あらすじ
川上弘美の人気日記シリーズ、待望の最新作! 東日本大震災、引っ越し、入院、手術……。
2010年~2013年は、ほんとうに、いろいろなことがありました。カワカミ・ワールドのエッセンス。
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面白くて一気読みしてしまった!
一番好きなのは、学生時代何をするにも一緒の仲良し四人組が年を経て集まった時のビックリするくらいバラバラな話。
不良になりました。のエピソードも笑える。
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川上ワールド全開!!!
日常のエッセイなのに、いつもの短編集を読んでるような感覚。
日頃からあのような感覚で周りを見れたら、おもしろいだろうなと思いました。
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現実と空想の入り混じる東京日記シリーズ、第四弾。
いつになく期待を裏切らない。
淡々とした文の中にどこか可笑しみがあって、読んでいるとついニンマリしてしまう。
外国のホテルでの、セシリアとの手紙やチップのやり取りが微笑ましくて好き。ぱんつネタで落とすあたり、さすが川上さん。
イグアナのアイドリングちゃんのその後も気になるところ。
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川上さんは、いい!素晴らしく、変な人であるwww
本人曰く「ヘンなのは、私じゃなくてまわりの人たち!みんなが、ヘンなの!私じゃないっっ!!」ということではあるがw
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大好きなシリーズ。
ひょうひょうとした語り口で、ちょっと変な視点での日常を短いセンテンスで書いている。
布団の上で日向ぼっこしているどこぞのイグアナに恋をしたり、失恋したり、また再開したり、やっとパソコンに買い替えたはいいけれど、ソリティアに延々とはまったり、と時々吹き出しそうになりながら読み進むと、忘れられない『あの日』がやってくる。
この作品のスタンスは崩れず、淡々ひょうひょうと日常は続く。
けれど、ここかしこに作者の気持ちはちりばめられている。
願わくば、作者が一日でも早くソリティアができることを。
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約10年ほど前に出版された本でした。身近な出来事の瞬間を、要領を得た短い言葉で綴られていて、その光景が頭の中で広がりました。
加齢臭と古本の匂いは、同じ成分であると聞いてびっくりする。の一文にびっくりしました。
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ありそうで、なさそうな。なさそうで、ありそうな。
でも実際には気付かず素通りしていそうなエピソードの数々。
別次元の話ではないのに、なんだか不思議な情景に思えるのも、また不思議。
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不思議な川上弘美さんの日記風、フィクションエッセイ(?)
3.11のあった時なのですね。
フィクションエッセイだけど、その時はやっぱり胸が痛くなりました。
それにしても、どうやらこの日記の間に、
健康診断で要再検査があり、手術までされているのです。
大丈夫かしら?
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やっぱりすぐに会いたくて、読んでしまった
カワカミさんの日常、不思議、変な感じ
「加齢臭と古本の匂いは、同じ成分であると聞いて、びっくりする」
はい、わたしもびっくりしました
「リモコンで首を振るテレビが欲しい」
えっ?そこにこだわりますか・・・
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このシリーズがほんとうに大好きで、新刊が出たと知っていてもたってもいられず購入。
電車でにやにやしながら読みました。
毎度のことながら、本を読んだ後は文章がうつるな。
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ときどき、作家の作品より、作家自身に興味を持ってしまうことがあります。作家は作品がすべて!というひともいて、まさにそうだと思うのですが、ここでは川上さんはご本人が不思議なキャラクターになっているので、目が離せません。
東京日記シリーズ。「卵一こぶんの幸福」「ほかに踊りを知らない」「ナマズの幸運」に続く4冊目。タイトルだけでもそそられます。
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川上弘美は「センセイの鞄」と「蛇を踏む」しか
読んだ事が無かった。
あまりピンと来なかったのでそれ以降手を伸ばすことは
なかったのだけど、川上さんが私の大好きな武田百合子を
大好きだという事、好きな漫画がかぶっているという事で
エッセイに挑戦してみた。
本当8嘘2くらいの割合いで書かれた日記が
その逆の配合よりうんと面白かった。
これ以上やっちゃうと笑えないギリギリがいい。
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この人のエッセイはやっぱりイイ。
なんだか虚実ないまぜなデビュー時の嘘日記「椰子、椰子」的な雰囲気が色濃く残ってる。
