真梨幸子のレビュー一覧

  • 祝言島

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    キーワードが幾つもあって、少しでもそれに触れると全部ネタバレになりそうで内容には触れられないが、真里幸子作品は、しっかりと結末まで書かれているし、表現もはっきりしてるから読みやすいし分かりやすい。
    私はM上H樹みたいな、表現も結末もぼんやりした感じの小説が嫌いなので、そういう意味でも真里幸子さんは推しです。ただ今回の作品のオチは、あまり好みではなかったかな。

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    2024年02月17日
  • ご用命とあらば、ゆりかごからお墓まで 万両百貨店外商部奇譚

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    外商と言う仕事を余り聞き慣れなかったせいか、どんな内容なのか知りたくて手に取った本でしたがさすが真梨先生中々面白くてあっという間に読み終えてしまいました。人と人がどんどん繋がってイヤミス!最後には必ずトップ外商大塚が現れる所が凄いですね。

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    2024年02月15日
  • カンタベリー・テイルズ

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    ネタバレ

    真梨本初期作品。
    パワースポットをテーマにドロドロ感満載のイヤミス連作短編集。

    いわゆるマイナーなパワースポットなせいか、ものの見事にパワーを吸われていった人達のお話。
    繋がりはあるのですが、シップ・オブ・テセウスはいらないんじゃないかなぁ?
    プロットとしては、表題のカンタベリー・テイルズを中心にそこから派生したお話という感じ。

    作中にも書かれている「カンタベリ物語」。
    世界史で習い、面白そうだったので高校時代に買ったまま未だに読んでない・・・積読あるあるwww

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    2024年02月09日
  • 初恋さがし(新潮文庫)

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    何回かに分けて読んだらいけないやつだった。途中で登場人物がよく分からなくなってしまった。
    でも真梨さんらしいドロドロした人間関係をお腹いっぱい味わえて良かった。

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    2024年02月06日
  • 深く深く、砂に埋めて

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    読中はもやもやした気持ちがずっと晴れずに、いまいちどこにも共感できない話。
    ところが最終章を読みがらっと感想が変わった。
    どうしようもない虚しさや無常を感じ、やはり哀れを強く思う。

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    2024年02月03日
  • 孤虫症

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    不穏な空気感か終始漂っていて怖いけど興味を維持したまま読み終えれた。
    後半の怒涛の種明かしが圧巻だった。
    振り返った時、最初の語り手に救いが無さすぎた。
    狭いコミュニティの怖さ、視野の狭さによる顛末にも感じた。

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    2024年02月01日
  • ノストラダムス・エイジ

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    1999年7月 人類滅亡という、
    ノストラダムスの大予言に感化され、
    人生を歪めてしまった人たちによって
    引き起こされた惨劇。

    まるで予想していなかった人が、
    しっかり絡んでくるところがにくい。

    複数の人間軸が目一杯交錯するのに、
    読んでいて難しくならないのも流石。

    軽快に読まされた、という印象でした。

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    2024年01月27日
  • ノストラダムス・エイジ

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    わちゃわちゃしていた。
    懐かしいな、私も1999年がくることを恐れていたな。
    ちょうど二十歳になる年なのに死んじゃうのかって、怖い夢見たりしたな。
    と、懐古的な気持ちになりました。

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    2024年01月19日
  • 向こう側の、ヨーコ

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    この作家さんのやつは何作か読んだことがあるけど、個人的にはこれが一番面白かった!(他に読んだのは、6月31日の同窓会、アルテーミスの采配、私が失敗した理由は )

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    2024年01月07日
  • ノストラダムス・エイジ

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    なかなか楽しめましが、ちょっと混乱するストーリー展開でした。パラレルワールドの様にコロコロ変わる展開がドラッグによるトリップで、最初はSF的要素のある話かと思いながら読み進めると、確り練られたミステリーでした。
    結局どの展開が現実なのか分かりにくい所がありましたが、読みやすく先が気になるお話でした。
    ただ、予言、ドラッグ、仮想通貨、詐欺、ストーカー等など、事件の真相に関わるものを盛り込み過ぎで収拾がつかない所がマイナスポイントでした。もう少し吟味して寄り深みを持たせれば更に良い小説になったのでは?!と思いました。

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    2023年12月16日
  • フシギ

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    主人公がどういう人なのか毎回ずれて分かりにくく最後結局騙された~って思いました。実話怪談ぽい作りで呪いとかはめちゃくちゃ好みです。気になったのは南米から持ちかえったかもしれない謎の風邪とヨドバシ書店がつぶれたのかどうかってとこ。そこはもう少し書いて欲しかったかな~。でもはじめて読んだ作家さんでしたがこのはなしは面白くて好みでした。イヤミスというのは全く興味ないのでこういうホラー小説ならまた読みたいかもです。

