【感想・ネタバレ】明日、晴れますように 続七夜物語のレビュー

あらすじ

『七夜物語』の世界を冒険した少女と少年、それぞれの子どもたち──鳴海絵と仄田りらの日常を描く。2010年から2011年を舞台に、10歳から11歳へと成長する2人の変化の兆しと、子どもたちを取りまく世界を鮮やかに捉えながら、ささやかな人の営みと、そのきらめきを届ける物語。

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ジャンルで言えば異世界ファンタジーなのだが471pある本書で「夜」の世界に行くのは300pあたりである、和製ファンタジーって異世界に行くまでめちゃくちゃ長いがちよね。グリクレルにまた会いたくて七夜物語のちょっとした後日談かな?ぐらいの気持ちで読み始めたのだが哀しくも清々しい読後感に包まれる良い小説だった。川上弘美先生のキャラクター達は本当にお別れになるのが寂しくなる。

あとがきで笑った、ピーツピジジジジ、鈴木博士の研究をみて以来野山でカラ系の声を少しばかり聞き分けられるようになったのだが、私が近づいた途端警戒鳴きをさせることが多々有りちょっと傷つく

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2025年05月18日

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前作と全く違うように見えて、魂を同じくするような物語。
好き、嫌い、苦手、楽しい、自分で考えて自分の言葉で表そうとする少年少女の成長譚。
変わっていく自分。変わっていく相手。本当に大切なものは何なのか。静かに心に染み込む物語。

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2025年02月09日

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ネタバレ

前作の七夜物語は、新聞連載で欠かさず読んだ。
さよと仄田くんはくっつかないのか‥しかも夜の冒険を覚えていないのか‥。と、ちょっと切ない気持ちで読み終えたのを覚えている。

さて続編、仄田くんの娘りらと、さよの息子絵が主人公。前半は、小学生2人の学校生活や家庭での話をメインに、子どもの内面をこれでもかと掘り下げてくる。自分が子どもの頃何をどんなふうに考えていたとか、ほとんどが忘却の彼方なんだけど、作者の川上さんは覚えているのかな、っていうぐらい、とてもリアルに思えた。
絵は学校生活をわりと謳歌してるけど、仄田くんに似てちょっと変わり種のりらは、イジメに遭っている。2人は仲良しなのに、りらの境遇を気にしつつも表立って行動できない絵の葛藤に、読んでいるこちらも心苦しくなってくる。それでも、真剣にりらの事を考える絵。かっこいいぞ。それにしても、りらは心が強い、というか柔軟?他の子とは一線を画しているのが、仄田くんの子だなと思える。でも傷つかないわけではない。まだ小学生だからね。クラス分けでいじめっ子と離れて、高校生になる頃には友達もできる。良かったね。

後半、りらが公園で知り合った女子高生のメイの養親が、くちぶえ部の2人だったり、仄田くんが突然「グリクレル」ってつぶやいたり、前作の片鱗が出てくると、おおっ!てなる。そして、仄田くんとりら、さよと絵が、またしても夜の学校でグリクレルに遭遇した場面。グリクレルは相変わらずだし、途中まで、グリクレルのいる世界は出てこないかと思ってたので、嬉しい驚きだった!仄田くんとさよも当時のことを話しているから、2人は忘れたわけではなくて、心の深〜い所に仕舞い込んでいるんだな、とわかる。大人になった2人が当時のことを顧みる会話、めっちゃ嬉しい!りらと絵は、グリクレルに命じられて、大切なものを探しにいく。結局見つからないけど、何が大切なのかをたくさん考えて、ちょっと成長してる。ちょっとなのが、いい。あと、謎のやまもともと。謎のままだった。

現実世界に戻った4人、大人2人はまた覚えていないけど、りらと絵がちゃんと記憶があるのは意外だった。仄田くんとさよとの違いはなんだろう?
もう一つ、前作と真逆だったのは、ラストの、未来の話。りらと絵は結婚したのだ!しかも、2人の娘と、メイの息子が結婚した模様。仄田くんとさよは別々の人生を歩んだのに、次の世代でまた重なるって、いいよね。子孫が、またグリクレルに会うのかな〜とか考えると楽しくなる。

続編を読むといつも思うけど、前作をまた読みたくなる。七夜物語、終わる頃にすごく寂しくなったけど、また初めから読む事を思うとちょっとワクワク。楽しみ!