あと、魅力の一つとしてはどこかですれ違っていたかもしれないというような同時代ご近所的な時空の共有感。「吉祥寺駅前のUFJ銀行」だったり阿佐ヶ谷だったり東京駅近くでのランチだったり。これは地方のひとや外国の方が読むのと地元民が読むのとでは大分読書体験としてのイメージがちがうんだろな。どっちがいいとかそういう良し悪しは別にして。
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日常のとらえ方が好き。すき。すてき。
作り話すぎなくて、うそ、ほんと、ほんとに?みたいになる。
イグアナや鷹が、この世界ではとびきりシュールで愛嬌があって、川上さんの目線で映る世界が、わたしにはたまらなくいとおしすぎる。
前の東京日記でも思ってたけど、川上さんの書く川上さんの子どもの存在が独特で可愛くっていいな。
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さらさらっと読めてしまう。
著者のゆるーい暮らしぶりが好き。
よく泣く人だなぁと思う。時々踊ったり。
外国に行くと怖くて目をつぶってばかりいた。という記述に笑う。
でも段々慣れて、大胆になる川上さん。
友だちが少ないって、声高に言えるところが素敵。
そして同志。
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川上弘美のエッセイを読むのは初めて。ユーモア溢れる文章に笑いが止まらなくなる。単なる自分語りではなく、人に読ませるところがすごくいい。日常の一部をこんな風に書ける文才が私も欲しい。
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東京日記4作目。
最初の『十七回め』からくすくす笑ってしまう。
震災以前以後って世間で言われるけれどこの連載もそれを挟んでいて、でもあからさまな変化がなくてよかった。
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東日本大震災、引っ越し、入院、手術……。2010年~2013年は、ほんとうに、いろいろなことがありました。カワカミ・ワールドのエッセンス。
日記シリーズ、面白いからイッキ読み。
震災や手術など、大変なことがあっても、川上さんの不思議な呑気さ?はそのままで、ホッとする。
大変なときこそ、少しおとぼけなことで気を紛らわせるのは、生きていく上で大事だと思う。
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川上弘美さんのエッセイ「東京日記4 不良になりました。」、2014.2発行。①加齢臭と古本の匂いは、同じ成分であると聞いて、びっくりする。(私もびっくりしましたw)②「人間を知れば知るほど犬を素晴らしいと思う」って、エリック・サティが言ってるよと、突然こどもに言われる。(私もそう思いますw)③こどもに、ピアスの穴を自慢する。こどもは、じいっと穴を見つめたあと、小さな声で「かあさん、不良になったんだ」と、つぶやいた。
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東日本大震災、引っ越し、入院、手術…。2010〜2013年は、ほんとうに、いろいろなことがありました。ぼやぼやと生きる日々の記録。『WEB平凡』連載を単行本化。
ソリティアはその後どうしているんだろう?
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Webに掲載していた日記仕様のエッセイ? いや日記か?
なんとも頼りないふわふわした感じなんだけど、
短い文章の中に、さすが小説家と思わせるオチがあり。
内容の軽さ、文の短さ等々トイレで読むのに適していました(すみません…)
イラストが可愛い。
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“「わ、わたしも、遠近両用にできないんですか」
勢いこんで聞くと、お店の人は重々しく頭をふり、
「残念ですが、お客さまは、遠くを見る時は左の目しか使っていらっしゃらないし、近くを見る時には右の目しか使っていらっしゃらないのです。遠近両用にしても、無駄なのでございます」
と、きっぱり答えるのだった。
す、すると、わたしはいつも片目でしか世界を見ていなかったのか!?
ころびやすいのも、すぐに部屋の中のものにぶつかってあざをつくりやすいのも、すべてそのせいだったのか!?
生まれて初めて知るその事実に、大ショック。”[P.16_無駄なのでございます。]
これは本当かなぁ嘘かなぁとぼんやり思いながら読む。
“昨日はようやくお酒のおかげで言葉が通じました、と、同行の日本の人に言ったら、
「カワカミさんって、ジェスチャーが上手なんですね。ことにお酒をたくさん飲んだ後では、動きがますますなめらかに」と。
言葉が通じていたのではなく、すべて身振り手振りだったのである。”[P.67_外国。]
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この「東京日記」のシリーズはほんと、ゆるいエッセイがすきなひとにはぜひ手に取ってもらいたいんだけど、311をはさむこれは、すこしだけ風合いが異なる。
ざらつく、というか。
「計画停電、なんて言葉を書くなんて」みたいなことが記してあって、この現実と虚構がないまぜになった世界観にあってなお、非現実的な出来事はしかし厳然と現実であって、しかも今も続いているのだ。
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字が大きくて読みやすかった。
著者がはまってるソリティアって何?
ひとりでできるカードゲーム?
川上弘美氏の日常を読むとほっとする。昼寝もしてるし。
安心するわ~