川上弘美のレビュー一覧

  • 恋ははかない、あるいは、プールの底のステーキ

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    時間がすぎていく。
    決して穏やかではないのだろうけど、傍目には淡々と。
    陳腐だけど、人の数だけストーリーがある。

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    2024年03月13日
  • おめでとう(新潮文庫)

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    サクサク読める短編集。
    電車移動とかには丁度いい
    「このたびは、あんまり愛してて、困っちゃったわよ」
    この台詞が好きだった

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    2024年03月11日
  • なめらかで熱くて甘苦しくて(新潮文庫)

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    女の人生の四季と、その折々の性についての短編集。序盤の3遍はわりと読みやすいけれど、最後の2篇はとっつきにくいかな。段々と神話じみてくるというか、古典文学や遠野物語に近い雰囲気があると思う。私の年齢からして、始めのaquaが少し理解できるかなという程度。人生の夏〜冬にかけてはこんなもんなのかなと想像することしかできないけど、いつか肌感覚としてわかる日が来るのだろうか。
    3編目のairを読んで、女の人って子どもを産むと子どもが全てになりがちだなと思う。尊敬できる女性達が、子どものサッカー教室や中学受験についておもむろに話し合い始めると、途端にばかみたいと思ってしまうのはなぜだろう。所帯染みた感じ

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    2024年03月07日
  • 神様

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    デビュー作で表題の神様から始まって、主人公を取り巻く様々な不思議な話の短編集。
    そもそも短編が好きかもあると思うけど、どういう話か分かったあたりで終わってしまう話が多かったので、前半は少し単調に感じてしまった。
    後半に入っている"春立つ"は凄く好きだった!

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    2024年03月03日
  • これでよろしくて?

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    不思議なおしゃべり会に参加する女性たち。
    女子会、ガールズトーク、井戸端会議、
    他人からしたらくだらないようなことでも、話すこと、聞いてもらうことですっきりして、また頑張れるんだよね。

    嫁姑、夫婦、その家族の数だけ、みんな違って、いろいろあるよね‥

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    2024年03月01日
  • 蛇を踏む

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    これ芥川賞受賞作なんですね?…不思議な話でした。『蛇を踏む』も次の『消える』も話の形がつかめなず、『惜夜記』に至ってはかたちなどないのでは?と思うほどのドロドロ感でした。川上先生の作品は初読ですが既に何冊か積んでいるので、またチャレンジしよ。

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    2024年02月25日
  • ニシノユキヒコの恋と冒険

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    キュンキュンとかでは、ない笑
    けどほどよく恋愛小説で、人物描写が細かくて、人間分析的な視点で読めるおもしろさがあった。

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    2024年02月13日
  • 竹取物語/伊勢物語/堤中納言物語/土左日記/更級日記

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    伊勢物語が読みたくて。

    和歌に疎いけど…面白かった!
    あの詩歌からの世界が広がる感じ、人の思いのつわり方、素直に日本語ってキレイだなーと。

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    2024年02月12日
  • Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

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    非日常で密室に近い豪華寝台列車で、身近な関係ながらも普段は気付けない気持ちに反応する、それは旅ならではなことなのだろうと感じました。

    「はて、ななつ星はいくらくらいなのだろう」とインターネットで調べてみたら、私の予想よりゼロが一つ多くて、目を剥くほどでした。

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    2024年02月09日
  • 古道具 中野商店(新潮文庫)

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    最後の主人公たちの変化が唐突な感じがして、おいてけぼりな感じがあった。
    淡々とした日常とちょっとのトラブル、ちょっとの変化を重ねていった先を
    もっと見たかった。

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    2024年01月16日
  • パスタマシーンの幽霊(新潮文庫)

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    【2024年7冊目】
    川上弘美さんワールドにどっぷりと浸れる22の短編集。短編なので、どのお話も数ページの間だけの展開にもかかわらず、濃厚な物語の世界を楽しむことができました。短編の中でもうっすら続いているものもあったりして、読んでいると「おっ、これは」となるのも良かったです。

