童福祉制度の狭間に落ちた「子ども」たちの悲鳴
    4.5
    虐待を受けた子ども、身寄りのない子どもたちが暮らす児童養護施設。2019年、児童養護施設の元入所者が、誰よりも自分に救いの手を差しのべた施設長を殺害。不可解な事件の背景には児童福祉制度の構造的な問題があった。どんな境遇に生まれようが、子どもには等しく未来があるはずだ。そんな思いで筆者は立ち上がった。NHK総合「事件の涙 未来を見せたかった ~児童養護施設長殺害事件~」をもとに執筆した渾身のルポルタージュ。
  • ジハーディ・ジョンの生涯
    4.4
    著者はかつて、当局にイスラム過激派と疑われたために職も婚約者も失ったと訴える、ムスリムの青年を取材したことがあった。クウェート難民としてロンドンで育ち、大学でITを学んだ礼儀正しい青年、ムハメド・エムワジは数年後、イスラム国の黒覆面の処刑人「ジハーディ・ジョン」となり、湯川遥菜さんや後藤健二さんらを斬首することになる。エムワジはなぜ、凶悪なテロリストになったのか。「ジョン」と会った唯一のジャーナリストによる決定的評伝。 彼の足跡を辿ると、欧米社会で育ったムスリムの若者たちが偏見や差別にさらされ、将来に絶望する日々のなかで過激思想に染まっていく状況が見えてくる。テロ対策の名のもとにイスラム社会に行っている、抑圧や監視が若者たちの先鋭化につながり、ジハード戦士を生み出す土壌になっている、と著者は指摘する。ジハーディ・ジョンの替えは、いくらでもいるのだ。「クローズアップ現代」でキャスターを務めた、国谷裕子氏の渾身の解説も必読! 【目次】 序章 わたしは「ジョン」と会っていた 第一章 クウェートから来た少年 第二章 イスラム過激派のネットワーク 第三章 MI5とアフリカの角 第四章 素顔のエムワジ 第五章 監視対象 第六章 シリアへの道 第七章 世界を震撼させた斬首 第八章 テロリストの逆流 最終章 「ゼロ・トレランス」の罠 解説 『ジハーディ・ジョンの生涯』を読み、後藤健二さんを想う (国谷裕子)
  • ジハード大陸:「テロ最前線」のアフリカを行く
    -
    イスラーム過激派がもっとも激しくテロ活動を展開しているのは、中東でもヨーロッパでもない。アフリカ大陸だ。たとえば、イスラム国(IS)が国家樹立を宣言した2014年にもっとも多くの人を殺戮したテロ組織はISではなく、ナイジェリアを中心に活動するボコ・ハラムである。西アフリカのマリでは2012年の一時期、アルカイダ系組織がフランスに匹敵する面積を支配下に置き、仏軍の介入を招く事態となった。アフリカはイスラーム過激派による「聖戦」の最前線なのだ。 本書は、毎日新聞ヨハネスブルク支局長としてジハーディストたちとそのネットワークを追い続けた著者による、四年に及ぶ取材の集大成である。アルカイダ系組織アルシャバブと軍が奇妙な共犯関係にあるケニア、無政府状態のソマリア、マリの砂漠、ボコ・ハラムが潜むナイジェリア北部のほか、あるテロリストを追う調査は北欧ノルウェーの田舎町にも及んだ。 被害の実態や事件の背景、歴史的経緯について詳しく言及しつつ、アフリカを舞台に暗躍するジハーディストたちの真の姿に肉迫した戦慄のルポ。高野秀行氏(ノンフィクション作家)推薦!
