川上弘美のレビュー一覧

  • ハヅキさんのこと

    Posted by ブクログ

    短編よりも短い10ページほどのお話ですぐに読めてしまった。短いだけに細かい説明がなく読み手の想像をふくらませなければならない部分もある。20年前のこと、とかもあるから短い話の中にその人の半生にまたがっていたりするから行間を読んでじっくりと文章を読むとまた違う感想になりそうだ。

    0
    2022年10月02日
  • 溺レる

    Posted by ブクログ

    【2022年58冊目】
    タイトルの「溺レる」も含め、男女の恋愛について書いた短編集。解説を読んで気づいたが、登場人物は全員何かから逃げている。逃げているというか離れようとしているというか。

    しんしんとした描写が続く。終始雨が降っているような雰囲気の話だった。

    0
    2022年09月27日
  • 晴れたり曇ったり

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    エッセイはその人の素の部分が見られるから、怖くもあるけどハマった時には一気に好きになります。
    小説家は難しい堅いことを考えていそうなイメージ。もちろん、それで間違ってはいないと思うけれど、結構変わり者だったりもするものですね。
    川上さんの著作は、不思議な世界観で、その不思議さが垣間見えた気もするし、そうでもない気もするし。
    秋の散歩道で、これまでに出会った人や想い出、考えたことがとりとめもなく際限なく蘇ってくる感覚が分かる気がしました。

    0
    2022年09月25日
  • 100万分の1回のねこ

    Posted by ブクログ

    ほぼ皆猫が出てくる話を書いているのに、一人だけ主題に重きをおいて猫が出てこない話を書いていて、その表現も内容も面白かった。世にも奇妙な物語みたいな内容で、才能を売りますと言ったら本当に才能が売られてしまう話。人間、その場所にある畑を耕すしかないんだなと思った、内容まんまだけど笑

    最後の谷川俊太郎さんの、本文前の作者コメントみたいなところにあった、見果てぬ夢、という表現が、とても好きだと思った。

    0
    2022年09月06日
  • 蛇を踏む

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    蛇を踏む

    著者:川上弘美
    初出:1996年文学界三月号
    1996年度上半期(第115回)芥川賞受賞作

    本棚からあるものを探していると古い文藝春秋が出て来た。最近、あちこちで目にする、というよりすっかり大御所、重鎮になった川上弘美の芥川賞受賞作発表号だった。タイトルを見ても記憶にない。他にめぼしい記事もないので、きっと受賞作が読みたくて買ったに違いないのだろうが・・・読んでみても、全く記憶が甦らなかった。買ったはいいが、読み忘れて四半世紀以上たっていたのかも。

    あの川上弘美先生は〝新人時代〟にこういう小説を書いていたのだ。といって、最近の小説もほとんど読んだことないけど。

    主人公の若い女

    0
    2022年08月17日
  • わたしの好きな季語

    Posted by ブクログ

    表紙とタイトルに惹かれて。
    少しイメージと違う言葉選びでしたが、新鮮な発見がありました。
    読み物として楽しみつつ、季語の勉強になり、さまざまな俳句に触れることができる。
    バランスの良い本でした。
    季語、おもしろいですね。

    0
    2022年07月03日
  • いとしい

    Posted by ブクログ

    川上弘美さんの小説はまともなのと、そうでないのがあるが、本作は後者だった。

    飲み過ぎてしまった日に朦朧としながら見る夢のような、輪郭がぼやけていて、よくわからない部分もたくさんあるのだけど、柔らかな語り口で丁寧に書かれた文章のなかに、確かに共感できる部分や切なく涙を誘う場所などもあってすき。

    意味があるんだかないんだか、話を進める気があるんだかないんだか、みたいな箇所も多くあるが、読み終えて本を閉じた時に、「いとしいだな」としっかり思った.

    0
    2022年06月19日
  • 神様 2011

    Posted by ブクログ

    日常は変わる。
    話す熊、よりも不可思議なことが起きる。

    体が大きいけれど礼儀正しくチャーミングな、
    時に狂気も忍ばせる存在。

    「貴方と頭の中で漢字を想像しながら呼びかけてください」

    0
    2022年05月28日
  • ざらざら(新潮文庫)

    Posted by ブクログ


     私って心のどこかで女の人しかいない世界になれば良いと思ってるのかもしれない、と思った。「大きな鳥にさらわれないよう」で描かれたみたいな川上弘美ユートピア観と私のユートピア観?が、ぼんやり重なっているのかも。
     川上弘美の描く女の人たちって、文章って、俯瞰的で落ち着いてる。恋をしても傾倒しても。
     修三ちゃんとあんこに会えて嬉しかった。順番的には、こちらが先だったけど。


    胸が痛んだ。果物絞り器でぎゅっとしぼられているように、あたしの胸は、痛んだ。
    よしもとばななの、「ソフトクリームをぐりぐりなすりつけてやりたいくらいに好きなんだ」って節と並べるくらいに好き

