川上弘美のレビュー一覧

  • 水声

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    ネタバレ

    不自然といわれるものの自然さを描くときにこの作者は生き生きとするように感じる。気持ちの動きを普通に感じさせる力。

    0
    2017年09月14日
  • 水声

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    「昔」の描写にとてつもない郷愁を感じるのはなんなんだろう。
    どこか遠くにある自分の懐かしいものを見せられているような気持ち。
    どんな話なのかと言われるとうまくまとめて伝えることができにくいのだけど。
    きょうだいの性愛が含まれていても
    「そういうものもあるだろう」
    という、なんというかストンとくるものがあるのは川上さんの書き方ゆえなのか。

    「昔の話ができるのは、一緒に昔を見た人がそばにいるからだ」

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    2017年09月11日
  • 水声

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    ネタバレ

    タイトルは[suisei]でした。みずごえじゃないんですね。

    ふわふわ
    ゆるゆる

    心もとない感覚が、身体にまとわりつきます

    あーでも分かるな
    たまたま姉弟っていうだけで

    幸せならいいかな、って思うけど
    世間は許さないんですかね

    最後のお引っ越し先は一緒でよかったのに...なんて。

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    2017年08月24日
  • パスタマシーンの幽霊(新潮文庫)

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    花澤香菜ちゃんが読んでたって言っていたから購入した、たぶん。独特な世界観についていけなくてはじめて読み始めた当時は積んでしまっていたけれど、数年経って読んでみたらすんなり入ってきた。色んな恋の深みを体験できて楽しくてすこし寂しい。

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    2017年08月19日
  • 古道具 中野商店(新潮文庫)

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    これはなかなか良かったなー。人物がみんな愛すべき人たちだったのが良かった。主人公と男の子のあたりは歯がゆかったけど、店主と愛人のあたりはなんかおかしみがあって、そこになんか人生のおもしろさが垣間見えた気がした。ラストも好き。

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    2017年08月09日
  • 七夜物語(中)

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    中巻では、4つめの夜の世界と、5つめの夜の世界が書かれている。

    だんだんと冒険は難易度を増していく。
    そして、さよと仄田くんも、冒険を通して少しずつ成長していく。
    この物語の冒険は、さよと仄田くんの心にいろいろな感情を芽生えさせる。
    幼いながらも、芽生えた感情と真摯に向き合い、答えを見つけようとする姿は、見ていて眩しい。

    残り2つの夜を、この二人がどうやって乗り越えていくのか。
    最後の2夜を覗いてきます♪

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    2017年08月05日
  • 七夜物語(下)

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    すてきな物語。

    あまりにも美しい子どもたちの、もう一つの姿。
    光と影との戦い。
    それが意味するものは、深い。
    でも、もし自分に10歳の子どもがいたら、ぜひ一緒に読みたい物語だ。

    人間とその世の中の曖昧さ、混沌とした部分をも、前向きに受け入れていこう、というメッセージを感じた。

    新聞に連載されていたころ、夫とせっせと読んだ小説だった。
    仄田くんが「地球物理学者」になったくだりに、二人して妙にうけたのを思い出した。

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    2017年07月29日
  • 東京日記4 不良になりました。

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    セシリアとの手紙のやりとりが楽しい。
    ただし、東京日記で抜き書きするほど好きなのは、やはり1巻です。

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    2017年07月21日
  • ざらざら(新潮文庫)

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    めっちゃいいです。
    心がとても癒やされます。
    ざらざらした棘が丸く優しくなります。
    短編小説の天才、川上弘美さん、これからもがんばれ!!

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    2017年07月19日
  • 七夜物語(中)

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    新聞連載されていたころ、毎日楽しみに読んだ作品だ。
    古書店で見かけて、読みたくなった。
    上巻が手に入らなくて、中巻から、となってしまったけれど。
    でも、連載がまとまると、やはり集中して読むことができて、印象が変わるものだなあ、と思う。

    中巻は第四の夜と、第五の夜。
    第四の夜には、さよと仄田くんは、別々の世界にいる。
    そこでさよは若い日の両親に出会い、仄田くんはこちらの世界の自分とは全く違う、完全無欠な男の子になっている。
    二人とも、それぞれ、自分の中の荒れ狂う気持ちに気づいていく。
    第五の夜では、さよと仄田くんのウバたちとの戦いが描かれる。
    こちらの世界のモノたちに命を与え、育てる一方で、イ

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    2017年07月17日
  • 東京日記5 赤いゾンビ、青いゾンビ。

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    面白かった~。なんてことない日常も著者の手にかかれば
    クスッと笑えるなんともいえないユーモアが漂う。
    でも、いつのまにか離婚していたんだ…
    松葉杖に名前をつけて(まっちゃん・性別男、年齢36歳 趣味、競艇他にももっとプロフィールあり)
    会話してみたり、”暑いですね””ああ、暑いよな”というやりとりのみで終わる。ふふふって笑ってしまうよ。
    つくりばなしが事実か判別がつかないけど、あとがきを読むとほんんどがほんとのことらしい。
    東京日記6も読もうと心に決める。←ちょっと川上弘美風に締めてみた。

