作品一覧

  • 「自殺社会」から「生き心地の良い社会」へ
    4.0
    毎年、自殺者が3万人を超える自殺大国・日本。1日100人が自殺する社会への処方箋とは? 生きづらい国日本の正体とは? 緊急対論! ――2004年、NPO法人「ライフリンク」を立ち上げ、「自殺対策基本法」成立の原動力となった清水康之氏と、「生きる意味」を問い続ける文化人類学者の上田紀行氏が、「自殺社会」日本の正体と、「生き心地の良い社会」への道筋を、徹底対論!〈文庫オリジナル〉 ◎日本では、毎日100人近くもの人たちが自殺で亡くなっています。未遂者は既遂者の10倍はいると言われていますから、この同じ時代に、この同じ社会で、毎日1000人もが自殺を図っていることになるわけです。それが、日本の「自殺の現実」です。 [年間自殺者3万人超 12年連続] [交通事故死者数の6倍] [イラク戦争で亡くなった米兵の10倍] [自殺による深刻な影響 国内で毎年200万人] [自殺死亡率 米国の2倍、英国の3倍]

ユーザーレビュー

  • 「自殺社会」から「生き心地の良い社会」へ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    本人がP11 で言うように、自殺の問題を徹底して掘り下げた先に、この生きずらい社会の正体を明らかにすることができたなら、’自殺社会’は、’き心地の良い社会’踏み出す足掛かりになる。というように、行政に、社会にどう自分たちがかかわるかで、社会はどんどん変わると思う。

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    2014年05月27日
  • 「自殺社会」から「生き心地の良い社会」へ

    Posted by ブクログ

    こんなに自殺が多いいんだとは思わなかった。かなり目からウロコが、というビックレの話題が満載。知っておかなきゃいけないことばかり。

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    2015年09月09日
  • 「自殺社会」から「生き心地の良い社会」へ

    Posted by ブクログ

    今週おすすめする一冊は、『「自殺社会」から「生き心地の良い社会」へ』。文化人類学者の上田紀行氏と、NPO法人自殺対策支援センター「ライフリンク」の代表・清水康之氏が自殺について語り合った対話の記録です。

    日本では、1997年の金融危機の直後に自殺者が急増し、初めて年間3万人を超えました。以来12年間、毎年3万人以上の方が自ら命を断っています。一日に直せば80人以上。数字だけではなかなか実感がわきませんが、東京マラソンの出場者数がちょうど3万人と言われると、その数字がとたんに重みをもって迫ってきます。

    でも、自殺について大っぴらに語られることはありません。自殺は忌むべきものであり、語られるこ

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    2010年10月04日
  • 「自殺社会」から「生き心地の良い社会」へ

    Posted by ブクログ

    いまの日本の社会は年三万人、一日三百人が自殺している社会。
    確かに通勤電車が人身事故でよく止まるが自殺がこんなに多いとは。
    日本より経済状況が悪い国が必ずしも自殺が多いとは限らない。
    日本の社会特有の問題があるらしい。
    日本の学校でイジメが起きやすい構造に似ているようだ。
    日本の学校は、イジメが起きやすい環境。アメリカの学校では陰湿なイジメがめったに起きないらしい。アメリカの学校は人間環境が固定されていなくて《逃げ場》が出来る。
    日本の学校は人間関係が1年間クラスで固定され《逃げ場》がない。
    日本の社会も《逃げ場》がないから自殺に追い込まれしまう人が多いのではないか。
    この不景気で自分自身も会

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    2012年02月02日
  • 「自殺社会」から「生き心地の良い社会」へ

    Posted by ブクログ

    日本はいつから、どのようにして1日約100人の自殺者を生み出す社会になってしまったのか。自殺予防の具体的な取組の提言を含んだ対談集。巻末に相談先リストを付した点も評価したい。
    隔週誌のビッグイシューで組んだ対談がもとになっているようなのだが、ビッグイシューがオリジナルで出版するのは難しかったのだろうか。一般書の出版は、ビッグイシューの知名度を高めるチャンスになると思うのだが。資金面など簡単なハナシではないのだろうな。

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    2010年06月25日

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