川上弘美のレビュー一覧

  • 東京日記3 ナマズの幸運。

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    十分の九は本当のことだと書いてあったけど、もしそれが本当なら、随分愉快な毎日を送っておられるんだなぁ。

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    2011年03月03日
  • 東京日記3 ナマズの幸運。

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    「ほんとうのこと率」が十分の九に上昇したらしいけど。
    ほんとうかしら。いつものようにしあわせな気分に浸れる。
    読んでいる間中ずっとにやにやしてしまいます。
    ごみ持ち帰り令が発令されたり「とひょう」でぬめっとしてみたり。にやにや。

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    2011年02月13日
  • なんとなくな日々(新潮文庫)

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    おりにつけて、ぱらぱらと読み返してしまうと思う。

    心細くなるような、でもゆらゆらとただようことが心地よくなるような。

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    2011年02月05日
  • いとしい

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    恋愛小説のような
    怪奇小説のような
    官能小説のような
    家族の物語のような


    いろんな要素が含まれていて、ちょっとキュンとして、それでいてこわい。
    たとえばマキさんとアキラさん。ミドリ子の目玉の回転。オトヒコさんの出芽。すずもとすずろう。

    驚くのは、ただ単に要素が集まっているだけじゃなくて、それらが複雑に折り重なっていて、混ざりあっているということ。
    だからこわいはずなのに哀しいし、せつないし、ドキドキする。

    そして文章が絶妙。言葉の選び方がああもうってなってしまう。


    不思議な話です。
    少しずつ形を変えていく、いろいろなものや出来事が描かれています。変わらないものはなにもなくて、どんど

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    2012年03月25日
  • センセイの鞄 2巻

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    谷口ジロー氏のこれまでの作風と、川上作品が果たしてマッチするのか…と思いながら読み始めたのだけれど、意外にも、これは合っていると思う。食べ物が旨そうに描かれている所もイイ。

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    2010年11月24日
  • 物語が、始まる

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    筆者らしい、少し奇妙な感じがする短編集。

    具体的に内容についての言及は避けますが、万人受けはしないかもしれないけど筆者ならではの世界観を楽しみたい方にはとてもおすすめ。

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    2010年11月15日
  • 椰子・椰子(新潮文庫)

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    いっつカワカミワールド。変だけれど、好き。どこから見ても楽しめるところも、好き。こんな日記書いてみたいものだわ。

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    2010年10月25日
  • なんとなくな日々(新潮文庫)

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    ほんとに「なんとなく」がつづられるエッセイ。

    漢字とひらがなの混じり具合とか、
    擬音語・擬態語の語感から描き出される
    ほんわり力の抜けた日常やもののとらえ方が
    何だかここちよいw。

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    2010年10月24日
  • 川上弘美書評集 大好きな本

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    テレビで誰かが言っていた、「カレーが好きすぎて、まずいカレーでも好きだ」という話を面白いなと思ってずっと覚えていたんだけど、この川上弘美の書評集にはそれと同じような雰囲気を感じる。タイトルにもある通り、大好きな本のみを書評したのだけれど、そこにあるのは本全般にに対しての愛情。何かに対して肯定的なものを読むのは否定的なものを読むのよりも気分が良い。

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    2010年10月12日
  • 東京日記2 ほかに踊りを知らない。

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    あんなにシュールなものばかり書いているのに、ご自身は「シュール」という言葉を13年ぶりに使ったときいて、驚きだ。
    調べた言葉。尾籠。開陳。呻吟。

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    2010年10月08日
  • 川上弘美書評集 大好きな本

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    川上さんによる書評。
    書評なのに、もう文章がうまくてうまくて、一行も読み飛ばせない。
    あらすじはほとんど書いていないけれど、川上さん流の紹介文がとても魅力的で、どれも読んでみたいと思いました。

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    2010年10月03日
  • 此処 彼処

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    2010/08/15 ひといきで読めるきれいな掌編。エッセイのお手本にしたくなる。この人の本は、どれも字体が作風にあっていて好き。

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    2010年08月15日
  • 東京日記2 ほかに踊りを知らない。

