真梨幸子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレほぼ一気読みしちゃった。読みやすいし引き込まれた。
イヤミスだけどイヤじゃない…イヤなんだけどイヤじゃない…イヤだけど読まされちゃったな。
また読み直したくなっちゃう一冊!
あと内容と全く関係ないのですが小学館文庫って紙がちょっとツルツルしてるのかな?気持ちよかったです。
追記:読み終えてすぐに、ちょうどTVでロボトミー手術の特集を見る機会があり、それを見たらうわあ、本当に本当だったんだ!という気持ちがわき出た。
アイスピック状の手術道具や、眼窩の奥の頭蓋骨の薄い部分に穴を開けるなどなど…。
細部を知ったら、より恐ろしさが増したし、再読したくなりました。 -
Posted by ブクログ
真梨幸子『ツキマトウ 警視庁ストーカー対策室ゼロ係』角川文庫。
今月は『祝言島』に続き2冊目の真梨幸子。連作短編風ストーカー・イヤミス小説。真梨幸子がついに警察小説形式のイヤミスを書いたのかと期待したのだが、いつも通りの作風だった。『警視庁ストーカー対策室ゼロ係』は脇役的にしか登場しない。
様々な偏執的なストーカーによるストーキングの形が連鎖していき、全てが一本の糸でつながるという技巧的な作品。
『警視庁ストーカー対策室ゼロ係』が捜査協力を依頼する『先生』の正体は……
登場人物同士の複雑怪奇な関係性は相変わらずで、それを理解するのに少し疲れるが、あくまでもそれが真梨幸子のイヤミスを堪能 -
Posted by ブクログ
ネタバレまさかの結末だった。怪しい人が、麻美→奈美→(夫→アコ→山下らへんの主婦→梶原)とどんどん変わるから何を信じればいいか分からなくなってた。やばい人だと思ってた麻美はそこまでやばくなくて、実際には梶原やマンションの主婦がおかしい人だったのには驚いた。色んな登場人物の中身を色んな角度から見れた気がする。一つの角度からでは見えないこともあると思った。確かに主婦たちの不穏な空気は感じてたけど、まさか最終的に主婦たちが主犯だとは思わなかったし、アコがこの話のキーになるとは思わなかった。「孤虫症」っていうのも最初はなんかの比喩みたいなものなのかなって思ってだけど、実際に存在するとは思わなかった。あと最後人