川上弘美のレビュー一覧

  • なんとなくな日々(新潮文庫)

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    著者の柔らかな感性に触れるたびにホッとした心持ちになります。
    「文は人なり」といいますけれど、本当にそうだなと。

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    2013年03月09日
  • いとしい

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    こんな可愛らしくてピンク色の字体の「いとしい」じゃないよ。
    もっと暗い「いとしい」だよ。
    この本読んだ人なら、こんな春めいた初恋のような表紙にしないよ。


    この「いとしい」は、
    とっても「こわい」。
    人間の奥深くに埋まっている気持ちが、じわじわとにじみ出てくる感じ。
    暗くてこわいのです。
    「恋する」お話だけど、「恋するって決めた」お話だから、
    「恋するって決める」と、人間ってどんなこと考えて、
    どんなことに執着るんだろう?って考えながら読んでみる。
    ありえない非現実的なできごとも、心の奥底に埋まっている感情が表れたものかもしれないね。
    そう考えると「いとしい」って言葉の

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    2013年01月24日
  • センセイの鞄

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    なんの情報もなしに読みはじめ、まさかそんな展開になるとは思ってもいなかったので、にやにやとおかしくなった。
    これは帯の情報すらも得ずに読みはじめたほうが絶対良い。

    ゆるい川上弘美。
    びしびしの鋭さがなく楽しく読めた。

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    2021年05月13日
  • 東京日記3 ナマズの幸運。

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    大好き。このひとの言い回しと思考の行き着く先。
    へんな会話、妙にいとおしいもの、ふとした幸運や不幸。
    日常に潜むちょっとおかしい、見過ごせないものたち。

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    2013年01月21日
  • これでよろしくて?

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    主人公はまだ若い主婦・菜月。
    夫との仲も良いのだが、どこか微妙なすれ違い。義母、義妹と同居していた弟夫婦ところで嫁姑の確執が起こり、なぜか義妹が菜月夫婦のところに転がり込む。さらには義妹と入れ替わりに義母が来ることに。少々気詰まりな人間関係を何とかこなそうとする菜月だが。。。
    という話なのですが、合間に挿入される「これでよろしくて?同好会」のガールズトークが面白い。菜月がふとしたことで引き込まれた初老から20代にわたる女性5人が洋食屋に寄り合って四方山話をする会合なのですが、メンバーが個性に溢れ、どこか奇妙なのです。
    現実的な(と言っても物語の中でですが)家族の中の確執。そこだけ描くとドロドロ

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    2016年07月23日
  • 椰子・椰子(新潮文庫)

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    なんとも奇妙な、そして愉快な
    うそばなし。

    おとなになっても、
    こうゆうふしぎな世界に身をおけるのはしあわせ!

    絵と文がまじわって、ますます独特な世界観

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    2012年10月08日
  • 椰子・椰子(新潮文庫)

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    さも日常・現実かの如く描かれる、怪しく可笑しい非現実世界(うそばなし)。
    持ち味の素っ頓狂さ炸裂で、たっぷりと川上ワールドを堪能させて頂きました。
    山口さんのイラストとも雰囲気ピッタリ。

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    2013年03月09日
  • 東京日記2 ほかに踊りを知らない。

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    電話が壊れたらからってなんで踊ってしまうん…?
    しかもそれしか知らんからって東京音頭…?
    表題の件だけを取り上げたけれど、全編を通してそんな感じ。
    なんにも考えたくない時に。

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    2012年08月18日
  • センセイの鞄 2巻

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    ネタバレ

    前巻の気になる終わり方にぐいぐい引っ張られて読んだ。


    ほっこりとしてしまった。
    もっと楽なほうへよろめきそうになっても、やっぱりセンセイが愛しいに辿り着く。
    理屈ではなく本能なんだろな。
    センセイも前向きに善処してて微笑ましい。

    2人のやり取りが好きだった。
    そのまま2人で居る時間だけを描いて終わらせてくれたら良かったのにとも思った。
    そうすれば私の中では、2人は永遠に一緒だったから。
    でも、このオチがあってこそなんだと思う。

    ほっこりしながらも、もう2人のやり取りがみれないのかと思うと淋しい。

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    2012年07月31日
  • センセイの鞄 1巻