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    5分の4は本当からなる日記。
    残りの20%が何なのかは明記されず。
    ほのぼのと、でもあんまり温かくなく淡々と。
    引き続き不思議な感触です。

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    2010年07月31日
  • なんとなくな日々(新潮文庫)

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    旅行中の電車の中で読んだ。一緒に行った相手が寝ていた横で読んでて、そのだらっとした雰囲気に、この文体がぴったりで、すごく好きになった。
    長男とラーメンを食べにいく話が一番好きかもしれない。

    こんな距離感の親子、いいな~~

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    2010年07月28日
  • いとしい

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    川上弘美さんの作品って、不思議な雰囲気醸し出してるよね。宮田毬栄さんの解説に納得。
    もともと川上作品というのと、あとはやはり主人公の名前に惹かれて、読んだんだけど (^_^;) 『センセイの鞄』ほどではなかったけれど(なので星は4つ)、なかなか良かったです。

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    2010年06月30日
  • 椰子・椰子(新潮文庫)

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    電車内で読む。
    独り、ニヤニヤしたり膝を打ったりほぉーっと感嘆したり…たぶん傍で見てたら、かなりヘン。
    でも、降りるギリギリまで止められない。

    まずは装丁のもぐら、里芋型の顔をして、ランドセル背負って手押し車を押しながら、
    じっとこっちを見ている。
    “私”はこのもぐらと一緒に写真を撮る。
    このもぐら、小学6年生くらいの背丈でどこか人間じみている。
    で、もぐらの気に障りそうな言葉が「唯物史観」「石鹸シャンプー」「ガラスの破片」など。
    “私”は、気を遣いながらもぐらと話す。
    話すうち、もぐらが妊娠していることを知り、あまり立ち入ったことは訊かないようにしよう、と“私”は思う。

    …と、こんな世界

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    2010年10月01日
  • 此処 彼処

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    しんみりしたり、なつかしかったり。うまいなぁと思います。ゆっくり楽しんで読めない自分がちょっと悲しい。よいなぁと思ったのになんだったか次の日には忘れているの。コッコ頭はパニックのせい?

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    2010年05月04日
  • なんとなくな日々(新潮文庫)

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    ゆっくりと読書がしたかったので。
    「玉骨」を読んで辞書を開きたくなりました。
    知らないことばに出会う驚きに出会いたくなりました。
    ゆったりと、こんな生き方というか、
    ものの見方をしてみたいものだなあと思います。

    昔、国語の先生が、
    「女性作家はすごいよね。
    文章を書くのと、家事とか子育てとかを、なんなくさらっと
    両立しているもの」とおっしゃっていましたが、
    特に彼女には、この先生の感慨があてはまりそうです。

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    2010年04月21日
  • センセイの鞄 1巻

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    あえて漫画版のほうを。原作のほうも好き。
    川上弘美と谷口ジローという組み合わせが以外だった。リアリスティックな絵柄の谷口さんと、どちらかといえばつかみどころの無い話を書く川上さんの取り合わせはどうなのかと思ったが、意外にもしっくりくる。

    原作ではぼんやりとしか出てこない月子さんとセンセイの人物像を、あいまいなままビジュアル化したところが驚き。
    お酒を飲んでるシーンが美味しそう。かつセンセイの手酌が美しい。

    全2巻

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    2010年05月15日
  • ニシノユキヒコの恋と冒険

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    ニシノユキヒコ は、ひとりぼっちで、スマートで、セックスが良くて、そのうえ顔も良くって、仕事もできて(最後は社長さん)、こなれた雰囲気のくせに、ときどき寂しそうにするのです。
    女の子キラーですよ。悪いおとこですよ。

    彼とある時間を過ごした女の子10人が、彼のことを振り返る という形式のショート。
    彼は深層がクールなくせに、そんな自分によく頭を抱えています。

    「どうして僕は人をきちんと愛せないんだろう」

    現実に身近にいたら ぶっ飛ばすか、のめり込んじゃうか の どちらか。
    ダメ男好きの方は、後者でしょう。わたしもそうかも。
    けれど、ニシノユキヒコ は、たぶん、わたしの手には負

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    2023年02月19日