川上弘美のレビュー一覧

  • 七夜物語(上)

    Posted by ブクログ

    過去に読んだ川上さんの作品の世界感というか、雰囲気があまり得意じゃなかったので、この作品はどうだろうと恐る恐る読み始めた。
    あまりにも風変りな母親の登場に、序盤から「あぁ、やっぱり苦手かも」と思いつつ、読み進めていく。

    上巻を読み終わる頃には、この物語の虜になっている私がいた。
    さよちゃんと仄田くんが、『七夜物語』の世界に入ってから、どんどん面白くなっていくのだ。
    クラスという枠の中から、ちょっと外れ気味の二人が、この先『七夜物語』から与えられる試練を、どうやって乗り越えていくのか。
    この先が、とっても楽しみ!!

    0
    2017年08月02日
  • 古道具 中野商店(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    中野商店で働く人や、関係する人との人間模様を描いた話。曖昧な恋愛関係とか。
    こういうのは説教臭い恋愛観を話す人物が出てきて辟易することが多いが、この話はそういうこともなく、ぼんやりものを思うように読める。この感じが心地いい。

    0
    2017年07月27日
  • センセイの鞄

    Posted by ブクログ

    おもわずあっちこっちで、「せ、センセイ〜〜!!」と眉が下がる思いだった。
    なんとこんなきゅんとする物語。

    0
    2017年06月10日
  • 東京日記5 赤いゾンビ、青いゾンビ。

    Posted by ブクログ

    色々な作家さんのエッセイを読んでいますが、川上さんの面白エピソードは普段の何気ない日常からご自身が引き寄せているのかなぁ、と。類は友を呼ぶ的な・・・。普通なら見過ごしてしまう些細な事を気に留め、そしてすくい上げているからこその面白さみたいな、そんなエッセイでした。

    0
    2017年06月06日
  • 溺レる

    Posted by ブクログ

    いろんな男女が出てきた。
    細かい描写はないものの、やたら交わるのだけど、そんな部分より互いの気持ちや会話の部分の湿度や粘度が高くて驚く。
    さらっとしてる文章に見えるし、男から殺されそうになったり二人して不死身だったりと、なかなか共感できるシチュエーションでもないし、執着だの欲望だのが前面に出るよりは、ぼんやりした淡泊な主人公の一人称が多いのだけど、何故だか知ってる感情のような気がする。

    0
    2017年03月31日
  • 古道具 中野商店(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    川上弘美の作品にしては、登場人物もどこか優しい感じです。どちらかというと、吉本ばななの登場人物のような含みのあるタケオやヒトミと、美しいサキ子さんが特徴的。とてもマイルドで、わりと幸せな最後でした。名前を呼ぶだけで揺さぶられるところや、なにより途中の転機みたいなところがいくつかあるんだけれど、うまく踏み込めない若さみたいなところがとっても好き。

    0
    2017年02月11日
  • 古道具 中野商店(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    大きく感情が揺さぶられるような話ではない。かといって滔々と読めるような話でもない。なんだこれは?と不思議な感覚を持って読み切った。 他の作品と違ってズバッと君たちは恋仲!君たちの関係はお終い!ではなく着かず離れずで微妙な距離感の仲がだらだらと続いていくのがリアリティーあるなと思った。

    0
    2017年01月30日
  • ゆっくりさよならをとなえる(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    16/06/27
    タイトルに惹かれて。
    ゆっくり、さよならを、となえる。
    『なんとなくな日々』は響かなかったけど、こっちのエッセイは好き。角田光代さんぽいかんじ。

    0
    2016年06月27日
  • 光ってみえるもの、あれは

    Posted by ブクログ

    いつだって、ふつう、なのに。

    16歳の翠。母・愛子さん、祖母・匡子さんと暮らしている。ときどき訪ねてくる大鳥さんは遺伝上の父。彼女・平山水江との不自由な距離。小学校からの親友・花田の悩み。不幸ではない、でも煮え切らない、そんな日々を送る翠。ぼんやりした毎日。長崎の小島に旅し、自然の中に命をさらし、それでも生きている意味はつかんだと思えばあやふやで。けれど、また答えを探して歩き続ける。

    青春と一言で片づけてしまえば、簡単だけど、もやもやした感じ、何が不満でもなく、何も確かでなく、もどかしい16歳の頃。

    0
    2016年06月12日
  • 龍宮

    Posted by ブクログ

    川上弘美さんの「龍宮」、2002.6発行です。不思議な奇妙な男と女の物語・・・、狐塚、荒神、轟など短編8話が収録されています。女性の優しさと気まぐれ、そして母性本能が混然一体となった世界でしょうか・・・?!