  • 自爆テロリストの正体
    3.4
    貧しく純粋なイスラム教徒が、やむにやまれぬ思いに駆られてテロに走る――。自爆テロにはしばしば、こうした「美しい物語」が付いて回る。しかし、これは真実だろうか。現場を歩いてみると、自爆テロが「貧困」とも「イスラム教」とも関係がなく、「中途半端な若者たちの自分探し」の結果だった姿が見えてくる。「テロリスト」に対する甘い幻想を全て打ち砕く、画期的ノンフィクション。

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  • 自分という自然に出会う
    -
    幾多の困難に見舞われながらも、自分や自然との出会いを深め、必死で自分らしい生き方を見出してきた六人が、それぞれのユニークな仕事や、そこに至るまでの半生を語る。「わからないまま歩き続ける勇気」が出てくる一冊。
  • 自分の頭で考えよ――石原慎太郎100の名言
    -
    【内容紹介】 希代の作家・政治家・冒険家が『PRESIDENT』誌上に遺した日本人へのメッセージ! 名言、金言、猛言……。僕はちっとも喧嘩腰じゃない! 【著者紹介】 [著]石原 慎太郎(いしはら・しんたろう) 1932年9月30日-2022年2月1日。 神戸市生まれ。一橋大学卒業。 大学在学中に執筆した『太陽の季節』で1955年第1回文学界新人賞を、翌年芥川賞を受賞。1968年、自民党から参議院議員に出馬し、当選。1999年より2012年、東京都知事を務める。ミリオンセラーとなった『弟』をはじめ、『法華経を生きる』『老いてこそ人生』『天才』『「私」という男の生涯』など著書多数。 【目次抜粋】 編集部によるまえがき 第1章 私という男の生き方 第2章 政治家として 第3章 日本はどう生きるべきか 第4章 冒険的人間論 第5章 文学とは何か、芸術とは何か 第6章 家族・教育・恋愛 第7章 老いについて 第8章 宗教観・死生観 初出一覧
  • 自分の声をチカラにする
    値引きあり
    5.0
    「声を磨けば人生は変わる」。 動画の総再生回数3億回超! 人気歌い手・ウォルピスカーター初著書。 独学で1オクターブ半の音域を拡げた高音のスペシャリストによる、声の仕組みと磨き方を綴ったエッセイです。 ごく普通の男子高校生だった著者は、日々の歌唱練習&動画投稿により自身の声をロートーンからハイトーンに成長させ、人生が大きく好転しました。 「歌唱力が抜群に上がった」「明るくなった」「人と上手にコミュニケーションが取れるようになった」「同じような仲間ができた」etc. 仕事においても、歌い手としての活動だけでなく、CDリリース、ライブ活動、ラジオMCといった「声」を軸とした多彩なビジネスを展開するまでに。 「声」は、人が持つ代表的なコミュニケーションツール。 高い、低いなど個人差はあれど、日常でちょっと意識するだけでも声の伝わり方は変わります。 本書では、声の理論や発声メソッド、ビジネス展開など、ウォルピス流の声の活かし方を紐解きます。 著者が実際に行ったボイトレ方法や、貴重な楽曲制作の裏側なども紹介。 人気歌い手Gero、あらきを交えた特別対談も収録します。 声を生業にしたいクリエイターはもちろん、歌が上手くなりたい人や、人とコミュニケーションを取ることが苦手な人にぴったりな一冊です。 また、本書のカバーイラストは、ウォルピスカーターはもちろん、YOASOBIなどのMVも手掛ける 気鋭のアニメーション作家・イラストレーターの南條沙歩の描き下ろし。 コラムのイラストは、お笑い芸人のイラストが度々SNSでバズり注目を集めるdoccoが担当するなど、 人気クリエイターたちによるイラストも必見です。
  • 自分の花を咲かせよう 祈りの詩人 坂村真民の風光
    -
    「念ずれば花ひらく」「二度とない人生だから」など、今なお人々の心を揺さぶる数多くの詩を生み出した坂村真民。本書は、不世出の詩人の生涯を紹介する評伝と、真民詩によって励まされ、生きる勇気をもらった有名無名の人たちの人生模様を、神渡良平氏が丹念な取材を積み重ねて二部構成で書き下ろした力作である。第一部では、柔道オリンピック金メダリストの山下泰裕氏や、イエローハット創業者の鍵山秀三郎氏、円覚寺管長の横田南嶺氏など、各界の著名人が真民詩によっていかに大きな影響を受けたかを紹介。また、名も知られない市井の人々の、涙なくしては聞くことのできない真民詩との関わりについても丹念に描き出している。第二部は、真民氏が暮らした愛媛県砥部町での取材も踏まえ、真民氏の誕生から逝去までを丹念に辿る。まとまった伝記のない真民氏の初の評伝となっている。人々の心の灯火であり続けた“祈りの詩人”の世界を味わえる一冊。

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  • 自分マーケティング――一点突破で「その他大勢」から抜け出す
    3.8
    「自分マーケティング」とは、会社員、フリーランス、社内、転職、年齢がいくつでも有効な、「その他大勢」から抜け出すための戦略。本書では、自分の商品価値を知る術を提示し、それにより「一点突破」する方法を豊富な事例と共に紹介し、自分の商品価値を高めるアイテムを披露。「AI失業時代」にどう対処するか。厳しさを増す成果主義にどう対応するか。「自分マーケティング」はそんな時代の“武器”となります!
