川上弘美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
川上弘美作品は「センセイの鞄」や「どこから行っても遠い町」など読んできたけれど、一番テンポ良く読めた。まさに、ガールズトークを聞いているような。
夫と義母と自分で帰省した時のお風呂問題などなど、とりあげられるテーマがおもしろい。
そして新川亭で皆が注文するオムライスやビーフカツ、ポークソテーもおいしそう。
人と人との難儀な関係性については納得。
ちょっとした言動を気にしてしまったり、あれこれ憶測したり。夫婦間でもそうだし、会社の人間関係でも。
そして自分の悩みを人に聞いてもらいたい時、いざ言葉にしようとすると大したことではなく思えたり、言葉にすればするほど本当に悩んでいることから遠ざかっ -
Posted by ブクログ
「恋愛」ではなく「変愛」…変わった形の愛が描かれたアンソロジーです。
面白かったです。
ディストピア文学が大好きなので、「形見」が好きでした。工場で作られる動物由来の子ども、も気になりますが、主人公の子どもがもう50人くらいいるのも気になりました。色々と考えてしまいます。
「藁の夫」「逆毛のトメ」「クエルボ」も良かったです。藁の夫を燃やす妄想をしたり。クエルボはラストは本当に名の通りにカラスになったのだろうか。。
多和田葉子、村田沙耶香、吉田篤弘は再読でしたがやっぱり良いです。
岸本佐知子さんのセンス好きです。単行本から、木下古栗さんの作品だけ再録されなかったようですが。
表紙の感じに既視感が -
Posted by ブクログ
パラレルワールドの設定で、交互にルツと瑠津が出てくる。
登場人物も入り乱れる。
川上弘美さんの味のある世界観、噛み締めたくなるような文章が好きで読み始めたが、
この作品はあっさり読めるもの。
ただ、さすが、書き留めたくなる言葉がたくさんあった。
女の人生、簡単に分けてしまうと、
結婚して子供がいる人生と、独身の人生。
どちらも理解できる、どちらの道を進んでも、
迷いもあるし、別の生き方をしていたらと考えてしまう。
今28歳の自分が読んで共感できる部分と、これから歳を重ねて理解できる部分とあるんだろうな。
歳を重ねても、大きくは変わっていないのかもしれない。歳を重ねてもわからないこと、歳を重 -
Posted by ブクログ
あとがきに、わかりやすいわかりにくさではなく、わかりにくいということが容易にはわからないようになってる本。と、あるけどまさにそんな一冊。
一冊丸々ガールズトーク?井戸端会議?みたいので終始するんだけど、一回一回あーーーーーわかるよ、それ、わかる!なんかわかる!
っていう議題。笑笑ほんと、些細なことなんだわ。すごく嫌でもなく、めちゃクチャハラタツわけでもないけど、なーんかチクチクきになるよね。それ。わかるよ。
っていう日々の積み重ねの諸事。笑笑
それを一つ一つみんなで考えて、まるで結論は出ないんだけど、言って、言われてスッキリするっていう、そんなとりとめもない女たちの会話が、なぜか読んでて