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2024年09月15日

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とても良かった。七夜物語を読んで、すぐに読むことで、記憶が新しいうちに物語に入ることができた。そう「記憶」を大切にしないとすぐに忘れてしまうから。

メイのゾンビの話は大切。イジメやなんかで、自分で毒を作るとか、どの毒がじわじわと蝕んで、ゾンビになっちゃう。
ゾンビにならないようにしないと。

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2024年08月17日

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『「うん、そうだよね。でも、わかりやすくちゃ、だめなの?」ぼくは大ねずみに聞いてみた。最初は、大ねずみのことがこわかったけれど、今はもう、どっちでもよかった。いろんなことがあって、つかれてるからかもしれない。「だめとかいいとか決めるってことが、そもそもわかりやすいことじゃないのかい?」かあさんが、大ねずみのその言葉を聞いて、わらった』―『二人の夜』

ああ、なるほど。これは続編だったのか、と届いた本の表紙を見て理解する。本棚には横長の新聞の切り抜きの束がある。もちろん、単行本もあるが初の新聞連載ということで一日一日読み継ぐ愉しさを味わった名残だ。本当は、連載された後に単行本となったものを読む方が好きなのだけれど(何故って、自分の息継ぎで読めないのは大変じゃない?)。

川上弘美の小説に何を求めるかと問われると、答えに少し困るのだけれど、「七夜物語」のようないわゆる「ジュブナイル小説」を読んで味わいたいと思うようなものは全く想定していない。もちろん、川上弘美の小説はそんな風に分類してしまえる程単純ではないのだけれど、例えば夏休みの課題図書だった「大きい1年生と小さな2年生」のような少し道徳臭い話を読むのが苦手なのだと思う。別に「硬質」なものを求めている訳ではないし、この「明日、晴れますように」も読んでみれば文章は確かに川上弘美なのだけれど、少しもやもやする。そう書いてみて解ったのだけれど、川上弘美の小説とか、岸本佐知子の翻訳とかを好んで読むのは、押し付けられた道徳に対する忌避の思いを作品から感じられるからなのかも知れない。

もちろん「七夜物語」は、小学生時代の課題図書や道徳で読んだ副読本とは違うけれど(道徳というと、どうしても「♪ 口笛吹いて空き地へ行った〜」という歌が頭の中を流れて行ってしまう)、そんなむずむずとしたものが出てきそうだと感じさせるような設定があり、ミヒャエル・エンデの「はてしない物語」みたいな話の展開もあるので、読んでいて冷や冷やした記憶がある。そして、いつも以上に平仮名書きの多い本書も、続編であるので当然のことではあるけれど、あの歌を再生するスイッチが入りそうな物語だ。

けれど、川上弘美の小説の主人公たちはいつも(作者に似て)一筋縄では行かない人ばかり。自分自身が天邪鬼な性格な為か、個人的にはそんな登場人物たちはとても魅力的だと思うのだけれど、そんな彼らに妙な感情移入も拒絶感も引き起こされることもなく、ニュートラル(って日本語にすると中立的とか中間的なんだろうけれど、もう少し柔らかい意味合いで使いたい。例えば、あいまい)な立ち位置で読むことが出来るのがよい(あくまで個人的な感想です)。ちょっと変わった主人公たちは粛々と物語を進めていく(余談だけれど、この粛々な感じが誤解されて「あわあわとした」等と評される原因なのかも知れない。川上弘美の小説は、決して淡くはないと思う)。でも本当は決して粛々と事に及んでいるのでも、淡々と事が流れているのでもなく、そこには表に出てこない(あるいは、出せない)葛藤がある。その少し捻じれた感覚こそが川上弘美が「つい」(本書には単行本には珍しく著者によるあとがきがありますが、そこにそのように吐露されています)書いてしまう小説の本質であり、それは恐らく主人公たちが漠然と感じている「居場所の無さ」感に起因するもの。そこまで邪推してみると、これはカリフォルニア帰りの川上弘美自身が感じている世界観(少なくともヒロミ・イズ・モンキーと呼ばれた世界に居た時に感じていたであろう世界観)に辿り着くものなんじゃないたろうか。この作家の書くものがどこかいつも空想科学小説めいているのも、それが理由だったりして。

