真梨幸子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
1つの長編ミステリーだけど、群像劇っぽくお話が展開してゆくこの感じ。真梨幸子らしさ満載!!
途中の展開はグイグイ引きこもまれて一気読み。
登場人物みんなキャラがたってて、先が気になってしょうがない。
★4でもいいけど……迷った末の★3。ラストの真相、真犯人?のところがちょっと弱いかな…と思ってしまったので。
あとは、キャラクター達のむき出しの感情の書き方が、ちょっと生々しくて(生々しすぎて)………。
で。今作で思ったのは「人というものは、物事を主観的にしか見れないんだな」ということ。だから、同じ事件・同じ出来事でも、見る人によって捉え方や感じ方が違ってしまう。
例えば、彩也子は「清楚な女子 -
Posted by ブクログ
真梨さんの著書を読むのは2冊目。1冊目も外商さんが出てくるお話でした。顧客のためには何でもやる、実は黒いお仕事として描かれる外商さん。
名前が出てくる登場人物はほとんど重要人物で、物語の後半で全部芋づる式に繋がる感じ。これ、映画とかで観た方が面白そう。
イヤミス感はそこまででもなく、ラストのページでは「そこまで伏線回収してくれるんだ!」という驚きがありました。真梨さんのミステリーが読みやすいのは、登場人物に割り当てられた役が明確なこと、伏線回収忘れがないからだな〜と思います。
文庫本を読むときはカバーを外して、読み終わったらカバーを戻すのですが、装丁を見て内容がフラッシュバックするような良いデ -
Posted by ブクログ
パワースポットをテーマにした短編小説。
イヤミスなんだけど、もうちょっと
いろいろ話を回収されたイヤミスの方が好きだったなぁー。
グリーンスリーブス
学生の頃嫌いだった彼女が、全然別人になってた。
カンタベリー・テイルズ
とっておきの話をして最下位の人は入場料を全員分払う。
ドッペルゲンガー
熱海の芸者さんが殺された。いろいろややこしい!!
ジョン・ドゥ
殺人を目撃したら、今度は自分が狙われる。
シップ・オブ・テセウス
落選した小説。人間は進歩しているようで苦しんでいる。
はしがきや、あとがきを読んで、真梨幸子さんに
売れない時代があったことに驚いたよ。
電話が何度も止