【感想・ネタバレ】グイン・サーガ139 豹頭王の来訪のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

重苦しい印象だったケイロニア編は、前巻でオクタヴィアが女帝になりました。で、一旦小休止。今回は、それ以外の話はどうなってたわけかい?という段です。いやはや、はい。面白うございました!おなかいっぱい。グイン・サーガはこうでなくては。

まずはヤガ編。ゴーラのドライドン騎士団所属のブランが、ヨナ達一行を探しているお話。飄然としていてMP満杯の強い強いじじい二人(言い方)と共に探索を続けるところが描かれ、次のヤガは、確かに『スーパー魔道じじい大戦』になりそうです。会話の味も戦闘のおどろ激しさも、グイン・サーガらしくて楽しめました。早く怒涛の展開の戦闘を読ませて欲しいものですね。

次に、時間軸は巻き戻り、前巻の直前、つまりササイドン選帝侯会議の直後にまで遡ります。ちょうどパロはゴーラのイシュトに襲撃され、またも壊滅した折、ケイロニアに逃げてきていたヴァレリウスやマリウスが、オクタヴィアの即位を知り、グインもパロ簒奪の陰にキタイの竜王の暗躍があったことや、カメロンの死を知る…つまりパロ・ケイロニア間の情報の齟齬がないように、ここで作品世界上調整がなされ、ナリスの影も今一度読者に思い起こさせられるわけです。

ヴァレリウスとグインが情勢を語り合うあたりは、ぐっと来ますね。悪し様に言われるシルヴィア皇女ですが、グインにとってはやはり、愛した女性だったことがわかって、泣かされます。

第三話めは、懐かしい!スカールとスーティのヤガへの旅が描かれ、ウーラやザザも顔を出します。五代さんの次巻では、おそらくスーティ親子の対面や、スカールを巻き込んだ『スーパー魔道じじい大戦』が見られそうだと、本編の中で動いている大きな話…。

1ケイロニアの陰謀編
2パロとイシュトのゴーラ対決の密かな伏線編
3ヤガとミロク教、つまりキタイの暗躍編
4グインやキタイのような、外宇宙から飛来したらしい亜人種たちのお話。つまり失われたグインの記憶に関するあれこれ。

の空白が埋まって前に進み、読者もきっちり知識のおさらいが出来ました。ああすっきりした。

次は宵野ゆめさんの執筆でケイロニア編のはず。

私個人はスーティばっかりいい子なんじゃなくて、ドリアンも、シリウスも、グインのお子ふたりも、マリニアも、次の世代は一丸となって中原を治めていく、新国家の幕開けをグインが見届けて、彼が旅立つ…てのを見たいので、ため息が出そうなのです。はい。

ともあれ、発売されたばかりの最新刊まであと数冊。

これからケイロニア編に戻ります。

0
2019年05月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

確かにこの巻は”あとがき”から読んで件の虫の部分は
すっ飛ばして読むのがよろしいかとw
(自分は毎度あとがきから読む派で^^;注意しながらも
さらっと読み飛ばしましたw)

で、肝心の内容ですがヤガでブランにミロクの老僧達、
グインにヴァレリウスたちにスカールまで出てきて結構核心部分。
物語がさくさく進んで、最後にまたヤガ。
続きが気になりすぎます!!
久々大満足の139巻♪

0
2016年10月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

グインもお出ましだし、
だんだんお二人の描き出す登場人物が
グインワールドにしっくりしてきた感じがする。
わくわく、どきどき。

一つだけ気になることが。
決して揚げ足取りするつもりはないけれど。
前巻でグインは戴冠式の最中抜け出して、
シリウス救出に向かったのではなかったのか?
その場所は、北の方のはず。
この巻では、南部のワルド山中に出没してる。
「古代機械」か「閉じた空間」でも使わなくちゃ、
馬で走りとおすのは、無茶だわ。

0
2016年08月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ヤガでブロンは囚われ、脱出中。ミロクの僧ソラウィンとヤモイシンに会う。
パロ亡命中のヴァレリウスたち。アッシャは魔道士になると決めるのであった。ただし、家族を焼き殺された(その前に刺殺されたのだが)娘イリーンはアッシャへの復讐に燃えるのであった。で、グインに会う。パロ奪回のためにレムスを担ぎ出しては・・と進められる。
スカールはスーティを連れて、追手キタイ兵をまき、フェラーラから脱出。
つまりは盛りだくさんなのよ。

1
2016年12月11日

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