川上弘美のレビュー一覧

  • 恋ははかない、あるいは、プールの底のステーキ

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    幼少期を海外で共に過ごした人たちが、時を経て再開し、またゆるりと時間を重ねていく。
    日記のようなおはなし。
    川上さんの小説は、高校の時に読んで以来20年近く振りだと思う。
    あの時現文の授業の課題図書になっていて読んだのだけど、当時もあまり得意ではなかったけど、やっぱり今も得意ではなかった…

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    2024年01月12日
  • パスタマシーンの幽霊(新潮文庫)

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    川上さんの小説で思うこと。

    綺麗だけどハンカチじゃない違う布で手を拭いた気分?!みたいな感じ。
    それが心地良さと居心地の悪さの共存的な感じ。

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    2024年01月07日
  • 恋ははかない、あるいは、プールの底のステーキ

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    大人の恋ってどんなものかと思って読んでみたが、ふわりとした読後感がよかった。興味を持っても干渉し過ぎない、積み重ねられたゆるい関係。往年の文学要素も多いので、そっちも読んでみようかと思いました。

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    2024年01月06日
  • 100万分の1回のねこ

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    佐野洋子さんの『100万回生きたねこ』をオマージュして名だたる作家さん達が紡ぐ短編集。
    私は多分、来世もあると思っている。前世もそして。
    それは決して愛する人がいなかったからではないけれど。

    それぞれの物語も勿論面白かったけど、そこまでの想像力や価値観の広がりを与えてくれた原作の素晴らしさに改めて気付いた。
    姪っ子への誕生日プレゼントに決定。

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    2023年12月23日
  • Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

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    ななつ星、いつか私も乗りたい!
    特急の列車で日帰り旅行をよくするけど、近くの席の人達を見ながら、この人はどこの駅から乗ってきてどこまで行くんだろう?とか、着物着て京都で降りるということはお茶会か何か?とか想像することがあります。
    この物語を読んでその列車に乗っている人の数だけ物語はあるよなぁと思いました。
    ななつ星だったらなおさら。

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    2023年12月10日
  • 恋ははかない、あるいは、プールの底のステーキ

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    独特な表現や言い回しにだんだん慣れていくとともに世界観に入り込んでいく感覚が面白かった。
    年齢によって変わることと変わらないこと。自分の年齢が上がっていっても、感覚としては若い頃とさほど変わらないなと感じていたが、きっと60代になってもやはり同じように感じ、考えているんだろうなと思った。

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    2023年12月06日
  • 100万分の1回のねこ

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    著名な作家さんが「100万回生きたねこ」にオマージュした物語を創作。
    頭の中に、あのねこのお顔が浮かぶような、そんな物語が多く綴られていた。
    ねこの気持ちに寄り添ったり、ねこの方が何倍も人間より理解していたり。
    読後、ねこがより一層可愛く見えてしまった。
    かわいい。とってもかわいい。

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    2023年12月05日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

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    ユーミンの曲をモチーフにした短編集。

    どれもほろ苦い、大人の作品集かな。
    綿矢りささんのは、ちょっと怖かった。多くは読んでいないのだけど、ちょっと危うい女性を描くのが得意な作家さんなのかなと感じた。
    川上弘美さんの作品は、辛い描写もありつつ、それでも希望を持たせる終わり方でよかった。女の子がしあわせであるようにと、私も願った。

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    2023年12月05日
  • 恋ははかない、あるいは、プールの底のステーキ

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    会話の一つ一つと人物設定が細かいのでエッセイかと思ったくらい。コロナ禍での出来事も日を追って書いてあって誰かの日記を覗き見している気分になった。

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    2023年11月30日
  • ニシノユキヒコの恋と冒険

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    久々に川上さんの作品。
    ニシノユキヒコと関わりのあった女性の目線での短編集。
    淡々とした描かれ方で、さまざまな人の目線で描かれるのに、つかみどころのない西野くん。でもこういうつかみどころのなさが魅力の人はいるんだよなあ。

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    2023年10月31日
  • Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

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    豪華寝台列車(ななつ星)の話である、それぞれ色々な人生とその人達の思い出を乗せて走る、ななつ星 一度でいいから乗って見たい本を読み、素敵な旅をしているような気持ちになった。ますます (ななつ星)に乗りたい。

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    2023年10月21日
  • 恋ははかない、あるいは、プールの底のステーキ