本書は半ばを過ぎてもさっぱり続編的な展開は広がらなくて、例の大きなねずみが中々出てこないなあ、このままだと続編という意味は人の繋がりのことだけになるのかなあ、なんて思っていたら急展開が待っていた。そして最後はテレビドラマのシリーズものの最終シリーズのエンディングのように、あれよあれよという間に色々なものが全て結びついて終わる(ので少し読んでいて恥ずかしいような気持ちがわく。という感想も変な感想だけれど、今、中学生日記を見たら感じるであろう、じっとしていられない感じと言えばもう少しわかり易いか)。えっ、そうなるの、という展開はあるけれど、世代を越えて描いた意味合いは判り易い。ただその結びつきはちょっときれい過ぎるなあ。それと、最後の最後にそんな登場人物を出したりして、続編の続編を書く可能性を残したのかな、と思わず勘ぐってしまった。

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2024年07月30日

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「七夜物語」の続編。
大人になったさよと仄田くんに出会えた!
大人になった仄田くんは小学生の頃よりしっかりしたなぁ。大人になったのね、仄田くん!と思いました。
夜の世界のことを覚えていないさよと仄田くんが悲しかった。
2人の子供である絵とりら。それぞれの親の性質を受け継いでいる感じがしました。

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2025年05月04日

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七夜物語と続編。
リンクしているけど
そこまでファンタジーではなく。

みんなのその後が知れて良かった!

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2025年03月16日

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ネタバレ

もう一回7個夜を越えなきゃいけないのかと前作を読んだあと重い腰をあげて読んだが、違いました。
元はと言えば装丁が気に入り購入した後、「七夜物語」という作品の続編であることに気づき、七夜物語を読み倒してから読んだ。
単なる続編じゃなく、きちんと一つの物語として偉大で、描きたいテーマの一貫性が見えてよかった。

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2024年09月22日

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成長譚には違いない。前作の冒険を経て何かを獲得していくスタイルとは少し違って、本作では、自分や周りをみつめ、内面に深く潜ってゆくような印象だ。
そもそも子どもと大人の差とはなんだろうか。18歳になれば成人という話ではなく、成長の証としての大人とは何を指すのか。経験値はその指針の一つかと思う。しかし、経験を通じて何も考えることをしなければ、経験値は上がらない。人としての成熟度は、物事と真摯に向き合うことによって深まるのではないか。だとすれば、りらと絵の夜もやはり冒険だったのだろう。
成熟もさることながらゾンビになって永遠にさまよわないよう気をつけねばと思う反面、既にゾンビだったりしませんよね?といささか焦る。

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2024年09月15日

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たけやぶやけたたけや
ぶやけたたけやぶやけ
た・・・

たけやぶやけたを三回
唱えればいろんなこと
が大丈夫になる。

かんたんなおまじない
だけどけっこう効くよ
とりらちゃんは言う。

りらちゃんの姓は仄田。

そう、あの仄田くんの
娘がりらちゃん。

そして、さよちゃんの
息子は絵(かい)くん。

ふたりは両親とおなじ
小学校でクラスメイト
になり、

かれらもまた夜の世界
へと導かれていきます。

あのくちぶえ部の麦子
さんも、

もちろんグリクレルも
登場しますよ♪

そっか、そうだよなあ。

仄田くんとさよちゃん
も大人になるんだなあ。

うん、時の流れは止め
られないもんね。

そして齢を重ねるって
やっぱり素敵なことね。

仄田くんはなんと大学
の先生に、

さよちゃんは作家さん
になりました!

