真梨幸子のレビュー一覧

  • 5人のジュンコ

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    ネタバレ

    面白かったけど、いつもの如く、難解で〜〜!
    あれ?あれれ?どゆこと??ってなっちゃう〜(^_^;)

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    2018年12月26日
  • アルテーミスの采配

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    真梨さんらしい、女の復讐心が出ていたなと思いました。

    忘れていた人が最後に絡んできて、予想できなかった。

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    2018年12月09日
  • 鸚鵡楼の惨劇

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    2013年に刊行された単行本を、加筆・改稿して2015年に文庫化したもの。
    真梨幸子にはイヤミスを期待してしまいますが、イヤ度数が低めな作品だと思いましたね。途中、ママ友同士の人間関係だけイヤ度数が高かったですけど。割と普通のミステリーとして読めましたよ。
    プロローグ的な1962年、事件が起こる1991年、事件解決のヒント編2006年、事件解決編2013年、と、各時代を描くのは大河小説的ですが、デ=パルマの『悪魔のシスター』、ポランスキーの『ローズマリーの赤ちゃん』を思い出させながらも疾走する物語は、大河というより激流。流れに任せて読んでいた自分は、序盤で張られていた伏線に完全に気付かず、クラ

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    2018年10月31日
  • アルテーミスの采配

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    2018年、24冊目は再読月明け、安定度高い、真梨幸子。

    フリーライター、名賀尻龍彦はAV女優のインタビュー本のゴーストライターの依頼を受ける。しかし、インタビューを行ったAV嬢は次々と不審な死をとげる。そして、容疑者となった名賀尻も失踪。そして、『アルテーミスの采配』と題された名賀尻の草稿が、出版社の派遣社員、倉本渚の元へ届く。

    独特な違和感に覆われたプロローグ。そして、第一部の終盤から、物語は不穏なドライブを始め、第二部突入。もぅ止められない。

    展開の中での、違和感、引っ掛かりは、ほぼ伏線回収され、大きな金の流れの裏側にある、大きな別の目標達成へ向けた一大プロジェクトの全貌が明かされ

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    2018年10月03日
  • お引っ越し

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    2018年、20冊目は、真梨幸子。「引っ越し」をテーマとした、連作短編集。

    今回はタイトルに、一言コメントを添えて……。

    扉:悪夢系とでも言えばイイかな。

    棚:時系列的に引っかかるトコあるが、見事にヤラれました。

    机:コレは大好物。ユーモア感じるオチの後で、遅効性の毒が効いてくる。

    箱:真梨幸子流、イヤミス調、ベタなホラー。

    壁:コレも、ややベタ感ある、サイコもの。

    紐:話としては、少々、弱い気も……。一方、前のいくつかの話とリンクして(紐で繋がって)いる。

    解説:ん~っ……。サラっと読んでしまった方々には親切ではある。一方、個人的、お気に入りの「棚」のヤラれた感、「机」の遅効

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    2018年08月23日
  • ふたり狂い

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    連作短編集。(2009年3月)
    収録作品:エロトマニア / クレーマー / カリギュラ / デジャヴュ / ゴールデンアップル / ホットリーディング / ギャングストーキング / フォリ・ア・デュ

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    2018年08月11日
  • 5人のジュンコ

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    ドラマ→小説と読んだ。ドラマの方が衝撃的な作り。
    微妙に設定やあらすじを変えてきてるけど、誰にだってあるささやかな優越心も、この作家の手にかかればたちまち、いやーな要素に。

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    2018年07月11日
  • 5人のジュンコ

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    ネタバレ

    当初の懸念どおり、読みが同じ人物が複数でてくるので混乱気味になった。文字は違えど次々出てくるジュンコを確立させる為に何度も前のページをめくりました。

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    2018年07月09日
  • アルテーミスの采配

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    この作家さんの独特なドロドロ感は好きだ。
    あまり表に出したくない人の歪んだ心情を書くのが上手い。

    最後の方まで話しの展開の構図がなかなか分からなかった。
    いい意味でそこに引き込まれていく。
    その一方で犯人は途中で分かってくる。最後にどう収束するのかが気になっり読むペースが速くなる。
    多少、ストーリー展開が大胆なので細かい点に突っ込み所はあるがそこを差し引いても面白い。
    AV業界ってそんなものかと思ってはいたが、文章で纏められると良く理解が出来る。

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    2018年05月31日
  • イヤミス短篇集

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    ネタバレ

    真梨さんのイヤミスの短編集

    短編集はあまり好きじゃない私ですが、真梨さんの短編集は好きです。
    短くても長くても面白いってすごいなーと。
    オチもちゃんとしててきちんとイヤミス(笑)
    書き方が上手ですっかり騙され。

    もちろん長編で読む方がドキドキが続いて面白いので早く読みたいです!

