川上弘美のレビュー一覧

  • ぼくの死体をよろしくたのむ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    あなたは、こんな依頼を受けたとしたらどうするでしょうか?

     「ぼくの死体をよろしくたのむ」

    いやいや、これはまずいでしょう。『ぼくの死体』というからには、目の前の人がこれから死にゆくことを意味します。どう考えてもやばい、やばすぎる!止めなきゃ!一刻も早く!そうあなたが行動すべき場面なはずです。

    もちろん必ずしもこれから死を選ぶ人を前にした緊迫感のある場面とは限らないのかもしれません。病気療養中にある方から遺言のようにお願いを受けている場合かもしれません。しかし、どのような場面であっても『死体』を『よろしく』とたのまれることには動揺も走ります。
    
    さてここに、「ぼくの死体をよろしくたのむ

    0
    2024年08月05日
  • 明日、晴れますように 続七夜物語

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    まさかの続編。
    あの冒険を忘れて大人になった2人がそれぞれ家庭を持ち、その子どもたちが巡り会う。りらと絵の冒険譚、というには現実世界の比重が大きいかな。

    グリクレルも懐かしい。欲を言えば、酒井駒子さんの絵で見たかったな(ヒグチユウコさんが悪いわけじゃなくて)。

    0
    2024年08月04日
  • 恋ははかない、あるいは、プールの底のステーキ

    Posted by ブクログ

    予想以上に「大人」の物語だったが、今まで出会った物語の中で一番リアルな「大人」像だったし、こんな風に歳をとれたらいいのになと思った。
    しかし難しい言葉がたくさん出てきた。主人公が小説家だからかな?

    0
    2024年08月03日
  • 明日、晴れますように 続七夜物語

    Posted by ブクログ

    主人公の小学生、仄田りらと鳴海絵の二人を中心としたストーリーが視点を変えて進んでいく。りらはマイペースで自分のルールのようなものがあって、確かにちょっと変わっている。りらと絵は性別を超えて仲が良く、いつもべったりなわけではないけど、すごく良い関係だなと思った。最後のあとがきまで読んで初めて知ったけど、『七夜物語』という作品の続編らしい。

    この物語は小学生二人が自分の成長やら両親のこと、いじめなどに直面していく成長ストーリー…かと思いきや、ファンタジー要素もあり、幼い頃ってこんな風に感じてたなぁと思うこともあれば、二人(特にりら)はずいぶん大人だなぁと思うこともあった。

    0
    2024年07月29日
  • 明日、晴れますように 続七夜物語

    Posted by ブクログ

    小学生の目線で書かれているのに、所々ハッとさせられるような真理に出会った。なつかしいと、さみしいは、近い気持ち、など。

    0
    2024年07月29日
  • 明日、晴れますように 続七夜物語

    Posted by ブクログ

    ずるいなぁ。続編書かれたら読まないわけにはいかないでしょう!
    しかも仄田くんの娘とさよの息子が同級生ときたら。仄田くんがどんなお父さんに、さよがどんなお母さんになってるかも知りたいじゃないですか。

    存分に味合わせてもらいました。
    「七夜物語」のゾクゾク感は薄れたものの、またあの世界に入れたのはうれしいかったです。

    最後のおまけエピソードも、ずるいなあ。

    0
    2024年07月22日
  • 明日、晴れますように 続七夜物語

    Posted by ブクログ

    本編は読んでいないが、後半から繋がりが段々とわかってくる。
    りらと絵の関係、小さい頃にはあったな。りらみたいに変わってないかったけど(笑)

    本題にもなっている最後の章。
    ちょっとご都合主義だけど、なんだか許せる。
    時代は変わっても、いろいろな形で歴史は繰り返す。

    大好きなヒグチユウコさんの装画がうれしい。

    0
    2024年07月18日
  • 明日、晴れますように 続七夜物語

    Posted by ブクログ

    前作は未読です。装丁とタイトルがステキで読んでみようと思いました。子供目線で描かれている世界観は不思議でもあり、現実的でもありました。前作を読み、今作を読んだ方がよりこの2人の関係性に理解が深まると思いました。