でも大人になると難儀
なこともいろいろあり
ますね。

はてさて信じるものは
なんとやら、

たけやぶやけたを三回
唱えておきましょうか
(笑

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2024年09月14日

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りらと絵がいとしくてたまらない。
りらはちょっと変わった女の子。蛇や昆虫が大好きで夢中になるとまわりがみえなくなる。
絵は普通の感覚の男の子。でも誰よりも(りらのパパの次くらいに)りらのことを理解している、しようとしている。
ふたりとも聡明。どこにでもいそうでいない子どもたち。
途中、メイという大学生も加わっての会話が楽しい。
”おかゆ”(犬)がいじめられるシーンは私も胸が苦しくなったよ。なんならりらがクラスの女子3人にいじめられるよりも。
最後の頁まで読んでびっくり。りらおばあちゃんと絵おじいちゃんになっているでないか!
りらはロボット工学の研究家になり、絵は写真集を出していた。
ふたりは結婚したんだね。ふたりにとっての大事な秘密はあの夜の学校に忍び込んでやまもとやまもと(名字と名前が一緒)やちいさい人と不思議な出会いをしたことなんだろうね。りらのお父さんの仄田鷹彦と絵の母親の鳴海さよも一緒にいたのに、翌日には記憶がなくなっていたという謎の夜。
著者の本はほとんど読んでいるのにこの前日譚にもあたる「七代物語」は読んでいなくてなんかファンタジーっぽくて食指がうごかず。でも、時間にある時読んでみよう。

たくあん入りのポテトサラダって美味しいのかな。

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2024年09月03日

Posted by ブクログ

おもしろい本を読み終わった時、もう終わるのかー。この登場人物たちのその後が知りたい。
といつも思うのだけど、それが叶った。

くちぶえ部の2人の複雑な関係に対して、りらと絵の単純な関係が居心地悪いような、安心するような。

こどもの気持ちが丁寧に書かれすぎて、途中、ちょっと飽きてしまったけど、(犬の話はよかった)

とにかく、グリクレルにもう一度会えて嬉しかった。
さよと怜子さんはやっぱりいいい。仄田くんも。

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2024年08月21日

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小学生の幼なじみ男女2人の語りで、物語は進む。『七夜物語』の主人公たちの子どもの成長譚を描く続編。

次から次へと本を読んでいるので、すぐに読んだかどうかすら忘れてしまう今日このごろ、七夜〜の内容もすっかり抜け落ちている状態で読み始めた。と、「グリクレル」という単語が出てきたとき、主人公の父親のように記憶の奥のほうにある何かが引っかかってきた。

いじめや家族関係のあり方などの問題を絡めたこの作品は、小学生らしい彼らのつぶやきのなかに丁寧な思考と哲学的な問答もあって、じんわりと心に沁みてくる。
登場人物のその後にさらりと触れる、エピローグ的な最終章もよかった。

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2024年08月14日

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最近「推し活」という言葉を私もよく聞くようになりました。私の世代で「ファン」という言葉がありましたが、どうもそれ以上の熱気を帯びた活動のようです。

私はそれほど熱を帯びた「推し」はありませんが、好きな作家さんというのは、なんとなく出来上がっています。そのお一人で、川上弘美さんの作品をここ数日で480ページの長編を読み終えました。

今回の主人公は小学4年生の少年と少女で、2人共に外側からは大きな問題だろうことを、静かに日常の中で流しつつ、ファンタジーな出来事にも遭遇して、成長していく姿がとても美しく、優しい物語です。

特に少女は学校でいじめを受けるのですが、主人公の少年少女が、いじめに対し真摯に向き合った結果は、「他人に悪意をぶつけると自分自身が削られる」という考察でした。これはとても意味深いですね。