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    2017年06月24日
  • ハヅキさんのこと

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    内容(「BOOK」データベースより)
    かりん、という琺瑯の響き。温泉につかったあと、すっぴん風に描く眉。立ち飲みで味わう「今日のサービス珈琲」。四十八歳、既婚者で「中途半端」な私が夢中になった深い愛―さりげない日常、男と女の心のふれあいやすれ違いなど、著者独自の空気が穏やかに立ち上がる。虚と実のあわいを描いた掌篇小説集。

    何処がどうという訳では無いのだけれども、この淡々とした文章でさらりと書かれた短編が沢山入っています。もっと膨らませて沢山本出せそうだなあと凡人は思ってしまいますが、出し惜しみせず書けるのは才能の成せるわざか。
    どの話も落ちは無いし、哀しくもうれしくもない話ではありますが、な

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    2017年06月09日
  • 東京日記5 赤いゾンビ、青いゾンビ。

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    ネタバレ

    私は川上弘美女史と同い年ですが、「二年ぶりに、スターバックスに入る。」こともなく、というか一度も入ったことがなく、「乗り物でいつもおこなう数独を取り出し、粛々と解く。」こともなく、というか数独が何を意味しているか検索するまで知りませんでした。やっぱり作家はエライ!と思いました。

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    2017年05月27日
  • 東京日記5 赤いゾンビ、青いゾンビ。

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    あいかわらず面白い!ww
    ホントに変!!www

    まわりに変な人が多いとか言ってるけど
    ホントは川上さんがヘンなんだと思ってますw
    まあ、百歩譲って「類友」かな?w

    もっともっと、ずーっと浸って読んでいたかったな~~!

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    2017年05月23日
  • これでよろしくて?

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    17/04/15 (28)
    ガールズトークは答えを導いてほしいわけではない。ただ単純に話を聞いてほしいだけ。話を聞いてもらっているうちに自分で答えが分かるもの。分かる、というか気づくというか。ほんとは初めから答えは自分のなかにある。気づかないように見ないようにしているだけで。

    わかったつもりでいて全然ほんとうはわかっていないこと。気づいてしまったら痛みを伴うこと。人生て、なんて複雑で単純で深くて浅いんだろうね。


    ・「ぷんぷんですか」
    「ぷんぷんの最上級ね」
    「ああ、今夜は家に帰りたくないです」
    わたしは訴えた。すると土井母はひとさし指を振りながら、
    「でも帰らなきゃならないのよね。帰ると

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    2017年04月27日
  • ゆっくりさよならをとなえる(新潮文庫)

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    川上さんの文章は、エッセイでも柔らかくやさしいのですね。
    ほろ酔いのときや、おふろに入りながらよみたい温度感。
    独特な感性に、共感したり唸ったりできます。

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    2017年03月31日
  • センセイの鞄

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    キャピキャピしたり情熱的な恋愛ではなく、2人の間にゆったりとした時間が流れていて、読んでいて気持ちよかった~^^
    時々まどろっこしくも感じるけど、それすらも愛おしい時間なんでしょうね♪

    国語教師なだけあって、センセイの言葉運びが美しい!
    何度読んでも飽きない1冊(o^^o)

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    2017年03月29日
  • 古道具 中野商店(新潮文庫)

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    たまに読みたくなる川上弘美。これは他の本より分かりやすくて、身近な世界のようで、よい。とはいえ、不思議な人はたくさん出てくるけど、不思議な人って見方をすれば私の周りだって不思議な人ばかりかも。ヒトミさんのたんたんとした感じ、よい。ラストもとてもよい!

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    2017年02月19日
  • 溺レる

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    川上弘美さんてこんな詩的でエロい小説を書くのだなあと意外に思った。独特のちょっと古風な文体、言葉の使い方、それから頻繁に出てくる和食の描写。日本酒が飲みたくなる。全体的に上品な和の薫りがする。そして狂気が漂ってる。
    「百年」が一番好き。心中した男女の、生き残った側ではなく、死んだ幽霊の側から見た世界。という設定が面白い。個人的に『坊っちゃん』が好きなので、ところどころに出てくる「清」のエピソードにぐっときた。

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    2017年01月27日
  • 物語が、始まる

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    川上弘美さんの小説のなかなら「蛇を踏む」以来の奇妙な作品群。
    はっきり言うとすごく変。笑
    けど癖になるし、妙に惹かれてしまう。

    雛型と人間の恋「物語が、始まる」、幸運の座敷とかげと主婦たちの日々「とかげ」、迷い込んだ奇妙な猫屋敷「婆」、姉妹が父親の本家の墓を探しておかしな世界に迷い込む「墓を探す」。
    さらっと説明しただけでも奇妙さが溢れてしまう短編集。
    最初2つのお話は読み物としても面白く、「物語が、始まる」は切なさもあり、「とかげ」は妙にエロティック。
    だけど後半2つのお話は、ぼんやり読んでいると物語に置いてきぼりを食らう感じが。何がどうなってこうなっているのか…考えてもどうしようもない類

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    2016年12月12日