真梨幸子のレビュー一覧

  • 女ともだち
    2016冉、21冊目はコヤツ❗❗

    フリーライター、楢本野江。年齢的にも、仕事内容的にもギリギリである。そんな彼女の元へ二重殺人の報が届く……。

    正直、出来すぎ感が否めないなぁ……。

    ソレでも、面白かったよ。まぁ、ネタバレにしたくないので、書かないが、出来すぎ感は、「楢本野江の策なの?」この一点...続きを読む
  • カンタベリー・テイルズ
    なかなかに読み応えのある短編集だった。
    短編は苦手なのだが、1つ1つの作品に割と重みを感じ、
    作品同士の繋がりも自然で悪くなかった。

    毎回、真梨先生の作品では一人称に騙されるが、
    騙されないように注意深く読む癖がついてきた。

    その手のトリックには嵌らないように読み進めたが、
    お話として十分に楽し...続きを読む
  • 女ともだち
    林真理子さんと見間違え誤って購入。

    しかし結果オーライ。

    楽しめました。

    『殺人鬼フジコ』ぶりの真梨幸子作品。

    相変わらずの作風ですね(褒め言葉)。

    途中タイトルに違和感を感じたけど最後まで読んだらやっぱりこれか、と。


    解説を読んだら『深く深く、砂に埋めて』、気になっちゃいました。
    ...続きを読む
  • 女ともだち
    マンションでそれぞれに発見された二人の遺体。
    共通点はキャリアウーマン、独身。
    しかし、一人は裏の顔を持っていた。
    そんな事件を記事にするライターの野江。
    女性のドロドロとした心の闇と衝撃的な事実。
    殺人犯が誰かよりも、彼女たちの普段の生活と心の内側に関心が集まる。

    216.3.12
  • カンタベリー・テイルズ
    一定の間隔で読みたくなる「イヤミス」。ハッピーエンドは安心して読めるけど、ハラハラしながら裏切られるのがイヤミス。「いい人」に疲れた時のデトックスです。
  • クロク、ヌレ!
    有名な作家の死と無名画家との関係を自分達の出世の道具とした2人の貪欲な女性の話。
    ああ、あの人が犯人だったのね。
  • 鸚鵡楼の惨劇
    誰も幸せにならないし、
    読んでる途中も、読後も胸になにかしこりが残る。

    が、それぞれの人生が徐々に絡まり、
    一本の太い糸になっていくさまは見事だなあ。
    何回かページを遡っちゃった。
  • 鸚鵡楼の惨劇
    騙された!

     読みやすいのに真犯人が意外ってことで、驚いた。緻密な組み立てに感服。ラスト近傍で事件は解決し、少しばかり謎が残るなぁと思って最後まで読むと、そこに新たな真実が。騙された!

     オカルトチックな部分が好きではないが、そんなものなくても一流のミステリーだと思う。オカルトは目くらましなのか...続きを読む
  • 深く深く、砂に埋めて
    有利子にふりまわされる男たちの話。

    でも、何だかんだ言って辰子が一番おいしかったのかね。
    娘を売って豪勢な暮らしして。
    まぁ、有利子がいなくなってしまったから、
    これからは落ちていくだろうけど。

    というか、『女ともだち』の続編なの?
    気付いてないし…
  • 鸚鵡楼の惨劇
    1962年、鸚鵡楼と呼ばれる洋館で殺人事件が起きる。
    1991年、鸚鵡楼跡地に建つ高級マンションでエッセイスト沙保里は夫と息子と暮らしている。何不自由ないと思われる生活で沙保里が気がかりなことは、息子が別れた恋人に似ていることだ。
    似ているわけがないのに。恋人と別れた後に身籠ったのだから。でも、ぴち...続きを読む
  • えんじ色心中
    真梨さんの本は、私の後ろめたさを、ぐりぐりぐりぐりしてきて、うっ、ってなる。落ち込む。
    でも読む。
  • 女ともだち
    「女ともだち」というタイトルからして、何かドロドロしたものを含んでいるのを想像してしまう。
    実際に読んでみて、ドロドロの上をいくグロさが怖かった。
    途中、読んでいて話が混乱してしまった部分もあったが、最後まで読んで「あぁ、題名の“女ともだち”ってこういうことね」と理解できた。
    グロさがくせになる作家...続きを読む
  • 女ともだち
    ドロドロして、ちょっとグロい。
    ○○ファンみたいなのが出て来て、いるだろうな~って思った。
    最後、やっぱり え? ってなって、読み直すよね。
  • クロク、ヌレ!
    今まで読んだ真梨幸子の作品の中では一番ユーモラスではないかと思った。独特の人物描写はさすが。ただ物語の内容がいまいちピンと来なかった。ストーンズの曲、paint in blackの引用のされ方にも無理があったような気がする。
  • えんじ色心中
    ある少年が、受験戦争を潜り抜けて名門難関校に合格したのに家庭内暴力の末、父親に殺されてしまったという「西池袋事件」。
    事件から16年後、新たな悲劇が起こる――。

    「西池袋事件」を軸として、2つの仕事をかけもちしながら何とか生活している久保のパートと、落ちこぼれの少年と帰国子女の少女の交流を描く過去...続きを読む
  • クロク、ヌレ!
     無名画家の人生を広告企画のために暴いていく、有名人との意外な接点や、不可解な殺人事件など・・・周囲のキャラクタが際立つ、著者がお得意のちょっとあぶない人達が登場する、壊れかけた人たちの扱いが上手い。
  • えんじ色心中
    真梨さん作品の中では、それほど強烈なインパクトな読後感はなかったかな。最後、登場人物の関係性を整理するまでに時間がかかった…
  • 女ともだち
    思ったよりはドロドロしていなかった。フジコ~を読んでるからかもしれない。
    男よりも女のほうが同性の友達などを意識したり影響されたりはあります。
    同じマンションで独身女性が二人も死亡して、容疑者は有罪か無罪か、そして女性たちの境遇や共通点は・・・
    週刊誌で謎を追って行く様子や聞き込みによる真相究明、記...続きを読む
  • 私は、フジコ

    あなうめ。

    ふたつの物語を、繋ぐ物語。
  • 深く深く、砂に埋めて
    ゆりこに翻弄されている人達の事が 私には わかりませんでした。
    何故 自分の手を汚してまでも ゆりこを助けてやろうとするのか? それだけ ゆりこを愛してると答えられても ああそうとは理解できません。
    歪んだ 愛情だ。