川上弘美のレビュー一覧

  • ハヅキさんのこと

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    「ほんとはね、あんな男それほど好きじゃなかった」
    「好きじゃないのにどうして好きなつもりになってたの」
    「むこうがこちらのこと好きになってくれないから」
    「ばかばかしい」
    「ばかばかしいけどほんとだもん」

    「不幸な恋愛」が終わったばかりのハヅキさんとわたし。したたかに酔っ払って気がつくと、ラブホテルのベッドの上。
    きちんとコートを着たまま、ってとこが川上さんらしいなぁ。

    いいなって話と、んー?って話が入り交じったエッセイ風の短編集。

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    2012年06月28日
  • 光ってみえるもの、あれは

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    考えようによっては深刻で、実際翠くんはしばしば悩んではいるんやけど、根本的にはその風変わりさを受け入れてる感じ。

    突然女物の服を着てみようとする花田とか

    すぐぷうっとふくれる母・愛子さんとか

    水絵ちゃんも個性的だな~…。

    どこか可笑しくて、でもあったかみのある話でした。

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    2012年06月27日
  • 東京日記2 ほかに踊りを知らない。

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    のほほんさ加減がなんとも言えず、いいですねぇ。 でも、ときどき、とても鋭いです。 いやぁ、正にそのとおりって思ったのはこれです。『・・・おかゆ、おかゆ、と繰り返し言ってみる。言っているうちに、一つの言葉が繰り返し発音した時に必ずやってくる「世界が突然ばらばらになった感」が襲ってくる。』

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    2012年06月24日
  • あるようなないような

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    ちょっといいみたいな、そんな感じ。
    このひとの言葉が好きだなぁ、と思わされる。
    心地よい文章と空気、気取らない素朴さ。

    ちょっとずれた感覚が楽しい。
    ご飯がおいしそうなのも相変わらずいい。(そのことのルーツみたいな話を覗けるのもまた、嬉しい。)
    文章の巧さとしゃべりの巧さは比例しないのかしら、と勝手に親近感を持ったり。
    この飄々とした現実感のないひとが“お母さん”だというのが、なんだか想像できない。
    かばん症には共感。

    いろんなところから集めた文章なので統一感は全然無いのだけれど、川上弘美さんのその時その時の感覚に触れられる感じが贅沢にも思える。

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    2016年01月16日
  • ハヅキさんのこと

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    短編集。さらりとしていて、体調が良い時、というか、気持ちに余裕がある時でなければ読み流してしまう。
    あとでもう一度。

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    2012年05月06日
  • あるようなないような

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    ネタバレ

    ネットが出来るエレクトロニックカフェってものが1995年ごろにあったことを知った。30分500円もしたんだ。パソコン通信て言葉もなつかしい。すごい勢いで進化したもんですね。

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    2012年04月05日
  • 東京日記 卵一個ぶんのお祝い。

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    この方のおはなしは
    不思議と現実がいい具合に混じっていて好き。



    でもこれは五分の四ほどは本当日記。
    大福おじさんはきっと五分の一の住人だと思うのだが。



    都のたつみにはわたしもくらくら。笑

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    2013年09月13日
  • ハヅキさんのこと

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    掌編集。一つ一つは短すぎて。
    表現力に乏しい私には、何が面白いのか説明できないのだけど...何か面白い。若い頃には理解どころか、感じる事もできなかっただろうけど。
    描写が綺麗なのかな?言葉のセレクトが好みかな。
    登場人物の多様さは魅力。全くドンピシャと共感するわけでも無いし、憧れるほど素敵なわけでもないんだけど。だからこそのリアルかなあ。
    しかし、こういう本って男の人でも面白く読めるんだろうか?

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    2012年03月18日
  • センセイの鞄

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    年齢を気にせず、ありのままの互いが進むスピードを合せ、同じ方向に向かって歩みを続ける。正しく作者が想像する大人の恋愛という形がこれなのだろうと思った。一生幸せでいたいのなら、ありのままの自分で居ること。

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    2014年11月18日
  • いとしい

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    ネタバレ

    真夏に昼寝をしている二人の姉妹、姉の長い髪が妹の左足に絡まる……という冒頭の描写に惹かれて購入。
    戯れに結んだ髪が、取ろうとすればする程からまってしまう。

    様々な二者の間に生まれる「いとしさ」が、全て比喩で描かれている。
    母の恋人と娘、「一回いくら」という関係の男性と少女、兄と妹、春画のモデル同士など、どれも少しずつアブノーマルな関係。
    世間的には普通の恋人同士という設定の二人でも、やはりどこかアブノーマルで何かが欠落している。

