作品一覧

  • レアルとバルサ 怨念と確執のルーツ スペイン・サッカー興亡史
    3.5
    首都マドリードを本拠地とするレアル・マドリードと、スペインから独立の気運さえあるカタルーニャの熱狂的ファンに支えられクラブ以上の存在と言われるFCバルセロナ(バルサ)は十九世紀末の創立以来、サッカーにとどまらず激しく対立してきた。スペイン近代史、民族問題ともからむ両チームの百年以上にわたる憎悪と反目の歴史・構造を、判定・移籍等でもめ、社会問題にまで発展することもあった試合・事件とともに活写。
  • 〈辞書屋〉列伝 言葉に憑かれた人びと
    4.2
    1巻946円 (税込)
    長期間に及ぶ地道な作業が要求される辞書の編纂、そこにはさまざまなドラマがあった。世界最大の『オックスフォード英語辞典』、日本初の国語辞典である『言海』、ヘブライ語を死語から甦らせた『ヘブライ語大辞典』、カタルーニャの地位向上をめざした『カタルーニャ語辞典』、メキシコの不毛の開拓地でやむにやまれず作られた『西日辞典』……。〈辞書屋〉たちの長く苦しい道のりを、自らも辞書屋である著者が活写。
  • ガウディ伝 「時代の意志」を読む
    3.0
    アントニ・ガウディが活躍した十九世紀のバルセロナとはどんな都市だったのか。奴隷貿易が生んだ「黒い金」を元手にガウディのパトロンとなった新興富裕層、チャンスをもたらした建築ラッシュ、経済力が生んだナショナリズムと独自文化の再評価…これらのどれ一つが欠けてもガウディの建築群は誕生しなかった。知られざる作品も紹介しながら、その異能がどのように誕生し、発揮されていったかを、同時代史の中に位置づける。
  • 物語 カタルーニャの歴史 増補版 知られざる地中海帝国の興亡
    3.3
    1巻1,012円 (税込)
    バルセロナを中心にスペイン随一の繁栄を誇るカタルーニャ。かつてイタリアや遠くギリシャまで地中海全域を支配した大帝国だった。建国の父・ギフレ毛むくじゃら伯、黄金時代のジャウマ征服王や、騎士・錬金術師・怪僧らが地中海狭しと活躍する栄光の中世から、長い衰退期と混乱を経ながらも再生への努力を続ける現代へ。20世紀初頭のバルセロナの繁栄、スペイン内戦、21世紀の独立運動までを増補した決定版!
  • ティラン・ロ・ブラン 1
    -
    1~4巻1,177~1,254円 (税込)
    セルバンテスが『ドン・キホーテ』の中で,「世界一の本」と絶讃する,騎士道小説の最高傑作.騎士ティラン・ロ・ブランの地中海を巡る冒険と,絶世の美姫との愛の日々が,絢爛豪華な宮廷生活を背景に驚くほど生き生きと描写される.『ドン・キホーテ』『アーサー王物語』『デカメロン』などと同列と評される,世界文学の大古典.バルガス=リョサによる〈日本語版への序文〉を付す.(全四冊)

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  • ニューエクスプレスプラス カタルーニャ語
    -
    1巻3,465円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 バルセロナの心に触れたいあなたへ スペインの北東に位置するカタルーニャ自治州。画家のダリやミロ、音楽家のグラナドスやカザルスを輩出し、州都バルセロナはガウディの建築やバルサのサッカーなどの魅力にあふれています。そんなカタルーニャの公用語のひとつがカタルーニャ語。話者人口は600万人ほどで、スペイン語やフランス語とも似ているロマンス諸語のひとつです。バルセロナ大学に留学する主人公といっしょに、会話と文法の両面からカタルーニャ語を学んでみませんか。★音声アプリ無料ダウンロード
  • 〈辞書屋〉列伝 言葉に憑かれた人びと

    Posted by ブクログ

    カタイ本かと思いきや、語り口は読みやすく内容もおもしろかった。
    世に数多ある辞書、その中からオックスフォード辞典やヘブライ語、カタルーニャ語などを選んで、それを作った人を紹介している。どれもとにかく時間がかかっているところにまず驚く。何十年と・・・完成を見ずに亡くなった人もいるというから、まさに人生をかけての大事業だ。
    辞書がなければそのまま消えていたかもしれないヘブライ語などを、なんとか残そう、復活させようと尽力した人々の様子はドラマティック。同胞からの批判や無理解、資金繰りなどに苦しみながら・・・本当に、じんとくるものがある。
    辞書という存在が、言語の存続にまず必要だというのが、なんという

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    2016年02月19日
  • 〈辞書屋〉列伝 言葉に憑かれた人びと

    Posted by ブクログ

    新幹線の中で一気読み。三浦しをん「舟を編む」で興味を持った辞書編纂の世界を事実に基づいて紹介。文章が流麗で読みやすく、小説を読んでいるように次々に逸話が紹介される。辞書は文化だと感じ入る。面白い。星6つ!

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    2014年08月28日
  • 物語 カタルーニャの歴史 増補版 知られざる地中海帝国の興亡

    Posted by ブクログ

    カタルーニャ視点で歴史を見るというのは新鮮で面白かった。特に中世はアラゴンとしてしか見てなかったから余計に。増補版で加筆された箇所は、現在の独立運動のルーツを理解する良い助けになると思う。

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    2020年08月03日
  • レアルとバルサ 怨念と確執のルーツ スペイン・サッカー興亡史

    Posted by ブクログ

    ・1914年バルセロナ、ジロナ、タラゴナ、リェイダの合同体がカタルーニャ自治体連合を確立。
    自治政府ではなく、あくまでも行政上の連合体だったが、スペイン王位継承でバルセロナが支持したハプスブルク家がブルボン家に負けて以来、カタロニア語の使用すら禁止されていたので、政府回復の第一歩として重要だった
    ・1919自治憲章案を中央議会に提示するが却下される。カタルーニャ人は19c末スペイン随一の工業地域となったが、英国製品に質、値段で敵わず、国内産業育成のための保護貿易を主張。
    これにより、国民から「自己中心的」「金の亡者」とのイメージが出来上がった

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    2016年09月11日
  • 〈辞書屋〉列伝 言葉に憑かれた人びと

    Posted by ブクログ

    自分の中で“辞書本”不動の第1位は高田宏『言葉の海へ』、第2位は『舟を編む』なんだけど、第3位に急浮上してきたのが本書。
    ちょっと時系列がわかりにくい文章もありますが、一人ひとりの“辞書屋”のエピソードが面白くて、あっという間に読んでしまいました。
    ただの字引としての辞書ではなく、国家や民族の証としての辞書を、使命感をもって作り上げていく“辞書屋”たちがなんと魅力的なことか。
    『ヘブライ語大辞典』と『スペイン語用法辞典』の話が特にお気に入り。これ、誰かがもっと長い小説に仕立て上げてくれたら面白いと思うんだけどなぁ。

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    2015年05月22日

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