川上弘美のレビュー一覧

  • ゆっくりさよならをとなえる(新潮文庫)

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    ネタバレ

    極上のエッセイの数々、
    川上弘美さんの目線が感覚が心地好い
    心が揺れる言葉に、何度も読み返す
    エッセイの中に出てくる数々の小説や本
    美味しそうな食べ物
    ずっとこの本の世界にいたかった

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    2013年05月07日
  • 東京日記 卵一個ぶんのお祝い。

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    かわいいタイトルと絵に惹かれ読み始めたのですが、ゆるすぎる空気が最高でした。
    なにも考えずぼーっと読め、くすっと笑える。そんな素敵な日記でした。

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    2013年04月25日
  • 神様 2011

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    「くまにさそわれて散歩に出る。」
    想像をかきたてる印象的な冒頭。
    ほのぼのとしているのに、どこか切ない雰囲気のただよう不思議な物語。
    「あのこと」以前には、非日常とされていたことが日常になってしまう哀しさ。慣れてしまうことの恐ろしさ。

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    2013年04月20日
  • センセイの鞄 1巻

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    原作を読んだのは10年前。ツキコさんがとても自分に近い人になっていた。谷口ジロー氏の絵は相変わらずしっかり描き込まれているのに淡々としていて、原作の雰囲気を全く阻害していないのが素晴らしい。そしていつもながら、お酒と肴が抜群に美味しそう。一人で飲むのは楽しい、誰かを想って飲むのも楽しい、そして誰かと肩を並べて飲むのも楽しい。そんなふうに生きていきたいなあ。

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    2013年04月08日
  • 東京日記2 ほかに踊りを知らない。

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    続けて読んだら、若干飽きてこなくもない。。。

    が、楽しく読みました。

    わたしも最近「少しづつ食べすぎ」なので、
    『「少しづつ食べすぎ」になりつつある体を止める手段は、この世の中に、存在しない。
    青ざめる。』
    の文章に、青ざめる。

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    2013年03月27日
  • 夜の公園

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    人を好きになったり求めたりするのって、せつなくて、苦しくて、孤独なものなのかな。
    淡いようで濃い心模様に大人ならではの揺らぎや心もとなさを感じる。

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    2013年03月18日
  • 此処 彼処

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    大好きな川上弘美さん。
    持っていることばが、すてき。
    ころころ、するする、ほわん。そんな不思議な擬音が似合う。
    覚えておきたいフレーズが、ふっとあらわれる。ふいうち。

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    2013年02月14日
  • なんとなくな日々(新潮文庫)

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    著者の柔らかな感性に触れるたびにホッとした心持ちになります。
    「文は人なり」といいますけれど、本当にそうだなと。

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    2013年03月09日
  • いとしい

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    こんな可愛らしくてピンク色の字体の「いとしい」じゃないよ。
    もっと暗い「いとしい」だよ。
    この本読んだ人なら、こんな春めいた初恋のような表紙にしないよ。


    この「いとしい」は、
    とっても「こわい」。
    人間の奥深くに埋まっている気持ちが、じわじわとにじみ出てくる感じ。
    暗くてこわいのです。
    「恋する」お話だけど、「恋するって決めた」お話だから、
    「恋するって決める」と、人間ってどんなこと考えて、
    どんなことに執着るんだろう?って考えながら読んでみる。
    ありえない非現実的なできごとも、心の奥底に埋まっている感情が表れたものかもしれないね。
    そう考えると「いとしい」って言葉の

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    2013年01月24日
  • センセイの鞄

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    なんの情報もなしに読みはじめ、まさかそんな展開になるとは思ってもいなかったので、にやにやとおかしくなった。
    これは帯の情報すらも得ずに読みはじめたほうが絶対良い。

    ゆるい川上弘美。
    びしびしの鋭さがなく楽しく読めた。

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    2021年05月13日
  • 東京日記3 ナマズの幸運。

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    大好き。このひとの言い回しと思考の行き着く先。
    へんな会話、妙にいとおしいもの、ふとした幸運や不幸。
    日常に潜むちょっとおかしい、見過ごせないものたち。

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    2013年01月21日
  • これでよろしくて?