    0
    2024年07月04日
  • 恋ははかない、あるいは、プールの底のステーキ

    Posted by ブクログ

    途中までエッセイだと思って読んでいたが、連作短編集だった。川上さんの掴みどころのなくてふわっとした、それでいて繊細な文章が好きです。

    0
    2024年06月28日
  • 神様

    Posted by ブクログ

    今までファンタジーは敬遠していたが、読んでみてやはり自分はファンタジーっぽいのは苦手だと感じてしまった。

    物語世界自体にはとにかく「不思議」という感覚を強く覚えた。
    好きだった話は表題作の「神様」と「夏休み」と「離さない」。特に「離さない」は若干ホラー味もあってゾクっとする感じが気に入った。

    あとはなんと言っても解説だな。「夢」を読んでいる(あるいは夢を見ている)感覚を自覚すると、確かにファンタジー作品の読み方は変わってくると思った。これを踏まえてまた色々ファンタジーは読みたい。

    0
    2024年06月24日
  • 伊勢物語

    Posted by ブクログ

    大河「光る君へ」で古典に興味が湧いてきた。「伊勢物語」は文より尾形光琳の「燕子花図屏風」から入っている。あの素晴らしい絵がこの「伊勢物語」に基づくものだとは、絵の解説を読むまで知らなかったのだ。この本では原文は無く、川上弘美の文のみ。この川上氏の文がとてもいいのだ。

    文庫のページで2,3ページ、短いのは1ページに収まる。

    男がいた。
     男と女の説明
    和歌
     和歌の意味

    と、この形式で語られる124の男の恋の物語。
    あっさりと、成就しなかった状況が語られる。ここでの和歌の川上訳は素直。ここがすんなり入って行けたところなのかも。・・でも半分くらいまできて、同じような様相になんか飽きてきてしま

    0
    2024年06月15日
  • 古道具 中野商店(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    中野商店って名前がステキだし、古道具屋の雰囲気もいい。
    ただ仕事の関係の人と、やれセックスがどうとか裸がどうとか、普通話しませんよね。不必要にでてくるエロというか性の話にどうしても違和感を感じてしまいました。

    0
    2024年06月11日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    あの日にかえりたい
    夕涼み
    春よ、来い

    ユーミンはテレビで見るくらいしか知らないけど、
    日常の中の神様みたいだ

    0
    2024年05月20日
  • 蛇を踏む

    Posted by ブクログ

    なんだか夢の世界の物語のような感じ。
    いつかみた夢みたいだと思った。
    個人的には表題作の「蛇を踏む」の世界観が好き。
    蛇のお母さんがなんだか憎めなかった。

    0
    2024年05月20日
  • 蛇を踏む

    Posted by ブクログ


    3つの短編集。
    なんだろう、、
    蛇、一寸法師、モモ(時間泥棒)?
    小さいころ読んだ童話や怖い話に近いからか、妙に頭の中でイメージしやすい。
    暗くてどろっとした感じ。
    『世にも奇妙な物語』を思い出した。

    0
    2024年05月18日
  • 古道具 中野商店(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    3.2
    何か大きな出来事がある訳でもなく中野商店を中心にした淡々とした日々なのに、スルスル読める。
    やっぱり1番はタケオとヒトミの今後が気になるところ。

    0
    2024年06月03日
  • センセイの鞄

    Posted by ブクログ

    センセイという呼び方でずっとこの話が進んでいく月子さんとセンセイの話です。最後に鞄が残された話はなんとも胸に残る話でした。

    0
    2024年04月29日
  • ざらざら(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    いろんな恋愛関係が丁寧な情景描写によってエモい感じで表現されていた
    すばらしく巧みな文章だが、深みはあまり感じられなかった(理解力の欠如によるものかも)

    0
    2024年04月20日
  • 東京日記7 館内すべてお雛さま。

    Posted by ブクログ

    東京日記7冊目。時は、ちょうどコロナ禍。初のzoom体験やら、外出自粛やら…
    川上さんらしく受け止めているようでした。

    0
    2024年04月13日
  • Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

    Posted by ブクログ

    私にしては珍しく良かった

    休日午前の緩やかな時間帯の読書タイム。本書は、ギラギラしないシルバー夫婦等のななつ星とか言う高級電車旅をテーマにしたアンソロジーだ。

    冒頭の井上荒野作品、初めて良かったと感じた。苦手だったんだが、このふんわりした幽霊ものは良いな。本書一番作品かな。

    さらに、アイデアというか恩田陸作品の驚きのなぞなぞに仰天し、あまりよく知らない川上弘美作品のアイデアに脱帽。

    うん、なかなか良い休日をスタートできそうだ。

    0
    2024年04月07日