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    2023年12月04日
  • 孤虫症

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    ネタバレ

    本編を通して不穏な雰囲気が漂う。描写の気持ち悪さはものすごかった。

    未知の寄生虫に侵されてエグい死に方をするバイオホラーなのかと思ってたけど、登場人物も相当なエグさだった。

    三章の種明かしがちょっと雑すぎてそこは残念だった。アキコのセリフが2、3ページに渡って続いてて、演出も何もなかった。あと一章、麻美の実体験ではなく梶原が書いた小説だったと言う仕掛けは、無理があると思う。夢オチみたいな残念感があった。ハラハラドキドキを返してくれといった感じ。

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    2023年12月04日
  • フシギ

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    ネタバレ

    何というか本当に「不思議」な物語だった。
    ホラーと言えばホラーだけど、繰り返しやミスリードが多く、読んでいると混乱してきて不思議な世界に迷い込んだ気になるというか。
    出てくるネタは、オカルト界隈では有名なものが多いので既視感も凄かったが。

    一番の仕掛けは、冒頭から作家の一人称で書かれている点か。
    エッセイと思わせておいて実は……これは読んでみてのお楽しみ。

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    2023年11月30日
  • ノストラダムス・エイジ

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    ネタバレ

    読メを始める前に五島勉さんの書かれたノストラダムスの大予言のシリーズを何冊か読んだことがあるので、-刊行から50年、世紀末の厄災が再び-という帯の文字に惹かれ都市伝説的な本を期待していたのですが、ホラー、オカルト、なんといってよいかわかりませんがミステリーとは思いもよりませんでした。時間軸に振り回され、最終的には1999年生まれの真相と殺人の動機にはもやっとした感じしか残りませんでした。ただマンデラ効果という言葉は初めて聞きましたが実際にこういう事ってあるよね。逆に大予言のシリーズは今読むと面白いかも。

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    2023年11月15日
  • みんな邪魔

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    今まで読んだ本では味わえなかったへんなざわつきを感じる本だった。
    ミスリードにしても描写的に若干無理があるように思えた結末だったが驚かされた。
    どろどろした人間関係だけでなくミステリー要素も含んでいて面白く読めた。

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    2023年11月10日
  • 縄紋

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    ネタバレ

    最近YouTubeで縄文時代の都市伝説の解説を観たばかりだったので、都市伝説的目線で読み進めた。
    YouTubeで、この世は疫病戦争天災滅び、、そして再生、その繰り返しだと言っていた。アトランティスやムー大陸が例。まさにこのお話と被るところがあって興味深かった、、そして現実世界でもまさにコロナ、戦争、、その次は天災、、?
    実際にお経にもこの滅亡と再生について書かれてあるとか、、。
    神話と歴史と宗教について、殺人ミステリーとして楽しみながら学ぶことができて良かった!

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    2023年10月28日
  • ノストラダムス・エイジ

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    いつもの真梨幸子!って感じです(笑)
    真梨幸子さん好きならそれなりに楽しめると思います。後味の悪さもいつも通り✨

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    2023年10月22日
  • ノストラダムス・エイジ

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    1999年7月生まれのオカルト好き「世紀末五銃士」。東京小金井市で起きた集団自殺事件から逃れた生き残りが、その真相を解こうとする。

    真梨さんなので、仕掛けは山ほどあるし、一筋縄ではいかないんだろうか、とは思いました。が、結末に「どんでん」はなく、そこに落とし込んだか〜という感じでした。

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    2023年10月09日
  • まりも日記

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    以前NHKの猫番組に出演していたのを見て、とても印象的だった作家さん。本屋さんでこの本を見つけ、思わず手に取った。
    冒頭の『まりも日記』に真梨さんの面白さが溢れていて好き。

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    2023年10月07日
  • ノストラダムス・エイジ

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    ノストラダムス!懐かしさと今さらな題材に惹かれました。
    オカルト系ユーチューバーの呼び掛けにより集まった
    1999年7月生まれの5人。
    そして、小金井市で起きた十五人集団自殺でメンバーの1人が巻き込まれる。
    本当に集団自殺なのか?はたまた殺人事件なのか。
    さらに別の殺人事件や失踪も起きてしまう。

    「マンデラ効果」という、意識が並行世界にジャンプするという展開になかなか混乱させられます。
    これは世界線Aの記憶なのかBの記憶なのか、時間も進んだり戻ったり…こんなこと本当にあるの?と思いながらも途中までマンデラ効果を軽く信じてしまった私。

    5人とユーチューバーの他にも、オカルト芸人やノストラダム

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    2023年09月20日