真梨幸子のレビュー一覧

  • ウバステ

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    小説家・駒田世津子の家の固定電話に丑三つ時に鳴る音…気になるが睡眠導入剤を飲んで効き始めたところで動けない、動きたくも無い…。
    ラストでこの場面が、プレイバックする。
    これは怖い。

    63歳の世津子は「おひとり様」で『ウバステ』の小説を書き、それがドラマになったのが縁で年齢の近い女たち5人が集まる。
    そのうちの1人が不審死を遂げ、その謎を探るうちに自分の出生の秘密に触れる。
    それと並行して病気や加齢、老いていくことの不安や死についても否が応でも直面していくことになる。

    思い出とともに昭和の名曲が流れる。
    ・木綿のハンカチーフ
    ・22才の別れ
    ・ガンダーラ
    ・夢一夜
    ・まちぶせ
    どれも懐かしく

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    2024年10月10日
  • ノストラダムス・エイジ

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    1999年7月、ノストラダムスの大予言。
    昭和生まれの世代にとっては、そうそうそんな謎のブームあったなと懐かしかった。
    【人類滅亡説→占い・超能力→2000年問題】
    ⇒実際の時代背景の話題あたりは楽しめました。

    ただ本題のストーリーが読んでいて疲れたな。
    真梨さんの小説が初見の人や、世代が若い人には面白くないと思うのでオススメできない。

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    主人公がトイレ→パラレルワールド(平行世界)に移動したかと思ったら、違う地点の自身の意識と入れ替わって(それが何回も繰り返される)
    ⇒ここがややこしい、そして繋がりを考えるのが疲れる。

    結局のところ、
    パラレ

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    2024年10月10日
  • 教祖の作りかた

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    同窓会で再開したイケメンの生徒会長と不倫しただけなのに…その日から、同級生たちが次々と死んでしまい…いったい、私の周りで何が起こってるの?

    ドロドロとした関係性はさすが真梨さん。ただ、このトリックは安易すぎやしませんかね。後半は謎解きというより、惰性な感じが否めませんでした。

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    2024年10月08日
  • 5人のジュンコ

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    真梨幸子の作品はいつも読後スッキリ理解できない笑
    この作品はまだ分かりやすかった方かな。
    でも女のドロドロした人間関係の描写が上手い!
    5人のジュンコ…
    4人は最低な女。
    ほかの登場人物もそれぞれ裏で最低だった。
    でもたまにこういう小説もいいかな笑

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    2024年09月29日
  • 極限団地―一九六一 東京ハウス―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    イヤミスという言葉がいつからあり、誰が最初だったのか知りませんが、私の中ではやっぱり「元祖イヤミスの女王」といえばこの人です。

    当時こんなにもみんながこぞって入居したがった団地なのに、トイレットペーパー騒動をはじめとしてなんだかよろしくないイメージもついて回る。阪本順治監督の『団地』(2015)を観たときも、藤山直美と岸部一徳を取り巻く環境を少し恐ろしく感じたものでした。

    どんな暮らしであれ、晒される状況は怖い。そしてなんとか視聴率を取ろうとして煽る偽りのリアリティショーも怖い。この表紙の不気味さそのまんまの中身です。

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    2024年09月26日
  • 向こう側の、ヨーコ

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    主婦の陽子と独身の陽子。
    A面B面でそれぞれストーリーが進んでいく。
    でもそれぞれではなく、つながっていた⁇
    死体ばらばら殺人が起き、意外な犯人だった。
    真梨幸子さんのイヤミスな感じは大好きだけど、毎作品人物関係がややこしい笑
    毎度、解読に難儀する笑

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    2024年09月23日
  • 女ともだち

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    お下がり本

    女達の負けず嫌い
    マウント合戦
    やっぱり人間が1番怖い、、、

    羨み、妬み、嫉妬、優越感、ないものねだり
    が満載でした

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    2024年09月18日
  • 向こう側の、ヨーコ

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    なんで小説家の陽子は小学生の頃に、別の自分のリアルな夢を見ていたのか?そこが結局分からず仕舞いでした。。。

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    2024年09月09日
  • 向こう側の、ヨーコ

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    ミスリードに騙されながら読んだ。
    著者の本の中では個人的に構成がおもしろかったけど、やっぱり独特の会話口調が気になって、微妙。
    あまり自分には合わないと分かっていながらもつい読んでしまう…

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    2024年09月03日
  • カウントダウン

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    お掃除コンシェルジュとして活躍する人気エッセイストの海老名亜希子は、歩道橋から落ちて怪我をしたことをきっかけに癌が見つかり、余命半年を宣告される。
    元夫は実妹に略奪され、仕事だけは順調なはずだったのに…
    そして、延命治療は受けないと決め、せめて有終の美を飾りたいと願うが…彼女には敵が多かったのか、そう簡単にはいかない。
    真梨さんらしく、女の怖さ満載。

