真梨幸子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
久しぶりの真梨幸子さん、ちょっと好奇心をくすぐられるタイトル…。
法律事務所で働く高幡莉々子は、ある動画チャンネルが気になっていた。
顔出しせずに料理を作る手元のみで「頼子」という70代の女が、困窮した生活状況や波乱に満ちた人生を語る動画に投げ銭が舞う。
シニアのVLOGチャンネルのサムネが似たり寄ったりで、バズったチャンネルの後追いか、ヤラセなのか、または一種の貧困ビジネスなのか…と。
そのうち突然おしまいの挨拶が…
ちょっとした好奇心に動き出した莉々子が、配信されていたアパートを特定して行くとそこで頼子が亡くなっていて…。
頼子を追いかけ探すのは莉々子だけではなくタナカさんも…。
次々と現れる頼子は何人…。
取り返しのつかない事態に巻き込まれて、ついには莉々子の母親までもが…。
展開が急激で早くてあっという間に読み終えるが、莉々子さんの最後は何なんだ。
藤村もよくわからないぞ…とモヤモヤ感が残る。
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Posted by ブクログ
ネタバレ最後に犯人はわかるけど、
もはやソレがメインではない感じがした。
公園でボームレスが殺害された。公賀沙知、57歳、独身。
関口祐子がバイトするカフェによく来ていた。殺された日にも来てた。関口は泡沫ブロガー、いつものようにパソコン叩いていたら「!」のキーが取れた。テレビボードを動かして探したら、そこに何故か公賀沙知の名前が!
調べてみるとどうやらボームレスのまえはここに住んでいたらしい。コロナ禍やらなんやらで、派遣の仕事はきれ、カフェのシフトも減り、ヒマになって調べていく。その結果をブログにかくと、なんとバズった。
沙知は大手広告代理店の派遣の仕事をしていたが、引き抜き?で小さな広告代理店の正社員となった。がそこが倒産。
「リゾートで楽しく稼ごう」の広告で熱海に行き、イベントコンパニオン兼売春婦として働かされる。そこが摘発されて、東京に戻るも,すぐに熱海の温泉の仲居(売春婦も)になり、男ができて一緒に東北へ。そこで子どもを産んで、出産。
コンパニオン仲間だった香川に勧誘されて怪しい宗教に入信し、子どもはあずけて、また東京に出てきたらしい。
板野光昭は元新聞記者。43才休職中。押し付けられた保護猫にチップが入ってて、前の飼い主のデータを消してもらうために調べてみた、すると、公賀沙知を殺した男、西岡政夫だった。
公賀沙知が殺された公園近くのマンションの掃除をしていた。
周りの証言では西岡は人を殺すような人間ではないという。保護猫をあずかったりして、優しい人だった。だが、西岡は自分が缶詰入りの袋で殴ってしまったと自首し、その後留置所で自殺してしまった。だからこの事件は被疑者死亡という形で終わった。
ほんとに、そう?
公賀の生きてきた人生が、関口祐子のブログによってバズったのは、
一本間違ったら、自分も彼女のようになったかもしれないから。#さっちゃんはあなただったかもしれない というタグでSNSで話題となった。
このお話のキモになるのは、もちろん犯人は結局だれなん?ってこともだけど
バブル期、就職氷河期の人たちが,あれからどう生きてきたのかってところがある。なんなら私も就職氷河期でして(年がバレる)、こわーって思ったよね。ある意味、おそるおそる生きてきた感すらある。
おそるおそるのおかげでか、公賀沙知や、関口祐子や、板野光昭のように食うに困ることはなかったのだけど(旦那に感謝)、なんか明日は我が身だったなとか、やっぱのこハッシュタグの
#さっちゃんはあなただったかもしれない
に共感してSNSのいいねをめちゃ押してたかも。
犯人はめちゃ意外な人です。目的も?そして、描かれてない結末も。
あと、
さっちゃんって・・・・?
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Posted by ブクログ
『黒猫を飼い始めた』のシリーズ。「新しい法律ができた」で始まる掌編がたくさん入ってお得。
圧倒的に面白かったのは白井智之「ぜんぶミステリのせい」
こんなにソフトな話書いてここから入る人いたらどうするつもりなんだろう。この短さで犯人当てに挑戦してミステリに向き合ってて好き。
大沼紀子「もう、ディストピア」も反転がうまくて面白かった。
五十嵐律人「革命夜話」はさすが得意分野って感じでこれがラストで締まってよかった。
退屈する話も特になく、各作者の色が出ていて軽く読むのによかった。赤川次郎の赤川次郎らしさたるや。
『異セカイ系』の名倉編が参加してて嬉しかった。また長編書いてほしい……!