川上弘美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ蛇を踏む
著者:川上弘美
初出:1996年文学界三月号
1996年度上半期(第115回)芥川賞受賞作
本棚からあるものを探していると古い文藝春秋が出て来た。最近、あちこちで目にする、というよりすっかり大御所、重鎮になった川上弘美の芥川賞受賞作発表号だった。タイトルを見ても記憶にない。他にめぼしい記事もないので、きっと受賞作が読みたくて買ったに違いないのだろうが・・・読んでみても、全く記憶が甦らなかった。買ったはいいが、読み忘れて四半世紀以上たっていたのかも。
あの川上弘美先生は〝新人時代〟にこういう小説を書いていたのだ。といって、最近の小説もほとんど読んだことないけど。
主人公の若い女 -
Posted by ブクログ
私って心のどこかで女の人しかいない世界になれば良いと思ってるのかもしれない、と思った。「大きな鳥にさらわれないよう」で描かれたみたいな川上弘美ユートピア観と私のユートピア観?が、ぼんやり重なっているのかも。
川上弘美の描く女の人たちって、文章って、俯瞰的で落ち着いてる。恋をしても傾倒しても。
修三ちゃんとあんこに会えて嬉しかった。順番的には、こちらが先だったけど。
胸が痛んだ。果物絞り器でぎゅっとしぼられているように、あたしの胸は、痛んだ。
よしもとばななの、「ソフトクリームをぐりぐりなすりつけてやりたいくらいに好きなんだ」って節と並べるくらいに好き -
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Posted by ブクログ
夫婦、嫁姑、嫁小姑、などなど、結婚してしまったからには、簡単には切っても切れない人間関係。
簡単に切れないからこそ、日々の些細なすれ違いや思い違いを、まいっか。って言葉に出せなくて飲み込んでしまって、消化不良をおこしてしまうんですよね。
消化不良のままで終わればいいのに、いつかどこかでたまらなくなって吐き出してしまって、その吐き出したものは、最初のどーでもいい出来事から、巨大な巨大な問題の塊に化けてしまってて、最終的には取り返しのつかないようなことになっちゃったりして。
こわいこわい。
だから『これでよろしくて?同好会』みたいな場所って、誰にでも必要なんじゃないのかなー。なんて思ったり -