    2024.8.27

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    2024年08月27日
  • フシギ

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    ネタバレ

    相変わらずのどんでん返しというか逆転劇というか。だけど今回はちょっと卑怯なような。冒頭のフリもそうだけど、主人公のあの話し方はないわ。どう考えてもそう思っちゃう。まあそれが狙いなんだからまんまとハマったということか。

    読み終わったあとまたすぐ読み返したくなるのはいつも通り。でも今回は内容よりもオチの付け方自体がちょっとイヤな感じ。せっかくだからホラー寄りにしてもよかったような。

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    2024年08月17日
  • Jミステリー2024~SPRING~

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    表紙のテイストが変わってしまって残念。
    あとこういうアンソロジーに載るシリーズ物の番外編が苦手。

    五十嵐律人「千鳥の契り」が特に良かった。

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    2024年08月06日
  • カウントダウン

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    さすが日本のイヤミスにその名を刻む作家だけあって後半に至るに連れて予測不可能の展開が良い。
    だが、「ここで終わっていても良かったのでは?」と思える部分もあって個人的にはのめり込むほどではなかった。
    昨今話題の終活などに焦点を当てた作品作りは面白いとは思った。

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    2024年08月06日
  • 女ともだち

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    ネタバレ

    同じマンションで二人の女性の死体が発見された。その事件を追うルポライターの楢本野江。
    野江が書いた記事と取材過程が章ごとに語られ、記事の中では野江の推理なども書かれているが、そこに至るまでの過程が飛ばされていたり前後するので、途中で消化不良になりそうだった。
    後半、一気に伏線回収と事件の真相が語れるが、あまりすっきりした結末でない事は確か。野江にもそれなりに秘密があり、モヤモヤした感じで終わる。続編らしき作品があるようなのでそれを読んでみるともう少しすっきりするのだろうか。
    各登場人物の背景だったり人間像の描写がもう少し欲しかった。

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    2024年07月22日
  • Jミステリー2024~SPRING~

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    ネタバレ

    【収録作品】
    「心のお話」誉田哲也 
    「千鳥の契り」五十嵐律人
    「インクリボン」真梨幸子
    「空白の女」青柳碧人
    「THE KIDNAPPING」五十嵐貴久
    「わたしの最後のホラーミステリ」澤村伊智 

    「心のお話」 姫川玲子シリーズ第10作『マリスアングル』に続く短編。

    シリーズ物はシリーズ読者かどうかで評価がわかれるところがあるかも。シリーズ読者にはうれしい発見も、それ以外の読者は置いてけぼりのところがある。

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    2024年07月14日
  • みんな邪魔

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    ネタバレ

    少女漫画『青い瞳のジャンヌ』をこよなく愛する「青い六人会」のメンバーが様々な問題に巻き込まれていく。
    ストーリーのキーになるガブリエルがポイントであった。後半までその点を明確にはせず、しかしそれとなく伏線を張って居たのは良かった。

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    2024年07月13日
  • みんな邪魔

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    お下がり本

    女同士の怖いニンゲン関係
    嫉妬、嘘、マウントたっぷりでした

    怖い本の中でも、続きを読みたい!と思える内容でした

    題名がすでに恐怖たっぷり みんな邪魔って、、、

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    2024年07月13日
  • 女ともだち

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    久しぶりの真梨幸子作品でした。

    同じマンションに住む吉崎満紀子と田宮瑤子が何者かに殺される。犯人として配送ドライバーの山口啓太郎が逮捕されるけど、ライターの楢本野江はどうも腑に落ちない。

    吉崎満紀子、田宮瑤子を知る人へのインタビューを経て、楢本野江はどんどん真実に近づいていく。

    んー結局よくわからなかったな。
    楢本野江が書いてることは、一体どこからが真実で、どこからが妄想なのか…。
    最後の脳内会話って必要だったのかな。
    この小説に出てくる誰のことも好きになれずに終わってしまった。

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    2024年07月12日
  • Jミステリー2024~SPRING~

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    「心のお話・誉田哲也」
    「千鳥の契り・五十嵐律人」
    「インクリボン・真梨幸子」
    「空白の女・青柳碧人」
    「THE KIDNAPPING・五十嵐貴久」
    「わたしの最後のホラーミステリ・澤村伊智」
    六人の作家による全編書下ろしアンソロジーでシリーズ第五弾。

    名立たる作家さん勢揃いで毎回楽しみにしているシリーズ。

    一番良かったのは五十嵐律人さんの「千鳥の契り」。

    夫の不倫に気付いた妻が、郵便受けに入っていた一枚のチラシ『浮気・不倫調査専門 千鳥探偵事務所』をきっかけに動き出す。

    途中でオチに気付いたが、それでも最後まで面白かった。

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    2024年07月03日
  • あの女

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    久しぶりにまた読んでみました。頭の中がぐちゃぐちゃになっていましたが、何度読んでも新鮮に読めました。

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    2024年06月09日