川上弘美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ざらざらって言葉がぴったりの短編集だった。
なんだが消化しきれず残る、ざらざらがどのお話にも描かれていた。決して、でこぼことか、ガサガサとかじゃない。不快でもないけど、心地よくもない、なんか気になる…。
「大人な恋愛」って感じのものが多かった。
他の作家さんの書く大人な恋愛は、私がまだ幼いせいか、少し引いてしまうんだけど、この短編の恋愛は、不思議と嫌悪感を抱くことがなかった。不思議。
川上弘美さんの作品の登場人物あるあるだけど、みんな、どこか俯瞰的に見ていて、淡々としているのがたまらなく好き。どこか遠いところから自分を見てて、駄目な自分のことも、十分に理解している感じ。
一番好きなのは『 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ【2023年114冊目】
大体あらすじを頭に入れずに読み出しちゃうことがほとんどなんですけど、いや〜不思議な小説でした。川上弘美さん、SFもお書きになるんですなぁと思ったけど、「蛇を踏む」もそうだったかもしれない。
主人公は突然この世に誕生した、というか存在が始まった、生命体。途中から、この生命体には個体名がつくんですけど、まあそれは置いといて。女子高生、男子高生、男性事務員とどんどんと変化していく主人公。変化する前の記憶は持っているのに、性質とかはがらりと変わるというのが面白いなと思いました。似通った性質を引き継ぐこともあれば、全く違った性質なこともあり。
確固たる己がない生命体の話だか