川上弘美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
古本屋で見つけて、図らずも初の川上弘美。
短編『神様』は1993年発表。そして2011年3月末に、『神様2011』を発表されたそうです。
その2作とあとがきを収めたこの本には、連作としての意図がはっきりあるわけですが、単体の『神様』も良かった。くまの律儀さとか、寂しさとか。(なんて言っちゃうと陳腐ですが)
そんな『神様』が、「2011」が付いてセットで読まれることによって全然違った意味を放ってしまうという、周到な本。もともとの『神様』読者だったらどう思うだろう、いやそれより、そもそもこれを書こうと思い付いた作者の「静かな怒り(あとがきより)」を思うと。