川上弘美のレビュー一覧

  • なんとなくな日々(新潮文庫)

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    要約してしまえばさりげない日常のお話なんやけど、川上さんを通したら魅力的なんだよな~。

    もしも私が男なら、こんな人を奥さんにしてみたい。

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    2012年06月27日
  • 物語が、始まる

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    川上弘美さんを知ったのは芥川賞受賞作の「蛇を踏む」がきっかけやけど

    あの独特の世界観が濃密。。不思議で混乱するのに好き。
    著者近影を見たら癒し系の美人さんだし。どんな顔してこれ書いてるのか。ますます謎。

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    2012年06月26日
  • 東京日記3 ナマズの幸運。

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    どこがどう、と説明は出来ないのだけど
    川上さんの文章が好き。

    朝日新聞の連載小説はときどき読み忘れてしまうが。

    かんぴょう巻きのくだりで、吹き出してしまった。

    川上さんがもう51歳にならはったってことに一番驚く。
    著者近影で見る彼女は麻生久美子さんみたいなふわふわと透明感のある女性なのだけど。

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    2012年06月21日
  • 光ってみえるもの、あれは

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    はじめは冗漫だなと思いながら読み進めてたけど、その長さもみんな必要なものだったんだな、と終わりかけのころには感じるようになった。なんだかよくわからないような感慨があふれてくる、まさにタイトルそのものの一冊。

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    2012年09月02日
  • 光ってみえるもの、あれは

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    模擬試験の現代文で、この本の文章が出ていて。試験中にも関わらず、この本の全貌が知りたくて知りたくて。大学生になって文庫を見つけて、思わず買ってしまった一冊。出てくる人が、皆不思議で、でも、その不思議が違和感なく読めた。こういう文章の雰囲気好き。…模擬試験で読んだ一部分から想像したのとは、何か違ったけど面白かったな。

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    2012年05月23日
  • 東京日記3 ナマズの幸運。

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    どこまでがほんとうでどこからが嘘、というか作り話なのかな、とニヤッとしながら読むのが愉しい。たまにあざといなーと思うけれど、それもまた川上節の旨味って事で。

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    2012年05月01日
  • あるようなないような

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    川上さんが川端さんの本をお布団の中でゆるっと読んだように、私もこの本を毎日少しずつ、ゆるっと楽しんだ。
    共感出来る大切なような事があちこちでちらりと光って見えたけど、いつもそのまま寝てしまって記憶に定かに残っていない。次読む時には引用をしなくては。
    長嶋有さんとお友達なのが分かって何だか嬉しかった。

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    2012年04月09日
  • 椰子・椰子(新潮文庫)

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    ネタバレ

    不思議な事が次々起こる日常を、淡々と過ごしていく女性の話。
    意味はわからんが中々楽しかった。
    恋人?にローキックをおみまいするくだりが凄く好き。

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    2012年03月13日
  • ゆっくりさよならをとなえる(新潮文庫)

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    仕事帰りの電車中で読む。
    独特の句読点の使い方に、残業でまだ高ぶった神経が、スローなペースにクールダウン。
    心地よい。
    本屋好きな話に共感。
    なかなかに楽しい。

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    2012年02月26日
  • なんとなくな日々(新潮文庫)

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    はじめて川上弘美さんの本を読んだ。
    男性と喋った記録をつけているエピソードを読んだあたりで心を掴まれた。
    マイペースな中にも強い芯が感じられる、魅力的な人だと思う。

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    2012年02月26日
  • 東京日記 卵一個ぶんのお祝い。

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    ほぼ日記。
    なんとはなしにボヤボヤ読める。
    川上弘美さんの文章の中で一番右から左に流れていく文章でした。そこがいいねー。

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    2012年02月20日
  • 此処 彼処

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    場所に関するエッセイ。川上さんの文章が好きだー。くせのない文章。分かる~って共感できるところが結構ある。
    「大手町」の中の話。仕事中は“ワタクシは~”って言ってた会社員がプライベートで“おれ”へ一転したところに色っぽさを感じる、と。こういうの私も好きです。

