真梨幸子のレビュー一覧

  • えんじ色心中

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    真梨幸子さんのデビュー二作品目がやっと文庫になったと言う事で購入。
    デビュー作の孤虫症と作風が違うと真梨幸子さんのTwitterでも読んでいたのでどんな感じなのだろうかとワクワクしていた。
    読み始めは真梨幸子さん独特な雰囲気を醸し出していた。
    二〇〇五年あるいはその十六年後の最後の方で主人公と吉沢さんの関係が明らかに。
    でも最後はえっこれで終わりなの?!と思ってしまう終わり方で長い話なのになんだか物足りない。
    今まで読んだ作品とは違うモヤモヤ感。

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    2014年09月25日
  • インタビュー・イン・セル 殺人鬼フジコの真実

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    前作に続き、やっぱり☆の数に迷う。
    おもしろかった、けど読後感は最悪。というか読んでる最中から気分が悪くなるくらい、よくまあこんな酷い話を思いつくものだと。
    しかし、一気読みさせる要素はものすごい。とにかく続きが気になるから、どんどんページを捲ってしまう。

    少し後で、通してもう一度読みたくなりそうな気がする。

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    2026年09月06日
  • クロク、ヌレ!

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    ネタバレ

    2012.11.17.sat

    【経緯】
    帯に、「私が死んだ時、『代表作』と呼ばれるのはこの小説であってほしい。」とあったので。

    【感想】
    メインキャラクターが複数人いて一人称と三人称が交錯するという珍しい文体でありながら、それが物語を形作るのにとても心地よくページをめくらせる真梨さんの手腕にまた驚かされた。ほんとうまいわこの人。

    ただ、「イヤミス」がうりの真梨さんにそれを期待して読む人にとっては、いつもより毒気が薄いので物足りないのかもしれない。
    わたしは「勢いのある物語力をもつ作家さん」として好きなので問題ないです。

    真梨さんのだす本だす本のキャラクターたちって愛すべき要素よりも理解したくない生理的に嫌な要素がかってしまうから、そういうキャラクターが無残に殺されても同情できなかったり読後もやっとして終わることが多いんだけど、今回はキャラクターすべてに愛嬌と応援したくなるところがあって、終わり方も「肩の力が抜けた」で読者も肩の力が抜けて読み終えたんじゃないかと思う。

    【真梨さんらしいって思う引用】
    それでも、三十五にもなってこんな有様なのが時には憂鬱だ。だから、絵との悪縁がときどきいやになる。リシュパンがどこかでこんなことを言っていた。『芸術は真の愛情を失わせる』まったくその通りにちがいはないが、その反対に、ほんとの愛情は芸術をきらうのだ。(弟テオドルに宛てたゴッホの書簡より)_P4

    いつの世もどんなときでも、恨まれるほうには自覚はないものだ。が、うらむほうには、確固たる理由があるのだ。それが、傍からみたらどんな些細なことであったとしても、一度生えてしまった恨みは、そう簡単には駆除できるものではない。それどころか、抜いても抜いても次の朝には青々と茂る夏の雑草のように、生命力絶倫なのだ。_P96

    女性にとって、男性の肩書・経歴・職業・収入は最重要項目なのだ。これを無視して、”愛”という一時のまやかしの感情で相手を全肯定してしまう女性の方が要注意なのだ。誰かが言っていた。金のために結婚することはよくないが、金がないのに結婚するのは愚かなことだ…と。_P256

    恋愛モードから結婚モードに切り替わった途端、女性は障害飛越競技に出走している馬と化す。とにかく”結婚”というゴール目指して、華麗なる技で目の前にある障害物をはらりはらりとクリアしていくのである_P262

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    2012年11月19日
  • 孤虫症

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    真梨 幸子4冊目にして、☆4つなのである。こちらはデビュー作で第32回メフィスト賞受賞作。実にすばらしい。ある日突然、リビングに切り落とされた血だらけの妻の右手が落ちていたらどうする。P194この辺りまで読み進めると、あなたはきっと真梨 幸子のダークな世界の奥底にノンストップでまっさかさまに落ちる自分に気がつく。引き返すことはもう出来ない。

