真梨幸子のレビュー一覧

  • 5人のジュンコ
    男たちを騙し、金を巻き上げ、次々と殺していった
    連続不審死事件の容疑者「佐竹純子」
    彼女と直接、または間接的に関係のある「ジュンコ」たち。

    悪意や殺意は伝播するのか
    相変わらずのイヤミスっぷり(笑)

    女のイヤなところを描かせたら天下一品
  • アルテーミスの采配
    闇を掘り下げたテーマもストーリーも良かったのに、読みづらくて何度も戻って読み返してしまった。ふいに差し込まれた空行に「これは叙述トリックで目線が変わってるやつだな。不自然に名前を出さなくなったし」と深読みさせといて、結果なんでもなかったってパターン多すぎ。
  • アルテーミスの采配
    AV業界という業界そのものが興味深く、すらすら読めた。

    誰が黒幕なのか?というところに関しては全くわからず
    女の恨みって本当怖いなぁ…という感想。
    わりと人物関係が複雑。

    仕掛けももちろんですが、AV女優という仕事についている
    女性たちの心情や背景がすごく細かく描かれていて
    その部分が興味深かっ...続きを読む
  • 女ともだち
    ぐっちゃぐちゃでドロドロ。
    読みやすいし、二転三転するから気になって止まらなくはなるけれど…オチは弱かった。
  • アルテーミスの采配
    AVの世界の裏側を舞台にした物語!

    AV女優の素顔を描く本を出版しようと、ゴーストライターが女優達をインタビューする。
    まぁそれだけでも面白いのですが、インタビューを受けた女優達が失踪しだす?
    ゴーストライターが不審に思い始めたところで物語は急展開!

    罠に嵌められAVの世界に身を投じ自分を納得さ...続きを読む
  • イヤミス短篇集
    連作短編集。(2012年9月)ほかの連作短編集よりはちょっと落ちる。
    収録作品:一九九九年の同窓会 / いつまでも、仲良く。 / シークレットロマンス / 初恋 / 小田原市ランタン町の惨劇 / ネイルアート
  • あの女
    いやミス作家だと聞き、はじめての真梨幸子。

    2人の女流作家とその周囲、自分を阿部定と偽ってちょんの間で働いていた田中加代という老婆、心理的瑕疵物件のタワーマンション。
    途切れ途切れに読んでしまって、奥村マキが誰だったか思い出せないまま全部読んでしまって、ごちゃごちゃな読後感になってしまった。。

    ...続きを読む
  • カンタベリー・テイルズ
    2018年、4冊目は真梨幸子。通常と隙間読書を併用して読んでいたモノ。

    5つのパワースポットにまつわる、5編の連作(❔)短編。今回はタイトルとパワースポットだけ紹介。

    グリーンスリーブス-首かけイチョウ-
    カンタベリー・テイルズ-カンタベリー大聖堂-
    ドッペルゲンガー-来宮神社-
    ジョン・ドゥ-...続きを読む
  • あの女
    2017年、43冊目。安定の真梨幸子。

    売れっ子作家、三芳珠美。一方、パッとしない作家の根岸桜子。1999年11月の大停電の日を境に二人の運命の輪は回り始める。

    読ませる力は抜群。フックの利いた一作。

    とにかく、先が気になる展開。一つは、ミステリー脳が先ん立ち、疑ってかかったトコに落ち着いた。...続きを読む
  • あの女
    所沢のマンション、最上階の
    1室を所有していた女流作家珠美の転落死から、
    物語は始まっていく。
    女性の嫉妬と確執が織りなすストーリーは、
    最後2転3転する。

    途中のだらだらした展開はイマイチでしたが、
    最後の展開は面白かったです。
  • イヤミス短篇集
    あ~、真梨さん、面白かったわ~。イヤミスっていうよりサイコホラーな感じ。どれも秀作だったけど、ネイルアートが怖かった。金山さん、それは分からんでしょ!
  • イヤミス短篇集
    題名の通り、確かに嫌ーな気分になる短編集です。ミステリーというより、ホラーじみている作品も。ただどの主人公も元からどこか異常性を感じる人々で、残念ななオチも身から出た錆。元は常識的な人が壊れていく姿の方が怖さを感じると思います。最近女の業に関する話題が周囲にあったことから、「いつまでも、仲良く。」が...続きを読む
  • あの女
    同時期にデビューした売れっ子作家・珠美としがないOL兼業作家・桜子。
    珠美の成功を妬ましく思う桜子の運命は、珠美がマンションから転落した日から逆転したかと思われたが…。
    所沢のとある高級マンションの心理的瑕疵物件である『四〇一二号室』で繰り広げられる悪意の饗宴。

    本の帯に「イヤミス」とありましたの...続きを読む
  • イヤミス短篇集
    まあタイトルからして当然ですけど実にイヤミスだった。
    一番やだったのはラストの育児サイトの「ネイルアート」かなあ…「小田原市ランタン町の惨劇」も嫌だけどイヤミス的な嫌さというよりは気持ち悪さが勝った。
    「いつまでも、仲良く。」も予想はできるものの非常にいやでした。いやなことが分かっていてそのままそこ...続きを読む
  • イヤミス短篇集
    時々こんなイヤミスを読みたくなる。
    かなりグロい系のイヤミスだ。
    本当に読後感の悪さったらない。でも、また読みたくなるのだ。
  • 人生相談。
    様々な人生相談に絡めて複数の話が進行していくユニークな趣向。いけ好かなかったりゾワゾワする登場人物ばかりなのに、関係や正体を予想しながら読んでいくのは意外と楽しかったな。ただし後半は見事に頭の中では収集つかずw巻末にでも空欄の相関図があれば名前を埋めながらもっと楽しめるはず。
    人物の焦点が最後まで絞...続きを読む
  • 5人のジュンコ
    ん~、率直に言うと微妙な感想。あいかわらず女の毒々しい部分を隠し立てせず(今回さらに赤裸々に?)描いている。
    実際の毒婦の事件をベースに同じ「ジュンコ」という名の5人の女や彼女らに関わった者たちが、なぜか気づけば不幸な結末を迎えているんだけど……何だろう? なんかボヤっとしてるんだよね。特にショック...続きを読む
  • 深く深く、砂に埋めて
    タイトルが意味深だし真梨さんなのでさぞオドロオドロしいお話かと期待大で読んだのだが…あっさりしすぎて期待外れでした。有利子は悪女?うーん、頭の弱い天然な人って感じで読み進めるうちに魔性もダウンし、弁護士との逃避行も(ないわー)な感想でした。途中までは良かったのにな。
  • 5人のジュンコ
    ジュンコによって、ジュンコたちは人生を暗転させられていく。
    このモデルとなったのは、巻末の参考文献から二件の連続不審死の被疑者となった女性たちと推測される。
    確かにこの二つの事件は非常によく似ていた。
    とても万人受けするとは言えない容姿、評判の悪さでありながら多くの男性を手玉に取り、殺害した(と、1...続きを読む
  • 鸚鵡楼の惨劇
    真梨幸子さんは2冊目。何となく壮絶だろうなと覚悟して読む。性的異常者多数登場したが、エロもグロも描写がしつこくなく意外にさらっと読めた。ただ、どんでん返しに無理があった気がする。コウちゃんにミズキか…カタカナって先入観入るよな。それにしても、一番の被害者は駿だよな。