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    ネタバレ

    しっとりとした作品。

    表紙の印象と違う展開。
    でも嫌いじゃない。好き。

    アラフォー間近のどこにでもいそうで、飄々とした女性。
    あまりいなそうな、実直な初老を過ぎたあたりの男性。

    淡々と、でも前と同じじゃないゆっくりと時間が流れる。
    展開でいえば、結構ビックリ。
    でも納得な部分もある。

    原作があるのを知らなかった。
    今度読んでみようと思う。

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    2012年07月31日
  • 東京日記3 ナマズの幸運。

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    人の家で読み始めて、これを読み終わらなければ帰れないと思わせる圧倒的おもしろさ(というか、くだらなさとゆるさ)。
    三浦しをんのエッセイはハイテンション抱腹絶倒型だけど、このひとのはローテンションくすくす型だな…。ぜひ他のも読もう。

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    2012年07月21日
  • 光ってみえるもの、あれは

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    よくいる人物が、その手にかかると不思議な輪郭を帯びてくるのが、この人のすごいところだと思う。
    マイペース=わがままなんだな、と気付いたのがこの頃。

    親は違う種類の生き物/ダイエットできる自分が好き/男の子の名前の「翠」

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    2012年07月07日
  • なんとなくな日々(新潮文庫)

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    要約してしまえばさりげない日常のお話なんやけど、川上さんを通したら魅力的なんだよな~。

    もしも私が男なら、こんな人を奥さんにしてみたい。

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    2012年06月27日
  • 物語が、始まる

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    川上弘美さんを知ったのは芥川賞受賞作の「蛇を踏む」がきっかけやけど

    あの独特の世界観が濃密。。不思議で混乱するのに好き。
    著者近影を見たら癒し系の美人さんだし。どんな顔してこれ書いてるのか。ますます謎。

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    2012年06月26日
  • 東京日記3 ナマズの幸運。

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    どこがどう、と説明は出来ないのだけど
    川上さんの文章が好き。

    朝日新聞の連載小説はときどき読み忘れてしまうが。

    かんぴょう巻きのくだりで、吹き出してしまった。

    川上さんがもう51歳にならはったってことに一番驚く。
    著者近影で見る彼女は麻生久美子さんみたいなふわふわと透明感のある女性なのだけど。

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    2012年06月21日
  • 光ってみえるもの、あれは

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    はじめは冗漫だなと思いながら読み進めてたけど、その長さもみんな必要なものだったんだな、と終わりかけのころには感じるようになった。なんだかよくわからないような感慨があふれてくる、まさにタイトルそのものの一冊。

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    2012年09月02日
  • 光ってみえるもの、あれは

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    模擬試験の現代文で、この本の文章が出ていて。試験中にも関わらず、この本の全貌が知りたくて知りたくて。大学生になって文庫を見つけて、思わず買ってしまった一冊。出てくる人が、皆不思議で、でも、その不思議が違和感なく読めた。こういう文章の雰囲気好き。…模擬試験で読んだ一部分から想像したのとは、何か違ったけど面白かったな。

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    2012年05月23日
  • 光ってみえるもの、あれは

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    中高生の頃、国語の問題集に抜粋されていてずっと気になっていたので。

    主人公の翠の語り口というかスタンスが好きだった。
    登場人物みんな良いキャラしてたな、と。

    読みやすいけど、時々はっとさせられるきれいな文章だった。
    読んでるとなぜか穏やかな気分になれた。

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    2012年05月07日
  • 東京日記3 ナマズの幸運。

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    どこまでがほんとうでどこからが嘘、というか作り話なのかな、とニヤッとしながら読むのが愉しい。たまにあざといなーと思うけれど、それもまた川上節の旨味って事で。

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    2012年05月01日
  • あるようなないような

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    川上さんが川端さんの本をお布団の中でゆるっと読んだように、私もこの本を毎日少しずつ、ゆるっと楽しんだ。
    共感出来る大切なような事があちこちでちらりと光って見えたけど、いつもそのまま寝てしまって記憶に定かに残っていない。次読む時には引用をしなくては。
    長嶋有さんとお友達なのが分かって何だか嬉しかった。

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    2012年04月09日