川上弘美のレビュー一覧

  • 物語が、始まる

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    ●物語が、始まる
    雛型とゆき子とその恋人本庄さんの奇妙な恋物語
    雛型はどんどん人間らしく男らしくなりゆき子とセックスがしたいのに出来ない
    雛型はどんどん成長しやがて元の雛型に
    最後は切ない

    ●とかげ
    幸運を運ぶ座敷とかげ
    どんどん大きくなり幸運が欲しいという欲望からどんどん大きくさせる
    奇妙で気持ち悪いがこれも面白い。川上弘美さんならではの作風

    ●婆
    自ら婆と呼ばれることを望む高橋さん
    高橋さんと呼べば怒る
    すみませんではなくごめんなさいじゃないと怒る婆
    婆とまり子、その恋人との不思議な関係

    ●墓を探す
    姉のはる子、妹のなな子に宛てた手紙
    ―このたび墓を探

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    2011年11月03日
  • 椰子・椰子(新潮文庫)

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    非日常の世界の日常。半分くらい夢日記らしい。「一日幼児」になってほんものの幼児から総スカンをくったり、裏祭で、顔が裏返った裏妻に触って、裏的な気分になったりする。「何だこれは?」が徐々に「まぁそんな事もあるよね」くらいに思えてくる。不思議な小説。

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    2014年10月19日
  • 此処 彼処

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    「神様」「センセイの鞄」の作者ならではの、
    ほんわりしたエッセイ。
    だからといって、きどっているのではなく
    ありのままの言葉を綴っているように思う。
    すごくいい。

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    2011年09月18日
  • 此処 彼処

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    月ごとに、世界中のいろんな場所と川上弘美のエッセイ。
    昭和33年生まれの川上さんが子どもの頃に見た、
    大人になってかつてみた街の景色を、
    にゃらりにゃらりと、
    少し色褪せた写真を眺めるような文体で描く。

    箸休めに最適。

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    2011年11月07日
  • 東京日記3 ナマズの幸運。

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    あいかわらず、現実がゆがんでいく感じでおもしろいが、あとがきに本当のことの割合が強まってきた確か90%ぐらいと書いてあってそのことに驚いた。

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    2011年09月03日
  • 東京日記 卵一個ぶんのお祝い。

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    初・川上弘美でした。この東京日記は月刊「東京人」に掲載していたものをまとめたそう。 いや〜何がどうってことのない日記なんだけど、いや〜良い。言葉の使い方がシンプルでうまい。洗練されている。短歌などに通ずる言葉遣いな気がするの。 この方の小説もこんな感じなのでしょうか?読んでみようか・・・。

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    2011年09月03日
  • 東京日記3 ナマズの幸運。

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    このままかわらずゆるゆる続いているので嬉しい限り。

    東京日記シリーズを読んでいると、
    だんだん「川上さんって妖怪のようだな」という気持ちになってくる。

    あずきあらいとかそういうナチュラル系の。

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    2011年10月03日
  • 東京日記 卵一個ぶんのお祝い。

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    川上弘美の日記。

    普通に暮らしてるだけでも、妙なことが起こるんです。
    妙っと思って、思わずぷっとくる。

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    2011年06月26日
  • 古道具 中野商店(新潮文庫)

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    中野さんが経営する、中野商店が物語の舞台。

    別れた恋人からもらった陶器を預かったり、
    松田聖子の等身大POPを買い取ったり、
    日常レベルの事件が、なんだか身近というか親近感もてました。

    小道具屋としての事件のほかにも、
    中野商店に関わる人たちの色恋沙汰もあります。
    といっても、淡々としていてそのあたりも好みでした。

    面倒なこともきっとあるんだろうけど、
    職場の人とのこういう近い距離感も
    あったかくていいなーと思いました。

    短編集だったので、ちょっとずつ読みました。

    ヒトミちゃんとタケオの成長も嬉しかったです。

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    2017年09月05日
  • あるようなないような