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    2026年02月01日
  • 殺人鬼フジコの衝動

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    ネタバレ

    なかなかのイヤミス。
    壮絶な体験から、人を殺すことに躊躇が無くなってしまった女。
    それは陰で別の誰かに良いように操られた部分もあるが、本人のプライドの高さや短絡思考も殺人に大いに加担している。
    個人的にはグロはともかく、虐待描写がキツい。
    オチや最終的な着地点には驚かされたが、不快な表現が多いため、シリーズ続きを読むのは躊躇われる。

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    2026年10月12日
  • 嘘つきは人間のはじまり

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    短編集だけど全部薄っすら繋がってて、詐欺が身近にある様な気がして身が引き締まった。
    一編が短く読みやすかった。

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    2026年10月11日
  • これが最後の仕事になる

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    アンソロジーと言うのも良いなと最近思っていて、その勢いで買った本。ただ、ちょっと大人数過ぎん?
    まぁ、あまり好みでない話であればすぐに読み終えられてホッとする代わりに、これは結構良いぞと思う話は短過ぎるでしょ!
    好みだったのは、小川哲、夕木春央、高田崇史。これらの方達の本は読んだことなかった。新しい出会いに乾杯!そしてオオトリの米澤穂信。さすがです。貫禄が違う。
    あれ?こうして書き出してみると結構満足してるような。でもこの物足りなさ感は何なんだろう?やっぱもっと長いのが読みたくなるからだ、きっと。それが狙いだな、この本は。

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    2026年10月09日
  • 嘘つきは人間のはじまり

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    人と言うものは必ず欲があり、欲には必ず嘘がある。そんな真実を8編の収録作全てが物語っていて、中でも金蚕蠱は秀逸。このモチーフはかつてどこかで見聞きした記憶もある。その家に憑いている福の神を粗末にすると福の神は家を去りその家は没落する、と言った話しは伝承で良く聞かれるパターンではあるが。
    いずれにしても嘘を付く原因は必ず欲が絡んでいる事は間違い無い。

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    2026年10月04日
  • みんな邪魔

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    ネタバレ

    全員それぞれ気持ち悪かった。
    みんな邪魔で自分がかわいい、欲求まみれの人間の醜い部分が溢れ出てて読み終えるのに時間がかかった。
    特にミレーユと母親は本を閉じたくなるほど嫌だった。
    バーのママはもしかしてと思ってたけど、ガブリエルが男(渡瀬)だとは気づかなかった。
    ここまで大事になっても会はまだ続いていくというところと枝美子の恐ろしさも最後に残って、まさにイヤミスや〜〜

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    2026年10月04日
  • インタビュー・イン・セル 殺人鬼フジコの真実

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    やっと衝動では明るみにならなかった事件の真相を知ることができた。だけど、真相までが長すぎたな。そこまでの無駄が多かった気がする

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    2026年10月01日
  • 嘘つきは人間のはじまり

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    ロイヤルロマンスが一番ギリギリで面白かった笑。
    他も面白いんだけど、ロイヤルロマンスは実例が身近だからさ。

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    2026年09月27日
  • これが最後の仕事になる

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    「これが最後の仕事になる」
    共通の一文からいろんな作品が読めるとは!
    短編集は初めてで、いろんな作家さんの作品が読めるのは新鮮だった。
    初めて読む作家さんで気になる方もいて、読書の幅が広がるなと思った。

    個人的に面白かった作品
    『電子の赤紙』/三上幸四郎
    『声』/岸田奈美
    『まだ間に合うよ』/金子玲介
    『時効』/米澤穂信
    『あの人は誰』/麻見和史

