川上弘美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読んだのは、『正欲』で自分の頭の上のハエも追えないくせに正義ぶってる人たちがバカっぽくてw
欲望に素直に従っている人が出てくる小説を無性に読みたくなったから(^^ゞ
ま、あの人たちは自分の頭の上のハエも追えないくせに正義ぶっているというよりは、自分の頭の上のハエを追えないからこそ、世間が言う「正しさ」に縋ることで、自分を守ってもらえると勘違いしているだけなんだろうけどね。
で、それはそれとして。
チョイスしたのが、『白い薔薇の淵まで(中山可穂著)』、『限りなく透明に近いブルー(村上龍)』の2冊とこれなんだけど、『白』と『ブルー』はお話として全然ツマンなかったこともありw、これもダメかなぁーと思って読み始めたら、やっぱり全然で┐(´д`)┌
主要登場人物はリリ、リリの夫の幸男、リリの親友で幸男の恋人の春名なんだけど、リリの恋人の暁、お話はまずこの4人の視点毎の章で展開される。
それがホントつまらなかった。
リリは自分の満ち足りすぎている日常(“ケ”)に飽いて、“ハレ”を渇望しているフツーの女性の典型だし。
幸男はその逆で、自分がリリとの暮らしという“ケ(日常)”に満足するあまり、妻が”ハレ”という非日常を欲していることがわからない男の典型。
春名は独り身だからこそ、独り身の”ハレ”や“ケ”を自在に得る日常をおくっていることで、そんな日常全体が“ケ”になってしまって。その寂しさゆえに、自らが得られなかったものこそを“ハレ”として希求するタイプ。
暁は、女性作家の小説によく出てくる、主人公の女性に都合のいい年下の男の典型(^^ゞ
主人公の女性が欲するタイミングではほどよく寄り添ってくれ、必要としない時はアッサリ遠のいてくれる。
人というよりは、スマホアプリみたいな存在(爆)
そんなバカっぽいこのお話のイメージがふっと変わったのは、4人それぞれの章が終わって、再びリリの章、幸男の章、春名の章と読み進めていた時。
このお話って、主人公はリリなんだけど、リリはある意味他の3人にとってのスーパーヒロインにすぎなくて。
ある意味崇める対象だから、他の3人からすると一種の「神さま」みたいに人格みたいなものはあってないような存在になっている。
でも、お話の主人公はあくまでリリだから、主人公らしく悩んだりするし、不平不満もある。
神さまじゃない証拠に、ウジウジ自己弁護したり、独りエッチもする(^_^;)
そこが面白いなーと思って読んでいたんだけど。
だからって、他の3人のリリに対する印象やリリとの関わりのエピソードで、リリを主人公として浮かび上がらせていくお話でもないことに、「ふーん。面白い…」って(^^ゞ
この小説は川上弘美の小説ということではなく、欲望に素直に従っている人が出てくる小説を無性に読みたくなったから読んだんだけど。
でも、川上弘美は『真鶴』から読むべきだったかな?
以下は本の感想とは関係ない話。
去年くらいから「流域面積世界最大の川」の古本がやけに高くなったこともあり、最近は本屋で買うことが増えた。
e-honで買えば新品だし。カバーもかけてもらえる。
本屋受取りで買えば送料とられないし、地元の本屋に貢献も出来る(^^)/
…と、いいことだらけなんだけど、ただお財布にはキツい(爆)
「世の中インフレだし。古本屋さんも大変だろうから、仕方ないのかな?」とは思いつつ。
新品より100円くらいしか安くないのに、今まで通りに「見るからに古本!」って状態の物が送られてくると、ちょっとムカッとくる。
かと言って、★の評価を下げるのも、なぁ〜んかちょっと申し訳ないよーな。
古本の値段が急に上がったのはなぜなんだろ?
あ、もしかして流域面積世界最大の川としては、もっとキンドルを普及させたいから、古本屋さんに値段を上げるよう要請してるのかな?、みたいなことも思ったりもするんだけど、どうなんだろうね┐(´д`)┌
ていうか、妥協してそれなりの価格で買った本を、再度流域面積世界最大の川で見てみるとずいぶんお手頃な価格に下がっていることも多くて。
あー、これは、人によって自動的に価格を高くしたり安くしたりしてるってことなのかな?なんて思ったりもして。
いっそ、以前のように「本は本屋で買うもの」としちゃえばいいんだろうけど、とはいえ、最近の本は馬鹿みたいに高い(゜o゜;
高くても、その価格に見合った面白さがあればいいんだけど、最近の本ときたらまぁ……
なんだか嫌な世の中だ(爆) -
Posted by ブクログ
どの話も好きだけれど特に好きな2つを。
まずは川上弘美さんの「アクティビティーは太極拳」から。
何となく合わないと感じていた母と娘が、コロナ禍の最中、距離はありながらも同じ風景を共有し、長い旅の時間を過ごす贅沢さとほんの少しの切なさに胸がいっぱいになる。
違う場所で暮らし、たまに顔を合わせるとやっぱり合わないと感じながらもその関係の面白さに気付いていく様子がとても丁寧に描かれていてとても気に入った。
桜木紫乃さんの「ほら、みて」はどこかでも読んだことがあったと思うのだけれど2度目もやっぱり素敵だった。
自分の両親もこうであってほしいと、こうなってくれるのならば、ななつ星の 旅をプレゼントしてあげたい気持ちになった。
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Posted by ブクログ
川上弘美は「センセイの鞄」を読んでみたいなぁとぼんやり思っていたのだけど、古本屋でこの本が目に入って手に取るとなんだか表紙も好み。タイトルに入ってる古道具っていうのもいいな。ということで読んでみることに。
これは恋愛小説になるのかな?
だけどガッツリ恋愛ではなかったのが良かった。
登場人物それぞれの恋、生活。
ねっとりしてなくて、軽くもない。
ふとした表現が綺麗で胸が動く。
この本、中高生のときに読んでたら大好きになってたと思う。
大きくストーリーが動くわけではなく、雰囲気を楽しむ感じ。
思ってたより良かったな。
めちゃくちゃ個人的だけど、これ読んでる時に、たまたま友達におすすめされて「今ちょうど読んでるよそれ!」ってなったのがちょっと感動しちゃった。
シンクロニシティかしら。