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    2012年01月23日
  • ハヅキさんのこと

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    多数の短編から構成されている。どの話も、川上ワールドに入っていると感じます。「蛇を踏む」や「センセシの鞄」の中に出てくる夢を見る下りを読んだ時と、共通の感覚です。何とも奇妙な感覚ですね。人間関係や互いの環境が、相互に行き違っているんだけど、それでも一つの世界に留まって、繋がっている感覚です。その僅かに繋がっている部分が、本来の人間同士の繋がりではないのかと言われているような気がします。

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    2011年12月06日
  • ゆっくりさよならをとなえる(新潮文庫)

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    「そもそもさみしいから文章を書いているのに、書くことによってますますさみしくなる。難儀です。」
    あとがき、より。

    昨日今日となんとなく続けて読んでいる川上弘美さんのエッセイ集。ぼやっと生きていてもいいけれど、食べる物はちゃんとしないといけないなぁと思いました。

    あと、iii の本の紹介は、全部読みたくなって困る。

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    2011年11月20日
  • ゆっくりさよならをとなえる(新潮文庫)

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    とまどったり、途方にくれたり、ただよったりしながらも
    こんなにも日常は彩りに満ち、喜びはそこにある。
    そんなことを意識していないかのように日々をとうとうとすごす川上弘美さんのエッセイは、ふだんみすごしているものにふと目を向けたくなるような気持ちを呼び起こす。
    みかんの色のあざやかさとか、本の表紙の手ざわりとか。

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    2011年11月19日
  • 東京日記3 ナマズの幸運。

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    東京日記、1から3まで読んでいます。川上さんの目のつけどころが毎度ツボ。夜中に声出して笑うことあり。

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    2011年11月06日
  • 物語が、始まる

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    ●物語が、始まる
    雛型とゆき子とその恋人本庄さんの奇妙な恋物語
    雛型はどんどん人間らしく男らしくなりゆき子とセックスがしたいのに出来ない
    雛型はどんどん成長しやがて元の雛型に
    最後は切ない

    ●とかげ
    幸運を運ぶ座敷とかげ
    どんどん大きくなり幸運が欲しいという欲望からどんどん大きくさせる
    奇妙で気持ち悪いがこれも面白い。川上弘美さんならではの作風

    ●婆
    自ら婆と呼ばれることを望む高橋さん
    高橋さんと呼べば怒る
    すみませんではなくごめんなさいじゃないと怒る婆
    婆とまり子、その恋人との不思議な関係

    ●墓を探す
    姉のはる子、妹のなな子に宛てた手紙
    ―このたび墓を探

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    2011年11月03日
  • ハヅキさんのこと

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    うそばなしとほんとのはなしが混ざったような感じ
    エッセイと小説を混ぜ合わせたようなかんじだとあとがきでもおっしゃっていた
    話の内容も短いのにきれいにまとまっていて、かつ感情移入しやすいはなしがたくさんあるため読みやすかったです

    わたしは短編はおふろのなかでゆっくりと読むのが好きなので多少時間かかりましたが、川上弘美さん独自の世界観、ことばつかいにうっとりしました

    わたしはこの作品とても好きです

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    2011年11月03日
  • 椰子・椰子(新潮文庫)

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    非日常の世界の日常。半分くらい夢日記らしい。「一日幼児」になってほんものの幼児から総スカンをくったり、裏祭で、顔が裏返った裏妻に触って、裏的な気分になったりする。「何だこれは?」が徐々に「まぁそんな事もあるよね」くらいに思えてくる。不思議な小説。

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    2014年10月19日
  • 此処 彼処

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    「神様」「センセイの鞄」の作者ならではの、
    ほんわりしたエッセイ。
    だからといって、きどっているのではなく
    ありのままの言葉を綴っているように思う。
    すごくいい。

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    2011年09月18日