    1番好きなのは、「ナツツバキ」でした。人間の私とコロボックル並の大きさの山口さん。違うのはその大きさだけなのに、その大きさの違いが2人にとっては、とても大きい。

    恋を軸にしながらも、それだけではなく、どこか不思議な雰囲気もありつつ、現実と虚構を行ったりきたりする物語たちを堪能させて頂きました。

    何度でもゆっくり読

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    2024年01月16日
  • 神様 2011

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     過去の作品と、時を経て書き直した作品とを載せている本。
     最初なんで熊が普通に三つ隣りの部屋に住んで、散歩なり普通に会話をしたりなどしているのかと思い、何処か童話か寓話なのかと思われたが、これが福島原発事故を受けて、リメイクとなり、ところどころにストロンチウムやセシウムなど熊との会話で出てくるのであるが、全体的に柔らかい文体だけあって、逆に何処かそれらの言葉か生々しく、おどろおどろしさを感じた。
     題名からも神様ということで、熊やセシウムは、人為を超える別のベクトルでの神々であり、それらの対象を描くことで、軽いながらも「悪くない日」を過ごしていく人としての生き方について考えさせられる。
     

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    2024年01月13日
  • ざらざら(新潮文庫)

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    ざらざらって言葉がぴったりの短編集だった。
    なんだが消化しきれず残る、ざらざらがどのお話にも描かれていた。決して、でこぼことか、ガサガサとかじゃない。不快でもないけど、心地よくもない、なんか気になる…。

    「大人な恋愛」って感じのものが多かった。
    他の作家さんの書く大人な恋愛は、私がまだ幼いせいか、少し引いてしまうんだけど、この短編の恋愛は、不思議と嫌悪感を抱くことがなかった。不思議。

    川上弘美さんの作品の登場人物あるあるだけど、みんな、どこか俯瞰的に見ていて、淡々としているのがたまらなく好き。どこか遠いところから自分を見てて、駄目な自分のことも、十分に理解している感じ。

    一番好きなのは『

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    2024年01月16日
  • 恋ははかない、あるいは、プールの底のステーキ

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    幼少期を海外で共に過ごした人たちが、時を経て再開し、またゆるりと時間を重ねていく。
    日記のようなおはなし。
    川上さんの小説は、高校の時に読んで以来20年近く振りだと思う。
    あの時現文の授業の課題図書になっていて読んだのだけど、当時もあまり得意ではなかったけど、やっぱり今も得意ではなかった…

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    2024年01月12日
  • パスタマシーンの幽霊(新潮文庫)

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    川上さんの小説で思うこと。

    綺麗だけどハンカチじゃない違う布で手を拭いた気分?!みたいな感じ。
    それが心地良さと居心地の悪さの共存的な感じ。

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    2024年01月07日
  • 恋ははかない、あるいは、プールの底のステーキ

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    大人の恋ってどんなものかと思って読んでみたが、ふわりとした読後感がよかった。興味を持っても干渉し過ぎない、積み重ねられたゆるい関係。往年の文学要素も多いので、そっちも読んでみようかと思いました。

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    2024年01月06日
  • 100万分の1回のねこ

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    佐野洋子さんの『100万回生きたねこ』をオマージュして名だたる作家さん達が紡ぐ短編集。
    私は多分、来世もあると思っている。前世もそして。
    それは決して愛する人がいなかったからではないけれど。

    それぞれの物語も勿論面白かったけど、そこまでの想像力や価値観の広がりを与えてくれた原作の素晴らしさに改めて気付いた。
    姪っ子への誕生日プレゼントに決定。

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    2023年12月23日
  • Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

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    ななつ星、いつか私も乗りたい!
    特急の列車で日帰り旅行をよくするけど、近くの席の人達を見ながら、この人はどこの駅から乗ってきてどこまで行くんだろう?とか、着物着て京都で降りるということはお茶会か何か?とか想像することがあります。
    この物語を読んでその列車に乗っている人の数だけ物語はあるよなぁと思いました。
    ななつ星だったらなおさら。

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    2023年12月10日
  • 恋ははかない、あるいは、プールの底のステーキ

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    独特な表現や言い回しにだんだん慣れていくとともに世界観に入り込んでいく感覚が面白かった。
    年齢によって変わることと変わらないこと。自分の年齢が上がっていっても、感覚としては若い頃とさほど変わらないなと感じていたが、きっと60代になってもやはり同じように感じ、考えているんだろうなと思った。

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    2023年12月06日
  • 100万分の1回のねこ

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    著名な作家さんが「100万回生きたねこ」にオマージュした物語を創作。
    頭の中に、あのねこのお顔が浮かぶような、そんな物語が多く綴られていた。
    ねこの気持ちに寄り添ったり、ねこの方が何倍も人間より理解していたり。
    読後、ねこがより一層可愛く見えてしまった。
    かわいい。とってもかわいい。

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    2023年12月05日