  • 自分も傷つきたくないけど、他人も傷つけたくないあなたへ
    4.4
    (目次) CHAPTER 1 心と身体を傷つけられないために 1 ジェンダーを学んで生きやすくなろう 2 ジェンダー感覚をアップデートさせる秘訣 3 心と体を傷つけられないための護身術 4 好きなおでんの具はなんですか--ハラスメントをなくすために CHAPTER 2 うっかり誰かを傷つけないために 1 「○か月だったらもうしゃべるの?」--相手のつらさに寄り添うために 2 「そんなの普通だよ、大丈夫だよ」--苦しみを無視しないために 3 「〇〇なんて関係ないよ」--自分の特権に気づくために 4 「老後は沖縄に住みたいな」--無邪気に消費しないために CHAPTER 3 パートナーのジェンダー問題に悩むあなたへ 1 アサーティブな対話で夫婦円満ライフハック 2 「拙者のトリセツ」を作って夫婦円満ライフハック 3 ジェンダーの話になるとケンカになる問題 4 夫と子育てするのが無理ゲーすぎる問題 5 夫婦の家事問題を解決するライフハック 6 男性育休取得のためのライフハック CHAPTER 4 ヘルジャパンで傷ついた女子のお悩み相談室 1 恋愛経験ゼロだけど幸せな結婚がしたい 2 喪女歴が長すぎて婚活がうまくいかない 3 痴漢されてから婚活意欲が激減してしまいました 4 ジェンダーイコール男子はどこにいる? 5 発見! ジェンダーイコール男子はここにいた 特別対談 小島慶子さん×アルテイシア 「女子校育ち、非モテ、真夜中の叫び--ジェンダーを知ったら自分にも他人にもやさしくなれた!」
  • 自分らしい最期を生きた人の9つの物語
    4.5
    終末期医療患者の願いをかなえる付き添い看護サービス「かなえるナース」。その現場で起きていたこととは……。温かい涙があふれ出るドキュメンタリー短編集。 【前書きより】 人は、心からやりたいことや願いを描いたとき、とてつもないパワーが湧いてきます。 それまで意識がもうろうとしていた方が目を覚まし、寝たきりだった方が起き上がり、 念願のときをめいっぱい楽しむ姿を何度も目の当たりにしました。 「願い」が、病を、余命を超える瞬間があるのです。 本書では、人生最期の願いをかなえ、自分らしい人生を生き切った9人の方々とそのご家族の物語をお届けしていきます。 その中には「かなえるナース」でお手伝いした方々をはじめ、訪問看護師時代に出会った方々や自分自身の家族のエピソードもあります。 命の残り時間が迫る中、ご自身や、かけがえのないご家族のために、なんとしてでも思いを遂げようとする。その姿に幾度となく心打たれる場面がありました。 この本には、それぞれの方たちの願いの実現をお手伝いする中で、僕自身が見たこと、感じたことをありのままにつづりました。 9つのストーリーの中に、皆さんの心に残る何かが見つかりますように。
  • 自分らしく生き、そして逝く~高齢者医療のあり方を学ぶ
    -
    特別養護老人ホーム「かりぷ・あつべつ」における13の実話と向き合い「一人ひとりの生き方」「本人が望む医療とは」を考え続ける。一人の医師から、入居者さん、ご家族、介護に携わる方へのメッセージ。
  • 自分らしく生きる 人間らしく生きる
    -
    時流に流されることなく、踊らされることなく、自分の持ち味を出して生きるために必要なのは何か。どうすればもっと生きがいのある日々を過ごせるか。「自分」なき人生では、いかなる生の充実感も得られない。吟味した本物の人生を生ききるための心の指針がここにある。無駄、無粋、借りものを排した、清貧の生き方の神髄。
  • 自分らしく、を生きていく。
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「がんサバイバーがいきいきと暮らせる社会の実現」に向けて、 様々な活動を行なっているLAVENDER RING(ラベンダーリング)。 その活動の軌跡を一冊にまとめました。 本書には、プロのフットサルプレイヤーから、歌手、編集者、看護師、陶芸家、 子育て奮闘中のママなど、様々ながんサバイバーの素敵な笑顔の写真や、 インタビューが掲載されています。 病気との向き合い方、生き方の変化、家族への想い、夢や目標など。 「生きること」と向き合った結果紡ぎ出された言葉は、 がんサバイバーだけでなく、ご家族ご友人などのがんサポーター、 また人生に悩む全ての人を勇気付けるものになっています。 ※電子版では、紙の雑誌と内容が一部異なる場合や、掲載されないページがある場合があります。
