『縄紋黙示録』なる自費出版のゲラを校正することになった興梠。
『縄紋黙示録』の古代と思わしき不可思議な世界と興梠の現実世界が交錯し、何を読まされているのかと前半は怪訝な状態が続く。
冒頭の死体発見の記事や千駄木一家殺人事件の一見無関係なパーツと最後に全て繋がるのはいつもながら快感。
日本史の圧倒的情報量に溺れつつたどり着いた『縄紋黙示録』誕生の真相は思いきり肩透かしだったけど、なーんだと思わせてからの追記の不穏な匂わしは安定の真梨さん節だった。
マロンちゃんがこれから見届ける未来も縄紋の渦の中なのだろうか…。