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    ネタバレ

    何かちょっと、身につまされてしまう。結婚して無くても。
    人間関係ってそれぞれに難しい。明確な正解も不正解もないものだなぁと。
    女同士の付き合いって時に面倒だけど、これでよろしくて?なお食事会は良いかも。
    最近(と、言っても文庫派なので未文庫化の作品は読んでないのですが)、特に不思議なことのない恋愛物系が続いたような感じだったので、今作はかなりツボにはまりました。

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    2025年05月28日
  • これでよろしくて?

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    主人公はまだ若い主婦・菜月。
    夫との仲も良いのだが、どこか微妙なすれ違い。義母、義妹と同居していた弟夫婦ところで嫁姑の確執が起こり、なぜか義妹が菜月夫婦のところに転がり込む。さらには義妹と入れ替わりに義母が来ることに。少々気詰まりな人間関係を何とかこなそうとする菜月だが。。。
    という話なのですが、合間に挿入される「これでよろしくて?同好会」のガールズトークが面白い。菜月がふとしたことで引き込まれた初老から20代にわたる女性5人が洋食屋に寄り合って四方山話をする会合なのですが、メンバーが個性に溢れ、どこか奇妙なのです。
    現実的な(と言っても物語の中でですが)家族の中の確執。そこだけ描くとドロドロ

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    2016年07月23日
  • 椰子・椰子(新潮文庫)

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    なんとも奇妙な、そして愉快な
    うそばなし。

    おとなになっても、
    こうゆうふしぎな世界に身をおけるのはしあわせ!

    絵と文がまじわって、ますます独特な世界観

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    2012年10月08日
  • 椰子・椰子(新潮文庫)

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    さも日常・現実かの如く描かれる、怪しく可笑しい非現実世界(うそばなし)。
    持ち味の素っ頓狂さ炸裂で、たっぷりと川上ワールドを堪能させて頂きました。
    山口さんのイラストとも雰囲気ピッタリ。

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    2013年03月09日
  • 東京日記2 ほかに踊りを知らない。

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    電話が壊れたらからってなんで踊ってしまうん…?
    しかもそれしか知らんからって東京音頭…?
    表題の件だけを取り上げたけれど、全編を通してそんな感じ。
    なんにも考えたくない時に。

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    2012年08月18日
  • センセイの鞄 2巻

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    ネタバレ

    前巻の気になる終わり方にぐいぐい引っ張られて読んだ。


    ほっこりとしてしまった。
    もっと楽なほうへよろめきそうになっても、やっぱりセンセイが愛しいに辿り着く。
    理屈ではなく本能なんだろな。
    センセイも前向きに善処してて微笑ましい。

    2人のやり取りが好きだった。
    そのまま2人で居る時間だけを描いて終わらせてくれたら良かったのにとも思った。
    そうすれば私の中では、2人は永遠に一緒だったから。
    でも、このオチがあってこそなんだと思う。

    ほっこりしながらも、もう2人のやり取りがみれないのかと思うと淋しい。

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    2012年07月31日
  • センセイの鞄 1巻

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    ネタバレ

    しっとりとした作品。

    表紙の印象と違う展開。
    でも嫌いじゃない。好き。

    アラフォー間近のどこにでもいそうで、飄々とした女性。
    あまりいなそうな、実直な初老を過ぎたあたりの男性。

    淡々と、でも前と同じじゃないゆっくりと時間が流れる。
    展開でいえば、結構ビックリ。
    でも納得な部分もある。

    原作があるのを知らなかった。
    今度読んでみようと思う。

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    2012年07月31日
  • 東京日記3 ナマズの幸運。

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    人の家で読み始めて、これを読み終わらなければ帰れないと思わせる圧倒的おもしろさ(というか、くだらなさとゆるさ)。
    三浦しをんのエッセイはハイテンション抱腹絶倒型だけど、このひとのはローテンションくすくす型だな…。ぜひ他のも読もう。

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    2012年07月21日
  • 光ってみえるもの、あれは

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    よくいる人物が、その手にかかると不思議な輪郭を帯びてくるのが、この人のすごいところだと思う。
    マイペース=わがままなんだな、と気付いたのがこの頃。

    親は違う種類の生き物/ダイエットできる自分が好き/男の子の名前の「翠」

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    2012年07月07日