  • 「自分を生んでくれた人」内村航平の母として
    4.0
    北京・ロンドン・リオデジャネイロ、五輪での華々しい活躍で世界体操界のレジェンドとなった内村航平選手。その母・周子さんが、わが子、家族、生き方について初めて綴った1冊。学生時代、体操選手として活躍した著者は現在、指導者として次世代を担う子どもたちの育成に力を注いでいる。いかに息子を世界一の選手に育てあげたか、子どもの才能をのばす環境づくりとは……幼き日のエピソードやオリンピックでの秘話、多数のプライベートショットを加え、“自分流"の教育哲学を記した好著。
  • 自分をさがして旅に生きてます
    5.0
    It''s up to you――君の考え次第だよ。自分の道は、自分でしか決められない。ニューヨークのハーレムで、基地の街・沖縄で、カスバで、多くの「今日をせいいっぱいに生きるあなた」に会った。同性愛の少年、少女娼婦、未婚の母、他人(ひと)には限りなく優しく、自分には厳しい人たちの、真剣な眼差しと笑顔をあなたに! フォト&エッセイの名作。
  • ジプシーと呼ばれた少年
    3.0
    虐待、差別、一族の厳しい掟―― ロマ族に生まれた著者が、閉ざされた世界を初めて明かす衝撃のノンフィクション! 全英ベストセラー第1位! 感動的で、示唆に満ち、愉快で、信じられないほどショッキング。 ――ヒート誌 ロマ族の目を通して見たロマ族の世界。今までの見方や考え方が覆る。 ――ワシントン・タイムズ紙 強烈で、痛ましく、ユーモアがある。 ――ニューヨーク・タイムズ紙 ロマ族に生まれ、トレーラーで転々としながら育ったマイキー。 男は強くあれという一族のなか父親から絶えず暴力を振るわれる日々は気弱な少年にとって地獄のようだったが、 閉鎖的なロマの社会に逃げ場はなく、唯一かばってくれた叔父からは性的虐待を受ける。 やがて自分が同性愛者だと気づいた彼は絶望と共に家を飛び出すが…… 虐待と偏見、閉ざされた世界と壮絶な過去を綴った衝撃の自伝。
  • 自閉症の画家が世界に羽ばたくまで
    5.0
    重度の自閉症だった息子が、フランスの美術展で受賞し、画家として活躍。 その陰には、40歳でがんで他界した妻の献身的な「療育」があった。 亡き妻の遺志を継いだ父親の子育てが花開いた感動の物語。 NHK「おはよう日本」(5月2日放送)特集で話題に! フランスの美術展(新エコールドパリ浮世・絵展)で版画作品が優秀賞に輝いたのを機に、 各地で個展を開くたびに入場者数記録を塗り替えている、愛媛県在住の画家・石村嘉成氏。 生後2歳で自閉症と診断され、暴れる、泣きわめく、発語がないなど、手の付けられない 嘉成氏をどうやれば社会に送り出せるか、と苦悩した両親による必死の子育てが始まる。 小学校では普通学級に通わせる代わりに、毎日教室で授業に付き添うなど、すべてを息子の 「療育」に捧げた母親・有希子さんは、嘉成氏が11歳のとき、がん闘病の末に他界――。 遺された夫の和徳氏は、妻の想いを継ぐべくシングルファーザーとして息子の療育に励み、 中学高校と普通学級に通わせ、高校3年間は無遅刻無欠席、父子一緒に自転車で登下校した。 高校3年の絵画の授業で版画にめざめた嘉成氏は、創作意欲を発揮して、大好きな動物や 生きものたちの姿を次々と作品に仕上げていく。母親が遺してくれた動物のビデオや絵本が、 今でも嘉成氏の創作のモチベーションになっているのだ。 一見、順風満帆にもみえる嘉成氏の成長だが、暴れる息子を前に「我が子を暴君にしない。 親が子どもの奴隷にならない」という、壮絶な覚悟の「療育」が今でも続いている。 本書は、40歳で他界した妻・有希子さんが遺した胸を打つ日記も多数掲載。 「この記録を 社会のために役立てて」と妻が言っている気がする、と語る和徳氏。