川上弘美のレビュー一覧

  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

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    ユーミン、中学生の時、同級生女子からアルバム借りたな。思春期だな、嫁がファンじゃ無いから疎遠になったけど、ホントはこんな世界観が自分にはあってたかもね。

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    2025年10月11日
  • 大きな鳥にさらわれないよう

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    未来の人類の話。どのくらい未来なのか分からない。

    不思議な話だった。読み進めていくとメビウスの輪のように最初に戻ってくる感じ。

    川上さんはどうやってこんな物語を思いつくのか不思議だ。

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    2025年10月03日
  • いとしい

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    川上弘美さんの本は白黒つかないものが多い
    現実世界とファンタジーが融合してて、ふとした瞬間に踏み入れてる感じ。こっちはその準備ができてないから急に紛れ込んで途方に暮れる

    純文学とも言える様な不思議な後味の作品

    川上さんのは短編を読むことのが多いだけど、チ思い切ってみてよかった

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    2025年10月02日
  • センセイの鞄

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    読むと独特の静かさが残る空気感がいつも漂っていた。年上の人、飲み屋さんでポツポツと話すかんじは同年代では感じられない魅力。

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    2025年09月16日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

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    個人的に好きな女性作家ばかりのアンソロジー。
    ユーミンの曲を主軸に描かれる物語は、柔らかい表現だが女の「業」というものを彷彿させる。

    私が好きだったのは『あの日にかえりたい』貧乏暮らし学生の青春謳歌がきれいだった。
    壊れた後の関係値も儚くてうつくしい。

    空想と現実が入り交じるのがユーミンに沿っていてる人選だった。

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    2025年09月14日
  • 恋ははかない、あるいは、プールの底のステーキ

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    短編小説のようでいて、だんだんエッセイに近くなる、最後までとりとめのない印象だったが、独特の心地よい空気のようなものを感じながら読んだ。

    小説家の朝見と、アン、カズ、銀坂など、近しい人たちとの日常が流れていく。特にカズとの恋愛のような友情のような、付かず離れずの距離感が心地よい。60代、まだ元気だし、無理しない範囲で仕事もするし、なんとか一人で生活できるうちは、これはある意味理想なのかもしれない。

    川上弘美さん、最近の作品はとにかく自由だなあ。もう文壇の大御所というか、野心みたいなものはとっくになくて、気の向くままにのびのび書いてるのかなあ、と感じた。

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    2025年09月13日
  • どこから行っても遠い町(新潮文庫)

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    ある商店街に根差した、生活と記憶の連作短編集。淡々として、想像を膨らませたほどの劇的な変化などなく、ちょっと退屈で、けれど気づけば夢中になっている。一冊まるごと人生のようだと思った。どの短編も愛や希望で飾り付けされることなく、主人公になれば生活の内側が、脇役になれば外側がさらさらと描かれていく。最後の『ゆるく巻くかたつむりの殻』まで読むことで、個々の話が「短編集」としてひとまとまりになっていく感じがした。
    自分のなかにある誰かの姿が、ふと生々しく蘇る瞬間。生きている、と信じきってしまう。あのひとは今もあの頃の姿のまま。

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    2025年09月11日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

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    シンガーソングライターというのは物語を音に乗せて紡ぐ人なのだなと思った。
    ユーミンの曲にちなんだ短編のすべてよりユーミンの曲の方が何かを伝える熱量がある。

    これを読んでからあらためてこの6曲をSpotifyのプレイリストにして聴いてみた。
    その後もう一度読んでみたけど、やっぱり同じ気持ちだった。

    ユーミンが歌う情景は現実よりくっきりしている。

    本を読んだのに何故かユーミンの凄さを再認識した不思議な体験。

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    2025年09月07日
  • 大きな鳥にさらわれないよう

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    登場者たちの語りのなかに人類衰退への諦めが滲み出ており、読んでいて寂しく悲しい気持ちになりました。手塚治虫さんの火の鳥のような世界観。状況描写が少ないので、状況がよくわからないまま読み進めることになりますが、終盤では明らかにされていきます。

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    2025年09月06日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

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    ユーミンの歌が好きで買ったけど本はのめり込むほど刺さらなかった。歌詞と小説でまた違うんだなあ。違いを楽しめるようになったらまた読みたい。

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    2025年08月30日
  • ぼくの死体をよろしくたのむ(新潮文庫)

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    何の前触れもなく、急に不思議な路地裏に迷い込むような感覚の短編集。

    表題作はタイトルからは想像がつかないような、心が温まる縁のお話だった。
    表題作に限らず、どのお話も家族や友人、果ては見知らぬ人への親愛がじんわり染み込んでいるようで、柔らかな心持ちになれた。

    精神年齢の見た目で生活する話は、実際にこの制度があったらこんなことで悩みそう、などとあれこれ空想してしまう程パンチのある設定だった。

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    2025年08月16日
  • 大きな鳥にさらわれないよう

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    読み終わった。
    とっても とっても時間がかかった。
    丁寧に読んだ。
    怖くなったり悲しくなったり、諦めや失望が大きくて 少しの希望はすぐになくなったり
    とにかく悲しくなる。未来から投げ込まれた本なの? どうすることもできないの?