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    小説家のわたし、離婚と手術を経たアン、作詞家の
    カズ。カリフォルニアのアパートメンツで子ども
    時代を過ごした友人たちは、半世紀ほど後の東京で
    再会した…。たゆたうように心に届く大人の愛の物語。

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    2023年12月04日
  • 真鶴

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    自分の中で深い喪失経験が来た時にまたじっくり読みたくなる本

    主人公 京の頭の中は、ずっと夢遊していて何が現実なのかもよくわからないようなふわふわフワフワしているのだけれども、すごく読み応えがある文章である。

    まさに純文学という感じだ。

    朝っぱらに読破してしまったので、夜とか1人で寂しい時とかそういう時に読んだ方が、良さそうだ

    見えないものが見えちゃう被害妄想的なところとも違う でも絶対に現実的ではない場面をフワフワとしつつ鮮明に頭の中に浮かび上がらせる それはすごい

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    2023年10月11日
  • どこから行っても遠い町(新潮文庫)

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    はじめて読む川上弘美さんの小説。少し気を抜くと、ホロホロと溶けていきそうな文章。
    それなのに、登場人物達は自由でヒョウヒョウと好きな場所目指して動いて行ってしまうから読んでいて不思議だった。居ないけど居そうな登場人物達。川上弘美さんは人間をよく観察しているんじゃないかな?と思った。
    この小説の空気感は理解するとか共感するってことではないんだろうなー。時々ふした時に思い出しそうな短編集だった。

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    2023年10月01日
  • 某

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    ネタバレ

    【2023年114冊目】
    大体あらすじを頭に入れずに読み出しちゃうことがほとんどなんですけど、いや〜不思議な小説でした。川上弘美さん、SFもお書きになるんですなぁと思ったけど、「蛇を踏む」もそうだったかもしれない。

    主人公は突然この世に誕生した、というか存在が始まった、生命体。途中から、この生命体には個体名がつくんですけど、まあそれは置いといて。女子高生、男子高生、男性事務員とどんどんと変化していく主人公。変化する前の記憶は持っているのに、性質とかはがらりと変わるというのが面白いなと思いました。似通った性質を引き継ぐこともあれば、全く違った性質なこともあり。

    確固たる己がない生命体の話だか

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    2023年09月25日
  • 水声

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    姉弟の話。母が亡くなり、父が別の家に移っても、幼少期から過ごした家を離れずに2人で暮らしている。家族を異性として好きになる人がいることは知っているけど、自分の感情として理解することはできない。でも、本人達がお互いそれでいいなら悪いことではないとも感じるし曖昧なところ。周りの人に裁かれている、という一文が最もしっくりきた。

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    2023年09月22日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

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    松任谷由実さんの楽曲をテーマに各作家さんが書いた短編集。
    個人的には「春よ、来い」が一番好きだった。3人の視点から描かれるストーリーで、一見全く設定のない3人がどう関わってくるのか楽しかったし、ちょっとファンタジー的要素もあって(読んだ人にはわかる「あれ」)、なんだかあったかい作品で素敵だった。そして、ちゃんとユーミンのことが書かれてた。

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    2023年09月20日
  • 某

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    世界観は結構好き

    初めの頃の某の不自然な口調がよかった

    学生編がもう少し読みたい気もしたし、
    途中まではスイスイ読めたけど後半がよくわかんなくなってしまった。
    それと先生と水沢さんが自然にFOして寂しかった。哲学みたいな本でした。

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    2023年09月12日
  • 三度目の恋

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    ネタバレ

    感想
    愛はいつでも尊いのか。相手を尊び自らを削る。自分たちだけの物語。そんな甘い幻想は溶けて無くなる。誰もが経験し遺伝子をついでいく。

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    2023年09月12日
  • 猫を拾いに(新潮文庫)

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    「地球上の生活には金がかかるかもしれないけど、太陽のまわりを年に一周する旅が無料でついてくる、って」(p.187)

    川上ワールドにとっぷり浸かれる21篇。
    肉体は太陽のまわりを旅しながら、精神は本のなかへと旅に出る。同時に2つの旅ができるのは、読書家の特権だと思った。
    一番好きだったのは、「誕生日の夜」の、のぞみの台詞。「2000年は20世紀だったわけだから、31歳になってはじめて20代の世紀が終わる」という言葉が、ちょうど先日31歳になったばかりの自分にがつんと響いた。悦子に倣って、わたしも何かをひとつ、新しくしてみようかな。

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    2023年08月17日