    衝撃的だった作品
    『【従業員が告発!】ペットショップという名の地獄』/真梨幸子

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    2026年09月23日
  • 三匹の子豚

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    うわー、めちゃくちゃで気持ち悪い話だった。異常者、みんな異常者だった。さすが真梨幸子さん。
    サクッと読めて面白かった。

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    2026年09月23日
  • ウバステ

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    残り少ないページで、え?ここからどうなるの?ちゃんと終わるのか?って思ったけど素晴らしい巻き返しでした。老後の事を考えるきっかけになる作品。

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    2026年09月20日
  • 殺人鬼フジコの衝動

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    「私が小説家になるなら、『殺人鬼フジコの衝動』みたいな本かな」という好きな女の子の言葉を聞いて、思わず買いました。

    恵まれない幼少期を過ごしてきた藤子が、「殺人鬼フジコ」へと変化していく過程を描いた本なのですけれども、なんとも結構、「小学校での友人間トラブル」「好きな男を親友に取られた」「つきまとう週刊誌記者」など、ベタな暗い過去から殺人に至るエピソードが、ただただ羅列されているような印象でした。
    殺人の動機も浅く、殺人方法も特異なものではなく(謎に怪力で絞め殺せるフジコ)、ただのサイコパス物語という感じに終着してしまった。
    『リカ』のようにサイコパスから追われる側の視点でもないため、ハラハラすることもなく、淡々と嫌なことが起こり、それを殺人で解決していく。繰り返しになりますが、物語というより「点の羅列」のように感じました。

    ――と、最後の最後まで思っていたのですけれども。
    最後の章を読むと、気づけば一番最初のページに戻ってきていて、それまでバラバラに見えていた点と点が結ばれ、ひとつの円になっておりました。

    この物語のテーマを「血の繋がり」として捉え直してみると、途端に見え方が変わってくるのですね。
    それにしても、あの女の子はなぜ、殺人鬼フジコの衝動みたいな作品を書こうと思ったのでしょうか!

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    2026年09月19日
  • あいつらの末路

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    面白かった〜〜〜!!!!

    短編集かと思いきや、普通にミステリー!
    繋がる繋がる、どんどん繋がる

    結婚に淡い夢をもつ50代の女性3人が
    ころころ結婚詐欺に引っかかり、
    そのせいで余計な事件にも巻き込まれていく

    愛は憎しみを伴う、って作中に出てきたけど
    まさしくそれな終わりでしたね、こわっ

    ぽんこつなのに、そんな女性たちから重い思いを持たれる結婚詐欺師、、、羨ましくは無いけど凄い

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    2026年09月16日
  • フジコの十ヶ条

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    最初がB級でサクサク読める思うたら
    仕掛けてくるからちゃんと読んどこな
    仕掛けが分からんくなって評価下がるで。
    読み終わったら解説と答え合わせしたらおもろいで

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    2026年09月16日
  • 向こう側の、ヨーコ

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    ドロドロしてるのにサバサバしてて連続殺人なのにどことなくコメディチックで真梨幸子らしいストーリーだった。

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    2026年09月06日
  • 波乱万丈な頼子

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    ネタバレ

    一人ひとりが浅い感じしたけど、さらりと読めた。こんなにたくさん死んだわりにあっさり犯人たち自供してしかも死ぬ笑

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    2026年09月02日
  • インタビュー・イン・セル 殺人鬼フジコの真実

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    ネタバレ

    前作と合わせて完結した感があります。
    結果的に間を空けずに読んで正解でした。

    前作の補完的なストーリーと合わせて、下田健太のストーリーが進行していきます。
    後者は明らかに「北九州監禁殺人事件」をかなり近いかたちでモチーフにしているようです。
    ただ、この2つのストーリーは決して有機的に繋がってるようには感じませんが、前作の謎が解明するのでちょっとしたカタルシスはありました。

    健太がどのようにしてフジコにインスパイアされたのかは、見えてきていませんし、個人的に健太&茂子はもっとスカッとKILLしてもらわなければこちらの溜飲は下がりません。
    それくらい彼らは胸糞悪いです。

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    2026年09月02日