夫婦の25年にわたる 苦闘の記録は、子育てに悩める人々に様々なヒントを与え、希望の書となることだろう。 ★目次より [はじめに] 石村和徳 四六時中息子に向き合った妻の信念が 子育てに悩める人への激励となれば 【1章】 自閉症の宣告 「療育」での意識改革 【2章】 母の献身、付き添い授業 そして死別…… 【3章】 父が背負った「療育」 変わった息子 【4章】 父と子でがんばる喜び 人生を変えた版画 【5章】 アートで自立の道 母の想いは永遠に [おわりに] 石村和徳 「この記録を社会のために役立てて」 と妻が言っている気がしてきたのです  石村嘉成 アーティスト活動歴&受賞歴
  • 自閉症の子を持って
    3.5
    長男が二歳の段階で軽度自閉症と診断された。医者は「適切な訓練」を受ければ、小学校入学時までに健常児に等しいレベルになると言う。しかし、「適切な訓練」を求めた著者の先には数々の障害が待ち構えていた。「重度重視」の福祉政策、専門医の決定的不足、「特殊学級」を強いる教育関係者、そして、時に「鬼」と化する自分自身の心……。これまで語ることの少なかった自閉症児の父が綴る、渾身の手記。

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  • 自閉症のぼくが「ありがとう」を言えるまで
    5.0
    *本文「幸せになる秘訣」より抜粋* 自己憐憫におちいって身動きがとれなくなったことが、どれほどあっただろう。 陽気でいるよりも、みじめでいるほうがずっとかんたんだ。 ポジティブでいるよりも落ちこんでいるほうがずっと楽だ。 人生が厳しいときにポジティブでいるためには努力が必要だけれど、 落ちこむためにはまったくなにもしなくていいのだから。 ひとりが落ちこむと、まるで伝染病みたいに、まわりのみんなも落ちこんでしまう。 だから自分の身を嘆きがちなぼくたちは、せめてまわりの人にやさしくしなければ。 どうすれば自己憐憫を乗りこえられるだろう? より楽な生活をすればいいというわけじゃない。ぼくのおばあちゃんは ものすごくたいへんな生活をしているけれど、とても陽気な人だ。 ことの大部分は「期待」と関係しているのだと思う。 人生になにか「貸し」があると思っていたら、 いま手にしているもののありがたさはわからない。 ぼくはずっと、自分をふつうの子たちと比べていた。自分を嫉妬に閉じこめ、 自分だけが人生を楽しむチャンスを逃していると思っていた。 ふつうの子だって完璧な人生を送っているわけじゃないということが わかっていなかった。 彼らはふつうの頭脳を持っていたかもしれないけれど、たぶんぼくには、 家族やファイトなど、彼らが持っていないものがあった。 自分の幸運に気づけば、自分の財産のありがたみがわかる。 ぼくは、コミュニケーションができることの幸運をかみしめている。 これをできて当然のことだとは思わない。 「この病気であることがすべて悪いわけじゃない」 このことを心に刻んで、自己憐憫と戦うのがぼくの仕事だ。 認めたくはないけれど、自閉症はぼくにいいことももたらしてくれた。 沈黙の世界で、ものごとを深く考えることを学んだ。 まわりの人たちとその感情を観察して理解することを学んだし、 この病気がすべての終わりじゃないこともわかった。 取り組むことができるとわかっている難題にすぎないのだ。 幸せになる秘訣は、自己憐憫をやめることだ。
  • 自民党幹事長 三百億のカネ、八百のポストを握る男
    -
    結党50年、その椅子に座れた者は40人に満たない。「幹事長は、総裁を補佐し、党務を執行する」。党則第8条のたったこれだけの文言が、無限のパワーを生む。300億のカネと八百のポストを握り、選挙を仕切ったのちに待つのは、栄光か転落か? 欲望と権力の力学を明快に示した必読の1冊。岸信介から武部勤まで、総理総裁への最短距離といわれる歴代幹事長の明暗と、政権政党のうまみを徹底解剖! 『自民党幹事長というお仕事』改題作品。

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