真梨幸子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ作中に出てくる縄文時代、作中の表記に倣うなら「縄紋」時代の光景は興味深かった。
種馬でしかない少年たち、他の男性陣は去勢されて奴隷のような扱い、女性しかいない鳥居から先の集落、刻まれた入れ墨に込められたもの……教科書やジオラマなどで「植え付けられている」縄文時代の光景からするとびっくりすることだらけ。
絶対にそうではなかったと否定できない面白さがあるというか。
しかも、途中でSF的話も絡んできて、おおそうなるか!と、そのどんでん返しも面白かった。
一方で、現実の時間軸の話の方は、主役の視点が章ごとに切り替わるので、結局誰が主役なのか分からず混乱した。
殺人事件も起きるし、今の視点の人は犯人なの、犯人を追いつめる側なの、どっちなの。
そうなると誰に肩入れして読めばいいんだという感じで混乱した。
それでいて、いざ真相と動機があっさりしすぎていて、別の意味で混乱した。
縄紋時代の話と現実世界の落差が…… -
Posted by ブクログ
ネタバレんんん。確かにイヤミス、ではある。
救いのないラストで、後味もなかなか悪い。ミステリーとしても様々な伏線回収あり、面白い。が…。
求めてるモヤモヤではないモヤがいくつかあったので、感想としてそれを書き出してみる。
完全にオチに触れる超ネタバレなので注意!!
一言で(味気ない表現で申し訳ないが)言うと闇深モノ、でいいのかな?
「犯人」の後ろにはさらに糸を引く者がおり、それらは決して裁かれず、末端の者のみ切り捨てられていく…。という構図。
結局は全てQ氏(BMO(完全にBPOが元ネタw)トップの高野)の内縁の妻であるQ夫人(加瀬淑子)の手のひらの上、ということで。
色々な人物の繋がりや真相自体は面白いと思うんだけど…なんというのか。
うーん。おそらく、黒幕が強大すぎるからかな?怪しい占い師や宗教団体が黒幕でしたで終わりならまだしも、そっちサイドにメディアやら警察やらのトップもいて。誰も太刀打ちできない兵器でいきなり叩き潰された感というか。笑
いや現実そんなもんなのかもしれないけどさ〜。それならそれで、もっとQ氏や夫人の経歴とか内面とか、考えさせてくれる何かが欲しかった。
まあでも現実そんなもんなのかな〜…。いやでもあくまでフィクションなんだから…。
あ、飯干もそっちサイドだったのはとても良かったw 最後もイヤらしさがしっかり出ており良い。
次、めちゃくちゃ残念だったのが、終盤の処刑ショーが月村珠里亜をハメるためのドッキリだったらしいこと…。
ああ〜数少ないグロ描写が!!なんと、演出でしたか。誰も死んでなかったのですかそれは良かった…じゃないよ良くないよ。私のワクワクを返してくれ、と言いたいが、いやストーリー上の都合はわかるよ、でもやっぱり、死のビンゴ始まった時の期待が高まりすぎて…うう。
そして、8人殺しの犯人が麻乃だったのはいいんだけど、さすがに首の骨に達するギリギリまで生きてるのは無理ないか?と少しモヤ。
あれも演出の1つで、実際にはそんなでもなかったのかなあ。どんなに上手く切っても、動脈に届いた時点で失血死すると思う(麻酔がなければその前にショック死?)んだけど…。わからん。
あと、8人もほんとに1人でやって解体もした?すごくない?ていうのと、そこまでやるほどの執念に結びつくまでの心理描写もしくはQ夫人の洗脳描写がなさすぎて、ちょっと突飛に感じる。いや想像はできるけども、やっぱりもっとねちっこく、その辺書いて欲しいな、と。
そんな感じで、そこそこ消化不良ではあるのですが、闇深モノとしては面白かったと思います。
この作品に関しては、事実は小説よりも奇なり、では無いといいんだけどな〜という気持ち。笑