川上弘美のレビュー一覧

  • 大きな鳥にさらわれないよう

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    自分が人間であることから選ばずにしていることは何だろうかと考えたとき、無条件の愛について改めて考えた。

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    2025年07月13日
  • 七夜物語(下)

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    さよと仄田くんが少しずつ大人へと成長していく感じが良かった。
    最後はほんとに大人になったんだね。
    最後の戦いはなんだかドタバタした感じでアニメ感が否めなかったけど全体の雰囲気は夢の世界を歩いてる感じがして良かった。
    夢も目が覚めると何故か忘れてしまうものだからね。

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    2025年07月10日
  • 明日、晴れますように 続七夜物語

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    七夜物語の続編であり完結編。
    前回登場した少年少女が子を持つ親となり、今度は支える立場になる。
    児童文学のようであり読みやすく出来ており、大人も楽しめる内容になっている。
    面白かったです。

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    2025年07月06日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

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    ネタバレ

    解説にも書いてあったが、ユーミンの楽曲はそれぞれの曲に自分だけの思い出と固執したイメージが伴う中、この人にとってのこの曲はこんなイメージなのかぁと新しい側面を見れて面白かった。
    青春時代のすれ違いがリアルに描かれている「あの日にかえりたい」が一番好きだった。

    数多くのユーミン好きに、あなたならどれを選曲するか聞いてみたい。私なら「リフレインが叫んでる」で書くだろうなぁ、なんて。

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    2025年06月30日
  • ぼくの死体をよろしくたのむ(新潮文庫)

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    不思議な本だった。すごく感動するとか、心打たれるとか、そういうのは一切なくて、なんだろう‥めちゃくちゃシュールな本だった。短編集なんだけど、現実的な内容と現実離れした内容があって、今回の話はどっちだ?って戸惑いながら読んだ。個人的には「土曜日には映画を見に」が1番好き。

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    2025年06月24日
  • わたしの好きな季語

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    俳句で使われる季語ですが、歳時記を見ると天文、人事、動物、植物など、実に多種多様なものがあります。
    四季の特徴を表す季語ですが、その一つ一つの背景などを紐解くと、興味深いものがあります。
    日本人の細やかない感覚であったり、文化、風習などが一つの季語に込められていて味わい深く、また、著者のエッセイも軽妙で、俳句を嗜まない方も読んで楽しいのではないかと思いました。

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    2025年06月23日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

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    中学生のときからユーミンが好き。
    何度かライブにも行ったけれど、
    苗場は行ったことがないんだよなあ。
    行きたいなあ。
    入り込みすぎず、淡々と読み進めて、
    静かな気持ちになった(⁠◍⁠•⁠ᴗ⁠•⁠◍⁠)

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    2025年06月22日
  • わたしの好きな季語

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    作者の好きな?興味を引いた?季語を集めたもので、それぞれに作者の思い出というか生活に紐づいた事柄が書かれている。
    よくある季語集ではあるけれど、美しいとか素晴らしいとかの賛辞だけでなく、生活の中にある季節、体感した言葉というものが、文章を読むとより感じられる。
    美しいものを愛でる事は素晴らしいけれど、生活の中にあるふと目をやったもの、手を止めたもの、消化しとけば楽なものが句になっていて、句を読むための下地というか準備運動のようにも思えた。

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    2025年06月05日
  • 溺レる

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    別の本に『百年』が紹介されていて、気になったので読んでみました。
    川上さんの作品は初めてです。

    内容に疑問や余白が多く、短編なのに詩みたいだなと思いました。

    サカキさんはどうして死にたくなってしまったのだろう。
    助かって?しまったあとは、どんな気持ちで87歳まで生きたのだろう。

    この物語は、主要な登場人物二人が、既に他界しており、「私」が俯瞰してみている文章になっていて、とても不思議な気持ちになりました。

    この作品を通して、何を伝えたかったのか。余白が多い分、考える甲斐があります。
    肉体はなくなっても、人の想いは一生残り続けるのかなと思いました。

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    2025年06月01日
  • ニシノユキヒコの恋と冒険

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    魔性の男、西野幸彦の
    思春期から事故で死ぬまでの女と恋の遍歴
    10人の女達が語るニシノ君の連作短編
    映画では竹野内豊さんがユキヒコ役だったみたい
    ぴったりなんていうか、ちょっと照れちゃうってような事をさらりと言ったりやったりしちゃう感じのイケメン
    そしておそらく本気の恋ができなかった男子
    紹介文のように果てしなくしょうもない男子
    なんだけど憎めない男子
    川上さんの若い時の作品ですね

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    2025年05月27日
  • 蛇を踏む

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    川上弘美作品を初めて読んだ。
    語りは、南米文学に通じるマジックリアリズム的手法を思わせつつも、感情の余白や語りの間に日本的な静けさが漂っていて独特の読後感があった。

