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ユーザーレビュー

  • 児童養護施設 施設長 殺害事件 児童福祉制度の狭間に落ちた「子ども」たちの悲鳴

    Posted by ブクログ

    事件のことは頭にあって、亡くなられた
    背景などがわかるかと思い手に取った本。

    これだけ子どもに本気で向き合い、
    寄り添い、慕われてきた
    正義感の強い大森さんという存在が、
    失われてしまったことはかなりの損失だと
    感じた。

    でも児童養護施設にかかわる方が

    「これね、結構みんな口々にいうんですけど、
    自分が困った状況とか迷ったときに、
    大森さんだったら何て言うかなって
    考えちゃうんだよね。彼の独特の物の見方、
    考え方っていうのは、みんなの中にすでに
    内在化してるみたいで。いなくなったけど
    これからも大森さんは私たちの中にいるんだと
    思います」

    と言っていたのは印象に残ったし

    「子どもには

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    2021年12月06日
  • 児童養護施設 施設長 殺害事件 児童福祉制度の狭間に落ちた「子ども」たちの悲鳴

    Posted by ブクログ

    子どものアフターケアのために奔走いていた大森施設長が支援を受けていたAに殺害された。Aは心神喪失で不起訴。事件は埋もれていった。事件を忘れないための全力の取材。

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    2021年11月06日
  • 児童養護施設 施設長 殺害事件 児童福祉制度の狭間に落ちた「子ども」たちの悲鳴

    Posted by ブクログ

    コロナ禍の影響は社会的立場が弱い人達に現れる。例えば児童養護施設の卒業生は、児童養護施設を実家のように感じており、心のより所であるはず。コロナ禍において感染拡大の理由から気軽に施設に立ち寄ることのできない状況は当事者にとってとんでもなく辛い状況なんだろう。
    本当に細い辛うじて繋がっていた糸が切れてしまうような体験があったのがコロナ禍の影響としたあったのだ、そんな当たり前のことに気づかせてくれた一冊。

    福祉や医療の中で10代後半の子ども達をどう支えるか?皆で支えるしかないのだが、どうやってシステムを作っていくか?それは日本の課題だと思う。

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    2024年02月25日
  • 児童養護施設 施設長 殺害事件 児童福祉制度の狭間に落ちた「子ども」たちの悲鳴

    Posted by ブクログ

    この事件で亡くなられた施設長の方が本当に職員や子どもたちに慕われ、子どものために尽力しているのが伝わってきた。しかし、公私を越えて、時には私財を投げ売ってでも年齢のために施設を去る子らの生活支援にまで手をかけていたのは明らかにマンパワーの限界に近いものがあると感じた。もちろん、こういった本当に善意でもって働き続けられる信念は素晴らしいが、個人の力に頼った支援はやはり限界がある。

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    2023年03月22日

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