    0
    2022年05月10日
  • 竹取物語/伊勢物語/堤中納言物語/土左日記/更級日記

    Posted by ブクログ

    小学生の頃、現代語訳を読み耽った。ずいぶん久しぶりに読んだ。土左日記は、これはこれで有りだと思うけど、内容と背景をよく知った段階で読んだ方がいいと思った。読んだなりの解釈が狭められてしまうので、自分のものでないような居心地のわるい感じが残ってしまった。ほかの四篇は、現代の言葉がなじんで自然に読めた。

    0
    2022年05月05日
  • 猫を拾いに(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    面白い話もあったけれど、めちゃくちゃつまんない話もあった。
    読んだのが少し前になるので記憶が曖昧なんですが、
    ハイム鯖 誕生日の夜 猫を拾いに が特に面白くって印象に残ってる、が、金色の道がめちゃくちゃつまんなくて読むのをやめようと思った記憶がある。

    0
    2022年04月06日
  • 竹取物語/伊勢物語/堤中納言物語/土左日記/更級日記

    Posted by ブクログ

    何より竹取物語を森見先生の訳をやっと読めて嬉しかった

    堤中納言物語はすべらない話のオンパレードみたいな感じだった

    更級日記は初めて読んだけど筆者の夢見る夢子な少女時代から宮仕えして神仏詣りに勤しんで歳をとっていく生涯がいきいきしてて面白かった

    0
    2022年03月17日
  • 掌篇歳時記 秋冬

    Posted by ブクログ

    12人の作家による秋冬の歳時記にあわせた短編集。はじめましての作家も数人。好みはそれぞれあるけれど、こんな編集でなければ出会わなかったと思う。
    春夏編が先だったと知る。

    0
    2022年03月06日
  • これでよろしくて?

    Posted by ブクログ

    夫婦、嫁姑、嫁小姑、などなど、結婚してしまったからには、簡単には切っても切れない人間関係。

    簡単に切れないからこそ、日々の些細なすれ違いや思い違いを、まいっか。って言葉に出せなくて飲み込んでしまって、消化不良をおこしてしまうんですよね。

    消化不良のままで終わればいいのに、いつかどこかでたまらなくなって吐き出してしまって、その吐き出したものは、最初のどーでもいい出来事から、巨大な巨大な問題の塊に化けてしまってて、最終的には取り返しのつかないようなことになっちゃったりして。

    こわいこわい。

    だから『これでよろしくて?同好会』みたいな場所って、誰にでも必要なんじゃないのかなー。なんて思ったり

    0
    2022年02月17日
  • 蛇を踏む

    Posted by ブクログ

    好きな感じの話。カフカのような?なんだけどなかなか読み進めなかった。
    途中、何を読まされているのだろうかという気にもなって
    短い話なのになかなか読み終わらなかった。
    「蛇を踏む」「消える」「惜夜記(あたらよき)」の短編集。芥川賞受賞作。

    0
    2022年02月11日
  • 100万分の1回のねこ

    Posted by ブクログ

    短編集は、滅多にかわないが、表紙の絵に釣られてしまった。みなさん、楽しんで書いているようで、遊び心のあるお話が多かった

    0
    2022年02月06日
  • 夜の公園

    Posted by ブクログ

    まさかの展開でもあり、しっくりくる各々の道でもあり、余白の作り方が上手だわぁ。
    思いつめるくらいの気持ちを抱いていても、離れたら薄まる。結婚しててもそうなんだな、と思えれば気持ちが楽だし、そうあれ、と願う。

    0
    2021年12月29日
  • 真鶴

    Posted by ブクログ

    失踪した夫の妻である女が主人公
    「真鶴」と言葉を日記に残して消えたのはなぜか?
    ついてくる女は誰なのか?
    妻は真鶴へ何度も行くが・・・
    妻はあいまいなことも言いながら
    どれが現実、事実なのかはわからない
    ちょっと消化不良な感じではありました

    0
    2021年12月22日
  • どこから行っても遠い町(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    都心から地下鉄で20分程のある街。魚屋の魚春には、かたつむりの殻のように増築された3階がある。魚春には、母屋に暮らす平蔵と、増築された部屋に住む源二が不思議な同居生活を送っていた。

    基本的にそれぞれの短編でなされつつ、年も世代も少しずつずれながら、少しずつ重なっている11作。それぞれの人や家族の生活を覗き見するような、掌編である。

    魚春、学習塾、居酒屋など、わかりやすい重なりで前半は進むものの、中盤から重なってるんだか重なっていないんだか、しかもいるんか?という言うのも少しあり、中だるみが生じている。後半の作ではまた重なる部分を意識できるような作風となるため、終盤ではそういえばそういう人た

    0
    2021年12月20日
  • 龍宮

    Posted by ブクログ

    短編集8作品収録
    人間じゃない何かが主人公で語る作品が多かった
    何かっていうのは各作品のタイトルが示している
    読んでいて変な感じ、不思議な感じがありました

    0
    2021年12月20日