真梨幸子のレビュー一覧
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ネタバレ例に漏れずわたくしも、殺戮にいたる病の、我孫子武丸先生の大変なファンでありますので、見つけた瞬間流れるように素早い動作でレジへ運んだ覚えのある本作ですが、我孫子武丸先生以外は皆初見の先生で、全編我孫子節だと勝手に解釈していたわたしは本を開く前から大きく狼狽えることとなりました。そしてその我孫子武丸先生こそが初手というのもわたしには、まるで寝起きドッキリをくらわされたような気分といいますか。そろそろと、激しく振ってしまった炭酸を開封するかのように慎重にページをめくることとなりました。
が、我孫子先生ごめんなさい、背筋先生のお話が一番好きでした。わたしだって先生へのトリビュート作でこんな思いしたくないですよ。でも、背筋先生の怪談にいたる病、まじでほんと何事?てぐらい面白かった。どういうことですか実話?てぐらい匂い立つような生々しさがあって非常に良かったです。まさにこれこそが「うまい」ですね、あっぱれです。
そして我孫子先生、本の内容全く関係ないですが、どうかいつまでもお元気でいてください。他の100冊よりもわたしは、先生の一冊を愛しています。
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ネタバレ【収録作品】
「ルパちゃん」 金子玲介
「推し活制限法」 日野瑛太郎
「日本国民に英語の勉強を義務づけへ」 朱野帰子
「つるべを取られて」 阿部智里
「こんにちは、チャッテー」 真下みこと
「虚法」 須藤古都離
「国家殲滅フットボール法」 嶋戸悠祐
「復讐者は振り向かない」 多崎礼
「コロシヤとユキオンナ」 風森章羽
「 Touch law if you can」 名倉編
「ある死刑囚の回顧録」 真梨幸子
「『ラ禁法』ディストピア」 東川篤哉
「忘却加害」 霜月流
「密室の獣」 矢樹純
「御首塚の風」 高田崇史
「ネーミング」 潮谷験
「試み」 献鹿狸太朗
「魔法罪」 高田大介
「もう、ディストピア」 大沼紀子
「自転車武装条例」 矢部嵩
「ありがとう、虎太郎」 柾木政宗
「 ショートケーキの夜」 くどうれいん
「ぜんぶミステリのせい」 白井智之
「帰り道の行先は」 赤川次郎
「革命夜話」 五十嵐律人
「新しい法律ができた」という1行から始まる物語。
法律が題材だから、どうにも不気味な読後感。
「もう、ディストピア」は皮肉が効いている。
最後の「革命夜話」が重い。
この重さが失われつつある今、どんな悪法ができても驚かなくなりつつあるのが怖い。
現実的に生活は大切だけれども、それを守るためには大局を見なければいけない。理想がなければ堕ちるだけだ。 -
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テンポよく読めたけど、最後のほうのまとめで難しくなった。相変わらず登場人物が多いし、関係性もややこしい。出てきたキャラクター(ほぼ全て)惜しみ無く殺すなぁ~。
結局は、タラレバの話なのかな?
・死刑囚フジコが生きていたら。
・フジコの娘(美波)が生きていたら。
・フジコの娘(美也子)が別人になっていたら。
・フジコの十ヶ条をご褒美マダム(ルナ)が託されていたら。
日向玲奈は無戸籍とあったから、美波の可能性は高いけど、真相は不明。(『殺人鬼フジコ~』中では乳児の段階で死んだことになってるし)
最終的に生き残っている米井富士子が、結局は何者だったんだろう?しっかり殺人をしながら逃げ通せてる…。 -
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作品紹介・あらすじ
何がどうしてそうなった? 1行目は全員一緒、できた新法25本!
『黒猫を飼い始めた』『嘘をついたのは、初めてだった』『これが最後の仕事になる』『だから捨ててと言ったのに』に続く、会員制読書倶楽部:Mephisto Readers Club(MRC)で配信(公開)された大人気ショートショート集第五弾。
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25編からなるショートショート集。
Mephisto Readers Club(MRC)シリーズ第5弾。
最初の一文は必ず「新しい法律ができた」で始めなければならない、という括りがある。
このシリーズを読むのも本作で5冊目。いつものように玉石混交。
以下が面白かった作者。
金子玲介
須藤古都離
多崎 礼
名倉編
潮谷 験
大沼紀子
矢部嵩
柾木政宗
くどうれいん
白井智之
五十嵐律人
上に挙げた中では大沼紀子が僕にとってのベスト。
オチの意味の分からなかった作品や、あまりにも安易なオチだなと思える作品もあった。 -
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ネタバレこれまでのフジコシリーズを読んでイヤミスというものを味わっていたので、今作もあのイヤな感じを味わうことになるのか、、、と気持ちを入れて読み始めたのだが、…あれれ、思ってたようなイヤミス感は無いようだな、、、と、結局最後まで同じ調子で読み終えてしまった、まぁしんどくならないからいいのだけど。
これまでの作品の詳細がうろ覚えなので、十分に楽しめなかった感はあるのだが、今作に限った内容だけでも、最後に伏線回収などもあってミステリーとして楽しめました。でも本編後に書かれてた関連作品の中に、フジコシリーズだけじゃなく、坂の上の赤い屋根、6月31日の同窓会、が並んでて、そっちも読んどかんとイカンかったんかーい!?ってなってます泣 この後他の人のレビュー読みに行ってその辺スッキリさせようと思います。
ちなみに十ヶ条は、
第一条 邪魔な人間は消せ
第二条 人を操れ
第三条 法の死角を狙え
第四条 嘘も方便
第五条 やられる前に、やれ
第六条 周りはみな敵だと思え
第七条 男を本気で好きになるな
第八条 秩序は壊せ
第九条 真実は握りつぶせ
第十条 死人に口無し
まぁ結局はご褒美マダムことルナの捏造らしいけど。…にしても、やっぱフジコは怖ぇ〜。。。