作品一覧 2022/08/19更新 ガウディ伝 「時代の意志」を読む 試し読み フォロー 〈辞書屋〉列伝 言葉に憑かれた人びと 試し読み フォロー ティラン・ロ・ブラン 試し読み フォロー ニューエクスプレスプラス カタルーニャ語 試し読み フォロー 物語 カタルーニャの歴史 増補版 知られざる地中海帝国の興亡 試し読み フォロー レアルとバルサ 怨念と確執のルーツ スペイン・サッカー興亡史 試し読み フォロー 1~6件目 / 6件<<<1・・・・・・・・・>>> 田澤耕の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 〈辞書屋〉列伝 言葉に憑かれた人びと 田澤耕 カタイ本かと思いきや、語り口は読みやすく内容もおもしろかった。 世に数多ある辞書、その中からオックスフォード辞典やヘブライ語、カタルーニャ語などを選んで、それを作った人を紹介している。どれもとにかく時間がかかっているところにまず驚く。何十年と・・・完成を見ずに亡くなった人もいるというから、まさに人生...続きを読むをかけての大事業だ。 辞書がなければそのまま消えていたかもしれないヘブライ語などを、なんとか残そう、復活させようと尽力した人々の様子はドラマティック。同胞からの批判や無理解、資金繰りなどに苦しみながら・・・本当に、じんとくるものがある。 辞書という存在が、言語の存続にまず必要だというのが、なんというか目からウロコだった。 Posted by ブクログ 〈辞書屋〉列伝 言葉に憑かれた人びと 田澤耕 新幹線の中で一気読み。三浦しをん「舟を編む」で興味を持った辞書編纂の世界を事実に基づいて紹介。文章が流麗で読みやすく、小説を読んでいるように次々に逸話が紹介される。辞書は文化だと感じ入る。面白い。星6つ! Posted by ブクログ 物語 カタルーニャの歴史 増補版 知られざる地中海帝国の興亡 田澤耕 カタルーニャ視点で歴史を見るというのは新鮮で面白かった。特に中世はアラゴンとしてしか見てなかったから余計に。増補版で加筆された箇所は、現在の独立運動のルーツを理解する良い助けになると思う。 Posted by ブクログ レアルとバルサ 怨念と確執のルーツ スペイン・サッカー興亡史 田澤耕 ・1914年バルセロナ、ジロナ、タラゴナ、リェイダの合同体がカタルーニャ自治体連合を確立。 自治政府ではなく、あくまでも行政上の連合体だったが、スペイン王位継承でバルセロナが支持したハプスブルク家がブルボン家に負けて以来、カタロニア語の使用すら禁止されていたので、政府回復の第一歩として重要だった ・...続きを読む1919自治憲章案を中央議会に提示するが却下される。カタルーニャ人は19c末スペイン随一の工業地域となったが、英国製品に質、値段で敵わず、国内産業育成のための保護貿易を主張。 これにより、国民から「自己中心的」「金の亡者」とのイメージが出来上がった Posted by ブクログ 〈辞書屋〉列伝 言葉に憑かれた人びと 田澤耕 自分の中で“辞書本”不動の第1位は高田宏『言葉の海へ』、第2位は『舟を編む』なんだけど、第3位に急浮上してきたのが本書。 ちょっと時系列がわかりにくい文章もありますが、一人ひとりの“辞書屋”のエピソードが面白くて、あっという間に読んでしまいました。 ただの字引としての辞書ではなく、国家や民族の証とし...続きを読むての辞書を、使命感をもって作り上げていく“辞書屋”たちがなんと魅力的なことか。 『ヘブライ語大辞典』と『スペイン語用法辞典』の話が特にお気に入り。これ、誰かがもっと長い小説に仕立て上げてくれたら面白いと思うんだけどなぁ。 Posted by ブクログ 田澤耕のレビューをもっと見る