    0
    2016年06月09日
  • ハヅキさんのこと

    Posted by ブクログ

    もうちょっと続きが読みたいと思わせる短編集。
    登場人物は若い人も年配の人も。
    不思議な人、不思議な関係の人。
    もう会わない(会えない)人。
    人との繋がりの儚さ、別れの切なさ、またはすっきり感。
    静かに描かれる。

    0
    2016年06月04日
  • 東京日記2 ほかに踊りを知らない。

    Posted by ブクログ

    川上弘美さんの「東京日記」、東京日記3」を読んだので、ついでに「東京日記2 ほかに踊りを知らない。」(2007.11)を読みました。母から電話で「京都から筍を12本もらいました」「12本のうち、さて、何本をあんたにあげようと思っているでしょう」「正解の場合は、その本数をあげます。不正解の場合は、1本もあげません」ものすごくあせる。京都の筍はとてもおいしい。ほしい。しばらくあせった末、「ヒントは」と聞くと、母は即座に「5引く1」と答えた。ヒントでなく、そのまま、もしかして、ひっかけ?覚悟を決めて「4本!」と

    0
    2016年06月03日
  • 東京日記 卵一個ぶんのお祝い。

    Posted by ブクログ

    川上弘美さんのエッセイ「東京日記3」を読んだので、「東京日記1 卵一個ぶんのお祝い。」(2005.9)も読みました。風邪をひいたので、6年ぶりに病院へ。張り切ってよそゆきのブラジャーをしていく。迷ったすえ、パンツもよそゆきのにする。先生が聴診器を持ったので、上着とTシャツをまとめてめくりおなかを出す。看護婦が静かにTシャツを下げ、先生はその上から~。釈然としないまま帰る。薬がなくなったので、今度はふだんのブラジャーのまま行った。Tシャツのままでいたら、めくられ肌に聴診器を~。釈然としないまま帰った。

    0
    2016年06月03日
  • 龍宮

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    短編。

    酒を飲みながら話しだす、昔は蛸だったという男。
    14歳の姿であらわれた神々しい存在となった曾祖母。
    時々ケーンと鳴く老人と、ヘルパーの関係。

    台所の神様と欲求不満主婦。
    人間を拾って歩くモグラ。
    姉たちとの各々の生活、妻との日々。

    先祖に恋をした200歳の子孫。
    海に住んでいた頃の記憶、人間との生活。

    2008年に一度読んでいるので再読。
    お話の最後の終わり方がどれもいい。

    「島崎」
    愛してるの。何回もわたしはつぶやいた。先祖の膝の上で、島崎の夕日をじっと眺めた。

    「海馬」
    私は海馬に戻って、海を泳いだ。~昼も夜も尽きるところをめざして、どこまでも、走りつづけた。

    不思議

    0
    2016年05月24日
  • なめらかで熱くて甘苦しくて(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    川上弘美は面白い、という印象があったのだけれど、最初の数篇はあまり馴染まなかった。馴染まないというか、今の自分には理解出来ないものなのかもしれない。ignisとmundusは、そうそうこれこれ、って感じではあったのだけれど、やはりどこか物足りない感じがあった。
    160503

    0
    2016年05月08日
  • 七夜物語(中)

    Posted by ブクログ

    上巻を読んだまま、すっかり忘れてしまい久々に読んだ中巻。
    児童書の様な読み易さなのだけれど、内容は難しい。
    難解という意味ではなくて、つい考え込んでしまう様な内容。

    表紙が何とも素敵で惹かれます。

    0
    2016年04月06日
  • 龍宮

    Posted by ブクログ

    川上弘美さんのパスタマシーンの幽霊を探しにいって この本を見つけました
    不思議な人間でわないものの話
    島崎が好きです。

    0
    2016年03月29日
  • ニシノユキヒコの恋と冒険

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    どーしようもしょうがないニシノユキヒコ君と、彼を巡る女性達のお話。
    と、読む前にあらすじを眺めて、もしかしたら「悪女について」ばりにどろんどろんしたお話かと戦々恐々しつつ開いたのは内緒。
    そしてどうしようもなさ加減に脱力。
    もし目の前にニシノ君がいたら、もーほんとダメな人だなぁ!って背中ひっぱたいてるかも。

    0
    2025年05月28日
  • いとしい

    Posted by ブクログ

    相変わらずよくわからない世界観。
    淡々と進んでいくんだけど、恋愛小説なのかな? と最後に疑問符がつくような小説。

    0
    2016年02月13日
  • ゆっくりさよならをとなえる(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    数ページずつのエッセイ集。
    日常の、なんでもないところから話が発展していたりして、う~む。と思ってしまうことが何回か。
    この人の書く小説はあんまり好きじゃなかったけど、これは面白かった。

    0
    2016年02月13日