    好きかどうか自分でもよく分からない、愛し合っているはずなのにどこか欠落している、お互いの「昏さ固さ」に惹かれ合う(そして一方がストーカー化)など、真っ直ぐな意味で

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    2012年01月20日
  • ゆっくりさよならをとなえる(新潮文庫)

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    川上弘美ワールドすてき。力がぬけてる感じが、読んでいてリラックスできる。あぁ普通の人でよかったー。ってな感じで。

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    2011年08月11日
  • ゆっくりさよならをとなえる(新潮文庫)

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    タイトルがなんともいえず切なくて素敵。
    さよならって、ゆっくり言う勇気がなかなか出ないね。

    内容自体は、まぁ普通のエッセイ集でした。
    1話が2〜3ページなので、さくさく読めていい。
    ただし、タイトルのようなインパクトのあるお話はあまりない。
    普通のエッセイでした。

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    2011年05月10日
  • 東京日記3 ナマズの幸運。

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    なぜに中年女性作家の書く「パンツ率研究」などを熱心に読まなければならないのかと思いながらも、ページを繰るスピードが落ちないのは、嘘っ八百の川上ワールドに惹かれているからに違いない。2008年夏まで雑誌「東京人」に連載され、その後「Web平凡」に引き継がれてきた「東京日記」の第三集。 相変わらずのマイペースぶりと、ほんわかしたムードはこの著者ならではのもの。「ほんとうのこと率」アップと言いながらも、ついつい眉に唾をつけたくなる話のオンパレードだ。むずかしい本の合間の息抜きにぴったり。各月毎にまとめられた日記は、それぞれ個性的なタイトルをつけられ36編にも達する。つまり3年間36ヵ月分というわけ。

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    2011年07月16日
  • 東京日記3 ナマズの幸運。

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    東京日記ですが、東京を離れたときの日記がオモシロいです。川上広見というバス停で降りてみたりとか。NHKの社員食堂にはにぎり寿司がある、虎屋の夜の梅を2ミリに切って4枚食べるなど、食べ物の話が印象に残ります。のら電波の命名も良いです。ヒット率が高い日記でした。

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    2011年04月06日
  • あるようなないような

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    エッセイ。ゆるゆると読むのに嬉しい本だと思います。
    暑い日の夜中にチャットをする川上弘美って、なんだか不思議。

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    2011年02月24日
  • 東京日記2 ほかに踊りを知らない。

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    面白くて、ちょっとうさんくさくて、でも共感できて、すこーし不気味な川上さんの世界。読むとさんまや寿司を食べたくなったり、おでんや筍に胸やけしそうになったりします。

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    2011年01月25日
  • いとしい

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    マリエ、紅郎、ミドリ子、チダさん、鈴本鈴郎、ユリエ、オトヒコ。
    マキさんとアキラさん。マリエとユリエの母親。

    さまざまな登場人物の、さまざまな種類の物語が絡み合ってできてる。
    恋愛、親子、姉妹、兄妹・・・のハナシ。
    まとまりがなくて集中しきれないところはあるけど、
    川上弘美らしさはたっぷりで、
    ワールドにつれてってくれる、なかなかいい小説だった。

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    2011年01月24日
  • 東京日記 卵一個ぶんのお祝い。

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    1、評判高き川上弘美さんの本が読めるようになりたいが、敷居が高いので、入り易いエッセイから読んでみよう。
    2、東京人(川上弘美さんがそうかは知らんが)の生活感を知る必要があったので、『東京日記』というタイトルなら、それがわかるかもと思った。

    以上、二つの理由から読み始めたが、1は成功。2はまあまあというところだった。
    作者は意外と気の小さい人のように読めた。親しみを感じないでもないが、彼女の輝かしい業績を考えると、若干の作為を感じたのは、わたしの心がすさんでいるからだろうか…。

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    2011年06月30日
  • 物語が、始まる

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    川上弘美さんの短編。

    物語が、始まる/トカゲ/婆/墓を探す

    不思議な展開もの。

    表題作が切ない。現実と非現実の狭間の話し。

    でも、私は不思議なストーリーものより、リアルに切ない川上作品の方が好きかも。

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    2010年12月15日
  • あるようなないような

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    エッセイだったり書評だったり、
    エッセイのようなのにえらくファンタジックだったり、
    いろんな川上さんが詰まった一冊。

    川上さんらしさはたっぷり。
    いろいろ読めてお得なような気もするけれど、
    いろいろありすぎて、ちょっとまとまりに欠けたかなぁという気も。

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    2010年11月20日