自動車会社が消える日

自動車会社が消える日

896円 (税込)

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いま自動車産業では100年に一度のパラダイムシフトが進んでいる!
生き残る会社はどこだ?

クルマの「スマホ化」が進み、EV(電気自動車)、自動運転車の開発にはIT企業や新興企業が相次いで参入。技術力をつけた巨大部品メーカーも台頭している。
トヨタ、日産、ホンダ、マツダ、VWは、この大変革にどう立ち向かうのか。

〈第1章 スマホ化するクルマ〉
「鉄の塊」ではなく「ソフトウェアの塊」となったクルマ。海外ではプラットフォームの座をめぐる争いが始まっている。
〈第2章 バーチャル・エンジニアリングという脅威〉
ユーザーには見えない開発・製造プロセスもデジタル化で変わり、日本の強みである「匠の技」が弱点に?
〈第3章 合従連衡 2000万台の攻防〉
開発コストの増大にともない中途半端な規模のメーカーは厳しい。スケールメリットと新技術を目当てに世界ではM&Aが加速する。
〈第4章 トヨタ自動車 巨人の憂鬱〉
環境の変化に合わせて先端事業の強化、系列再編、異業種との提携など矢継ぎ早に手を打つが……。「トヨタの敵はトヨタ」なのか。
〈第5章 VW 史上最大の改革〉
ディーゼル不正問題を機に改革へ乗り出した日本車の最強ライバル。社内では「我々が車を作る必要性があるのか」という議論が。
〈第6章 日産 ゴーンが抱く世界一という野望〉
ひと足はやくEV戦略を展開し、三菱自の買収を皮切りにM&Aにも意欲的。その活力を探ると「ダイバーシティ」に行きあたった。
〈第7章 ホンダ ソフトバンクに刺激されるDNA〉
迫りくる「規模の危機」を前に、自前主義を捨ててオープンイノベーション戦略を打ち出した。創業者が持っていた起業家スピリッツは蘇るか。
〈第8章 マツダ 危機こそが革新を生む〉
いち早く最先端の手法を導入して経営危機から復活。そのプロセスには日本の製造業が学ぶべきテーマが詰まっている。

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自動車会社が消える日 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    180116自動車会社が消える日 井上久男 ☆☆☆
    傑作本 トヨトミの野望の著者ではないかと推測する
    自動車業界は大きく変わりつつある 日本のメーカーは対応に後手

    1.パラダイムシフト クルマのスマホ化とロボット化
     ハードから制御ソフト ネットワークでアップデイト
     完全自動運転 人工知能と融合

    0
    2018年11月10日

    Posted by ブクログ

    自動車産業で100年に一度のパラダイムシフト(CASE(Connected、Autonomous、Shared、Electric))が進んでいる。自動車関連の会社に勤めている私にはとても気になるテーマである。
    CASEに関していろんな書籍が出ているなか井上さんは、自動車会社の組織や人事にまでも踏み込

    0
    2018年02月11日

    Posted by ブクログ

    2017年出版。少し前だが、100年に一度の変革期を迎える日本の自動車業界に対する考察。
    車両のEV化に伴なって車両は今後コモディティ化し、ソフトウェアを順次書き換えていくスマホのようなものになる。そうなると車両の性能自体にスペックは求められず、高い品質と性能を創り上げてきた自動車メーカーは消えてい

    0
    2025年05月31日

    Posted by ブクログ

    刺激的なタイトルだが、筆者の日本車メーカーへの期待が込められている。
    ただ、個人的には日本車メーカーの未来は悲観的。
    それほど、CASEは従来の車の概念を変えると思う。
    ついていけるかどうか。

    0
    2018年12月05日

    Posted by ブクログ

    年末年始に平積みになっていた新書。
    刺激的なタイトルになっているけれど、いわゆる100年に一度の変革を、経済記者の視点で、マーケットと日系主要自動車メーカーの状況についてまとめた本。
    書かれていることは、ネットや新聞雑誌で書かれていることをまとめた程度で、それ以上でもそれ以下でもない。
    自動車産業の

    0
    2018年04月09日

    Posted by ブクログ

    クルマ業界の現状とこれからがほどよくまとまっていてわかりやすい。就職を考えている電気・通信・情報・機械系の学生は読んだほうがいい。できれば中華系メーカーやタタモーターズの話もあるとよかった。

    0
    2018年02月24日

    Posted by ブクログ

    ここ数年で自動車業界において再編・連携があり報道もなされていました。報道内容を表面的に見る限りでは、三菱自動車は日産に吸収合併、トヨタとマツダの連携も規模の違いからトヨタによる事実上の合併であろうと私はなんとなく理解していましたが、この本を読むことで、それは大きな誤りであることに気づかされました。

    0
    2018年01月08日

    Posted by ブクログ

    現在の自動車業界の状況を考察した本。自動車がスマホ化していると言う。果たして日本の自動車会社は生き残れるのかがテーマで、現在の状況をよく分析し考察している。
    車の電子化の広がりで脱落するメーカーもあると思うけれど、いくら電子化が進んでも、車の基本機能「走る曲がる止まる」のノウハウは最低限必要なもので

    0
    2020年01月02日

    Posted by ブクログ

    自動車会社は消えるわけではなく、自動運転やIT化による他の業種からの参入が一層激化するというのが主旨。

    0
    2018年11月17日

    Posted by ブクログ

    昨今、自動車業界は最大の転換期を迎えているといわれています。エンジンからモーターへの駆動系の変化、ネットへの接続、自動運転への移行などの変化が一気に進もうとしています。
    これら一連の技術の簡単なおさらいと、これらの変化によって主なメーカーはどのような問題を抱えているのか等について解説しています。本書

    0
    2018年01月31日

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