国谷裕子の一覧
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ユーザーレビュー
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国谷裕子が東京藝術大学で「藝大」を学びながら、「教育」と「アート」と「社会」を考える。
あのクローズアップ現代のキャスター降板後、国谷裕子さんは東京藝術大学理事を務めているという。本書は藝大の教員との対談を通じて、芸術とは何か、社会とのつながり等を考える試み。
あのベストセラーに「秘境」と評され
...続きを読むた芸大について、焦点を合わせ正にクローズアップする。大学のHPの企画が発展した本。
各教員の芸術に足を踏み入れるきっかけ、恩師との出会いなど。さすが取材のに長けている筆者ならでは。
コロナ禍や不況でメセナ活動ほか芸術に対する風当たりは強い。そんな中だからこその芸術、アートの大切さを教えてくれる有意義な対談でした。
Posted by ブクログ
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世の第一線で放送された番組の制作者のひとり、キャスターとして見て捉えた世界を知れる本。
また、国谷裕子さんの職業半生を自伝的に知れたこともとても印象的だった。たまに番組を見ていた当時はまったくそう思わなかったが、国谷さんが帰国子女であり日本語にコンプレックスを抱えてキャリアをスタートさせていたとい
...続きを読むうのはとても意外で、人に歴史ありだなと思った。
Posted by ブクログ
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中盤はだるくなって飛ばし読みしちゃったけど、どうして平凡な幸せを手に入れたいだけだったはずの人たちが、殺人に手を染め、他者を拷問するほどに先鋭化してしまうのかが怖くなる本だった。
日本でも、団塊の世代の学生運動で人を焼き殺したり、仲間内で殺し合ったのも似たような心理状態だったのかな?
渋谷暴動事件
...続きを読むも浅間山荘事件も理解できない。なぜあんな蛮行を?
当事者たちはイデオロギーがどうのこうのと言い募るかもしれないけれど、ただ単にサイコパスだったか、人間関係を含む異常な環境から抜け出せず人間性を見失ってしまったかという話なんじゃないのかな。
単なるサイコパスはそれほど多くはないはずだから、つまり異常な環境下で不安定な足場に立つ自分を見つけたら、その自分は案外簡単に他者を拷問したり殺したりしてしまうかもしれないと想像できてしまうのが恐ろしい。
少なくともロバート・バーカイクによるジハーディ・ジョンの物語からは、あるグループを排除するというやり方では、問題を解決できないどころか、新たな無数の問題を作り続けるはめになるとわかる。
ジハーディ・ジョンのしたことは、彼が過去に受けた不平等や差別的取扱いをもってしても許される余地のない恐ろしい
蛮行だ。同じ環境でもテロリストになんかならない人のほうが多いはずでしょ。
でも、イギリスの社会がもっと公正な場所だったなら、ジハーディ・ジョンのような短絡的なアホでも、誰も殺すことなく普通のロンドン市民として、今も生活していたかもしれない。
差別や排斥の問題は根深くて難しい。差別を受ける当事者が加害者になると、更に複雑になる。その恐ろしいまでの複雑さが現実だ。
読み飛ばしたとか最初に書いておいてこんなことを書くのもなんだけれど、現代を生きていて、この世の中がどうなっているのか考え続けたい人なら、この本は読む価値があると思う。
私はラストの章で登場したDr Jonathan Leader Maynardの記事か本か論文を読みたい。日本語訳が無さそう…ネットを見れば、多分英語で書かれた何かしらを見つけられるでしょう。がんばろう。
Posted by ブクログ
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NHK「クローズアップ現代」のキャスターを1993年の初回から2016年まで23年にわたり務め終えてまもない頃の国谷さんの著書。彼女が出てる番組を何度かは見たことがあるけれど、一方で絶賛する人がわりと身近にもいながら番組の進行役としてしか認識していなかった自分。
ところが、この本を読むと彼女が23年
...続きを読むもの間、真摯に伝えることをまっとうしようと番組に向き合ってきたことがわかる。この本では「キャスター」といっているけど、彼女自身が本書中で紹介しているように、米国ではこういう立場の人は、メディアの情報を視聴者に渡す最後の走者という意味で「アンカー」という。彼女はその責任を十分に認識しながらアンカーを務めていたんだなあ。
「クローズアップ現代」が23年も続いていたんだということも、数えればわかることながらもっと短い印象だった。そしてこの23年を振り返る本書の終盤を読んで、日本が世界が経済の停滞とか安全保障の均衡とかいろんな意味であんまりよくない方向に向かいつつある感じを強くもった。漠然とした印象では、世界はだんだんよくなっているものと(このコロナ下の2年くらいを除いては)思っていたんだけどそうではないのか。
国谷さんの人物像にしろ、日本経済や世界情勢にしろ、漠然とした印象だけで物事をとらえてるのっていかん、いかん。
Posted by ブクログ
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このタイトルを思いついた時点で優勝という感じですが、藝大の教授陣へのインタビューを中心とした本です。このインタビューに出てくる方々は孤高の芸術家ではなく、どの方も社会とのつながりを考えているのが印象的です。他の教授陣もそんな考えなのか、他の方のインタビューも読みたくなりました。
Posted by ブクログ
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