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    何度も読みたいエッセイ本ってあまりないですが、これは貴重な一冊。
    この人の、歩きながら真剣にぼーっとしている感じがたまらなく愛らしい。
    「真剣なぼーっ」の中には実は空想・思考がフルカラーでたゆたっているんだけれど、普通はそういうたゆたう思考はそのまま流れていってしまう。浅い眠りの夢みたいに。
    それをこともなげに言葉にして世界に呼び出してきちゃう強さがまた・・・嗚呼愛らしい。

    「立春」という言葉を聴いて、「さまざまな小さい生き物でみっしり埋め尽くされた一枚の絵のようなものにちがいない」と確信する、このみずみずしさ。
    春生まれだったら、なんかうれしいな。

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    2011年05月01日
  • 東京日記3 ナマズの幸運。

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    十分の九は本当のことだと書いてあったけど、もしそれが本当なら、随分愉快な毎日を送っておられるんだなぁ。

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    2011年03月03日
  • 東京日記3 ナマズの幸運。

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    「ほんとうのこと率」が十分の九に上昇したらしいけど。
    ほんとうかしら。いつものようにしあわせな気分に浸れる。
    読んでいる間中ずっとにやにやしてしまいます。
    ごみ持ち帰り令が発令されたり「とひょう」でぬめっとしてみたり。にやにや。

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    2011年02月13日
  • なんとなくな日々(新潮文庫)

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    おりにつけて、ぱらぱらと読み返してしまうと思う。

    心細くなるような、でもゆらゆらとただようことが心地よくなるような。

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    2011年02月05日
  • いとしい

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    恋愛小説のような
    怪奇小説のような
    官能小説のような
    家族の物語のような


    いろんな要素が含まれていて、ちょっとキュンとして、それでいてこわい。
    たとえばマキさんとアキラさん。ミドリ子の目玉の回転。オトヒコさんの出芽。すずもとすずろう。

    驚くのは、ただ単に要素が集まっているだけじゃなくて、それらが複雑に折り重なっていて、混ざりあっているということ。
    だからこわいはずなのに哀しいし、せつないし、ドキドキする。

    そして文章が絶妙。言葉の選び方がああもうってなってしまう。


    不思議な話です。
    少しずつ形を変えていく、いろいろなものや出来事が描かれています。変わらないものはなにもなくて、どんど

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    2012年03月25日
  • センセイの鞄 2巻

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    谷口ジロー氏のこれまでの作風と、川上作品が果たしてマッチするのか…と思いながら読み始めたのだけれど、意外にも、これは合っていると思う。食べ物が旨そうに描かれている所もイイ。

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    2010年11月24日
  • 物語が、始まる

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    筆者らしい、少し奇妙な感じがする短編集。

    具体的に内容についての言及は避けますが、万人受けはしないかもしれないけど筆者ならではの世界観を楽しみたい方にはとてもおすすめ。

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    2010年11月15日
  • 椰子・椰子(新潮文庫)

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    いっつカワカミワールド。変だけれど、好き。どこから見ても楽しめるところも、好き。こんな日記書いてみたいものだわ。

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    2010年10月25日
  • なんとなくな日々(新潮文庫)

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    ほんとに「なんとなく」がつづられるエッセイ。

    漢字とひらがなの混じり具合とか、
    擬音語・擬態語の語感から描き出される
    ほんわり力の抜けた日常やもののとらえ方が
    何だかここちよいw。

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    2010年10月24日
  • 川上弘美書評集 大好きな本

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    テレビで誰かが言っていた、「カレーが好きすぎて、まずいカレーでも好きだ」という話を面白いなと思ってずっと覚えていたんだけど、この川上弘美の書評集にはそれと同じような雰囲気を感じる。タイトルにもある通り、大好きな本のみを書評したのだけれど、そこにあるのは本全般にに対しての愛情。何かに対して肯定的なものを読むのは否定的なものを読むのよりも気分が良い。

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    2010年10月12日
  • 東京日記2 ほかに踊りを知らない。

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    あんなにシュールなものばかり書いているのに、ご自身は「シュール」という言葉を13年ぶりに使ったときいて、驚きだ。
    調べた言葉。尾籠。開陳。呻吟。

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    2010年10月08日