さらに、2人が成長するに伴い自身の心身の変化やお互いの関係性について考えていく姿は、美しく、未来を感じます。また、メイという大学生の友人によって、ゲイ、婚姻、養子縁組など主人公に縁のないような、家族関係も物語に登場して、この作品が幅広い世代に向けて書かれていることを窺わせます。

大切、って、不思議な感覚だ。本文p 464抜粋

物語の終結は私の想像を遥かに超えていて、益々著者が好きになりました

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2024年08月13日

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「続」表記は知りつつ「子供の日常と心情を丁寧に描いた3年生編・続編4年生編とかかな」と読んでいたら、後半でただの続編でなく子世代編だった→何ともとは冒険ファンタジーだった→大幅に時間がスキップして着地、と順繰りに衝撃が来ました。なかなかない読書体験だった。

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2024年08月01日

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そうか、そうか、そうだった!と思い出す。

いや、ほとんど忘れてるけど。

悪くない、けどファンタジーはやっぱり苦手(^◇^;)

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2024年07月24日

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七夜物語の続編であり完結編。
前回登場した少年少女が子を持つ親となり、今度は支える立場になる。
児童文学のようであり読みやすく出来ており、大人も楽しめる内容になっている。
面白かったです。

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2025年07月06日

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さよと仄田くんの物語が心の成長を描いたものならば、りらと絵くんの物語は体の成長を描いているように思われる。
だから少し、気持ち悪い。

時代は移り変わって、物語は少なくなったのかもしれないと思う。
さよと仄田くんはもともと友達ではなかったけれど、りらと絵くんは友達で、だから着地点も違うわけで。
でも二人に限らず、恋愛とは違うところでの結びつきがどんどん広がっているようだ。
麦子と南生が夜の冒険を潜り抜けてきたのかどうかは分からないけれど。
夜の冒険が結びつけることもあるし、そうではない時もあるかもしれない。
さよと仄田くんの冒険とその結末は、希有なものだったのかもしれない。

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2025年05月06日

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達観した小学生男女のやり取りや、周りの大人の人間関係が、小学生たちの目線で書かれている本作は、日常系なのに不思議な出来事も絡み合って、頭の中で光景を浮かべながら読んでいた。

終始、何かが始まって終わるわけでもない、不思議感じだった。

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2025年02月10日

Posted by ブクログ

空気自体は澄んでいるくせに周りには水滴の靄がかかっていてなかなか遠くまで見渡せない。真っ直ぐ進んでいるつもりなのになぜか遠回りになってしまう。何だろう、そんな感覚。
川上さんの無二の感性と願いがこめられた素敵な作品でした。
ただ、夜の校舎での顛末だけがどうしても違和感があって共感できなかったのだけが残念だった。ここのエピソードは他の作品(「七夜物語」?)とリンクしているのかな?それを知っていればまた受け止め方も変わったのかな?

読み終わってみれば、とても壮大な物語。りらと絵のようなつながりにとても憧れる。タイトルがとても素敵。「川上弘美」っていう字面までがなんだか素敵に見えてしまうのが不思議。

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2024年10月22日

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表紙のイラストがまずすごく好き。
登場人物が、こどもも大人も、好きだなー
もちろんねずみも笑
お気に入りの空気感

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2024年10月19日

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酒井駒子さんの挿絵が美しかった七夜物語…
こちらは、ちょっと雰囲気がちがうな…と思ったらヒグチユウコさんの装画。
どちらも素敵です。

そしてやはり、川上弘美さんの子ども心の表現がなんとも愛おしい。
「大人になったら、子どもの時のことは、わすれちゃうのかな」という絵くん
「わからない。子どもの時にあったできごとは、きっとわすれないよね。でも、今の自分の気持ちは、おぼえてるかどうか、わからない。だって、大人になったら、ちがう気持ちになってるかもしれなくて、そうすると、もっと前の気持ちをいつまでもおぼえてて、いちいちそのことを思い出してたら、気持ちが決まるのに、すごく時間がかかっちゃうじゃない?」と、りら。