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    2018年03月22日
  • アルテーミスの采配

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    AV女優へのインタビューをまとめた書籍の企画が進行中、インタビューを受けた女優たちが殺されていく。
    テンポがよくページが進む。女優たちが自分を偽ろうとする姿は目が離せなかった。前半部分はそういうフェイクの読み物としても面白い。
    後半は、真相が徐々に明らかになっていくのだが、そこまで計画できる?って強引さも少し感じた。この作者は意外な結末!よりも、展開や心情を描くことに比重を置いたミステリーの方がいいのに。

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    2018年03月18日
  • 女ともだち

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    ルポライター楢本野江がマンションで起きた2件の殺人事件の取材を重ね事件の真相に迫る。亡くなった2人の個性的な生立ちと関係者への聞き取り取材の臨場感と野江の複雑な心情の綴りに読みすすみを止められなくなる。

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    2018年03月17日
  • 鸚鵡楼の惨劇

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    1962年の鸚鵡楼で起こった惨殺事件から、1991年に跡地に建設された高級マンションでの事件。その後2013年には関係者が集まり真実が明かされていく。
    後味は悪いけど、今回は名前に関するトリック?のようなものがあり、すっかり騙された感じ。
    でも、やっぱり真梨さんのイヤミスは止められない。

    2018.1.11

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    2018年01月11日
  • 人生相談。

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    とにかく登場人物が多くて、混乱はするけれど絡まった糸を少しずつほぐしながら読みました。
    絡まった糸は完全にほぐれはしないですが、それが面白いところなのかもしれません。
    新聞のよろず相談室に投稿される悩み事が蜘蛛の糸のように広がっていった、そんな物語でした。
    読むほどに惹きつけられました。
    私も蜘蛛の糸に絡まったのかもしれません。

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    2017年11月13日
  • イヤミス短篇集

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    ネタバレ

    旅のお供として借りる。読んだことあるやつかと思ったけど違った。相変わらずのイヤミス。「いつまでも、仲良く。」の女友達同士の足の引っ張り合いはともかく、母が娘の足を引っ張るってのも毒親って感じでぞっとした。ダイエット問題は無意識にやってそうだけど。それが毒親なのだ。「小田原市ランタン町の惨劇」はあほすぎる。最初の勘違いがここまできちゃうなんて。殺され損としか言えない。死んでなかったのが何よりだけど。「ネイルアート」は怖かった。子どもの爪をはぐなんて。

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    2017年11月06日
  • 女ともだち

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    同日に同じマンションで、二人の独身キャリアウーマンが殺された。一流企業のOLだった被害者の“裏の顔”とは? 二つの殺人をつなぐ接点とは? 新人ルポライターの楢本野江(ならもとのえ)が辿り着いた真相は、驚くべきものだった……。衝撃の結末が女たちの心の闇をえぐり出す、ドロドロ濃度200%の長編ミステリー。

    【感想】

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    2017年08月06日
  • えんじ色心中

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    ネタバレ

    2005年に刊行された、真梨幸子作品の2作目。「イヤミス」という言葉も無い頃の作品で、「イヤミス」を期待するとちょっと地味な内容に思えます。
    全編、ひたすら沈鬱な雰囲気が漂い、一応意外な結末は用意されていましたが、そこにはほとんどカタルシスが無いような感じです。
    詠み終わり、この感じ、何かに似ている、と思い出したのは、2004年に日本で公開された韓国産ホラー映画『4人の食卓』を観終わった時の感じですね。ストーリーは全く違いますけど、両方とも終始陰鬱だし、過去の事柄の現在への関わり方とか、幽霊が出てくるけどそれが単なる脇役であるところとか、結構似ています。
    この作品の中で、結構マニアックなホラー

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    2017年08月05日
  • イヤミス短篇集

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    2017年、27冊目は、真梨幸子、初の短編集。その名もズバリ『イヤミス短編集』。

    今回は各々、一言、レビューを……。

    一九九九年の同窓会:ライト・イヤミス。「反省とか、懲りるとかないんかい」のツッコミ入れたくなる。愚鈍なモノが生み出し、狡猾なモノが搾取する。

    いつまでも、仲良く。:ある程度、造りは予想の範囲内。女同士のドロドロを得意とする、真梨幸子節、ショート・ヴァージョン。

    シークレットロマンス:大好きだよ、こういうグロ系、不条理モノ。虚構と、現実の境界を見失って……。ちょっと、力業的な部分(強引な展開)感じるけどね。

    初恋:ミステリー的に、見事にヤられた。あの長編の逆パターンだっ

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    2017年07月20日
  • 鸚鵡楼の惨劇

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    伏線に次ぐ伏線。
    なのに長い時間かけて読みすぎて伏線回収が困難になってしまいました。
    一気に読むことをお勧めします。
    なかなかこの関係性は…。

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    2017年07月06日
  • 女ともだち

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    また、タワーマンションの話だか、楽しめた。誰が話し手かわかならなくなる。最後は、やっぱりいやミスになる。

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    2017年05月03日