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    2025年08月09日
  • 100万分の1回のねこ

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    有名作家たちが絵本「100万回生きたねこ」をオマージュして紡ぐ短編集。

    我が子に読み聞かせようと久しぶりにこの絵本を開いてみると、生きること死ぬこと、愛…
    ずいぶん哲学的な絵本だった。

    名作絵本のエッセンスを受け取った作家たち独自の視点で描かれる短編集だなんて、パワーの総量がとんでもない。
    お気に入りは、江國香織さんかな。町田康の相変わらず意味不明な世界観も好きでした。

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    2025年08月08日
  • 三度目の恋

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    川上弘美さんは『センセイの鞄』から大好きなのだけど、どうも最近、不倫というエッセンスがものすごく苦手。それが現代だろうが、平安時代だろうが、関係なし。このごろは若い頃より光源氏に対する嫌悪感も爆上がり。
    というわけで、内容はとても面白いのだが、腰を引きつつ読んでいる感じで、あまり楽しめなかった。

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    2025年08月03日
  • 猫を拾いに(新潮文庫)

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    ネタバレ

    18の短篇集。
    他人との距離感の取り方がさまざまな形で描かれていて、人付き合いのパターンは人の数だけあるんだなと思った。客観的に見た感想では、人生を楽しんでいる登場人物が多い。でも本人たちはそう思っていないかもしれない。
    別に型にはまる必要はないのだから、私もみんなもこの本の登場人物たちのようにのびのびとやれたらいいのに、と憧れに近い気持ちを抱いた。
    自由に話が飛び回って、次々とふわふわ振り回されているうちに少し心が軽くなるような不思議な本だった。

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    2025年07月31日
  • 水声

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    ネタバレ

    人間は70%が水でできてるっていうけど、相手と一つになることを水が混じり合う様に例えていた。境目がなくなる感じとか、一つになることが当然のような感じとか。周りがどう、とかではなくて、馴染むか馴染まないか、なんだなと。まさに、水の様に流れていく文章。複雑な登場人物関係のはずなのにそれを感じさせないのがすごい

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    2025年07月28日
  • 蛇を踏む

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    「うそ」の国。子どもの時は自分にもあったなぁと思い出しました、もっと単純でしたが。
    「蛇を踏む」が最も現実に近いかもと思える不思議な1冊。

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    2025年07月27日
  • 古道具 中野商店(新潮文庫)

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    センセイの鞄が好きだったので、タイトルに惹かれて川上弘美の恋愛作品を初めて読んだ。
    やはり文体が生真面目で柔らかくしとやかな感じで読んでいて気持ちよかった。
    絶妙に時系列が前後する表現やカギ括弧を使わない会話の流れがスパイスになっていて良い。
    主人公が女性なので、女性の方が共感しやすい物語だと思った。こうなっちゃう時あるよね、、と自分事のように思えるシーンがいくつもあって、女性の心の内を実によく表しているなと思った。
    川上弘美の他の作品ももっと読んでみたい。

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    2025年07月26日
  • ざらざら(新潮文庫)

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    恋に対する短編集とあったが、
    人間関係のもつれ・駆け引きあれこれ、という感じではなく
    日常のささいなシーンを切り取ったような、
    そして後からかけがえのない瞬間だったと思いをはせるような
    美しい集合体。

    正直最近心に余裕がなく、
    文章の上を目が滑っていたが、
    日曜日の早朝、ベッドの中で落ち着いた心で本書を読んだら
    心にしみた。

    ゆったりした気持ちで読みたい本。

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    2025年07月23日
  • 真鶴

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    ネタバレ

    喪失と、「距離」の物語。「距離」とは、他人との距離でもあり、自分との距離でもあり。
    百の成長と、それに伴ってなくなってくるもの。時間が経つに従って、変わってくる他人との関係(百でも、母でも、青茲でも、礼すらそうだ)、それに伴う何かの喪失。喪失がいいことなのか悪いことなのかは分からない。決めるのはその人間との距離と関係のような気もする。自分の中での喪失もまた然り、であろうか。
    水のようにひたひたと様々な「距離」にふれ、最後は光が差してくる。光が差すのをハッピーエンドと判断するのは楽観的すぎると思うが、自分と他人と向き合い続けたこの物語の末には少しでも希望があって欲しいとは思った。

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    2025年07月20日