川上弘美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
なまめかしいタイトルから、想像していたものと少し違った(それはそれでよいが)。重い、この時期重いのは辛く、星三つになった。
生(母性も)と性と死を描いてある。話を追うごとに難解になってゆく。
二つ目の「terra」。また私は川上さんの世界に引きずられてゆく。沢田と対話しているのは、女友達と思っていたら違った。最後に謎が明かされる。死の無念さをこんなにも淡々と語って、いや淡々だから余計にやるせない。
「死んじゃったな、麻美」
「つまらないなあ、死ぬと」
あなたが巻いてくれなくなったので、最後に自分で巻いてみた左手首の紐を確かめようとしたけれど、もう体がないので、できない。
土に還って二酸化炭素や -
Posted by ブクログ
ネタバレイケメンで優しくてセックスも上手くて、そして良い声の持ち主、ニシノユキヒコ。
彼と関係のあった女の人達が、ニシノユキヒコとの思い出やら本人について語るのだが…
こういう男って、現実にいるよね。ってのが感想。
生粋の女たらし。めちゃくちゃモテる。
女の人から別れようって言われると、途端に寂しそうにする。いるわー。笑
さて。そんなニシノユキヒコだが。
人を愛するっていうのはどういうことなの?とか、お姉さんのこととかで、彼なりに様々思い悩んでいた。
読んでいて、何だが掴み所のない男だなと思った。
自分の欲求に素直に従っているような感じなんだけど、それだけじゃないんだよね。
読後感は、何か夏の夕 -
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Posted by ブクログ
「るつ」という音の名前を持つ複数の女性の生涯を、パラレルワールドのように並行して綴った物語。
前半は「留津」と「ルツ」という二人が登場し、後半になると「るつ」「流津」「瑠通」「る津」「琉都」などというように徐々に主人公が増える。彼女たちはどのストーリーでも同じ家庭に生まれるが、その家族構成は母の生死、父母の関係性などの点で微妙に異なっている。その小さな枝分かれが、やがて森の木々のように入り組んで、後の人生に大きく差をつけていく。
「るつ」たちの友人や恋人、同僚は、彼女の人生に登場するタイミングを変えながら、それぞれのストーリーに登場する。すなわち、あるストーリーでは友人だった女性が違うス -
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