その後、絵くんは隣にいるりら、おかあさんを見て大切なものはすぐそばにあったと気付く。



子どもの時の気持ちはそのまま覚えていることはできなくても、その気持ちがあったから、あらたに感じることもある。
気持ちが変わることは悪いことではない。

大切なものが何かに気付くのにも、時間がかかってもいい。大切なものはなんだろうと探すことで初めて気づくことはたくさんある。

大人になることは子どもの気持ちがわからなくなってしまってちょっぴり淋しいことだけど、こうして子どもの気持ちを考えてみることは悪くないなと思う。

そして、いろんな子どもがいていろんな大人がいるこの世界は、案外面白いものかもしれない。

そう思わせてくれる続七夜物語だった。
「明日、晴れますように。」
これは、希望を持つことができた子どものささやかなの願いごとなのかもしれないな。

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2024年10月07日

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『七夜物語』の続編。前作読んだのは12年前とかみたいで、なんにも覚えてない。前作の主人公たちのこどもたちが主人公。終盤に前作のあの人(?!)が出てきてなんとなく思いだした。ふしぎな世界観。

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2024年10月08日

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ネタバレ

仄田くんとさよの子供達りらと絵が紡ぐ続編.もちろん二人も親となっての登場.小学3年生の悩みなどから人生哲学のようなものまで壮大に広がる世界観.グリクレルも登場して懐かしい.

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2024年09月25日

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ネタバレ

まさかの続編。
あの冒険を忘れて大人になった2人がそれぞれ家庭を持ち、その子どもたちが巡り会う。りらと絵の冒険譚、というには現実世界の比重が大きいかな。

グリクレルも懐かしい。欲を言えば、酒井駒子さんの絵で見たかったな(ヒグチユウコさんが悪いわけじゃなくて)。

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2024年08月04日

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主人公の小学生、仄田りらと鳴海絵の二人を中心としたストーリーが視点を変えて進んでいく。りらはマイペースで自分のルールのようなものがあって、確かにちょっと変わっている。りらと絵は性別を超えて仲が良く、いつもべったりなわけではないけど、すごく良い関係だなと思った。最後のあとがきまで読んで初めて知ったけど、『七夜物語』という作品の続編らしい。

この物語は小学生二人が自分の成長やら両親のこと、いじめなどに直面していく成長ストーリー…かと思いきや、ファンタジー要素もあり、幼い頃ってこんな風に感じてたなぁと思うこともあれば、二人(特にりら)はずいぶん大人だなぁと思うこともあった。

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2024年07月29日

Posted by ブクログ

小学生の目線で書かれているのに、所々ハッとさせられるような真理に出会った。なつかしいと、さみしいは、近い気持ち、など。

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2024年07月29日

Posted by ブクログ

ずるいなぁ。続編書かれたら読まないわけにはいかないでしょう!
しかも仄田くんの娘とさよの息子が同級生ときたら。仄田くんがどんなお父さんに、さよがどんなお母さんになってるかも知りたいじゃないですか。

存分に味合わせてもらいました。
「七夜物語」のゾクゾク感は薄れたものの、またあの世界に入れたのはうれしいかったです。

最後のおまけエピソードも、ずるいなあ。

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2024年07月22日

Posted by ブクログ

本編は読んでいないが、後半から繋がりが段々とわかってくる。
りらと絵の関係、小さい頃にはあったな。りらみたいに変わってないかったけど(笑)

本題にもなっている最後の章。
ちょっとご都合主義だけど、なんだか許せる。
時代は変わっても、いろいろな形で歴史は繰り返す。

大好きなヒグチユウコさんの装画がうれしい。

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2024年07月18日

Posted by ブクログ

前作は未読です。装丁とタイトルがステキで読んでみようと思いました。子供目線で描かれている世界観は不思議でもあり、現実的でもありました。前作を読み、今作を読んだ方がよりこの2人の関係性に理解が深まると思いました。

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2024年07月04日

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