    日常のすぐそばに異界が忍び寄る感覚。怖くもなく、かといって完全に受け入れられるわけでもない違和感が、じわじわと染みてくる不思議な読書体験だった。

    構造や、理屈では無いところで五感に訴えかけるような文章がとても魅力的。

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    2025年05月25日
  • 大きな鳥にさらわれないよう

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    ネタバレ

    よく考えられた設定、それに全体を通して不思議な世界観がありました。ディストピアなのに、暖かみもあり。

    連作短編の形を取っているのですが、これにより読者は都度都度、世界設定とキャラクターを把握し直さなければならなくなり、やっと把握し終えると次の話に行ってしまいます。ひたすら説明を聞いてるみたいで読む楽しみがあまり感じられなかったのが残念でした。
    せめて様々な世界を一緒に巡る、共通のキャラクターがいたらもっと楽しめたのかなと思います。

    特に、短編作品の一つである「運命」は、もはや小説というよりもひたすら設定の説明でした…。

    小説なのだから、説明ではなく、その世界で起こることや生きてる人々をき

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    2025年05月18日
  • センセイの鞄

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    ネタバレ

    スラスラ読みやすく、温かい。
    気持ちがくたびれた時に読みたい小説。

    65
    ツキコさん、ワタクシはいつも一緒だと言っているでしょう

    78
    人が生きていくことって、誰かに迷惑をかけることなのね

    96
    ツキコさん。センセイは答えた。わたしの名前だけを、ただ口にした。

    182
    この世の誰も気づかないくらいに、わずかに。しかしわたしは今や、センセイのどんな表情の変化も見逃さないのだ。

    186
    ひどく優しいほほえみ

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    2025年05月16日
  • 明日、晴れますように 続七夜物語

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    さよと仄田くんの物語が心の成長を描いたものならば、りらと絵くんの物語は体の成長を描いているように思われる。
    だから少し、気持ち悪い。

    時代は移り変わって、物語は少なくなったのかもしれないと思う。
    さよと仄田くんはもともと友達ではなかったけれど、りらと絵くんは友達で、だから着地点も違うわけで。
    でも二人に限らず、恋愛とは違うところでの結びつきがどんどん広がっているようだ。
    麦子と南生が夜の冒険を潜り抜けてきたのかどうかは分からないけれど。
    夜の冒険が結びつけることもあるし、そうではない時もあるかもしれない。
    さよと仄田くんの冒険とその結末は、希有なものだったのかもしれない。

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    2025年05月06日
  • 真鶴

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    1歳児を育てている身としては、娘の百が母からどんどん離れていくこと、娘の言葉に母が疵付けられることがあることが苦しかった。

    セックスエデュケーションの中でも、主人公の母ジーンが「息子に傷つけられる」と話し、それに対してのちに恋人になるヤコブが娘にたいして"hate"という言葉を使っていたので驚いた。思春期に入った子どもたちに親はここまで傷つけられるのか、と思った。
    いまこんなに一緒にいて、くっついて、その柔らかさ温かさを共有してくれる娘が離れていくなんて想像がつかないし、そのとき私がどんな風に感じるかも実感が湧かない(もちろん身が捩れるほど寂しいだろう、とはぼんやりと想像

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    2025年05月01日
  • ゆっくりさよならをとなえる(新潮文庫)

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    川上弘美さん、文庫版の小説はほぼ読んでしまったので、エッセイに手を出す。もうタイトルからして秀逸。ホントは星5つでも良いくらい、でも小説をもっともっともっと読ませてほしいので星3つ。

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    2025年04月20日
  • 機嫌のいい犬

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    2025.4.14
    以前読んだ川上さんの本の言葉が素敵で
    こちらを買ってみた。
    歴史的仮名遣いで俳句作る方なんですね。
    ことばのチョイスもステキです。
    どこが季語なんだろうというのも
    あるのだけど…
    やっぱり、俳句は難しいですね。

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    2025年04月13日
  • 某

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    「彼はひまわりを栽培していました。観賞用のひまわりを品種改良し、市場に流通させました。彼の家の食卓には、いつもそのひまわりが飾られていました。でも彼は本当は、ひまわりがあまり好きではなかったのです。ひまわりを栽培することにも、妻と生活することにも、子どもたちを育てることにも、彼は倦んでいたのです。遠くに行きたいと、彼は切望していました。でも遠くにいくことはかなわない。だから彼は、自分に罰を与えるような気持ちで、必ず毎朝一本のひまわりを畑から切ってきて、食卓に飾ったのです。緑色の硝子の花びんに。」

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    2025年04月09日
  • Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

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    ななつ星にまつわる小説やエッセイ集。ななつ星乗ってみたいけど、一緒に行く人を選びそう。
    糸井重里の”帰るところがあるから旅人になれる”というのは私も昔から思っていたことだから共感できた。

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    2025年04月06日
  • どこから行っても遠い町(新潮文庫)

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    ある小さな町の商店街を舞台にした連作短編集。
    平凡といえば平凡と言えるかもしれないが、そこには、現実的で、不揃いで、決して格好の良いものでもないリアルな人生がある。豊かさなのか、不幸なのか。

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    2025年03月25日