真梨幸子のレビュー一覧
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なかなかに読み応えのある短編集だった。
短編は苦手なのだが、1つ1つの作品に割と重みを感じ、
作品同士の繋がりも自然で悪くなかった。
毎回、真梨先生の作品では一人称に騙されるが、
騙されないように注意深く読む癖がついてきた。
その手のトリックには嵌らないように読み進めたが、
お話として十分に楽し...続きを読むPosted by ブクログ -
マンションでそれぞれに発見された二人の遺体。
共通点はキャリアウーマン、独身。
しかし、一人は裏の顔を持っていた。
そんな事件を記事にするライターの野江。
女性のドロドロとした心の闇と衝撃的な事実。
殺人犯が誰かよりも、彼女たちの普段の生活と心の内側に関心が集まる。
216.3.12Posted by ブクログ -
一定の間隔で読みたくなる「イヤミス」。ハッピーエンドは安心して読めるけど、ハラハラしながら裏切られるのがイヤミス。「いい人」に疲れた時のデトックスです。Posted by ブクログ
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誰も幸せにならないし、
読んでる途中も、読後も胸になにかしこりが残る。
が、それぞれの人生が徐々に絡まり、
一本の太い糸になっていくさまは見事だなあ。
何回かページを遡っちゃった。Posted by ブクログ -
有利子にふりまわされる男たちの話。
でも、何だかんだ言って辰子が一番おいしかったのかね。
娘を売って豪勢な暮らしして。
まぁ、有利子がいなくなってしまったから、
これからは落ちていくだろうけど。
というか、『女ともだち』の続編なの?
気付いてないし…Posted by ブクログ -
今まで読んだ真梨幸子の作品の中では一番ユーモラスではないかと思った。独特の人物描写はさすが。ただ物語の内容がいまいちピンと来なかった。ストーンズの曲、paint in blackの引用のされ方にも無理があったような気がする。Posted by ブクログ
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無名画家の人生を広告企画のために暴いていく、有名人との意外な接点や、不可解な殺人事件など・・・周囲のキャラクタが際立つ、著者がお得意のちょっとあぶない人達が登場する、壊れかけた人たちの扱いが上手い。Posted by ブクログ
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ゆりこに翻弄されている人達の事が 私には わかりませんでした。
何故 自分の手を汚してまでも ゆりこを助けてやろうとするのか? それだけ ゆりこを愛してると答えられても ああそうとは理解できません。
歪んだ 愛情だ。Posted by ブクログ