真梨幸子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
小説家・駒田世津子の家の固定電話に丑三つ時に鳴る音…気になるが睡眠導入剤を飲んで効き始めたところで動けない、動きたくも無い…。
ラストでこの場面が、プレイバックする。
これは怖い。
63歳の世津子は「おひとり様」で『ウバステ』の小説を書き、それがドラマになったのが縁で年齢の近い女たち5人が集まる。
そのうちの1人が不審死を遂げ、その謎を探るうちに自分の出生の秘密に触れる。
それと並行して病気や加齢、老いていくことの不安や死についても否が応でも直面していくことになる。
思い出とともに昭和の名曲が流れる。
・木綿のハンカチーフ
・22才の別れ
・ガンダーラ
・夢一夜
・まちぶせ
どれも懐かしく -
Posted by ブクログ
1999年7月、ノストラダムスの大予言。
昭和生まれの世代にとっては、そうそうそんな謎のブームあったなと懐かしかった。
【人類滅亡説→占い・超能力→2000年問題】
⇒実際の時代背景の話題あたりは楽しめました。
ただ本題のストーリーが読んでいて疲れたな。
真梨さんの小説が初見の人や、世代が若い人には面白くないと思うのでオススメできない。
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主人公がトイレ→パラレルワールド(平行世界)に移動したかと思ったら、違う地点の自身の意識と入れ替わって(それが何回も繰り返される)
⇒ここがややこしい、そして繋がりを考えるのが疲れる。
結局のところ、
パラレ -
Posted by ブクログ
ネタバレ同じマンションで二人の女性の死体が発見された。その事件を追うルポライターの楢本野江。
野江が書いた記事と取材過程が章ごとに語られ、記事の中では野江の推理なども書かれているが、そこに至るまでの過程が飛ばされていたり前後するので、途中で消化不良になりそうだった。
後半、一気に伏線回収と事件の真相が語れるが、あまりすっきりした結末でない事は確か。野江にもそれなりに秘密があり、モヤモヤした感じで終わる。続編らしき作品があるようなのでそれを読んでみるともう少しすっきりするのだろうか。
各登場人物の背景だったり人間像の描写がもう少し欲しかった。